表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/187

ラノベで悪役令嬢になるはずだった  悪役令嬢

いよいよ、学院に入学する。


学院は18歳まで。


成人は16歳。


ジャンお兄様は卒業して今は22歳。


第一王子の側近として働いている。


お姉様は卒業して20歳。


今はお母様と領地経営とお茶会で忙しいようだ。


アークお兄様は18歳。


今年卒業して、第二王子の側近として働くらしい。


お父様と同じでとても優秀なのだ。


3人とももう成人だ。


色々と考えると家族みんなで暮らすのは難しいだろう。


せめて、すぐに会える場所にいてくれるといいな。


私の婚約者は第二王子?だった気がするけど、


第一王子の可能性もある。


だってどちらも婚約者いないんだもの。


でも、学院にいたと思うのよね?


やっぱり第二王子かしら。


ラノベの主人公は確か私と同じ1年生だった。


光属性の子。


オレンジ色の髪のふんわり、


おっとりした女の子。


とても優しいけど、


運動や芸術は苦手。


下位の貴族令嬢だ。


私にいじめられて、


王子に助けてもらって、


王子と幸せになるのだ。


どうなのかしら?


私はラノベと全く違う性格で、


文武両道になるべく努力をしてきた。


ここからが本番。


どうなるのかしら?


本当に予想が出来ない。


入学試験の成績も、


私が首席で彼女は3位。


私は彼女を妬んでいたけれど、


妬む必要がない。


彼女と仲良くなったらどうなるのかしら?


なんだかドキドキするわ。


取り巻きも友達もいない私は、


学院でどうすればいいのかしら?


同じクラス。


入学試験の成績でクラスが分かれるから。


これから入学式。


首席挨拶も待っている。


私の容姿でかなり目立ってしまっている…


注目されるのは苦手だわ。


私、身長が高いの。


胸もかなり大きく、


ウエストも細いし、


足も細くて長いらしい。


制服の胸のところは特注だった。


スカートのウエストもお直ししている。


髪の色は薄いピンク。


腰まであるサラサラのストレート。


空色の瞳。


容姿だけならかなり目立つのよね。


胸って12歳でもこんなに育つものなのね?


前世ではガリガリで髪の毛は薬の副作用ですごく短くて、


いつも帽子をかぶっていた。


もちろん、生理もまだだったし。


恋愛もしたことがなかった。


帰りはお兄様と一緒に帰れるかしら?


1人になるのはとても怖いわ。


「メイ!」


「お兄様!」


「だいぶ緊張しているけど大丈夫かい?」


「すごく緊張してドキドキしています。お友達もできるかしら?」


「大丈夫だよ。メイなら。」


「そうかしら…?」


お兄様が駆け寄ってきて、


緊張をほぐしてくれる。


「お兄様、私頑張るわ!」


「あはは。やっぱりメイが一番可愛い。」


「それは関係ないと思うのだけれど…」


「じゃあ、首席挨拶楽しみにしているよ。」


「はい!」


そして入学式は始まった。








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ