木の下には・・・
,,,
「ふぁ〜あ
っどわぁ!」
(痛ってぇ〜
なんでこんな所で寝てたんだっけ?・・・・・
確か・・・・ファンクラブに追われてて隠れている内に寝てしまったのか・・・)
「あの・・・・・
大丈夫ですか?」
声を掛けられ振り向くと女の子がいた
「え?
ちょっと大丈夫じゃないかな・・・・」
小説の主人公ならここで大丈夫です とか言うのだろうがそんなの無理だ・・・・
結構な高さがあり
そのうえ寝起きで落ちたので受け身も取れずかなり痛い
「え・・・・と
110番に電話しますか?」
「・・・・
警察を呼んでどうする気だ・・
呼ぶなら救急車を呼んでくれ・・・・
まぁ必要ないがな」
俺は立ち上がる
「はぅ・・・・よかったです」
ニコッと笑って言う
「ありがとう
それより君の名前は?」
「私は2年の 上野 禀と言います
よろしくお願いします大和さん」
「俺のことを知ってるのか?」
「だって有名ですもの」
(まぁあれだけファンクラブの連中と鬼ごっこしていれば有名になって当然か・・・)
「そうか・・・
まぁ知っての通り俺は大和凌太だ
よろしくな禀!」
夏野さんと桜井さんがたしか障害物競争が始まると大和さんを探しておられましたよ」
(寝ていて不戦敗になっていたら葵や春菜に何言われるか・・・・
起きてよかった〜)
「そっかサンキュー
後凌太でいいし敬語もいらないぞ」
「敬語はくせなのですぐには無理ですよ
・・・・・・でも凌太・・さん
と呼ばせていただきます//」
「わかったよ
それじゃあ悪いけど召集に遅れないように先行くな!」
「はい!
頑張って下さいね」
「任しとけ!
1位を取ってやるよ」
俺は走って召集の場所に向かう