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いつか星になる物語

お姫様と騎士の物語

作者: じうかえで
掲載日:2026/04/01

 とおい昔のことです。あるところにお姫様がいました。


 お姫様は剣が大好きで、子どもの頃から毎日欠かさず練習をしていました。


 そのため、お姫様はすぐに国でいちばん強くなりました。


 お姫様のとなりには、いつも騎士がいました。


 その騎士もとってもとっても強いので、いつもお姫様とけんかをしていました。


「お姫様、危ないので剣をやめてください」


「いやよ」


 騎士はお姫様のことがだいじなので、危ない剣には触ってほしくありません。


 けれどお姫様は、剣が大好きなので、毎日練習したいのです。


 お姫様と騎士は、だんだん仲が悪くなっていきました。


 そしてお姫様の住む国にも、だんだん意地悪やけんかが多くなっていきました。




 そんなある日、お姫様の住む国に、悪魔がやってきました。


「わははは。おれは悪魔だ。けんかしているやつはいねえかぁ。意地悪なやつはいねえかぁ」


 悪魔は、けんかしている人や意地悪な人を見つけると、頭からぱくっと食べてしまいます。


 悪魔は、お姫様と騎士の仲が悪いという噂を聞いてやってきたのです。


 けれども悪魔が来て困ったのは、人々でした。


 人々も、喧嘩をしたり、人に意地悪を言ったりしていたからです。


 人々は怒りました。


 どうして悪魔がやってきたのかといえば、お姫様と騎士がけんかを始めたせいなのですから。


「お前らが悪魔を連れてきたんだ!」


「お姫様が悪魔を倒せ!」


「剣を使えるんだろ!」


 人々の声に応えて、お姫様は立ち上がりました。


 そして、悪魔と戦いました。


 お姫様は勇敢でした。


 ひとりで悪魔と戦いました。


 けれど、悪魔はとっても強いです。


 お姫様は、倒れてしまいました。


 力が出ない。


 これでは戦えません。




 そんなとき、「ちょっと待った!」と声がして、誰かがお姫様の前に現れました。


 騎士です。


 お姫様の騎士が、剣を持って立っていました。


 騎士は、悪魔に向かって走り出すと、剣で悪魔を斬ってしまいました。


 真っ二つになった悪魔は、地面に崩れて消えていきます。


 騎士はお姫様に手を差し出して、言いました。


「大丈夫ですか、お姫様」


 お姫様は目をぱちくりさせて、不思議そうに尋ねました。


「どうして私を助けたの」


 すると、騎士は笑って言いました。


「あなたのことが大事だからですよ」


 お姫様は騎士の手を取りました。


 ふたりが立ち上がると、人々は喜びました。


 人々を困らせていた悪魔がいなくなったのです。


 そして、けんかしていたお姫様と騎士が仲直りしたのです。


 人々も笑顔になりました。


 お姫様と騎士も笑顔でした。




 それからというもの、お姫様と騎士は、ふたりで剣の練習をするようになりました。


 悪魔との戦いにも、二人で行きました。


 お姫様が危ない時には騎士が助けて、騎士が危ない時にはお姫様が助けました。


 ふたりがけんかをすることはなくなりました。


 そして、国からもけんかや意地悪が消えて、笑顔でいっぱいになりました。


 お姫様と騎士は、仲良く幸せに暮らしました。




               〈終わり〉

拙いお話ですが、最後までお読みいただきありがとうございました。

楽しんでいただけましたら幸いです。

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