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だぁーれだ

作者: 雫が零れ落ちる前に

とても奇麗な夜のことだった。

一人の少女が言った

「なにしてるの?」


一人に少年は言った

「見ればわかりますよ」



「自殺しようとしてるんです」



一人の少女は言った

「そっか...」


一人の少年は言った

「...止めないんですか?」


一人に少女は言った。

「うん」



「それがあなたの意志なら止めないよ」



一人の少年は言った

「...少し昔話をしてもいいですか?」


一人の少女は言った

「うん」



一人の少年は言った

「昔のことです。とある村で盛大な心中事件が起きました。」


「その、犯人は僕の父親でした」


一人の少女は言った

「そうなんだ...」


一人の少年は言った

「はい。生き残りは二人いてその中の一人が僕でした」


「でも、僕の背にはある文字の跡がつきました」


一人の少女は言った

「何の文字?」


一人に少年は言った

「『死ね』という文字です」


一人の少女は言った

「...そう」


一人の少年は言った

「もう一人の生き残りの人は、『殺せ』という文字がついているそうです」


一人の少女は言った

「その子もかわいそうに...」


一人の少年は言った

「これで昔話は終わりです」



「聞いてくれてありがとう」



一人の少女は言った

「いいえ大丈夫よ」


一人の少年は言った

「では、さよなら((ニコッ」











飛び降りしたのはだぁーれだ


殺されたのはだぁーれだ


だぁーれだ


だぁーれだ





一人の少女は眠った

一人の少年は














嘲笑った

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