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失恋、稀に日常
私にはない情熱でボール追い縦横無尽に駆け回る君
薬指の指輪が綺麗な人でした外して会ってくれることなく
細すぎる後ろ姿が消えそうで怖いお願い抱きしめさせて
ビンタした、「最低」と言って罵った、やけ食いもした、あとは泣くだけ
働いている実感が欲しいから月曜の朝はバイトを入れる
偽物の愛でもいいよ、お互いに本物なんて知らないでしょう
神様も失恋したの？ 傘差さず空と一緒に泣いて帰った
人魚姫じゃない私は新しい恋を探して明日引っ越す
「好き」だけで幸せだった初恋を忘れ計算ばかりしている
何かいる部屋の隅っこの暗がりに小さな敵がうごめく気配
