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絶たれた少年
初めて小説を書くので、至らない点が多々あるかと思います。温かい目で読んでいただけると嬉しいです。
アドバイスなどがあれば書いていただけると今後の作品を作るうえで参考になります。よろしくお願いします。
僕達には…自由がない。あるのは常に誰かに見られた生活と、誰なのかも分からない大人に決められ、それ以外の全て道を絶たれた運命だけだ。
僕は石上祐樹今年で17になる高校2年生。同学年の人達はこの頃から就活や大学への進学を目指して色々と考え始めるだろう。
でも僕は、自分の未来のことでさえ悩みもできない。なぜなら、この国に生を受けてから歩む道が決められてしまっているからだ。進む学校から交友関係、私生活でさえも。
ただ、自慢ではないが僕はこの縛られた生活に文句をつけたり反抗したことは1度たりともない。理由は単純でそのほうが生きやすいからだ。生きやすいほうと生きにくいほう。どちらを選べば楽かなんて猿でもわかるだろう。
だから、僕はこのまま自分の運命に従って大人の言いなりになって生きていこうと…そう思っていた。今日のあの時までは。