4 少女と吸生魔鬼
アルマを霧は殺せなかった
イアは不思議には思ったが、同時に安堵した
霧がアルマにまとわりつくこともなくなった
アルマは少しもイアを怖がらなかった
それどころか、慕っているようだった
アルマ「ねぇ、クロちゃん」
「私、ごはん取ってくるね」
そう言って立ち上がるアルマ
(魔物のいる洞窟では心配だわ)
そう思い、イアは一緒についていった
ついって行ったことでアルマが怖がらない理由が少しわかった
魔物はアルマを襲わなかった
近づいては来るのだが、アルマになつくのだ
まるで長年一緒にいるペットのようにだ
少し行くと多種多様なキノコの群生地があった
そこにはイノシシのような魔物が群れなしていた
早速解析をしてみると、そこまで強くない魔物のようだった
イアは近くにいた数匹を黒皮でくるみ、霧でとどめを刺すと、住処に持って帰った
-スキル、猛突を獲得しました-
住処に帰ると、早速イノシシを黒皮で解体し
少し前に魔物から手に入れたスキル、熱伝導で加熱した
それを一緒に持ってきた毒性のないキノコと和えてアルマに与えた
アルマは嬉しそうにそれを食べた
アルマ「美味しい..クロちゃん料理上手だね」
そう言われるとなんだか照れくさかった
アルマ「そういえば、文字を書いてくれたたことあったよね?」
「なんて書いてあるかわからなかったけど」
「私がこの国の文字、教えてあげようか?」
願ってもないことだった
この子と会話ができるかもしれない
そう思い、イアはコクリと頷いた
食べ物を取りに行き、アルマの話を聞き
文字を教えてもらう
そんな日々がいつまでも続けばいいと思った
しかし、その幸せは突然崩れ去った
もうちょっとで洞窟編終わります




