序章〜遠くない未来〜
どうも。にゃん太です。
これが初投稿になります。まぁまさかこんな小学生の作文の方がマシじゃね?とか言われてもおかしいレベルの文章読んで頂けるなんて思っていませんが最後まで読んで頂けると私も嬉しいです。
(あ、本当にコメントに書かないでくださいね?フリじゃないですよ?)
何処までも続き広がる濃密な闇のなかで辛うじて灯る光は電気で輝く現代的な光ではない。その光はまるで中世のヨーロッパで普及したガス灯のような街灯だった。弱々しい光はまるでぼんやりとその場に浮かぶように石畳の道を辛うじて闇夜に浮かび上がらせていた。
その石畳の道を挟んで、左側には横長の大きな箱型の建物が等間隔に並んでいる。これは倉庫かそれに近しいものだろう。けれど中からは人の気配どころか物音1つせず全てが眠りについていた。
対して右側は海が広がっているのだろうか。 暗闇のせいで海の様子は分からない。が、微かに磯の香りと波の音が闇夜に溶けながらも確かに海の存在を主張していた。
その石畳の上を音もなく一直線に走り続ける者が一人いた。彼の者は頭の上からすっぽりと全身を覆うように真っ黒なローブを被り、隙間からは口が覗いているだけで顔どころか性別さえも判別出来ない。
が、その身のこなしから黒ローブの彼もしくは彼女が只者では無いのが簡単に察することができ、その姿は影を彷彿とさせた。
その黒ローブの後方を一定の距離を開けて追尾する5、6人の集団がいた。彼らは黒ローブではなく、見るからに重厚で真っ黒な装備を身に纏っていた。しかしそのスピードは黒ローブの者と比べても変わらないところを見ると彼らも相当な手練の集団のようだ。その中で装備の装飾が少し違う(恐らく隊長格だろう。)者が本部に報告をしていた。
『こちら、α-1。現在目標を追尾中。予定時刻通り目標地点のα地点に到着する。』
通信の先はここから大分離れた作戦本部に繋がっており、そこではこの本部の本部長と思われるものが指揮していた。
「こちら、0-1(オールワン)。了解した。……よし、全部隊に伝達、作戦は第二フェーズに突入。武装及び、全機能を展開せよ。いいか、奴は他の“鬼”とは一線を画している。呉々もその事を肝に銘じておけ。然もなくば……死ぬぞ。」
α部隊の他にもβ〜ε部隊が存在し、β部隊以下はα地点と呼ばれた目標地点に既に展開しており、そこは現在、黒ローブが真っ直ぐに走っていた先を右折したすぐの所だった。
本部長の言葉に各隊員の顔が固くなった様子が小型映像機から送られてくる映像越しでも司令部の面々に伝わってきた。
『……β部隊yes,sir。』
『γ部隊い、yes,sir……』
『δ部隊yes,sir!』
『ε部隊、了解です。』
『α部隊いえ……っ!?』
α部隊が最後に了解の旨を伝達しようとした所で突然アラーム音が通信司令部に響く。同時にα部隊が携帯している測定器からも通信越しにアラーム音が通信司令部に届いた。
「こ、これは……!!まさかっ!?」
「目標から高密度の魔素濃度を検出っ!依然上昇していますっ!!」
本部長の問いかけに応えた通信部隊の隊員は顔が真っ青になりながら答えた。彼の返答を聞いた本部長は彼と同じくらい、いやそれ以上に顔を死人のように青白くし見るからに狼狽していた。
この時本部長の脳裏に最悪の結末が過ぎった。
「不味い…!!α部隊!今すぐにその場から離脱しろ!」
『で、ですが……』
「いいから早くしろっ!奴に見つか」
しかし、本部長の言葉はそれ以上続かなかった。α-1の通信が突然途切れた為である。途切れる直前に聞こえてきたのは彼の声では無くましてや悲鳴でもなく、硬い皮の果実を無理やり踏み砕き、そのまま果肉までも潰したかのような気味の悪い音だった。
『ひっ……!!た、隊…長……!』
通信司令部ではα-1の身に何が起きたのか最初直ぐには分からなかった。けれど他のα部隊の隊員の悲鳴と小型映像機の映像で全てを理解した。
───カメラには頭が何かに潰されたのか、頭部が欠損して頭部があるはずの場所が赤と白い液体に塗れ事切れたα-1の亡骸が映し出されていた。彼の首からは止めどなく血が溢れ出て、残りの胴体はビクンビクンと波打っていた。
その様子は余りにも無残で目を背けたくなる姿だった。しかしそこからが悲劇の始まりであった。
『う、うわぁぁぁ!!』
『や、やめ……ギャア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!』
『来るなぁ!来るんじゃねぇぇぁぁぁ!!』
α-1を口火に次々と他のα部隊の隊員と思われる叫び声と銃撃の音が通信司令部の部屋に響き渡った。モニターには次々と血飛沫を上げ、頭が、四肢が、腹が、内蔵が、何かに喰われたかのように引きちぎられ、潰され、絶命していく隊員達の姿が映り、何台かの小型映像機は破壊されたのかいくつかのモニターが砂嵐になっていく。
しかしそれを行っている者の姿は一向に映像に映らない。その惨状を通信司令部の者達は呆気に取られて呆然と見つめるもの、吐き出してしまうもの、目を背けるものと反応は様々だった。
各々が気づくと映像にはあちこちに強引に千切れた腕や足や胴体が転がっており、内臓や脳髄が飛び散って地面は真っ赤な水溜りが広がっていた。
結局この惨状を作り出した張本人は最後まで映像に映し出されなかった。が、本部長を始め、その場にいた者達はその何かの正体は確信していた。
「クソっ!!奴は最初から尾行に気づいていたってことかっ……!こちら0-1!全部隊撤退だっ!全員その場から離れろっ!!」
『り、了解っ!!これから帰投します!』
本部長の最悪の想像が当たってしまった瞬間だった。本部長はすぐさま全部隊に撤退命令を出すとそのまま椅子に深く沈むと頭を抱えこんだ。本部長の胸の内はこれ以上被害が出ないことだけを祈っていた。しかし、これだけで終わる筈が無かった。
どうも。お疲れ様です。
稚拙極まりない文章で申し訳なかったです。
もうアレですね。小説というか、中2が書くような妄想全開悶絶必死の黒歴史ネタ帳ですね。
そんなもんを最後まで読んで頂けるとは………いや読んで頂けたのか分かりませんが読んで頂けたのなら
感謝感激です。大変ありがとうございます。
次回も頑張るので読んで頂けると光栄です。