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読了

作者: ぎぎ

物語の中から零れ落ちた彼女

さながら地上に生きる人魚姫

息をするだけで灼けて痛む胸

地を這い剥がれる鱗と滲む紅

現から目醒めて夢に眠る彼女


あなたには彼女とひとつになって欲しくない

だからわたしは蛇になろう

愚者(ちえ)の果実を捥がせるために

真理の扉など開かせぬために

あなたに悪を囁こう


美しくなど生きなくていい

生き汚くずる賢く憎んで恨んで

真面目になど生きなくていい

適当に程よく手を抜いてさぼれ

完璧になど生きなくていい

鈍くなれなまくらに

微笑を張り付け仮面の下で嗤え

蛇に騙されて進め



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― 新着の感想 ―
[一言] わぁ…。 他のかたに書かれた詩でしょうが、自分にも刺さりました。
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