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最終調整  作者: 若葉マーク
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1、はじまり


働き蟻の法則というものをご存知だろうか?。

簡単に説明すると、どんな集団であっても2割は変な奴がいるという組織の構成員の仕事に対する姿勢の差を表したものだ。

そしてその法則は、

俺の所属する『対悪魔武装陰陽師養成学校(名前が長過ぎてこの名前で呼ぶ奴は殆ど居ないが)』、

通称『魔武学』に置いても例外ではなく…



「………………………………………………だからと言って、このメンバーは偏り過ぎだろうよ」


魔武学の一年生は入学してしばらくすると、三人一組のチームをランダムで組まされる。

一応、月一の機会に申請を出せば、同じく申請を出した奴らとチームを組み直す事は出来る。


だけども俺らと同じチームになりたいという奴はいないだろう。

それくらいヤベエ。


イかれたメンバーを紹介するぜえ。

まずはこの俺、濡羽カフカだ。

入学後にちょっとした事件を起こして悪い意味で有名人だが、この三人の中ではまだ控えめな方だ。


次は修羅丸。

まあコイツ自体はプライドが高いだけでそれ以外は普通といったところだが親が凄い、兎に角凄い。

それが入学早々に知れ渡って他の奴らから若干の距離を置かれてしまっている。



最後のリリイは一番やばい、主に見た目が。

リリイはこのメンバー唯一の女だと思われる。

断定しない理由はコイツの服装?にある。

頭から紙袋を被っているのだ。

しかも全く喋らない。

個性的な奴の多いココの学生の中でも、トップクラスの色モノであるのは確かだ。



「え〜、諸君らがこの学校に入学してから、早くも二週間が経ちました。

と言うわけで、君達もお待ちかねだと思います、今日は対悪魔用兵器『神具』の製造を行います」


先生が気だるそうに言った。なんて名前だったかは忘れた。


そうか、漸く始まるのか神具製造。

チーム分けがショック過ぎて忘れてた。兎も角まあ、頑張るかあ。

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