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少女Aの怪奇談

雨上がりの墓場

作者: 倉 奈ノ佳

「お母さん、もうお盆だよね。明日お墓参り行くんでしょ?」

今はお盆の時期なので、Aの家でもお墓参りに行く予定があります。

「そうだけど…明日はやっぱりやめましょうか。」

「え、何で?」

「だって、明日は午前中に雨降るじゃない。午後はやむみたいだけど」

そう、お墓参りの日は天気予報で雨と言っています。

「午前だけなのね、じゃあ行けるじゃん。何で行っちゃ駄目なの?」

「それはね…」

Aの母は昔、Aのお爺さんの死後に霊感が強かった時期があります。その時のトラウマがあるらしいのです。


「…昔、私の霊感が強かった時の話よ。雨が降った日の午後、雨がやんでいたからお爺ちゃんの墓参りに行ったの。諸々を済ませている時、横に人の気配を感じたのよ。横を見ると女の人がいたの。気のせいだと思って顔を戻したけれど」

「へ、へぇ…」

「最後まで話を聞いて頂戴。少しして、またそこを見たの。すると…さっきの女の人がいないのよ。それだけじゃない。肩が重く感じ始めたんだけど、そのまま女の人の霊がそのままついて来ちゃったのよ。1週間程離れなかったわ。」

Aはその話を聞いて、行かなくて正解なんだな、と思いました。

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