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色付く世界  作者: 色輝
27/42

026 パーティーと私3

主人公がご飯食べてるだけって言う…。


 立食式なので、お皿を持ったら自分で適当に料理を装う。ラグさん達は給仕をするとかで、飲み物を配っている。二人も数に入れていた(料理人三人組は賄いとして別にあるので勘定に入れない)が、必要なかったらしい。


 大好物の角煮やローストビーフ等の肉料理に、エビマヨと手鞠寿司を取りまぐまぐ食べる。大食い娘レイハナとは私の事よォ!

 ウマウマ、と食べるのに集中していると、叔父様の息子でしぃの兄な第二王子アルフォードと第三王子シルバーがやって来た。

 すでに成人している二人は、料理を片手に私の前にしゃがみ目線を合わせた。



「やあ、レイ。五歳の誕生日おめでとう」


「ありがとーアル兄ちゃん」


「おめでとさん。さっきの見てたぜ。お前ちっこいのにすげーなぁ」


「むっ、ちっこいは余計だよシル兄ちゃん!」



 穏やかなアルフォードと豪快なシルバー。見た目は逆の印象なのに中身はこれだ。二人にはアリシア共々よく遊んで貰っていて仲が良い。

 特にシルバーとは、叔父様を交えよく悪戯をする仲だ。ターゲットは主に、生真面目堅物の第一王子ジークフォードと、ドジっ娘テンパり屋な第二王女ティアナ。兎に角反応が面白い。それに、シルバーには頼まれてピアス穴も開けてるしね。


 わしゃわしゃ髪を撫でられ、崩れたそれを直しながら、空いてるソファーに座った。

 二人のお皿には、ハンバーグや煮物、パスタがバランス良く乗っている。因みに私のお皿には野菜は一切ありません。



「今日は珍しく着飾ったな。可愛いぞ〜」


「そうだね。二人が初めは天使に見えたよ」


「あはは……まあアリシアは天使だよね〜可愛いよー」



 笑う二人に私も笑った。可愛いか……うちの遺伝子で不細工が生まれるはずがないので、まあ私は整ってる方なのだろう。だが、やっぱりアリシアと並ぶと見劣りするレベルだ。褒められても微妙である。

 この世界では、ピアスやカフスがない代わり、二の腕や腰にアクセサリーを付けるのが普通みたいだ。普段の私はそれらは使い慣れないから付けてないが、今日は一応付けているし確かに珍しいかな。

 アリシアはアズリアちゃんと話してるのが見える。アズリアちゃんはツンデレでアリシアとしぃと仲良くなりたいらしい。因みに私とリーリアちゃんはアズリアちゃんの良き相談相手だ。


「あぐあぐ……ん、なくなった…」


「おかわり行くかい?」


「うん、行ってくるー」



 ペロリと平らげた料理。二人に断ってから席を立ち、次を探しに行く。次は〜……マッシュポテトとハッシュドポテトとポテトサラダ、コロッケにベーコンとポテトのグラタンにしよう!ジャガイモ尽くしだぜ!

 スキルでいつまでも熱々の料理を、トレイに乗せた三枚のお皿に盛っていく。お皿一枚じゃ足りません。あ、冷製スープもいいな。ビシソワーズだー。

 ジャガイモは、あまりこっちでは人気がない。パサパサで美味しくないって。私はジャガイモ好きなので、皆にも美味しいの食べて貰いたいから頑張りました。えっへん。


「あ、フォード兄ちゃんだ」



 生真面目堅物な第一王子の後ろ姿を認め、テテテー、と走り寄り足に頭突きをした。腰の位置が高く腰にも届かない。



「むっ……レイか」


「やっふーフォード兄ちゃん!食べてる?」


「ああ、頂いている。美味いぞ」



 フォード兄ちゃんは弄り対象だが、普通に仲が良い。悪戯しなければ怒らないし優しい人だから大好きだ。



「あら、レイ。お兄様といらしたのね」


「あ、ジュリア姉ちゃん!」



 第一王女のジュリアが近付いてきた。ジュリアは甘い物ラブなので、手にはデザート類ばかりがある。



「レイ、このプリン最高ね。チョコレート味って素敵だわ」


「えへへ、ジュリア姉ちゃんがプリンとチョコ好きだから作ったんだ。あ、フォード兄ちゃんはペペロンチーノ食べた?」


「ああ。ベーコンとほうれん草が入っていて美味かったぞ」



 二人の好物について聞くと賞賛が返ってきた。うむうむ、良かった良かった。ペペロンチーノもプリンも大好きなので後で食べよう。

 二人と別れ、序でに大好物のペペロンチーノとニンニクと鶏肉の炒め物を取り、別の場所に。ニンニク大好き!


 揚げ物エリアに行くと、アリシアとアズリアちゃん、リーリアちゃんとしぃがいた。改めて思うと、同い年が五人も身内にいるって凄い事だよね。



「やほー」


「やほやほー」


「いえーい!」

「いえーい!」


 シュタッと手を挙げハイタッチ。しぃは良くノってくれる。

 他の皆とも挨拶。コロッケコロッケコロケッケ〜♪と即興の歌を歌いながらコロッケを一つ取る。形の残るジャガイモに挽き肉を混ぜただけのスタンダードなコロッケ。色んな野菜を入れたのも嫌いじゃないが、これが一番好き。ソースも掛けてっと。



「アンタジャガイモ好きね〜。芋ばっかじゃない」


「好きだー!でも肉も好きだー!」


「レイ、このロールキャベツ最高よ」


「こ、このきんぴらもなかなかじゃない?ほ、褒めてる訳じゃないのよ!?」



 はい、クーデレとツンデレいただきましたー!二人の好物も調査済みなのです。アズリアちゃんは意外と渋いというか、茶色い料理が好きみたいだ。

 皆でそのままテーブルまで移動し、アルフォードとシルバーも交えわやわや話ながら食べた。途中ティアナを見つけからかいながら食べたり、アイ姉とレオ兄とレイアも混じったりして、最終的には子供組(成人組と叔父様も含め)で騒ぎながら食べた。結局はこうなるらしい。


 大量に作った料理も、たくさん用意されたお酒やジュースも、色んな動物の血も、瞬く間になくなり次の日の朝まで騒ぎまくった。半日以上とかよく騒いだな……毎回の事だけど。


 騒がしいパーティーは終わり、暫く滞在する皆と遊ぶ事を楽しみにしながら、私は軽い朝食(私は血だけ)をグロッキー状態多数の皆と取り、プレゼントの確認をする事にした。

 楽しみなような怖いような……取り敢えず叔父様のは不安です。




次からはちょっと話が進むかな?と思います。プレゼントが何気にメインだったり……。

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