ぶつかったのは・・
「ご ごめん
大丈夫?」
「はい!
ありがとうございます」
「・・・禀?」
ぶつかったのは禀だった
(何故ここに?)
「何でしょうか?」
「あ・・いや
大丈夫?」
「はい!
大丈夫ですよ
・・・・っ」
立ち上がろうとするが
足をくじいた様だ
「足くじいたみたいだね・・
保健室まで連れて行くから
乗って?」
背を向けて言う
「いえ
大丈夫ですから」
「いいから乗って?」
「本当に大丈夫です」
(このままじゃ
お互い平行なままだ・・・
しかたない)
「よっと」
「キャッ!?//」
「これで行くから
掴まって」
「///」
無言ながらも首に手を回して来る・・おんぶは頑なに断ったのに腕を回すのはずいぶん早いな・・・
「「・・・・・・・・・」」
何故だろう
葵と春菜からすごい視線とオーラが・・・・・
しかも女子も男子も何故か騒ぎ立てているし・・・・
凌太様が・・・
って声まで・・・
様ってなんだよ!)
余りにもうるさいので
男子を睨み
女子はうるさいがそんなことはできないので微笑むと
男子は静まったが
女子は余計にうるさくなり
禀は首に回す力を強くした・・何故に?
(・・・・・・
そんなにギュッと抱き着かれたら
あなたの柔らかい物が当たるのですが・・・・
しかも葵と春菜の視線がきつくなったし・・・・
オーラも膨れ上がった
・・・・・このままだと何かに進化しそうだな)
俺はそそくさとその場を後にする