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悪役令嬢にならないように頑張るご令嬢  作者: MEIMEI
転生してスタート
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お姉様の誕生日パーティ


誘拐事件から3ヶ月が経った。


今日はお姉様の誕生日パーティ。


お姉様と色違いのドレスを着ることになった。


お姉様がお揃いにしたいと言ったから。


前世ではあまり洋服を持っていなかった。


ベッドの上にいることがほとんどで病院と家を行き来する時と、


私の誕生日に写真館で家族写真を撮る時だけ普通の洋服を着てた。


パジャマは数着あったけどね。







家族はまだ心配をしていて、


パーティが始まった時に少しだけ広間に顔を出すだけになった。


私の護衛も決まっているのにね。


護衛は3人。


誘拐事件の時に護衛をしてくれていたユアン。


新しく雇ったコイル。


唯一の女性のエミリー。


常に後ろに控えてくれている。


「メイリン様、皆様とご挨拶も終わりましたし、お部屋に戻りましょう。」


「そうですね、わかったわ。」


家族に部屋に戻ることを伝えた。


部屋でパーティと同じ料理を食べる。


1人だとつまらないわ。


「メイリン様。新しい本が届いておりました。お持ちしますか?」


侍女のマリーカが声をかけてくれた。


「ありがとう、お願いしますわ。」


お客様がいなければお庭を散歩するけれど、


今日はパーティがあるから誰が庭を歩くかわからないから…


しばらくすると、


本を持ってきてくれた。


「お茶もご用意しますね。」


「じゃあ、ハーブティーをお願い。」


「かしこまりました。」


普段からおしゃべりする機会がない。


侍女や護衛、執事などは用事がなければ話すことがないのよね。


お茶会も機会がないからお友達もいないし…


おしゃべりするとすれば、


家族と家庭教師だけ。


寂しいわね、貴族って。


新しい本を開く。


あら、歴史の本だわ。


最近勉強を始めた。


言語や計算、歴史に地理。


マナーや魔法の基礎。


ダンスにピアノ、バイオリン。


剣術など。


家でお話をする機会が少ないから。


お勉強は楽しみのひとつだ。


でも、ひとり時間で言語、計算と地理はかなり学んでしまったので、


ほとんど必要がないと言われました。


あら、天才(笑)


やる事がないのだもの。


つい、勉強してしまったのよ。


だから今学院の1年生くらいの勉強をしている。


歴史はまだ勉強していなかったからちょうどいいわ。


夕方になり、マリーカが声をかける。


「メイリン様、そろそろ夕食のご準備をしてまいります。」


「ありがとう、まだパーティは終わらない?」


「そうですね、まだ帰らない方がいるようですね。」


「きっとお姉様にアピールをしているのね。まだ婚約者決めていないから。」


「そうだと思います。」


「でも、非常識よね。」


マリーカは夕食の準備の為に部屋を出ていった。


もう少しで歴史の本が読み終わる。


読み進めよう。


ドアを叩く音がして、


護衛が確認。


「メイリン様。ジャン様です。」


「ジャンお兄様?どうぞ。」


「メイ。終わったよ。」


「随分と長いパーティだったのですね?」


「ミリムに群がる男が多くてね。」


「ふふふ、お姉様美人ですもの。」


「妹が美人だと私達も婚約者選びが困難だよ(笑)」


「私とお姉様よりも美人を探すの?」


「無理だな。」


「ふふふ。」


「さぁ、みんな待ってるよ。」


ジャンお兄様と居間へ向かった。



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