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裏話 少女アルマの過去

 話せるようになったイアは、以前から疑問に思っていたことをアルマに聞いた


イア「なぜ、あんな洞窟に一人できたの?」

  「お母さんやお父さんは?」


アルマ「それは...」


アルマは口ごもった


イア「あ、嫌なら話さなくていいよ」


 何か事情があるのかもしれないと思い、イアは言った

しかし、アルマは少し間を置いてからゆっくりと話し始めた


アルマ「私、たぶん、捨てられたの」


イアは驚いた


アルマ「私、変な力があって」

   「ちっちゃな頃から驚いたり泣いたりすると、おかしなことが起こるの」

   「突然花瓶が飛んだり、火が突いたり」

   「パパもママもはじめのうちはこの力を調べようと色々やってくれてたけど」

   「鑑定もできないし、魔法でもスキルでもないわけの分からに力だって言われて」

   

(そういえば、解析者も解析できないって言ってたっけ)


アルマ「それで周りは皆気味悪がっちゃって」

   「同じ年の子は私に石をぶつけたりしてきたんだけど」

   「全部投げた子に跳ね返っていって」

   「皆私を避けるようになったの」

   「パパもママもね」

   「それで、ある日、パパに連れられてあの洞窟に来たの」

   「パパは『ここで待っててくれ、パパは用事があるから後で迎えに来るよ』って言ったわ」

   「でも、わかってたの。迎えに来てくれないことは...」


そこまで言うと少し悲しそうな顔をした


イア「ごめんね、辛いこと聞いちゃって」

  「・・・でも、どうして私と一緒にいたの?」

  「どう見ても魔物だった私と...」


アルマはイアの目を見て言った


アルマ「だって、泣いてたから」


イア「え?」


アルマ「お姉ちゃん、凄く悲しそうだったから」

   「それにね、私を見たとき、なんだか私を助けたいって顔してたもん」


(そんな顔、してたのかな?)


アルマ「でもね、ホントはちょっとだけ怖かった」


アルマは微笑んだ


イアはそっとアルマの手を握り


イア「...から」


アルマ「え?」


イア「アルマは絶対、私が守るから」


アルマはギュッと手を握り返してきた


2人は歩き出した

喋れるようになったので会話させてます

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