表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/47

何故ここに?

体育倉庫につき私は掃除をする

適当にやればいいと思うけど

掃除などを適当にできない性格で真面目にやってしまう

普段は誰も掃除をしたりしないので見るからに掃除のやり甲斐がありそうだった

棚の荷物を綺麗に並べ雑巾で拭いたり,床に溜まっている埃をほうきで掃きさらに床にも雑巾がけをしたりする


2時間程して私はこの部屋の掃除を終え帰ろうとしたが扉が開かなかった


「嘘でしょう」

私は何度も押したり引いたり横にずらしたりするが全く動かなかった

助けを呼ぶにも体育倉庫は体育館の奥にありもう部活が終わったらしく静かだった

窓はあるがここは5階なので意味がない

携帯を開くが圏外であった

「最っ悪」

明日まで待つしかない状況だった

今は7時少し前

お腹が空く時間帯であった

私は鞄をあさるが何も食べる物は入ってなかった



2時間位して体育倉庫の奥にある部屋から声がした

あの部屋にはマットや跳び箱など女1人では持つことができない物ばかりがある部屋なので掃除をしなかった

「誰かいるのですか?」

扉の方へ声をかける


少しすると扉から人が出て来た


「や 大和先輩・・・・」

私は驚いた

ずっと片思いの相手がこの時間この場所にいたことに

でもそれ以上に不安だった

私のことを忘れているのではないかと・・・・


「あれ?

秋穂じゃん何してるの?」

でも大和先輩はそんな不安を吹き飛ばしてくれた

表では普段通りしているが心ではよかったと泣きそうな自分がいた


「私は遅刻の罰でここの掃除をしていたのですが

大和先輩は何故ここにいるのですか?」

私は逆に聞き返す


「なぁ,秋穂

中学の時言っただろ?

大和先輩じゃなくて名前で呼んでって

後敬語も要らないんだけどな」

私はあれ以降会って話しをしたことがなかったので

勝手に名前を呼ぶのが後ろめたい気持ちになってしまっていたのだけど大和先・・・凌太さん

はそんなことを気にしない人だったことを思い出し

優しい所は変わってないな・・

とどこか安心してしまう



「それと俺はな

葵が放送で要らないことを言い出したからここに隠れていたら

いつの間にか寝てたんだよな〜」

カラカラと笑う


「ね 寝てたって今までですか!?」

驚き尋ねる


「そうだな・・・・・

確かに起きた時は驚いたよ」

苦笑いする


「そうですね

確かに寝過ぎですよ」

私も呆れてしまう


「だから驚いたんだって

それよりも敬語いらないって」


「いえ後輩ですから

敬語は・・・・」

私は断るが


「じゃあ学校以外で話す時は敬語なしな!」

凌太さんは強めの口調で言う

「学校以外でですか?

まぁそれなら」

私はどうせ学校以外では会わないだろうと思い承諾する


「よし約束な!

じゃあ帰ろうぜ!」

凌太さんが扉を開けようとする


「・・・・・・開かない

秋穂がここで座っていたのってもしかして ・・・」


「鍵を外から閉められてしまったみたいで・・」

私が言うと凌太さんが絶望の顔をする


「まじかよ〜」


ぐぅ〜〜〜

不意に私のお腹がなった


「あ あの・・こ これはその・・///」

私は恥ずかしくて言葉に詰まる

凌太さんは笑いながら鞄をあさりクッキーを取り出して私に渡してきた


「あの・・・これは?」


「それでも食べなよ多少はマシになるでしょ?」

未だに笑って言ってくる


「そんなに笑わないで下さい!//

後 私は大丈夫なので」

クッキーを返すが


「じゃあこれは誰も要らないから捨てるか」

凌太さんは窓の外に投げようとする

「わかりました

貰います!」

と言うとクッキーを渡してくれた

私は受け取りクッキーを食べる甘くておいしい

ふと横を見ると

凌太さんがクスクスと笑っていた


「何を笑っているのですか?」


「初めて会った時も同じやり取りをやったなと思って」

そういいまたクスクス笑い出す


「・・・・そうですね

懐かしいです」

確かにした私と凌太さんが初めて会った時に同じやり取りをした


「どう?高校は楽しい?」

少し心配そうに聞いてくる

「はい!親友もできました」

はっきりと答える

「そっかぁよかった」

安心したような声で言う

「大丈夫ですよ

今では美紀が1番の親友ですよ

高校は違いますけど休みは一緒に遊んだりもしますよ」


「へぇ〜〜

美紀とね〜

そこまで仲良くなるとはすごいな

2人とも普通とは違う絆があるからずっと仲良くしなよ」

凌太さんは

私がお礼を言いに言った時に美紀も謝りたいと言うので一緒に行きそのさいに凌太さんも美紀と呼ぶようになった

美紀も凌太さんの名前を呼んでいる


「そういえばずっと気になってたのですけど

あの時のビデオはどうやって撮り

あの時誰に電話したのですか?」

ずっと気になっていたことを聞く

「あぁあれは俺と空

空ってのは中学で1度位聞いたことがあるよな?」

私は頷く確か野球部エースで凌太さんほどではないが男女に人気がある凌太さんの親友だったはずだ

「俺と空が学校で生徒の財布が盗まれるという事件があった時に犯人を捕まるために設置したんだ

もちろん校長の許可を取ってな

そのカメラで犯人を見つけ捕まえたんだけどまた何か起こるかもしれないから設置したままにしてたって訳

電話の相手はこのことを知っている空に

機械室からビデオを流して貰ったってことだ」

ビデオカメラを設置てはあなたは何者ですか!?

「さすがですね」

私はただただ関心する


「今は中学のは回収して高校に設置しているぜ」

親指を立てて言う

「じゃあ何かあったら凌太さんに相談しますね?」


「あぁいつでも相談してくれ

じゃあそろそろ帰るか」凌太さんが言う

「はい・・・・・・・

あれ?帰れないから困ってるんじゃ・・・」


「大丈夫だって

任せろ!」

胸を叩いて言う

読んでくださりありがとうございます こんな話しが読みたいと言うのがあれば感想のほうに書いて下さい時期を見て書かせていただきます 例:海に行く話しが見たい という感じで書いてくだされば本作品が夏休みに入れば書かせていただきます ここまで読んでいただきありがとうございます感想をお待ちしております

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ