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無題

空に輝く満月を見上げながら発動する陣。その数10

空の光よりも淡い光が蛍が飛ぶように光っては消えてを繰り返して力石を生成していく。それを椅子に座りながら見ているようで見ていない状態でいる。同時に発動するのは脳に負担がかかるというのだが二つ以上のことを同時にするのは得意であるし制御など得意中の得意である

それを一時間かけながら品質的に規定しているのができれば手元の専用のケースに転送されるように陣に組み込んでいるので暴走していないか確認しながら過ごしていればいいだけの時間である

のんびり月見しながら1時間できたのは20である

まあまあである

生成状況を見て観たいという人がいたのでユーチューブでライブで流している

ただ流しているだけなので何をしているかわからない人には蛍のようなものが夜に消えては出てきているように見えるだろう。わかる人間も見ていて面白いものであるかさっぱりわからないが、見て観たいといわれたので流していると事前に通告しているので大丈夫だろう

「さて。時間になるので生成を終わらせて周りに影響がないように調節してしまう。これで普通の生成時間の1時間30をめどに終わらせる。周りに痕跡を残している人もいるが私はそれはルール違反だと思うのでちょっと。それでもいいという人もいるだろうし。前の人がやっていたようにやるのが一番だという人もいるので一概に言えないが」そういってライブ動画を終了させる

メンタルの調子が悪いときは生成も精製もできないので余分にする

無論遠距離で多重で発動することもできるので海上。人が存在することが難しいところでも生成できるから人があまり混んでいないところをメインに生成している。

精製に関してもやり方をといわれていたので編み物をしつつ精製している状況を流す

数は20。そのひによって数は前後するが、生成してから落ち着かせてから精製するが好きなので。精製を重ねて納得いくものを作り上げるスタイルなのでそういう風に作らない人にはちょっとといわれるだろうが。それが私である

すっと必要な魔力を使って内包する魔力を練り上げて品質を上げて休ませてさらに練り上げる。それを淡々と見せているだけなので楽しくないだろうが、見ている人もいるのだろうと思って依頼されたようにライブで上げている

「何が楽しいのか。何が勉強になるのかさっぱりですが。誰かの勉強やヒントになれば幸いです」そういって切る

それからは依頼がないのでそのままである

民間で買い取りをしてくれている企業からのお願いで取引相手に生成や精製についてライブでアップしてもらっているとのことであったので。さほど難しいものではないので了承しておいた

 本を読みながら復讐をしたりして過ごしていると

「なー」そう声をかけてくるのは同じように力石を生成している人である

何か?首をかしげながら本から目を離さないで言うと

「マジであんな風に力石を作ってんのか?10の陣を制御して消えたりついたり。あれすごくない」

「幻想的でしょ」笑って答えると。いいお返事が返ってきたので満足していると

「俺多重で発動できなんだよな」といわれるので

「同じようなことを同時進行するのは得意なので」

「得意なんだ」得意ですね。なんていいながら本を読み進んでいく介護で本人が認識して介護拒否が減るという方法である。介護は好きである。本当は介護をして生活をしていきたいと思って介護福祉士を取ったが、精神的にやられて離職した

時々ボランティア活動としてかかわらせてもらっているけど

認知症の方々の対応はとても大変である

無論親が認知になったら対応するのは結婚していない私であるし。そのための覚悟はある

姉たちにも手伝ってもらうつもりであるがメインは私になるだろうと認識している

だからだろう今のうちに勉強をしてその技能を試してみたいと思ってボランティア活動の時に利用している。

「お前さ。介護とかの本読んでいるけど」

「介護をして生活できるならそれは幸せなんだろうと思いますが。精神的にダメですね。やんでしまいまして」にっこりと微笑んで言うと

「そうなんだ」

「ええ。3年頑張ったんですけど。ストレス性の胃潰瘍になって倒れてから介護はちょっとやめた方がいいだろうと思まして。もともと技能を持っていた力石の方に進んでいます。メンタル的に波があるので調子がいいときに多めに生成していますが。ダメな時は精製すらできませんからね」そういうとえっと驚いた顔をしている。さほど隠しているわけでもないが公にしているわけでもないが

「3月から6月の中まで調子が悪くて生きているだけで精一杯な時の方が多く。学生な時もそうでしたね体調をよく崩していましたし体調を崩さなくてもメンタルの波が激しくて時々何でもないのに泣き出したり怒り出したりして」

「うわ」

「ええ。周りの人間もわかっているので特に触らずにいてくれたのは幸いでしょうね。最近調節が付くようになっていますがダメな時は本当にダメなんで」そういう私によく生きてんなといわれて微笑んでおいた

「ゆえに人と関わりを最低限にできるのは力石の仕事ですね。介護はやりたい仕事であるけどできる仕事ではないので。認知の人に引きずられそうなので」そういえば納得された

まあ自身もわかっているので何も言わずにいるが

「力石に戻るけど。精製もあの同時進行ってどうやって制御しているんだ?」

「制御というかこうしたほうがいいというのがなんとなくわかるのでそれに従っているだけですよ」そういう私に感覚系とぼそっと言う。確かに感覚系である

「数値とかではなくなんとなく?」そう他から声をかけられたので

「人のやり方など千差万別。数値でやる人もいれば私のように感覚でやっている人もいます」そういうとすっと立ち上がる。ビービーと端末が鳴るので

「すいません」ちょうどいいと切り上げるために言えば納得したようにうなずき解放してくれる。買い取りの鑑定が終わったというのを示しているからだ

「鑑定はいつも通りだな」そういう担当に頭を下げてから金額を確認する

法的に是金がかからない個数であるギリギリの9個を出している。品質的に売買は大体40万。精製や生成にかかる金を差っ引くと半分とは言わないけれども結構飛ぶがそれでも生活できているのは私がさほど物欲がないからだろう。あと年に一度凝って作ったのを売買して足りない分を補充しているからだろう。そんなもんだと思いながらのんびりうなずき了承する

「さっき絡まれていたが?」

「数で制御している人に質問されただけです」そう答えればああと納得してから

「あまりあれなら近寄らないようにしておく」そういってくれるので感謝を述べて交渉成立である。お金は振り込んでもらうようにして年末の税金の時ように書類をまとめておく税理士さんには毎月一回入ってもらっているし。年度末にはお世話になっている

お金の計算とかちょっとわからないところがあるので公式の人にお願いしているのは当たり前のことであるし。何かあったら私の目が悪かっただけだろうとあきらめている

ライブをアップしてから感覚系の人やら力石を生成している人たちから声をかけられることが多くなったが、煩わしいと思う時はやんわりと逃げている。そこまでぶら下がろうと頑張るなら一つでも生成してコツをつかめばいいのにとは思うが。甘い汁を吸いたいという人は多いので何とも言えない

まあ、自己研鑽ができないと力石もできなくなるのでぶら下がろうとする人間は生成できなくなるだろうと思いながらぼんやりと空を見上げながら過ごす

時々息抜きで温泉の旅に出る

今年は雪深い地方の温泉に入っている

調子が悪い時期に温泉はちょっとあれなので家でのんびり花開く時期を満喫しながら季節の浮きわたっている風に影響されてぐったりしながら過ごしているが。ちらちらと降る雪を見ながら青い空を見上げてああきれいだな。生きているなと思いながら過ごすのも好きである

昔から寒いときに外に出て散歩しながら生きているなと実感することが多々あるそういう人間であると自分でも思っている。極寒でサクサクと足音すら吸収されてなくなるような雪を踏みしめながら漠然と前に進むのってなんだからすごく生きているって感じて好きである

ゆえに雪が降っている時に温泉の旅に出てくるのである

「お前は本当に」そうため息をついているのは同行している人である。消えていなくなりそうな時があると彼は言うが。どこが?である

「ホワイトアウトの時に外に行く人間に言われたくない」そういわれて温泉に突っ込まれたのである。

ああ生きているな

生きて生きて生きているなそう思いながら空を見上げている

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