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第1話 冗談じゃない

「そろそろ行こうか。」

そんな俺の呟きに3人が返す。

「かしこまりました。シン様。」

「あなたに着いていくわ。」

「りょ〜か〜い!」

さて、楽しむとするか‼︎

第1話 冗談じゃない

ふあぁぁぁ、眠い。ものすごく眠い。何なんだこの眠気は。まるで死ぬ間際みたいだ。

そんなくだらないことを思いつつ、俺は安い布団から起き上がり、仕事に行く準備をする。俺の名前は「荒井川 秦(アライガワ シン)」。今はピチピチの32歳、独身である。もちろん彼女は居たことは無いし、あっちの展開の一歩目すら踏んだことが無い。顔はそこそこの自信はあるのだが、如何せん目つきがものすごく悪いので周りから一歩距離を置かれている。まぁ寂しいとは思わないのであまり気にしていないが。但しこの不満の無さそうな生活でも、一つだけ不満がある。職場である。国家公務員である俺の職場は給料はそこそこなものの上司が最悪なのである。公務員であるためなのかどうなのか知らないが労働基準法に抵触しないギリギリのラインで労働を強要してくるのである。そのおかげで俺の精神はボロボロ。毎日職場に赴く足が重いのが現状である。

「行ってきまーす。」

準備を終えた俺はいつものように誰もいない自分の家に向かって挨拶をして職場に向かう。今日も地獄の始まりだ、、、と、思っていた。

「ん、、、な、、、なんだ。」

職場に向かう街中を歩いていたはずだ。なのにいきなり目の前が真っ暗になって、、、

「おはようございます。荒井川さん。」

とても優しく穏やかな声がこの不思議な空間に広がる。

「あ、あなたは一体、、、?」

俺が恐る恐る聞いてみると目の前にとても美しく、また不思議なことに透けている人、、、? が現れた。

「私は女神アルカディア。あなたは元居た世界からこちらの世界に来たのです。」

「はぁあああ⁉︎」

一体どういうことだ⁉︎ 何が起こってる? 夢か? 夢なのか? 夢だよなぁ?

そんなことを思いつつチラッと女神様? の方を見た。

「いえいえ、夢ではありませんよ。」

こ、心を読んだ、、、⁉︎ 嘘だ、、、あ、は、ははははは。はぁ。

「あ、あの、一体どういう経緯なのでしょうか?」

俺は気になるけど、何か聞きたく無いような、少し複雑な気持ちで聞いた。

「私たちの世界はあなた方の世界と違って、あなた方の世界で言ういわゆる『剣と魔法の世界』です。その世界で『魔王』が生まれたので、『魔王』に対抗できる唯一の存在『勇者』をあなた方の世界から私たちの世界に呼び寄せました。その際こちらの手違いで『勇者』と一緒にあなたの魂までこちら側の世界に来てしまったということです。」

ちょっと待ってくれ、、、

「いいですよ。」

満遍の笑みで女神様が言う。

、、、、えーっと、まず、女神様がいた世界は『剣と魔法のファンタジー世界』と。そこで『魔王』?が出たからそれに唯一対抗できる『勇者』を俺たちの世界から呼び寄せた、、、うん、意味わからん。

「えっと、質問いいですか?」

「いいですよ。」

相変わらず変わることのない笑顔で言う。

「何故、勇者を我々の世界から呼び寄せたのでしょう?と、言うのも女神様のいた世界に勇者は居なかったのですか?もし居る、または生まれるのであればわざわざ我々の世界からよびよせる必要はないのではないですか?」

「確かに、あと13,258年後に勇者は誕生しますが、それは私たちの世界が『残っていた』場合です。このままだと100年も経たないうちに世界は魔王の手によって滅亡してしまうのです。」

なるほどな、、、だから滅亡するのを阻止するために他の世界から勇者を呼び寄せた、と。で、それに俺が巻き込まれたと、冗談じゃない。はぁ、、、

「大体は分かりました。で、自分はこれからどうなるのでしょう?」

(第2話に続く)

次回

 「転生の特典⁉︎ しかも自由⁉︎」

異世界に転生しまうことになった荒井川。そんな彼に女神があることを口にする‼︎

次回もお楽しみに‼︎


読んでいただきありがとうございました。夜月です。初めての挑戦だったので色々と読みづらい所などありましたら申し訳ございません。読みにくいかもしれませんが1話ずつ細かくあげていく予定です。アドバイスや感想などありましたらコメントしていただけると幸いです。では、また次回もお会いできることを願っています。

よろしくお願いいたします。

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