最高の親友
はぁはぁはぁはぁ
「くそ・・・・・
あそこまでするか?」
教室を出た後
葵が追い掛けてきた
葵をなんとか振り切り
物影に隠れていると
「夏野葵です
お騒がせしてすいません」
と言ってるのを聞きもう終わりだとホッとするが
「今から逃走中の大和凌太を掴まえた人には大和凌太に1つ命令する権利を与えますので
大和凌太を捕らて下さい
よろしくお願いします!」
との放送の後何故か女子の黄色い悲鳴が聞こえた
その後すぐに見つかり
約1000VS1の超不利な鬼ごっこが始まった
俺は逃げ隠れる場所を探すが1000も鬼がいるんじゃそんな場所はなかなか見つからない
時には3階から飛び降りたり
男子を気絶させたりして逃げ回る
隠れる場所を探しひたすら逃げ回っていると
「凌太!こっちだ!」
と我が親友空が先導してくれた
空に着いて行くと体育倉庫に着いた
「ここなら普段は先生しか使わないし大丈夫だぜ!
それにしても相変わらず大変だなぁ〜〜」
カラカラと笑ってくる
「全くだな・・・・・
何故葵があんなに怒るのかが不思議だ
まぁ助かったぜ
サンキューな空」
「鈍感め・・・・
まぁ貸し1だぜ」鈍感?何の話しだ?
俺が考えていると
「まぁ俺は授業に出るから適当に帰れよ」
「えぇ授業出るのか?
一緒にサボろうぜ〜」
1人で体育倉庫はつまらないので空を引き止める
「そうしたいが
次は数学でね・・・・
出ないと部活後にさらに地獄の千本ノックをさせられるからな」
ちなみに空のクラスの数学の先生は野球部の熱血コーチであるが無駄にマッチョで暑苦しい
見るからに体育系だが何故か数学の先生をしている
「そ そうか
じゃあ無理だな
まぁ勉強頑張れ
テスト前になったらスパルタコースで俺が教えてやるさ」
空は1度俺のスパルタコースを受け学年で10番内に入ったことがあるが
その後2日間ぶっとうしで寝るほど疲労したらしく
トラウマになっている
「勘弁してくれ・・
まぁ行くわ
じゃあな頑張れよ」
手を振りながら体育倉庫から去って行った
俺が女だったら惚れるな・・・
だが空が去って行くと暇になり
体育倉庫の奥にあるマットに横になると寝てしまった
起きると窓の外は暗くなっており
何時頃か携帯を開き確認する
「マジかよ・・・・・」
9時だった・・・
俺が葵から逃げ体育倉庫に着いたのは9時ちょっと過ぎ
つまり半日この場所で眠っていたことになる
確かに今日は春菜との出会いや超不利な鬼ごっこで校内を10周するなどして普段の倍疲れたが
「さすがに寝過ぎたな」
と携帯を閉じ立ち上がる
「誰かいるんですか?」
どこからか女の子の声が聞こえた
次は初のヒロイン視点です 感想・評価をお願いします 駄目だしもどんどんして下さいそれを参考によりよい小説を書きたいと思います