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足元でっせ

「宗理。自閉隊をイラヌ国に派遣しようとして、部下が羽交い締めにして止めた、と言うのは本当でしょうか?」

「下品!!!!!!!・・・失礼、風邪グミなもので。」

宗理は、マスクをした。


 足元でっせ

 ======== この物語はあくまでもフィクションです =========

「宗理。自閉隊をイラヌ国に派遣しようとして、部下が羽交い締めにして止めた、と言うのは本当でしょうか?」

「下品!!!!!!!・・・失礼、風邪グミなもので。」

 宗理は、マスクをした。

「何ですって?」

「羽交い締め、ですが。」

 どこからか、宗理の声がスピーカーから流れた。

「おっぱい触って?それ、セクハラですやん。閣僚にも秘書にも、そんな・・・下品!!!!!!!・・・失礼。そんな人はいません。派遣するのには、電話1本で済みますけど、何か?妬いてんの?」

「異議あり!!」

「卑下谷君、裁判所ではないので、挙手だけで結構です。因みに、悪戯に質疑を遅らせる積りなら・・・。」と、委員長が制した。

「いえ・・・宗理。お風邪を召しておられるのなら、お薬を・・・。」

「不要です。閣僚に医師がいますので、先ほど風邪薬を服用いたしました。那珂国製の風邪薬は不要です。因みに、『漢方薬』と『那珂国薬』は違います。毒殺したかったん?」

「聞き捨てならないぞ!宗理だと思って、いい気になるな!」

「国会法違反です。『無礼の言』を、委員長の権限で、撤回を進言します。」

「・・・取り乱しました。あれ?」

 議員は、足元の紙片に気づき、拾った。

 ハッとなり、紙片をポケットに入れ、質問を切り上げた。

 紙片は、「公式な質疑」とは別に常に用意しておく「台本質疑」の一覧表だった。

 それは「やり込めるネタ」集」である。


 別の議員が質問に立った。

「石油が6月に終了して、必要な『なぐさ』が不足するというのは、本当ですか?」

「デマです。3月中旬に、『4ヶ月分確保できました』と、国民に報告しました。足し算できますよね?政府広報より、『自称専門家』の感想の方が大事ですか?政府のデータとの『差異』を公表して貰っていませんが、まだ。洗脳、いつまで続けるん?」

「洗脳とは何だ!」

「失礼しました。風邪の為、発音が不明超だったようです。「せ ん の う」ではなく、「せ ん お う」です。専らに横柄と書きます。」

「誰が、『専横』だと言うンですか?独裁だ!!」

「正妻です。旦那は、『愚妻』って、謙遜してますが。そう言えば、『車椅子患者同盟」からの訴状の書面は。どなたかお読みになりましたか?』

「それは、私の仕事じゃない。」

「じゃ、除名ね。補欠選挙しないから。」と、その党の党首は、席から言った。

「委員長。不規則発言です。」

「そうですね。でも、議員の移動があるそうですから、記録からは削除しません。」


 議会は終った。

 その「勇ましい党」から、与党にクレームが入った。

 だが、宗理は、委員会には出席しておらず、電話会談の結果、石油が「年を越すまで確保出来た」ことをSNSで生で発信していた。


 夜。宗理官邸にて。

「ありがとう、『雅子』さん。」

「いつでも、いいわよ。あ め は め はあーっ!」


 ―完―




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