13 魔物退治3
~オーガの集落外れ オオムカデの巣~
クパル、イア、アカネは他のオーガが来るまで入り口で待機していた
しばらくすると、長のコク始め、数人のオーガの若者が来た
クパル「じゃぁ、イアを先頭に、洞窟に、入る」
「ついて、来て」
イア「何で私が先頭なんですか?」
クパル「イア、多分、一番強い」
イア「そんなこと、ないと思いますが...」
イアは渋々先頭を歩いた
クパル「この洞窟、なんだか、嫌な感じ、する」
イア「そうですね、空気が淀んでます」
アカネ「オオムカデはもともと洞窟内からあまり出てきません」
「外に出て群れで人を襲うなど聞いたこともありません」
クパル「とにかく、調べれば、わかる、はず」
イア「進みましょう」
一団は奥へと進んでいく
数時間後、最奥へとたどり着いた
あたりは周辺よりも一層暗い
いや、暗いというより真っ黒だった
クパル「気を、つけて、もう、いる」
そこで気づく、真っ黒な場所だと思っていたところは
壁全てをオオムカデに覆われていた
アカネ「来ます!」
イア「私の後ろに!」
イアは白皮を洞窟を塞ぐほどの使って大きな盾を貼った
襲い来るオオムカデは盾に激突した
イア「くっ!抑えきれない!」
クパル「イア!合図したら、盾を、解除!」
イア「はい!」
クパルは呪文の展開をする
クパル「解除!」
その声でイアは一気に盾をしまった
イアの横を通り過ぎる大きな光
ビシャァ!!
前列のオオムカデが砕け散った
すかさず白皮を大剣に変え、次々とオオムカデを薙ぎ払うイア
剣技スキルを白皮の大剣にまとい、技を繰り出した
後進のオーガ達もそれに加勢する
アカネ「ハァ!!」
アカネの炎魔法をまとったチャクラムがオオムカデにあたる
焼き切られ、燃え上がるオオムカデ
コクの大斧はオオムカデを薙ぎ、一撃で屠っていった
残党を若いオーガたちが狩る
急ごしらえながら、連携が取れていたのはクパルの指示によるものが大きかった
一時間後、そこに生きたオオムカデの姿はなくなっていた
クパル「ひとまず、これで、終わりかな」
その時、アカネが何かに気づいた
アカネ「これ、見てください」
アカネは手に紫の珠を持っていた
アカネ「オオムカデの切断面から出てきました」
クパル「これ..闇魔法に近い、気配が、する」
イア「どういうことですか?」
クパル「闇魔法には、支配や操る、魔法がある」
「その感じに、似てる」
イア「つまり、このオオムカデたちは操られていたということですね?」
クパル「うん、そう」
「でも、こんな珠で操る、なんて、見たことない」
「普通は、術者が近くに、いないと、操れない、から」
コク「やはりこれも最近話題の魔人となにか関係があるのでしょうか?」
クパル「断定は、できない」
「でも、可能性は、ある」
討伐を終えた一行は、オーガの集落へと戻った
イアとクパルはその日、オーガの集落へと泊まった
コク「ありがとうございました」
「おかげでこの集落も救われました」
「今宵は宴です。料理人が腕によりをかけて作りました」
「ぜひ、お召し上がりください」
そこには、日本料理によく似た料理がいくつも並んでいた
お酒もだされたが、飲めないイアは断った
ふと横を見ると、匂いだけで酔っ払って倒れているクパルがいた
オーガは誰も彼も酒豪のようで、がぶ飲みしていたが、誰も酔っ払った様子がなかった
アカネさんはおしとやかにちびちびと飲んでいる
そして、夜は更けていった
ムカデは美味しいらしいですよ
絶対食べないですがね




