力石に関するあれやこれや

無題

職員が不正がないか確認しているのを認識しつつ排他的経済水域の一つで力石を精製する。監視している職員も遠距離でしているだろう

船をチャーターしてとなると結構な値段になるだろうし。そもそも無駄な出費だろうから許可が降りないだろう。ということで

干渉してこなければ気にせずにのんびりと予約している制限時間の2時間きっちり生成してできたものを転送してケースに仕舞っていく。

キラキラ輝く魔力も

飛び交い踊っているように見える生成陣と転送陣も見ているだけで幻想的な風景だ。発動しているのは私だけど

慣れた作業なので特に問題なく発動できる。

きっちり1ダース作り生成していたポイントを浄化して魔力の放出が基準値になっているのを確認する。魔力溜まりで基準値以上の数値になるとちょっと面倒なことになるので、力石を生成しつつ調整するのが、力石職人の本来の仕事である。一石二鳥というか。程よく人の手を自然に介入して生活しやすい自然環境を整えるのは人間が自然とともに生きていくためには必要なことである

　そろそろ3ダース埋まりそうだなとケースをみて思う。生成に一瞬。精製は2ヶ月かけてポツポツ作っているのは趣味と実益を兼ねた力石だ

本業としては介護であるが、介護だけで生活していくのはちょっと苦しく最低賃金が960円の地域で時給1000円位とバイトと大差ない賃金の正社員である

２０年この業界で働いて基本給16万ちょっとで手当と残業代で額面24万手取り19万である。物欲低めであるため生活できてるが、普通に物欲高めのパリピだったら生活できない

むしろ初任給は10万だったから成長しているといえば成長している。生活費ヤバっと趣味の力石を本格的に売却出来る資格を取得し品質向上させたのは致し方がないと今でも思う。学生時代からバイト代程度には稼いでいたので本格的に売却資格を取るのも苦ではなかった。

現在進行系で本業より副業のほうが稼いでいるのは如何なことかと思うが。介護は大切な仕事なのに重要視されていないのが現状である

昔よりは良くなってきているが、家庭で見れなくなって。見たくなくて施設に入所するにしてもさせるにしても人の手を借りるのだから最低限16万位かかると思ってほしい

といか。一人暮らしでもそのくらい掛かっているのだから当たり前である

それなのに、、、

愚痴っても仕方がないと思いつつ

気持ちを切り替えて力石を入れているケースをみる。現在進行系で精製しているのが来週あたりで完成する。1年かけて3ダースだから頻度は高くないがそれでも年間600万位稼げているから笑ってしまう。が、どちらの好きでやりがいのある仕事なのでまあ、仕方がない

介護も利用者に楽しく過ごしてもらうために月に一回イベントを考え毎日体操やら茶話会やらしてトークしつつ。できることやりたいことを手助けして日々過ごしてもらっているし、力石の購入してくれて社会の何処かで使われて人のためになっているとなれば楽しいし、嬉しい

生きがいの一つである

　出来上がりと休みを確認して夜勤明けの二連休に飛行機のチケットを取る。地元でもともと売却していたが職員と合わないため場所を変えていき気がついたら首都で売買することになった。

生成の予約も支部より多いし。遠距離できるのでどこでも生成できる私には首都の利用でも地方の利用でも経済水域のスポットでもどこでもできる。実力主義で、一度認められたらレベルに合わせてどこでも生成できるシステムだし、職員が気に食わないからと評価を下げたりピンハネしたりしないところも気に入っている。

生成しての場の管理もしっかりしているし、精製に関しての評価もきっちり国際基準であるため、オークションでお願いしても問題なく売却できるのがいい。地方だと高品質すぎると鑑定不能になるので、あまりおすすめできない。

故に首都である。

売却用の鑑定予約申し込みスマホでできるのも便利だと思いつつ手続きをしておく。昼の便で首都に飛び立ち約1時間半。

その足で予約した店へいき鑑定後に売却手続きに移行する。いつも通りスムーズにいくかと思いきや時間ががかるという

どうしたものかと首都で毎月売買している顔見知りに聞けば

「最近盗品が多くてな。売却実績が低い人間で高品質だと確認に時間が取られるんだよ。生成したところとか精製したところとかな。ま、30分くらいで終わるはずだ」ということで、たしかにそんなことがあるなら生成したポイントの履歴とか確認してとなるだろう

基本的に私は人気がない排他的経済水域のポイントで生成しているからすぐだろうと説明してくれた人に感謝を述べて待つこと30分

問題なく確認が取れたことを伝えたれて売却手続きも問題なく終わった

ただ、売却や生成・精製に関しての更新について地元でしないんですか？毎度のこと聞かれるので

「地元だと品質が高すぎて鑑定できないと」と濁すといい笑顔で了承される

いつもの流れである

売却もいつも通り普通のは国内のルートに出して実験的に作ったのをオークションにとなる。来週のオークションに出品手続きをして手数料語の売却値段をいつもの口座に振り込んでもらうように指定して終了。

今回は実験的にサイズの最小化として0・5ミリの力石に護りの術式を組み込んだものを出品したのでどうなるだろうかとちょいとワクワク

スタンダードタイプは明日の市場に乗って売却されるのでレートがわかっているので安心できる。翌日、昼頃に店に行けばスタンダードタイプは朝の市場で全て売却されて総額大体400万くらいで売れた。

スタンダードだからこんなもんかと思いつつ。売れてホッとしたのも事実である。実験的に作ったやつは無事に出品できたようで、あとはどのくらいの需要があるかどうかだけである

　もともと学生の時に護りの術式を組み込んだ力石を実験的に作って修学旅行のときにオークションに出品した。一品だけでなおかつ大きさだって5ミリ玉の大きなもので品質もさほど高くなく乙種である。護り自体は交通事故でも一回は身代わりになってくれるタイプだったが、これだってお守りでは普通のものであった。それでもせり値が上がりに上がって億となったのは驚いた

力石に直接術式を組み込むという考え方は以前からあったが。それを成功させた人はいなく、絵に描いたもち。と言われていた理論である。

確かにあの理論では現実化できないが、理論が発表されたのは軍事下のころ。むしろ現実化したかった。させない様にしたのだろうと思われる記述がちらほらあったが、現在は色々と規制をして軍転用できないように枷をつけたうえでの現実化。

まあ、改造大好きな我が国の国民性である、作り方を公開したところ5年で改善に改善を重ねて私が作ったものよりも洗礼されたものが作り上げられて正解のシェア90％を占めている

似たような構造で健康祈願として風邪を引きにくいとか破魔矢で邪気が近づきにくいとか出したら同じように高値がつき。同じように改善を重ねていい商品ができている。

良きである

ちなみに、10年前くらいに医療用に特化した力石を発表してこれも改善しに次ぐ改善で色々と作られている。無論、法規制も。

改善を重ねて進化発展し人のために。笑顔になるための商品を作り出せるのは職人としてはとても誇りである

それが自分の手を離れて更に改善を重ねられるとかとても素晴らしいことであると日々思っている。今回は最小化の実験目的で作ったもので最小サイズで0・1カラット直径3ミリサイズで組み込んだのは治癒の術式で骨折程度なら２週間位で単純骨折が完治するという感じのものである。

医療用の商品として作り基本的に難病の進行を抑える目的で作ったものなので、国が研究して難病指定されている病気を患う人たちにと思っているが。国に寄付ぜずにオークションにしたのは国より民間のほうが改善のレベルが高い

ただそれだけである

緩和ケアとか使用して欲しい所であるし、使用には医師の診断や許可が必要であるとしてその旨の法改正がなされてからのお目見えである。

無論。難病を研究しているところにも同じようにオークションが終わったら寄付する予定であるが。まずは評価してもらわなくては、ただ寄付してもなんか組み込まれている程度で売りに出されて研究に利用されないという残念仕様になってしまうので。オークションでその価値を世界中に認識してもらったうえで国の研究機関に寄付したらちゃんと活用方法も研究してくれるだろう

一つぶら下げているだけで難民キャンプの医療テントで軽い症状で寝ているだけの人を軽く治癒できる程度には利用できると思う。治療に必要な浄化とかも同じように組み込んだのをオークションに出しているので、使いやすいように改善してくれるだろう。術式自体も甘いと思っているが、専門的に学んでいるわけではないので。そこら辺は専門家とか企業とかそっちで頑張ってほしいところである。そういうの得意でしょって感じで課題定義で社会的な循環の一つとしての話題としての出品だ。

出品手続きが終わったと確認を同時にしながら、以前連絡を交換している企業の人や研究畑の人たちからあれは何！！と興奮した感じの連絡が入っているので

「制作の仕様書等は、オークション後にいつものように商品登録した後に無料公開しますのでお楽しみに」と返して商品登録をする手続きをする

商品登録はこういう商品が作れますよ。というもので、無料で仕様書を公開すればレベルが合えば誰だって作れるものになる。

特許を取れば売上の何％もらえるとか指定した業者がとか出来るが、裾野を広く改善してもらうためにはちょっと面倒なので。公的福祉的な感じで提供している

誰かの笑顔の種になれば、それでいいと思うし。それで生計を立ていないので。指定で依頼を受けたら作ることは作るが、お守りと同じくらいのレベルである早い人なら３ヶ月くらいしたら物にできるだろう。あと、生成のポイントを確認して人気のない排他的経済水域のところを重点的に予約していく。最長半年出来るので、２ヶ月ごとに入れていく。

現在、指定依頼されている護りもあるので、それほど忙しくしなくても大丈夫だと思いつつのんびりやるべきことを消化して。午後からは指定依頼されている会社に納品してとちょっと忙しく動く。壁打ちのフリーランスの依頼を受けるのはちょっと苦手なので、いつもの業者とその業者が仲介した業者以外はお断りしている

大体は護りをオークションで競り落とした中東の砂漠地域のワニさんと。競り負けたがいいとこ言っていた欧州の極楽鳥さんと。自国のおもしろベンチャーと重鎮的な企業さんのみである。中東と欧州は色々とあるために護りは結構依頼がある。自国のベンチャーは自然災害系の護りだし重鎮は日常生活の護りである。どちらも人が笑顔になる仕事しか回してこないので素敵だなと思っている会社である

予約されてい会議室で中東の会社に護りを確認してもらってから報酬は指定口座に振込を確認してお仕事終了。来週のオークションに出品したのはどちら系だと言われて治療系だと伝えると仕様書を公開されるのを楽しみに待っているとギラギラと目を輝かせている。

中東も医療の差が地域別であったりするから大変よねと思いながら笑顔で握手をする。ちょっと休憩して自国のベンチャーと欧州の納品をしてから一呼吸おいてから自国の重鎮と終えたら１５時となる９時オープンの店に来てバタバタ動いて。本業と同じくらい疲れたわ〜

自分頑張ったと思いつつ会議室をでる。あとは癒やしの日本画を見に美術館に繰り出す

のんびりと静寂の中で日本画の美人図や猫みたいなトラや可愛らしいコロッとしたわんこを愛でて癒やされる。工芸品でも良かったが、今日は日本画の気分でなおかつ新しくなった美術館自体が文化財の所で建物の構造を愛でる、自国の芸実は素晴らしいと鑑賞後に喫茶で素晴らしいとパンフレットを見ながら脳内リプレーをしているが。勝手に同席している極楽鳥の弟とその補佐がいるのはどういうことなんだろうか

ちょっと離れたところにはワニさんとこのひともいる

現実逃避したいな〜と思いながら注文したケーキを一口。チョコケーキのほろ苦さがうまい。ふんわりほほえみながらコーヒーを一口。

堪能していると

「ちょっといいか？」とぶっこんでくるのは欧州の方である。視線を転じて

首を傾げると質問をしてくるので質疑応答。なんでもっと早く出さないんだ？と聞かれたので、厚生省がさ。ほら、医療系の法律を改正してからじゃないとやべーべ。と答えたらみんな頷いている。わかって貰えて良きです。

可能性は無限大。活用方法も無限大ですが、悪用しない様に枷が必要ですから。そう答えると納得している。

オークションなので外国も参加可能だが、自国の法律的に大丈夫？と尋ねれば、弁護士に連絡したり政府に連絡したりして予想されるスペックと入国出来るように交渉している。以前もそうだったので、来週までに入国まで漕ぎ着け。機能を確認して法律的に使用可能にするまでに生産できるようにするのだろう。頑張ってほしいところである。必要な質疑応答が終わったしケーキも食べたのでホテルへ

さっさとご飯を食べて寝るに限る。

オークションは荒れに荒れて競り落としたのは我が国の専門機関と中東、欧州出歩く。米国は敗れていたし、自国にちょっかいをかけてくる隣国も敗れていた。っていうか合計の金額がエゲツいので、一部はいつも通りに寄付しておく