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異世界で現実的に生活する彼  作者: レノン
放浪者としての彼
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プロローグ:平均的主人公 放浪者Aさん

『平均的な人間』 それはきっと俺のような人間のために作られた言葉だ。


『平均的』と言っても最初から平均的な人間なんていやしない。



 世間一般に知られる平均的な人間は、世間一般に知られる時点で一般じゃない。

 例えば朝のニュースで聞き込みされて偶然TVに出た。これはもう世間一般に顔が見られているので平均的じゃない。 と俺は思う。



 だからと言って引きこもりやぼっち、リア充は平均的じゃない。



 平均的とはすなわ……


 俺のようなアニメの背景にいる少年Aさんみたいな奴の事を言う。


 だが実際、少年Aさんみたいな奴なんていやしない。


 ぼっちはぼっちなりに浮く。リア充はうるさいから目立つ。普通の奴も大抵誰かと喋ってれば目立つ。


 少年Aさんとは、その場の空気。ただそこにいて周りの環境に溶け込みつつ、けっして他の人間に認識されてはいけない。



 では何故俺はそんな空気と呼ぶにふさわしい平均的な人間、少年Aさんになったのか。


 答えは簡単だ。


 目立ちたくないからだ……


 だが今俺がいるのは皆が夢見る異世界だ。武装した山賊や旅人、動物達、見た事のない生き物達。空を見上げれば時々雲の隙間に飛んでいるドラゴンが見えるしまつだ。


 なんで俺が異世界にいるかは俺にも分からない。

 分かるわけが無いのだ。


 俺にはこの世界に来るに至っての記憶が無い。

 何故記憶が無いのか、もしかしたら何処ぞの異世界モノのラノベの主人公のように事故って死んでしまっているのかもしれない。


 もしかしたらこっちが本当の世界で俺は異世界から戻ってきた時の衝撃で記憶が無いのでは? いや、それはないか……



 だが今そんな事を気にしている暇はない!



 俺は明らかに浮いている。今俺は異世界のTHE村人! と言わんばかりの服を着ていた。これが村ならまだ良かったのかもしれないのだが。



 俺が今いるのはだだっ広い夜の草原だ。



 周りを見渡せばオオカミが夜の狩をし、ちょくちょくある木々からはコオロギやスズムシが夜のシンフォニーを奏で、それを光る虫がキラキラ照らしていた。



 こんなところに文明という概念をもつ二足歩行の生き物が寝そべっていていいのだろうか。



 いいわけがない。



 なので俺は月明かりが眩しいなか歩き始めた。




 だだっ広い草原を歩く放浪者Aさんとなり、異世界と思われる世界で村を探す事にした。


ちょくちょく訂正することがあると思うので暖かい目で見守ってください。

この後書きを使って、ときどき物語の説明や主人公達のほのぼのした日常会話やろうと思います。

まぁ、ほのぼのになるかは分かりませんが、、、


一応、練習作って事で書いているのでもしかしたらこの中のキャラ達が別の話で登場するかもしれないです。



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