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マッチ売りのちびっ子

机にマッチ箱が有ったので思い付き連載。


数話で終る予定です。

「おにたん、おにたん。」


薄暗くなり始めた通りに小さい子がいた。

迷子だろうか。


「君どうしたの?お母さんとかは?」


「んとね、おじいちゃんにおいてかれちゃったー。」


なんて酷い奴なんだ。

孫を捨てていくとは。


「でもねー、大丈夫なの。はい!これおにたんにあげる。」


マッチを1本貰った。

…んー、どうすれば良いんだろう。

とりあえず礼を言う。


「うん、お家帰ったらシュッてしてみてー。」


うんうん、シュッてするよー。

マッチを改めてしげしげと眺めた。

…これ先が黄色だけど大丈夫だよな?

一抹の不安を残したがポケットにしまった。


「あれ?おーいマッチの子ー?」


マッチの子も無いもんだと思ったが名前を訊いてないのでしょうがない。

マッチの子は跡形も無く居なかった。

まるで霞の様にふわりと消えていた。














このマッチは一体…。

先が黄色なのでかなり怖い。

西部劇なんかで柱とかにマッチを擦り付け、煙草に火を着ける場面なんかが有るが、あれは黄リンと言って自然発火してしまう上猛毒という危険物なのだ。


「…着けてみるか。」


あんな小さい子がそんな危ないもの持ってる訳が無いという理由で着火。

理由になってないとか知らない。


直後意識を失った。

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