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心の声が、絶え間なく頭に流れてくる。



誰に向けられたか分からない言葉の悪意が、

全て自分に向かっている気がする。


怖い、どうしようもなく怖い。


そう考える自分が、ひどく弱い気がして、俊明は自己嫌悪に陥る。


どうして心なんて読めてしまったのか。


最初の頃は順調だった。自分はどこで間違えたのか。


「すごいクマ、大丈夫か?」


拓斗が俊明を心配して、聞いてくる。


「...おう、最近夜更かしが酷くてさー」


寝れない、どうしても寝付けなかった。だから、画面の中に思いを馳せる。画面の中なら、心の声が聞こえなかったから。


俊明の唯一心の休まる場所は、画面の中だった。


「まあ、俊明が言いたくないなら追及はしないけどさ、無理すんなよ?みんなも心配してるぜ?」


拓斗はそう言うと、一旦その場を離れた。



帰り道、拓斗の言葉を思い出す。


拓斗の言ったことは嘘だ、と俊明は思う。


皆は、俺を、気味悪がっているに違いない。


そう俊明は感じていた。


「あー、どこで選択間違ったんだろう...」


俊明は、一筋涙をこぼす。


「無様だな、俺...」


良かれと思ったことは裏目に出て、誰も信じられなくなって。どうしてこうなってしまったのか。こんなつもりじゃなかったのに。こんなことなら。


「こんな事なら、こんな能力なんて、なければ良かったのに!!!」


そう叫んで、俊明はふっと思い出す。


あのサラリーマンがいっていた言葉を。




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