STAGE4:少し勉強
オンラインゲームプレイ中の方には多少不快な表現があるかもしれません。ご了承下さい。
ご飯から戻った癒那は、貰った本を片手にベッドに腰掛けた。
『冒険前に』
『冒険に出る前に』
『職業紹介』
『育成方法』
『グループ狩り』
『アイテム紹介』
『装備品紹介』
『一言アドバイス集』
目次とにらめっこするが、最初から目を通す事にした。
画面の見方や、チャットの仕方。沙莉奈に教わった事が書き綴ってある。
一つ気になったのは、名前やアイコン、スキルアイコン、チャットウインドウは自由に動かせる事だ。何かを間違えたのか、途中で画面のスキルアイコンがズレたりしていた事があった。つまりは…自分で掴んで動かしてしまっていたわけだ。
「後でうまい具合に整理しよ…」
次に癒那が目を止めたのは『育成方法』。剣士の自滅型。
デスサークルを取るまでは、どうやらダブルアタックがメイン攻撃になるそうだ。正面からの二打攻撃。
レベルに合わせてのレベルをあげる場所、狩場と呼ばれる場所の行き方やマップが出ている。そのうち飛行船や船にも乗るようだ。
次に見たのは『グループ狩り』。…載っていなかった…。
しかしながらグループには二種類あって、部隊と呼ばれるものと、小隊と呼ばれるもの。
部隊はまず、隊長になる人が団結の証と言うアイテムを所持して、街の中心にある城内部の部隊総取締に話し掛けて任意の部隊名を決めて作る。人数上限は三十人。部隊に入るには隊長から部隊設定画面で、入隊許可をもらった人から勧誘を受けるしかない。
小隊は、部隊に所属してる人、してない人、関わらずに誰とでもコマンド一つですぐ作ることが出来る。チャットウインドウに『小隊設立:名前』で作れる。人数上限は八人。小隊の場合、小隊を作成した小隊長にしか勧誘できない。
どちらの場合も確認画面が出て『入隊』を押す必要がある。
入隊すると会話がしにくくなるのかな?という癒那の疑問はすぐに解消された。
チャットウインドウの書き込み欄の左に空欄がある。そこをクリックして『オープン』『部隊』『小隊』の中から選んでおけば、わざわざ名前を入れなくても常にその状態で会話が出来るそうだ。
「ちゃんと考えてんだ…開発者さんも凄いなぁ…」
それでいて毎週されるシステムチェックと新しいシステムやアイテム等の追加。かなり忙しいだろいななんて思う。
そのままアイテムや装備を見てみる。それを落とすモンスターや効果、合成できるものが書かれていた。その中でも、『レア』と呼ばれる珍しいアイテムや装備がいくつかあった。高値取引されていたり、効果が中々の物で装備する喜びもある。
最後の『一言アドバイス集』
そこには部隊や小隊の大切さや、連携プレーの大切さ、ゲームの意外なプレー方法や、人気の敵や、ボス情報などなど。
『自分の全てを任せられる相方が出来たら最高ですね』
『プレイ中に出会った人と結婚して、二人で使うスキルを選ぼう!』
「ゲーム中で結婚?これを現実にまで持ち込む人がいるわけか…う〜んかなり重症だな…」
癒那は少しの嫌悪感を覚えた。ゲーム中での結婚なんて信じられなかった。ただ…選べるスキルとやらが重要なのかと思うことにした。沙莉奈は多分彼氏とゲーム中で結婚してるだろうから…。
「もうちょっとやってみようかな」
癒那はコンピュータに向かってまたゲームを立ち上げた。
初めて一人で冒険するために。
次回、癒那は価値観を変えるある人に出会います。
いよいよ物語りも本格的にスタートいたします。
お楽しみに!




