2話 私が悪魔と契約した理由
第2話 私が悪魔と契約した理由
繁華街の街を慎重に歩き、
周りに初めて見る種族たちはしばらく私を見て、再び自分の仕事をした。
まるで自分たちの強みを生かして社会生活をしているような姿だったし、
名刺に書かれた住所の事務室が見えた。
「事務所の名前が…」
「本当に半分しかもらえない悪魔だな」
"看板が名刺そのままじゃないか"
正直、初めて見る種族と景観であるにもかかわらず、社会を成している姿に妙な安堵感を感じ、
少なくとも私に被害を与えないようで好奇心がさらに高まっていた。
事務室のドアを注意深く開けると、ソファに横になって寝ている悪魔が見えた。
頭には角がついていて、尻尾がソファーの下に垂れていた。
「あの···”
「あの。。?」
「はぁ…!」
「依頼しに来たの?」
「いらっしゃい、座って。 楽に座って」
何か間違って来たような気がしてきた。
彼は私の声に驚いてつばを拭きながら起き上がり、
私が訪ねてきたことがうれしいというように笑いながらサングラスを直した。
事務室の中には他の人の気配があるようにガサガサと音を立て、私は慎重に席に座った。
「さあ!何の依頼?」
「私たちはすべて受け入れてくれる、代価さえあれば」
「殺人事件?拉致?」 不倫捕捉? 全部解決してあげる」
「ちょっと待って.. 人間だな?」
「そうですよ!!」
「どうしてここに私だけ人なんですか?」
「外の妖精の囚人に ここは異世界ですか?」
彼は私の混乱した反応にゆっくりうなずいた。
「あ、名前は何?」
「僕はモドリックだよ。 ご覧の通り悪魔だよ」
「早瀬奈緒って言ってるのに」
「ここは異世界ですか?」
「それともまさか…? 私、死んだんですか??」
自分をモドリックだと紹介した悪魔はあまりにも落ち着いて見えたし、
私の好奇心と不安感はさらに大きくなった。
家には帰れるのかな?
「まず最初に、ここはあの世とこの世の間に 違う次元がある」
「あなたが死んだのではなく異世界と言うこともできるが」
「それが少し違う」
「私たちは中継ぎと呼んでいる」
「何が違うんですか?」
「さっき見たら、卵のおばけもいたけど…」
「そうだね!それだよ」
「あなたこの世にいる時、そういう話を聞いたよね?」
「悪魔も知ってるし、卵の幽霊も知ってるし」
「そんな目撃談があったよね?」
聞いてみると、来る途中に見てきた彼らは、どこか慣れていて聞いたことのある人たちだった。
ちょっと待って、じゃあ···.. まさか、さかずきちゃんも私みたいに?
そういうことかな?
「はいはい、目撃談がありました」
「じゃあ、幽霊の目撃談と同じようなものですか?」
「おお、なかなか賢いね」
「あの世は言葉通り死ねば行く所で」
「中間界はこの世のような空間を共有し、代わりにお互いに認識できないような境界がある」
「そうしているうちに、たまに境界が曖昧になると、そんな目撃談ができるんだ」
モドリックの説明で違う感じの異世界に来たということを体感した。
しかし、問題はこれからであり、戻る方法を探さなければならなかった。
それでも、モドリックは多くのことを知っているように見えた。
「じゃあ、私みたいな人間がここによく来るんですか??」
"それでも上かくしで少しはあるよ"
「頻繁ではなくて、たまに」
「人間もここで豊かに暮らしている。少し犯罪率が高いけど…」
かみかくし.. 聞いたことがある。都市伝説だと思っていたが、自分が直接やられるとは思わなかった。
放浪する怪談には、「数十年間見つけられなかった」または「戻ってきて記憶がない」という各種のデマが浮かんだ。
さかずきさんも、じゃあ、中間にいるのかな?
「家に帰りたいの?」
「私たちは代価さえくれれば全部聞いてくれ」
「どう、依頼する?」
「対価は何ですか。」
モドリックは悪魔ではないかと思って、大家に何か執拗な姿だった。
私は何も持ってないのに何をあげればいいんだろう..
帰る方法があることはあるのか..? 何か怪しいな..
「私たちは対価も多様に受け取る」
記憶、寿命、お金、身長、感情などなど
「普通、記憶やお金が無難なのに…···”
「それでいいんですか?」
「戻る方法は何ですか?」
何かモドリックの話し方や姿は怪しく,そわそわしていた。
しきりに顔色をうかがうように目を丸くした。
もうちょっと慎重に考えなければならないようだが..
「方法?」
「方法は…それが…」
悪魔の子供のやり方も知らないくせに契約からしようとしたようだ。
今ぱっと出て行ってしまうの??
ここに依頼して一生家に帰れないと思うけど..
私は席を立ち上がろうとした。
「ちょっと待って!」
"でもカミカクシはすごく難しい事件なんだ"
「解決した人たちがいない そんなアメリカ製ばかりだと」
「今一人で行くと、とても危険なんだ。犯罪率が高いんだから」
「さっき人々がここに住んでいるんですよね?」
「聞いてみると」
あ。。記憶..
もし私のように助けを借りて悪魔に訪ねて来たとしたら、
最も無難な記憶と引き換えに契約したはずだった。
中途半端に契約すれば、この世にあった記憶がすべて消えた可能性も存在した。
しかし、モドリックの言葉にも一理はあった。
無一文で人が一人で歩き回ることも容易ではなさそうだった。
「普通は中間界にいる時間一日当たりこの世の記憶一日をもらうのに…」
「言ったとおり全部未解決事件だよ」
解決しようとしても時間が長くかかるから
「逆にあの人たちの記憶が全部失われるんだ」
「ああ···”
「それじゃ絶対に記憶は与えられません!」
「それとも、体で済ませるのはだめですか?」
「バイトか掃除料理?」
労働の代価として助けを求めたかったが、私の言葉にモドリックの表情が腐っていくのを見ることができた。
まるでからかわれるなというように、再び笑みを浮かべて口を開いた。
「そうなんだ」
「あなたが能力さえあれば 契約が できる」
「何が得意なの?」
「推理させてみて。モドリックよりは 上手だと思うんだけど…」
急にぐっと入ってくる女性の声に私は首を振り向いた、
背が2メートルは軽く超える女性が立っていた。 今は驚きもしなかった。
「あそこに誰が…?」
「八尺鬼…?」
「なんでこの子に推理させるの!?」
「パノ! 私がいくら推理ができなくても人間にそれも10代よりできないわけがない!」
「でも、あの子ちょっと利口そうに見えるけど」
パノラはあの八尺鬼.. 今はにかんだ。
確かにはにかんでいるのが見えた。 萌え属性か…?
でも推理はそうだよね。私にできると思うけど..
事件解決するのは私が好きな話でもあるし..
ここに情報が足りないだけで、十分に···
「推理できませんか?」
「私にできることではないでしょうか?」
「モドリックは.. 推理できない…」
「悪魔は契約をたくさんしなければならない.. 上位悪魔になるのに..」
事件解決ができなくて
「静かにしろ、なんでそんなこと言うんだ!」
悪魔のような姿が見たい!
事件の解決が簡単だと思う
「種族も特定しなければならないし、トリックも見抜かなければならないし、それがどれだけ難しいか!」
ああ…··· それでさっき.. 契約に執拗だったんだ..
代価も半分だけもらうというのが解決率が低かったからで..
もしかしたらこれはいい機会だ。 家に帰る助けが必要ではあるが
「よし人間あなたができると思う?」
「一度やってみて。 ここはそんなに簡単なところじゃない」
「事件一つでもまともに解決すれば正式にあなた家に帰るように手伝ってあげる」
「じゃ、解決だけすればいいんですね?」
「記憶や寿命は持っていかないで…」
「もちろんだよ。半分だけ手伝ってくれたら 僕が認めてあげる」
モーリック氏は私が絶対に当てられないというように話した。
その姿はどこか自尊心を守ろうとするような姿だったし、
私はこの機会を逃さないことにした。
確かにここでのトリックは奇怪かな…?