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無題

ちょうど力石を生成できる人間を増やす政策していた。

大学・専門学校を卒業したら試験を受けなくても資格がもらえるとなっていた。一級がである

3級は生成ができる・2級は実用に足りるものを精製・精製できる。という目安なので、一級だとプロといってもいいぐらいだ。二級でも売ることはし熟練度を上げれば品質も上がるので売値も高くなるので、一級が必要かどうかという話であるが。最上位の資格を持っていた方が何かと便利だろうということで、生活費も学費も自前でどうにかできる。

では進学しようかと軽く考える。担当の先生に相談したら企業奨学金というものがあり、卒業後3年働くことで学費を出してもらえると。現状の学力と合わせて説明を受ける。審査が簡単なものだと現在2級を持っていること。内申点が悪すぎないこととなっている会社があると進められてそちらをお願いした。奨学金の審査も専門学校も合格して進学することとなった

 無事、卒業し一級の資格も取れた。入社式で実力をといわれた

確かに実力を把握していないと納品する力石の品質と数を決められないから当たり前か。納得し指定されたポイントを確認し順番待ちをしているとぶつぶつと文句を言っている人がいたので怖いなーと距離を置く。一級といえるのは遠距離生成をすることができるのが最低ラインである。独学で2級までは何とかなっていたが、やはりしっかり学んだ方がよかった。基礎的なところから学びなおしができて遠距離生成のコツや多重生成・精製の理論を学ぶことができた。やっぱり学校に行ってよかったーと思いつつ取得できるようにトライ&エラーを繰り返していた。卒業までには遠距離生成と多重生成ができるようになった出来たものを転送できるようにも工夫したので、できた力石を回収役を雇うこともしなくてもよくて便利である。

一人ひとり呼び出されて部屋に進み自分の順番が来た。

近場というか手ごろなところはすべて終わっていたので遠くしかない。半端な遠さだとちょっとぶれることがあるので、やるなら遠くでいいだろうと経済水域ギリギリのところでいいかと選択した。緯度経度を確認。遠隔生成のために標準を合わせる感覚的に大丈夫そうだなと思って緯度経度を再確認して微調整をしていると違和感があったので、部屋にいた社員の方に確認してもらう。現地に人がいるということだったので感覚を伸ばして確認する。生成を観察するための職員がいることが認識できたが、その人たちではなく生成ポイントギリギリにいる人がいる。

邪魔だなーと思っていると観察のための職員さんと多分協会の人が動いているのを認識。立っているのはちょっとと話をして椅子に座って待機。ごたごたしていたが結局協会の人に船ごと捕縛されていた。何がしたんだろうと思いつつ場が整ったようなので、社員の人から声がかかる。

念のためにざっと確認してから始める。

 一呼吸し意識を切り替えて遠隔生成を始める。

感覚を飛ばしポイントで生成陣を発動。時間も少ないのでいつも通り多重で発動していく。

あちらこちらポイント内で発動しては消え。消えては発動する力石の生成陣。見た目的には幻想的だろうが、ロストしないように細心の注意を払いつつ発動を繰り返す。できたものは自分の前のテーブルに置いていた保存ケースに転送させる。

転送されている力石を確認した人がちょっと騒がしくどこかに連絡をしている。生成と転送と現状を確認しるためにマルチタクスをしている。本来はちょっと苦手であるが最小単位を一つずつ確認しつつ処理していくことでマルチタクスしているようになるというのが、実際のことである

生成終了したのを確認して転送をするための陣を発動。力石を認識し座標を肯定してこちらに転送させる。同時に力石を複数生成しているように見えるが秒でずらして一つ一つやっていく方法を取っているだけ。力石の生成が慣れたら秒で発動陣を発動を繰り返すことができる。まあ、熟練度である。

何度も繰り行う生成はほぼ無意識出来るほどの熟練度になっているので、生成が発動が失敗することもない。自分の魔力の残量を体感的にそろそろ終わりだといっているので修了。場を整えるための調整をかけていく。深呼吸を一つ

遠距離生成の方から体があるほうへ。マルチタクスのようになっていた思考を平常に戻して確認するのはテーブルにある力石である。無事に生成も終わっているし品質も予想していた通りである

遠距離生成に体が慣れていないからちょっとだるいが、倒れるほどでもないし。

同室していた社員の方にできたのを確認してもらうために向けば、表情が硬いし最初にいた人が脇に控えていた。ちょいと首を傾げつつ

「ご確認いただけますでしょうか?」その声でケースに入っている力石を手順通りに鑑定していく社員さん。3人ほどで品質を確認してからうなずいて

「これをさらに精製すると乙種から甲種になると思うが?」

「安定して生成できるのは乙種ですね。熟練度が上がれば甲種にもなると思いますが」それに頷いてから納品の等級と数を伝えられる。報酬として手取り40万でということで契約書を交わす。一回につき5個~8個ほど作ることができる。安定して乙種を作り会社に納品するのは3個であとは磨き上げて個別売却する。個別売却については会社からも了承を得ているし売却する店はもともとお世話になっていたところに卸すことにしている

契約も決まり月の中ごろに指定された品質と数を納品した。会社から納品確認書を頂き月末に支払われる給与を確認する。力石を生成し卸す契約社員として登録されていているため社会保険完備されていたはずなので額面40万だったとしても手取り35万だったりするのはずなのだが、なぜだか20万ほどしか振り込まれていない

貯蓄もあるので困らないといえば困らないが、どういうことなんだろうかと思い担当者にアポを取って説明を要求する。アポ取りをした日時に納品確認書と給与明細をもって出かける。

軽く挨拶してから席に着き説明をする

手取りか額面かわからないが、乙種3個で40万という契約だったはずですが。これって何でしょうか?納品確認書には乙種3個納品したと明記されている。給与は額面25万となっている

半額になっていませんか?どこか手違いで違う人に多く支払ったのでしょうか?首をかしげて尋ねると。書類を確認してから事務に確認の連絡をしてくれる

やや会社側のごたごたがあるようで、担当者が事務の担当者を呼び、さらに人事の担当者が呼び出されてごたごたしたが、新人が乙種3個などという契約自体が間違っていると処理されていたらしい。事務の方で。で、人事の方では契約が間違っていないことを書面で説明している

そちらは別なところで行ってほしいところなんだが・・・・

待つこと1時間ほど

結構早く終わったなと思いつつ後日不足分は振り込まれるということで待つことになった

事務の方の認識不足と勝手に間違っていると認識したことらしい。勝手に間違っていると判断せずに確認してほしいと注意喚起されたらしい

確かに。乙種3個で20万とか低価格すぎる馬鹿にしていますか?といわれるくらいである

最初はつまずいたがその後は契約通り納品し給与を振り込まれた。非正規社員なのでボーナスはないが、それでも生活するには困らないし個別売買しているので生活防衛費もたまる

2年目は安定して甲種が精製できるようになったのでそれを申告。確認してもらう

数は同じであるが、品質は甲種になり給与もちょっと上がった。

そんな風に3年経過して奨学金返却期間が終わった。

多重生成の方法を教えてくれとか遠距離生成についてコツは?と顔見知りになった人に聞かれることも多少あったので、基本的に熟練度が上がればできる。遠距離生成は理論を自分のものにできればできるようになっると思うけれども。転送とか遠見とかできると感覚はつかみやすいと思うという話をしていた利した。試すか試さないかは、聞いた人次第であるが。トライ&エラーを繰り返して熟練度が上がった人たちができるようになったらしい

資格を得ても自分のものにできていない人たちが多く会社で再勉強を促しているし講座をやっている。2級を持ち働きながら1級を狙っている人たちがよく受けているらしい。レベルアップを会社で促進して資格取得を後押ししている現状で結構人気になっているらしい

契約を更新するか独立するか?という話になったが、現状に不満もないしちゃんと評価されているから更新することにしたが、更新するならデモンストレーションとして生成している状況を見せてほしいといわれた。

1級を狙っている人。技能を磨いている人たちに見せるということだが、実地で見せるわけではなく

別室で私が精製しているのをライブ映像として見せるということで。何かヒントになればと了承するが、さほどすごいことではないと思う。熟練度が上がれば自然にできるようになると一応説明する

それでも遠距離生成について感覚がという人もいるから見せるだけで違う場合もあるということだ。

誰かのヒントになればと了承した

 で、指定された日に会社の一室で排他的経済水域のポイントで生成することになった。緯度経度を確認し感覚を飛ばしてポイントを確認。観察するにしても近すぎるところにいる人がいるのでその旨を伝えると現場にいる職員を連携している。時々、遠隔生成を確認するために現地に協会の人が立ち会うこともある。今日は会社の方で申請していたので、イベントとして協会が立ち会って安全にできるようにしてくれている。ありがたいことである

バタバタしたが、排除してもらいポイントの場も汚染されることもなくきれいである

では。

深呼吸して場を掌握する。

ピンポイントで力石を生成し始める。多重生成といわれるが、ただただ一秒で生成を発動して複数発展しているだけである。慣れればできる。そうやって大体生成自体は30分ほど。あとは場の魔力を整えるのに10分ほどかけて生成を終了する。次の人が予定が入っているポイントを使う場合は、あとの人のことを考えて場を整える必要があると聞いたことがあるので、そうしている

必要がないという人もいるが、みんなが気持ちよく使えるならそれでいいと思ってやっている

いつも通り目の前のテーブルにある専用ケースに転送されて生きている力石を確認。

立ち会っている人に確認してもらいデモンストレーションは終了である

担当者はうなずきよくできましたみたいな顔をしている。

以前からそうだが、何でそう偉そうなのだろうか?とは思うが、実際会社の立ち上げ組なので偉いのだろう。ケースをしまって自宅で精製するために持ち帰る。ざわざわと討議をしている人を見ながら別の入り口から帰宅するために移動していると制止されているのに突っ込んでくる人が。

担当者を出しなさい。あんなのインチキでしょと激怒しているのを見て。担当も私も変なの来た!!と思ったのは確かである

インチキとはどういうことだろうかと思っているが、自分から火中の栗を拾うことなどしなくてもいいし私たちが居合わせているとは認識していないようで。その人が撤収されるまでちょっとブレイクをしようと引き換えし社食スペースで茶を飲む

ぽつぽつと社食スペースも人がいるが、先ほどの映像を見て談義している人や熟練度って。熟練度ってなんだよあれ!!高すぎね?とか言っている人がいるだけで落ち着いている。転送にしてもとか色々と声が上がっているが、実際見てなんかわかったかもという人もいるし。転送便利だな。という人もいて講座を受けるかどうかという感じで向上心が高い人たちが集まっている様子である

1級が増えれば会社もいいことなので、雰囲気が柔らかくなっている担当者と契約内容について詰めて話をし。後日契約書をという話で帰宅することに

デモンストレーションでヒントを得た人が1級に前向きになったとお褒めのお言葉を社長から間接的にもらってちょっとうれしかった次第である

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