プロットメモ。
アイディアメモです。読み物ではありません。
タイトル:ツインクエスト
想定文字数:三部制・計70万字
ターゲットレーベルカラー・客層:メイン<十代少年~四十代半ば男性 サブ<少年漫画が好きな女性
ジャンル:異世界転移冒険
コンセプト:ダブル主人公による、一話ごとに語り部が交代するライバル&バディ。昔懐かしい、誰もが知っているRPGの世界のお約束よくあるイベントをそのまま再現された世界。
両者レベル1からともに旅を続けるうち、ひとりが不死の魔王、ひとりが勇者に成り上がり対立していく。
『あの日、君と遊んだあの冒険へ』
セールスタグ:主人公が魔王 主人公最弱 成り上がり下剋上 VRMMO風異世界 不老不死 魔法の錬金壷 ドラゴン育成 モンスターテイマー ダンジョン攻略 クエスト
主人公1
天道ソラ 17歳 170→180 65→75キロ 剣道二段
JOB 剣士→光の勇者
鳥取県の高校二年生、剣道を楽しくやり続けている。天才ではないが明るい努力家。両親が中学卒業直前に事故死、義理の家族の仲は良好で天真爛漫な大物。THE少年漫画の主人公気質。
声が大きい 人なつっこい ダジャレを言う 健全なスケベ 友達が多い。
将来は大男になりそうな予感のある少年。大型犬、小熊のイメージ
類似キャラ DB・孫悟空 ワンピース・ルフィ スレイヤーズ・ガウリィ
主人公2
深森メイジ 16歳 168→170 53→52キロ 剣道初段
JOB 剣士→不死スキルありの魔法剣士→魔獣テイマー→闇の魔王
霞ヶ丘西高校の二年生。剣道では神童的な天才肌だったが、中学二年生で親により禁止された。成績優秀の優等生だが、内面は中二病気味の現代っ子。生真面目で神経質。ツッコミ担当。
普段物静かで礼儀正しい、クールぶっているがキレるとヒステリックに喚く(怒鳴る相手は99%ソラ)
人見知り 大人に可愛がられにくいし子供にも懐かれない、かといって女にもてるわけでもない。 どこか陰気 教科書知識から雑学まで豊富 論理的思考(たまにド天然)
女顔でも美形でもない地味メガネ。どことなく中性的? 猫、狐のイメージ
類似キャラ DB・クリリン 進撃の巨人アルミン デスノート・夜神月 銀の匙・八軒
ヒロイン1
風見鶏サクラ 16歳 160センチ50キロ 快活なゲームオタク
ヒロイン2
アジュリ 60歳 145センチ35キロ )
一章ごとに視点が交代する
<ソラ>学校の帰り道、VRMMOゲームのテストプレイにキャッチされるソラの仲間たちと、通りがかったメイジ。中学ではライバル校の主将同士で、ひさしぶり。強引にメイジを誘い、ふたりでプレイし、意識がなくなる。
気がつくと、異世界だった。
※(不思議な色の植物や動物で、異世界だとメイジが理解する)
<メイジ>母親からの厳しい躾のエピソード。逃避として家を出てテストプレイをはじめる。ソラへの複雑な気持ちを語る。
ソラに叩かれて目が覚めると異世界。ソラはすでに丘の上から町を発見していた。ともに移動する。町の描写、せっかく町に着いたがヒトの会話がわからない。しかしソラは理解して翻訳してくれる。スネたところで、日本語が聞こえてきた。
走って追いかけたが特定できず。見失ったあたりにあったのが冒険者ギルド。いろいろ聞けるんじゃないか、と入会してみる。この世界が異世界であること、日本を知らないこと、魔王の存在の話が聞ける。冒険者ギルドに登録すればいろいろなことが聞ける、と見てサクッと入会しようとするがもちろんメイジが止めた。さっそくドラゴン退治に出ようとするのも止める。とりあえずまかないツキの食堂の手伝いから始める。じゃがいもの皮むきのクエストげっと。
「クエスト001、ジャガイモの皮を剥こう」が中空に表示される。
人柄がみこまれて接客に回ったソラ、ひたすら皮を剥くメイジ。転がった芋を拾って逃げようとした少女を捕まえる。たいへんな美少女。なぜか言葉が通じる。生の芋が食べられるわけがない、メイジは自分の弁当を渡してやる。食堂の店主から食材「ビッグりネズミ捕獲」を依頼される。引き受けたところで「クエスト002:食材・ビッグりネズミを捕まえろ」
すばしっこいビッグりネズミの捕獲作戦。店主から借りた短剣で二人ともなかなかの活躍。スキルポイントが手に入る。ソラが(ちょっと無理をして)ボスのビッグびっぐりネズミを倒し、スキル・「ロングレンジ」を覚える。
依頼完了で現金をもらえる。芋むきの報酬とあわせたその現金で武器防具を買い、スキルを覚えることを決意。再び冒険者ギルドへ。二つのボタンを同時に押す必要があるダンジョンで、もうけのいい仕事を受ける。直後にサクラコの参上。
傭兵を雇ってきたのに!と悔しがる。
サクラコの外見描写。ピンクの髪以外は日本人ぽいし名前も和風だ。
冒険者ラニアス「傭兵なんか雇うなよ、俺と組めよ」「いやよスケベ」
もしかしてと思ったところで「あれ?もしかしてあなたたち・・・・・・日本人?」とサクラコ。詳しくやりとりする前に、
「それなら話は早いわ、見たところ二人ともろくな装備がないし初心者でしょ、三人でいかない?」と。後で詳しく聞くことをみこんで依頼を受ける。「じゃあ依頼人に会いに行きましょ」待ち合わせ場所は芋を剥いていた店。歩きながら話を聞く。
やはりサクラコはプレイヤーで、体感時間でもう半年以上この世界にいるという。最初はやはり言葉が通じず苦しんだが、スキルレベル3で「翻訳」を覚えた。スキルはかなり個性があり、ジョブ適正に合わせて拾得していく。もともとジョブに会わせて一つだけスキルをもっているので、ソラはそれが翻訳だったのだろうと。しかしジョブが不明である。「僕もそのうち覚えるってことだよね」しかしそれだと、あの少女の言葉を理解できたのはなぜだろう?「おそらくその子もプレイヤーで、翻訳スキルをもってるんじゃないかしら」待ち合わせ場所に到達。そこにいたのは、少女であった。
凍り付いているメイジの代わりにソラがアジェリの描写。交渉はサクラコが行う。「大切なものを取りに行きたい」依頼料は古い金貨。「あのときはこれに価値があると知らなかったの、泥棒をしようとしてごめんなさい」「覚えてたんだ・・・・・・?」嬉しそうなメイジ。「大切なものって何?」「それはいえない」「それじゃわからない」「一番奥にあるはずなの」結局、アジェリもついてくることに。四人旅のスタート。「メイジのやつ、勝手にサクサク決めるなって文句言ってきそうなのに何も言わないな」
<メイジ>揺られる馬車のなかで意識しあう二人。ものがなんなのかは話せないけど母の形見なのだと。父親のことを聞くと家出娘なのだという。この先は形見を手に入れてから考える。そのあとともに旅にいきたいメイジだがうまく言い出せずマゴマゴ、「あの・・・・・・趣味・・・・・・す、好きな食べ物は?」「え?」ダンジョンに到達する。
<ソラ> 壁の少し高い位置に同時に押さなくてはいけないボタン。背が届かないサクラコ、身長がほぼ同じくらいのソラとメイジが押すが、タイミングがあわずグダグダする展開。次の扉も二人同時に、で喧嘩する。サクラコに「元々友達じゃない」と宣言するがメイジのほうが強くいうのでスネるソラ。笑ってしまうアジェリ。「昔はもうちょっと柔らかいやつだったのにな」とソラ。さらに魔物を倒しいくつかのクイズを越えて進んでいく。
【ここで二人の身長が同じくらいであることを明言、強調。第二部で身長差がつくことの布石】
<メイジ>ラストドアの前で休憩。アジェリが魔法で回復してくれる。メイジの古傷(虐待の後)に気づく。「わたしのレベルでは完全に消すことはできないけど・・・・・・」「ううん、すごく軽くなった」
サクラコに呼ばれて抜けるアジェリ、その間にソラが「女の子二人いると華やぐなー」と猥談をふってくる。「どうすればこの世界から帰れるか」の話。「帰らなきゃ」「メイジは元の世界に帰りたいのか」「そりゃそうだろう、家族もきっと心配してる」「帰らなきゃじゃなく、帰りたいかってきいたんだけど、俺」胸を痛めるメイジ。「おまえとは違うんだよ僕は」
仲違いしたタイミングでボス戦へ
バトル。ドラゴンゴーレム。ゴーレムの言葉がわかるメイジ。肉を切って同時に核を破壊する必要がある。サクラコが肉を、ソラが核を破壊。爆風をまともに浴びるメイジ、瀕死のところで全員でスキルレベルアップ。ソラは「魅了」マジックナイトのサクラコは「サンダー」、アジェリは「ハイトリート」、しかしメイジはもう・・・・・・というところで、メイジ、復活する。メイジの固有スキルは「不死」だったのだ。
【ダンジョンで得た経験値がリセットされている】
宿で。とりあえず一緒に泊まっているアジェリから、目的だったゴーレムの核の話を聞く。これは魔力の源だから、破壊されているぶん弱くはなっているけど並の魔術師程度のちからになる。家出するときに捨ててきた魔力の何割かは回復できる、と。(勢いで魔力を全部投げてきたがやはり一人で生きるには魔力が必要と反省した)
「これで、メイジにかばわれなくてもいいくらいにはなったわ」パーティメンバー入りを誘いたいが口に出せないメイジ。「これからどうするの」「どうしようかな・・・・・・」
早朝、憂鬱でおきだしたところに、先に起きていたソラとサクラコとの会話に遭遇。あのメイジもアジェリもちょっと気に入らない、というサクラ。何考えてるかわかりにくいし陰気で不気味だと。
【リアルでは超陰キャである自分への悪口】
咳をしながらメイジ合流。「これでアジェリとお別れだから落ち込んでるんだろう?」で大慌て。
アジェリ、正式にパーティ入りを願う。やけに回りくどい。【わかりやすく赤面、訥弁で相思相愛の描写】ぽかんとするサクラコ。「あいつら、まだわかりにくいか?」「いいえ」「かわいいと思わん?」「・・・・・・そうね」朗らかに終了。
・・・・・・第一部完・・・・・・
第二部
<ソラ>
クエスト
ゴブリンの巣穴で冒険。メイジが罠を解除したり魔物の気配を察知したりとシーフのようにサポート。猛進するソラとサクラコ、呪文で援護するアジェリ。敵を殺したときに経験値が入るシステムらしくなかなかスキルがあがらないメイジが不満を漏らす。
そのとき隠し扉のむこうから少女の声と男の声がした。(と、メイジがいう)
オークキングに捕らえられたピクシーがいた。オークキングは強敵、メイジがピクシーを確保、そこで弱点を聞きソラに教える。瞬間オークキングがメイジを潰し、ソラがオークキング撃破。「またメイジは経験値ももらえずに死んだか・・・・・・」でFO
<メイジ> 目を覚ますとダンジョンの外のテント。ぐろげちょミンチ状態のメイジを背負って出たのはアジェリである(戦士二人は手をあけておきたい、軽くなる魔法もつかった)所在なくてスネ、笑われるメイジ。かわりにピクシーがソラとサクラコをひっぱたく。アタシの命の恩人をバカにするな!と。その言葉がわかるのはメイジだけと気づき、言葉をヒト語に変えるピクシー。
「人外にモテるなぁメイジ」どうやら魔物の言葉がわかるのはメイジの能力らしい。【モンスターマスターへのフラグ】そういや自分たちの「職業」がはっきりしていないのはそろそろ不便だ、「ジョブ観師」のいる大きな町へ、ステップアップするためにもいってみよう、と動き出す。
ソラ、べらべらしゃべり倒すピクシーに閉口する。なぜかソラは人外に徹底的に嫌われるらしい。【勇者へのフラグ】喧嘩をしている間に、メイジが町の門番と会話。いまこの国はごたごたしているから・・・・・・と冷たく断られる。そこをなんとか、とソラが雑に頼むとあっさり通る。しかしジョブ観師は多忙。なぜかここのところ大混雑らしい。一ヶ月待ちだという。どうしてもっていうなら冒険者ギルドへいってみろ、たいていはそこにいる連中だから交渉してみろと。冒険者ギルドへ。やはりこちらも大混雑。冒険者ラニアスと再会。
メイジの交渉ではやはりだめ、しかしソラが出ていろよくなる。
「でもだめだ、いまうちらはこのクエストに出たくてしょうがねえから」
といわく・・・・・・王国から出ている「勇者募集」のクエストであった。
勇者として、魔王軍を倒してくれる男を緊急募集、詳しくは騎士団まで、と。勇者の特徴を聞くと、とにかく剣がたち炎と神聖魔法を少々、カリスマ性があり人気があり、マイペースな性質だという。ソラにぴったりだ。「じゃあ直接騎士団にいってみるか」とソラ。「正式にジョブ観てもらった訳じゃないだろ」「なんとかなるんじゃね」と話にならない。
騎士団に直撃。迎えてくれたのは長身美麗の騎士団長と副団長の神経質そうな男である。騎士団長に気にいられ、うっかりそのまま採用されそうになるソラ。副団長に止められて試験として塔の攻略に。リドルが山盛りの難解なダンジョンだという。
「女神に祈っていくといい」といわれ、神殿に顔を出す。
<ソラ>
神殿で、女神と魔王の神話を聞く。両者はかつては夫婦だったが、喧嘩別れして以来数千年、この世界の覇者はどちらかで争っているのだと。女神はヒトの子から勇者を、魔王は魔族と魔物によって繁栄を。この神殿はもちろん女神の味方で、聖なる水をのめば力がわく、といわれる。「アタシはだいぶん類すれば魔物だからこういうのはやばい」と遠慮するピクシー。それにボウフラわいてそうだし、という。それを聞いて逃げるメイジと、そこにつきあってアジェリも去る。
ソラとサクラコ、大幅パワーアップ。ソラ、新たなチート技「女神の祝福」を手に入れる。
ほんとうはボウフラなんかじゃなく、なんとなくいやな気持ちになったからだった・・・逃げ出したメイジは「魔王の血」の展示の前で足を止める。液体ではなく粒状の結晶。ゴーレムの核と同じものだ。神殿を出てから、ピクシーがこっそり拝借していたといって差し出す。それによりメイジとアジェリもパワーアップ。メイジは「吸魔の術」というチート術を手に入れた。
【女神の祝福と吸魔の術】
天に手をかざすと、この付近の聖属性の力を奪い借り受けることができる瞬間パワーアップの秘術。吸魔は、大地に手をつき大地に手をつけ唱えると近くの魔物の力を吸い上げ瞬間パワーアップする秘術。どちらも相手を弱体化させることができる。
ピクシーが泥棒したことをサクラコが激怒→ピクシー離脱。
塔攻略後。神殿に戻り、戦勝報告。メイジが鼻高々。力は同じようなものだがソラがやると聖職者が倒れてしまい、メイジがやると魔物が倒れるので圧倒的に使い勝手がいい。やっと俺のじだい!と盛り上がるメイジ。さらにレベルもあがって意気揚々。しかしアジェリの調子が悪い。あわてて部屋へつれていくメイジ。
手柄をメイジに譲り飄々としているソラに騎士団長はかえって好感をもつ。欲がなく優しい、聖なる術を使う、間違いなくおまえが勇者だと。だが連れは違うかもしれぬ・・・・・・と警告。
<メイジ>
アジェリの看病をするメイジ。新たなスキル「魔力供給」で魔力を分け与えるとアジェリは元気になる。ジョブの話。「俺はきっと、「まものつかい」だと思う。そして君は魔族なのでは?」アジェリ、肯定する。
『アジェリの過去』
魔王の重臣という高位魔族と、さらわれた人間の姫とのあいだの子供。駆け落ちしはぐれ村で三人仲良く暮らしていたが父は魔王軍にみつかり母は殺され徴兵されていった。そのときアジェリの魔力も奪われた。それからは修道院で人として暮らしていたが、父は死亡、だが夢枕でその魔力がゴーレムに使われていると聞かされ、形見をとりにいった。
『これからどうするか、の話』
父母の無念の恨みはある、が、魔族目線だと確かに父は裏切り者だし父を殺したのはきっと人間。無意識に魔王への敬愛もある。自分は魔物なのだと思う。
だが世界が平和になればいいというのが一番の願い。魔王を討ち魔族を解放したい。
<ソラ>
勇者と認められたソラ、聖騎士の剣を手に入れる。剣そのものは量産品だが己の意志と仲間との絆が攻撃力になる。旅の仲間であるメイジに、現在地がわかる魔法の地図と、まものつかいの神道具「聖なる手綱」を与えられる。魔物を改心させ隷従させるのだと。メイジは拒否。「改心って、魔物は魔物として生きてるのに牙を失ったら生きていけない。それならいっそ奴隷にするとか、殺してしまうとか、罪悪感から逃げないでいたい、と。
理解できないソラたち。神官は「彼はやはり・・・・・・」
<メイジ>
どうしてあんなこといったの、とアジェリ。「きっとみんなあなたに不信感を持ったわ」「まるで魔物の仲間みたいだって?君もかい?」「わたしは・・・・・・うれしかった」「明日、ソラに話してみる」
魔王を倒さず、この世界にとどまるという選択肢はないだろうかという話。ありえない、で反発するサクラコにたいし、「できるかもしれないけど俺は帰りたい」とソラ。「たとえそれがサクラコとの別れでもか」「ああ。それにサクラコとは日本でまた会える。俺はな。メイジは違っててもいいんじゃないか?」「それってどういう意味・・・・・・」言葉にできず、悶々としたまま眠るメイジ。
<ソラ>
再び冒険者ギルドへ。グリフォンの爪採取依頼をラニアスが持ってくる。「グリフォンって神獣じゃないのか?魔物扱い?」「この世界では女神とヒト、魔族と魔物という組み合わせしかない。あとは家畜とか獣。無害な魔物は獣の扱いだ」「農場ファームゲームでアジを10匹、みたいなかんじだな」納得はいかないがついていくメイジ。
ついでに手伝うことに。気のいいラニアス。現場でグリフォンとガチバトル。メイジが翻訳する。「我が名はイズルード」久々の強敵である。討伐。
<メイジ>
ラニアスが喜んで爪をはぐ。イズルードの声が聞こえる。「優しい人間よ、気にしなくてよいのです、弱肉強食、これが世の常。いつか殺される覚悟でわたしは肉を食ってきました。悲しいのは友人に別れを言えないことでしょう」とどめというところでピクシーが飛び込んできてかばう。友人とはピクシーのことだった。二人を助けるようメイジは説得するが、ラニアスの剣によりピクシーは死亡。とっさにメイジはラニアスを殺す。ラニアス<ゲームオーバー>の描写(ふつうに死体になる)
<ソラ>
サクラコが激昂。ラニアスは好きじゃなかったけどいい奴だった。メイジと離れるべきだと訴える。
ソラ「落ち着けよ、しょせんはゲームだろ」「でもあんな生々しい死体になるなんて」
メイジが挙手
「前から思ってたんだけど、ここはもしかしてゲームじゃなく本当に異世界で、俺たちは転移してきたのでは」
サクラコ「それにしては世界観がめちゃくちゃで、ゲームっぽすぎる。ゲーム制作者がいるとしか思えない」
ソラ「そーゆー世界なんじゃね?」
メイジ「たとえばだけど、ゲームクリエイターが俺たちのように過去に転移してこの世界を経験してたとか、逆にこの世界から神話時代あっちの歴史に魔物が転移してたとか」
サクラコ「荒唐無稽」
メイジ「いっそ、この世界とゲームの両方を神が作った」
サクラコ「ほりいゆうじは神だった説?笑」
メイジ「ゲームクリエイターがこの世界を作ったんじゃ」
サクラコ「ほりいゆうじ神だった説ふたたびっっwww」
アジェリ「それだとやはり私たちはゲームキャラってことに」
メイジ「あ、そうか、いやそうじゃなくて」
ソラ「神様が、ゲームを参考にこの世界を作ったんじゃね?」
沈黙
そこで、女神の声がした
「やっとその答えにたどり着くものがあらわれましたね」
【女神、ソラをアゲる】
<メイジ>
女神がこの世界の成り立ちを解説している間にグリフォンの声を聞く。
女神と魔王はもともと夫婦で、この世界を統治していた。だが「理想の世界」への意見が食い違い夫婦喧嘩に。自己愛と欲を肯定する魔王と他人愛と清廉さを肯定する女神とで、魔物とヒトとで争わせる、まさにゲームだった。そのために舞台を「改造」した。仲裁をしたのが日本の神だったので参考にし、スムーズにプレイしてもらえるよう日本人を集めた。
勇者よ、あなたの得た術はわたしの力を半分与える強力な技です、これで魔王を倒しなさいと。
グリフォンから、おなじようなことを魔王が魔物に話していたと訊かされる。メイジの術は魔王の力だった。
『メイジとサクラコの仲直りイベント』
メイジの部屋を訪ねるサクラコ。いいよどんでいる間にアジェリがきてあわてて去る。追いかけてやれというサクラコ「誤解させちゃったかな。アタシはソラのことが好きだって、教えてあげて」
アジェリを追いかける。
嫉妬した訳じゃなく、人間、プレイヤー同士が仲良くしていて入れなかったのだという。「私はゲームのキャラ?作られた存在?この世界の歴史や記憶は嘘なの?」という葛藤。「それはない、神たちはもともとここを統治してたといった、微調整程度に改造しただけだろう」
「でも結局メイジとは世界が違うのね」
「おれは元世界に帰らない!だからつきあってください」
アジェリ激怒して泣いて叩いて走り去る。「あれ?」
<ソラ>
翌朝、一睡もできなかったメイジときまずいアジェリ。
ソラ、それはアジェリが悪いと追及する。サクラコが止めるが「俺の友達傷つけたんだから理由くらいちゃんといえ」と厳しい。
アジェリ、「だってまだ子供もできてないのに」「!?」
アジェリたち魔族の間では、お互いある程度の好意があればまず性交、うまく妊娠できたら婚姻。交際という概念がなく、子供もできてないのに(男性も不能で不妊かもしれない)婚姻を迫るのはきわめて失礼なのだと。
サクラコ、アジェリを部屋の隅へつれていき女同士で解説。「え!?」とアジェリの声だけ。
安心してその場で寝てしまうメイジ。笑うサクラコ。そして、「わたしもこっち側なのかもしれないと話し出す。自己愛と恋愛におぼれ、さらにはメイジを恨み、殺してやろうかとすら思った。善人のつもりでいたけど、わたしも魔物側だと。
「サクラコはいい奴だよ」「メイジと変わらないわ」「うん、だからメイジもいい奴だろ。それにアジェリも」「そうね・・・・・・ありがとう」
翌朝、嫌われてなかったことにほっとして「たしかに交際ならともかく一足飛びに婚約いわれたらと惑うよな、俺は思いやりが足りなかった」とさわやかに、節度のある距離感で接していくメイジ。意識バリバリで挙動不審のアジェリ。
「今気づいたけど、つまりアジェリは押し倒され待ちだったのでは」「・・・・・・メイジに教えてやれば?」「おもしろいから黙っていよう」
「かわいそうに。メイジもアプローチの強さは関心してたのに結局鈍感なのね。誰かさんと一緒」
「誰かっておれのことか。おれは鈍感男じゃないぞ」
「自分が鈍いって気づいてないのが鈍感なんじゃないの」
「だから鈍くないっての」
ソラ、サクラコを引き寄せてキスをする。ビンタ。
心配そうなメイジにグチりまくるサクラコ。「だってちゃんとした告白もなくていきなりキスよしかもこんなロマンもない場所でよほんと無神経」「・・・・・・でも実際サクラコあいつのこと好きなんだろ、悪気はなかったかと」「あんたは黙って訊いてなさい」
ソラ「仲良きことはいいことだ」
笑うアジェリ。
<メイジ>
旅の道中、巨大な崖に。橋が落ちている。期待するなよといいながら「誰かーそらを飛べるやつ助けにこい~」と呼んでみる。あのグリフォンがやってきた。
「レベルがまだ低いから私しかこれなかったが、やがては竜だって使えるだろう」「それでも君を呼ぶよ」「大笑。ありがたい。仲間のためにもこれをやろう」
[グリフォンの呼び笛]を手に入れた。気高いままにチャーミングで、空を飛び回ってくれる。去り際にはスリスリ。
「いよいよ魔物つかいってかんじね」
「実戦闘力がほしいよ・・・・・・伝説の武器、おれもほしい」
<ソラ>
ドワーフの洞窟都市を訪問。メイジが拒絶されソラが受け入れられる。ドワーフやエルフは亜人種であって魔物扱いではない。
ドワーフのおっさん登場。
メイジの剣を願うと、いまは原材料の宝石をドラゴンに奪われて不可能だという。「レベルがあがればドラゴンも従えさせられる」というグリフォンの言葉をあげ、無謀かもしれないけど、と挑戦することに。
ドラゴンズピークに向けて山の山登り。キャンプ休憩で、疲れたメイジに吸魔での回復を提案するが、あまり気乗りしない、という。魔物たちから力を奪ってしまうから。「・・・・・・私に気を使わないでね」というアジェリ
それだけでなく、まだ吸った魔力をうまく使えないのだ。「いくらインプットしてもアウトプットのしかたが下手だと試験本番でうまくいかない」「頭でっかちの口べたみたいなもんか」「たとえになってない気がする・・・・・・」
「もらいものの最強の剣より、このアウトプットが上手にできる技を磨かないとな」
ソラの料理コーナー。それをねらってまものがくる。討伐。しかし戦闘後、鍋ごとないのに気づく。
メイジのスキル「まものサーチ」で足跡を発見、追跡。食べ物泥棒はコボルトだった。
<メイジ>
捕まえたものの、飢えて怯えるコボルト一家に同情してしまう。ソラと相談し、コボルトたちにごはんをふるまって宴会。サクラコ「勇者が魔物に優しくしていいの?」「メイジだってヒトにやさしくすることあるだろ」「そりゃ・・・・・・彼は人間だから」「俺だって、生き物さ」「あなたのそういうとこ好き」ソラ、無言でキスをして激怒される。
コボルト一家、料理を大喜びで平らげ、事情を話す。
本来コボルトは、ドラゴンの世話をする代わりに餌の分け前をもらっている。しかしこのドラゴンは光り物ばかり興味を持ち殺戮をしないので飢えているのだと。
コボルト一家の道案内で先へ進む。スライム(レベルは低いが服を溶かすのでやっかい)の穴でもメイジ無双。宝箱から大量の現金ゲット。「ザコモンには無敵だなー」といったところでゾンビ集団登場。メイジ久々に死亡。
<ソラ>
聖剣でちまちまと大活劇。討伐後、「ターンアンデット」スキルを拾得。「今かよ」
ラスボスの扉の前で小休止。コボルト、ソラのおおらかさに苦笑する。
「俺の世界のゲームでは、勇者が時に魔物と共闘したり仲間にってのはよくあるイベントだぜ。ゲームを世界に盛り込んだならそうなるんじゃね?」
「でもそれだとこの世界をつくった女神たちにとって不都合なのでは」
「おれは宗教のことよく知らないけど、神様だってポカミスはするんじゃないのか」
メイジ覚醒、「キリスト教だと神は完璧だが、日本を始めほとんどの国の神はあまり頭が良くないな」
「だからたぶん、ほかにもいっぱいあると思うぜ。神様の大失敗が。それこそ命取りになるようなものもさ」
<メイジ>
ドラゴンと対峙。「ごめん従わせるとかはやっぱり無理ぽ」
からバトル開始。ソラにとっても超強敵で、はじめてソラが本気でピンチに。
マジックバリアでこちらの攻撃が通らない。吸魔もできない。
アジェリが「魔法効果無効」を実行するまでの時間稼ぎに、身を挺してドラゴンにしがみつくコボルトとスライム。
アジェリの魔法発動。障壁がなくなり、サクラコの魔法で気を逸らす。女神の力を乗せたソラの剣も鱗を通らない。メイジが吸魔発動。ドラゴンを弱体化。すべてのあわせ技でドラゴン撃破。
ドラゴンの魔素でアジェリがパワーアップ。
ドワーフの里で
宝石を渡し、メイジの武器を作る間に、修行をしたいと言い出すサクラコ。みんなパワーアップしていってるのについていくために。
サクラコの師匠の元へ。
<ソラ>
隠れ家森の隠者
森にはいったがサクラコが道をうろ覚えで迷ってしまう。アジェリ「魔法で迷わせていますね」
ソラ、なんだかくすぐったい。姿を消したぴくしーがくすぐっているのだ。メイジはしばらく意地悪で放置していたが、やがて交渉してくれる。
「あたしたちが見えるの?」
ソラにも見えるようになる。ピクシーの道案内で師匠の元へ。
道中、罠にかかって網でぶら下げられるサクラコ。
「にて食おうか焼いて食おうか」と師匠が登場。絶世の美女エルフであった。
「相変わらずですね師匠」
「おっぱいすげえ・・・・・・」
<メイジ>
師匠グリモワールの自宅でごはん。気持ちよく酒をついでもらうサクラコにいきなり魔法&剣で攻撃。「甘いぞサクラコ。もし私が魔物が化けた姿だったらどうする」「はい・・・・・・」
「それに比べて、そちらのメイジはしっかり警戒していたな。出した茶は飲まないし武器を持ったままだ」「これは、俺はヒトに嫌われやすいので・・・・・・」
サクラコの修行を快諾。
巨乳と豊乳の試合をほれぼれと見つめるソラ。修行の対価に労働させられている。料理道具がそろっていることにときめくアジェリ、乳祭りにほれぼれしているソラ「ここに一生住みたい」「せめて労働してからいえ」
サクラコがぶっ倒れて休憩中、ソラとメイジも手合わせしてもらえることに。右手に剣、左手に魔法の杖で二人を同時にさばく師匠。めちゃくちゃ強い。のされたあと、アジェリがエルフではなく魔族であることを指摘される。ソラもサクラコもそれほど驚きはしない。
「ピクシーはレベルは低いがなかなか従えさせられるものではない。あれは自分が認めたものにしかなつかない。魔族の恋人、それに不死。これは明らかにまものつかいのジョブではない」「じゃあ俺のジョブはいったい?」
夕飯までに「賢者の脳味噌イコール知識の泉」で調べてこい、と山登り。「いま修行でへとへとなのに!」「キャパシティを増やせ、それが聖なる力や魔力を貯めておける桶のサイズだ。心身をしっかり鍛えろ。器そのものを大きく頑丈にしなくてはならない」
サクラコとアジェリは留守番、ソラとメイジで知識の泉へ。
<ソラ>
知識の泉へ到着。さっそく師匠のバストサイズをたずねるソラ。ふざけるな、とたしなめジョブ鑑定へ。まものつかいではなく「イビルロード」と訊かされる。それは魔物と友達になるまものつかいと違い、本当に司り魔王のあとがまになりえるジョブ。
ソラもまた、戦士ではなく剣聖というジョブだと訊く。女神の名のもとに神の代行をおこなえるジョブ。
さらにいろいろ訊く。
元の世界に戻れるか?→魔王か女神のどちらかを倒せば。と。女神が扉をもち魔王が鍵を持つ。魔王をたおせば女神があけてくれるし、女神をたおせばその扉はむき出しになるので鍵を差し込むだけだから魔王が鍵をくれるだろう。
(だがその保証はない、その戦力を魔王が手放すとは思えない)
さらにいろいろと聞く。魔力のキャパシティをあげる方法は体を鍛えること。「私は知識を与えることはできるが君たちの思いはわからない。君たちを呼く知るものからのアドバイスを聞きなさい」
師匠の話題。
「あの者はとても強い。だが誰よりも弱い。戦うことを望んでいない。強くて優しいだけでは世界はかえられない」
メイジ、アジェリの悲鳴を聞く。師匠の家が襲われているらしい。グリフォンを呼び、少しでも早くつけるようメイジだけ先に一人でいく。
<メイジ>
魔族襲来。
駆けつけたところで師匠が鬼と戦っているのを見つける。めちゃくちゃ強いが、サクラコ・アジェリのほうまで手が回らない。メイジ、女性陣のほうへ。師匠が引きつけてくれる間に。
一匹だけの魔族にサクラコとアジェリが持ちこたえているがやはり強い。吸魔をつかってもキャパのちいさいメイジでは吸うのも発動するのも弱い。ソラがくるまでの時間稼ぎをする。襲撃の目的を聞く。
一つはあの師匠をつぶすため。もう一つは勇者ソラ。もう一つがメイジのスカウトだった。
魔王について、魔族の待遇について。魔王は魔族優先で魔物は冷遇し、慕われていない。魔族になればいい思いができるぞ、と。
話は終わりだ、でズタボロにされるメイジ。こころのなかでソラに助けを求める。
<ソラ>
ソラ参入。メイジ泣き出す。「泣いてない!」
しかし二人がかりでもかなわない。師匠に教わった技でやっと剣が当たったが、通らない。
「もうひとり魔族がいるんだがあいつどこいった?」という魔族。「これ以上増えられたらかなわない、今のうちに一体急がないと」
アジェリ、メイジの吸魔の力を発動させろという。サクラコ、(師匠に教わった)「自分以外のひとの剣を魔法剣にする術」をソラの剣に。
メイジの魔力を乗せた剣が魔族を斬る。
※魔族に闇の力は効きにくく、さらに上級になれば通らないという示唆
師匠の元へ
片腕をなくし片足は血塗れでねじ曲がり腹に穴があいている状態。魔族三体(増援の一体)が倒れているが、生きている。
「むしろもう死んでおけよw」
メイジのツンデレ。
「ソラ、一度だけいう。一度だけだから。二度はいわないから。・・・・・・きてくれて助かったありがとう」
師匠の看病にサクラコとアジェリとソラがつき、メイジはひとりでドワーフの里へ武器を取りにいく。「ハーレムだ!」といってアジェリに殴られるソラ。
<メイジ>
ドワーフの里で渡されたのは剣ではなくアクセサリー(手の甲につけるグローブ)で、魔力を杖の形に放出できるものだった。
「こんなにやさしくされることがあまりなかったので」と話す。亜人は魔物ではないが人として認められてはおらず、女神からの寵愛はないらしい。魔王、魔族にとっての魔物と同じようなものだ。
「みる者によって正にも邪にもなる。異邦人であるおまえたちも同じようなものでは?」
<ソラ>
女三人の風呂をのぞきにいくイベント。グリフォン相手にワイ談。(ソラに言葉はわからないが)まものが人と恋をした例はいくつかあり、その魅力がわからないわけではないグリフォン。三人の中で誰が好き?に師匠を指し、イエスおっぱい、の合唱で、二人ともサクラコに殴られる。
「やっぱり大きい方がいいんでしょうか・・・・・・」悩むアジェリ。
そこへメイジが帰還、ソラにきかれて「どちらかというと小振りな方が」を女性陣にきかれて赤面するメイジ。
一週間後、師匠の回復をみて旅立つ四人。
サクラコがどうしても、といって知識の泉へ。
「もしも元の世界に戻れたらあたしはソラたちと再会できる?」「未来を予知はできない」「その可能性はある?」「ある。少しばかり時間軸がゆがむがそれぞれの世界に戻る。待ち合わせればあえる」安堵するサクラコ。
「じゃあさくっと魔王を倒しにいきましょー!」とテンションをあげる。
三人の団結をみたアジェリ、「メイジが元の世界に戻るのをじゃまをしてしまいそう」と。
夜
アジェリ、ソラを襲撃。ソラVSアジェリ。もちろんソラの勝利。
アジェリの背中に翼が生え、失踪。
<メイジ>
アジェリの夢を見た。(と思っているが現実)
初めてあったときと同じ紫の目をして、メイジに語りかける。
「もしもわたしも、あなたたちと同じ世界の人間だったら、四人で楽しく旅が続けられたでしょう、だけどわたしは弱い。弱いの・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
アジェリがどうしても見つけられない。「もう先に進もう」というサクラコの提案も蹴り「アジェリがいなければこの先に進む意味がない」「それはどういうこと?」
メイジ、魔物使いの力をフル稼働。ついにアジェリの気配を発見、はるか遠くの修道院、アジェリの故郷である。
修道院へ潜入。女の園である。
<ソラ>
ソラが父親サクラコが母親の役になり、女装したメイジを修道院へ送る。おぼえとけよ・・・・・・と恨まれる。変装を解き教会へ。勇者ソラの立場で教会サイドへ編入。神聖なる女神の従者である白い鳥がやってくる。「さらなるパワーアップのためにこれから三日三晩、聖水だけですごしなさい・・・・・・といわれるが「それより今は友達優先」とスルー。
「なら友人を一刻も早く連れ出しましょう、わたしも助けます。あの修道院は悪魔の巣ですから」
<メイジ>
さかのぼっての記憶。
しゅうどう服をきて、サクラコの魔法でめくらませ。女に見える魔法はちょっとしためくらましなので、女装は必須であるとさとされる。
「メイジったら腰ほそーいハート」と楽しまれる。
一人でめちゃくちゃ心細く、なにをどうしていいかわからない。アジェリの噂を聞いて回るが誰も知らない。(シスターネームで呼ぶから)
「もしかしら室長ならご存じかも」「室長?」
しかし女子たちはそれよりも、とメイジを誘う。おいしいお菓子や酒まで食べさせられ(麻薬効果)、サバトへ。
サバトの中心は室長であるリエンタ。ながく留守にしていたアジェリを折檻した。アジェリからの言葉「魔王様はいま眠っておられる。我らは必要以上に勇者のじゃまをしないように」と。ソラたちのためにこの修道院を押さえにいってくれたのだ!と喜ぶメイジ。
アジェリを訪ねて、室長の部屋へ。拒否される。そこを同室のこたちに見られ、怪しまれる。ごまかすためにさらに酒を飲まされる。
室長登場。吸魔の力が効かない。「わたしは聖女よ、きくわけないでしょ」
サクラコが大けが、アジェリがかばう。
ソラ登場。聖女にひとたち浴びせたところで逃げられ、追いかけていく。
<ソラ>
聖女を倒す。
少女サバトもつぶす。魔王登場。
「おのれ・・・ゆるせん!」女神がかばう。
「ラスボス戦は十分に育ってからという約束でしょ」
女神、ソラを溺愛。私のために世界を救ってね、と。
「あんたのことは嫌いじゃないしこの世界のひとが幸せになるために働くのはいい、けど、メイジのほうが好きだぞ」
「悪を哀れむ、それもまた聖。やはりあなたは勇者よ」
ソラに卵が与えられる。「魔法の卵。あなたの望みの魔法が育つ」→最終戦でサクラコを守る魔法になる
<メイジ>
アジェリのもとへ「こないで!」魔族の姿になるアジェリ。
「みないでメイジ、これが私の本当の姿なの」
「でもアジェリは、おれたちのじゃまをしないためにその姿を消したんだろう?」
「聖女には吸魔がきかなかった。聖邪はたんなる種族の差だ。アジェリが魔族でも嫌いになる理由はない。戻ってこい」
聞かないアジェリを押し倒してキス。アジェリ陥落する。
サクラコに止められて離れたところで女神が登場。
「許せない・・・・・・神聖な教会で魔族が、なんてことを!」
魔王の登場。「すばらしい!俺がみこんだだけある」
夫婦喧嘩がはじまる。二人は元々夫婦で、ゲームで遊んでいたにすぎない。
「どうしてもこの世界にいたいならわたしを倒すのね、メイジ。だけどその前には光の勇者ソラが立ちふさがるわ」
「負けない力をおまえにやろう」
魔王、最強の魔法「宝玉」を授ける。メイジの思うまま一度だけ発動する最強の魔術だ。→のちにアジェリを守るバリアになる
メイジ、ソラに話したいことがある、と言い出す。
「おれは元の世界に帰りたくない。ソラとは戦いたくはないけど」
「おれもだ。元の世界に必ず帰る。おまえと戦いたくはないけど」
「そうか」
二人、それでなにもいわず馬車に戻る。
宿に戻ったところで、サクラコが文句。「どーして一緒に帰ってくるのよ」で喧嘩。
「それよりメイジさんと二人になりたい」とアジェリが言い出し、言葉をなくすメイジ。ソラ、サクラコをデートに誘う。
<ソラ>
サクラコと夜の町のデート。チンピラを撃退。メイジたちの噂話。「先越されるのはしゃくだけどなーw」「先に・・・・・・こっちも越してしまうっていう手もあるけど」と誘うサクラコを断る。
「だってもし妊娠したら超困る、これから魔王倒して地球に帰るのに、サクラコが戦力にならなければ俺は勝てないし、地球では離ればなれになるかもしれないのに無責任なことはできない」「もし本当に記憶なくしたらどうなるの」「また一目惚れするから大丈夫」
宿に帰還、ぐったりしているメイジとちょっとだけ下ネタ談義。やたら元気なアジェリ。
「魔族にとって性交は魔力補充で精力は無限。単純に運動で疲れた」
<メイジ>
『決戦前夜イベント』
なぜか仲良くなった二人。毎日手合わせをしお互いに修練していく。
夜、勉強しているところにソラ。夜食を作ってくれる。「ありがとう」でもらう。
二人、最後の決戦の前に本気の手合わせ。魔力も技も抜きで剣道の試合をする。ソラの勝利。
「俺、女神になんて殺されたくない。負けて死ぬなら、相手はおまえがいい」
「俺もだな」
【ラストエピローグの布石に、中学の思い出話】
来る決戦
ラストダンジョン、メイジがザコをせんめつ、アンデッドはソラが一掃。進んだ先でアイアンゴーレム。聖でも邪でもない敵に心おきなく二人で共闘。
撃破後、魔王の座へ。
メイジ、魔王にかしずく。
「魔王さま、あの男と決着をつけさせてください」
「どっちに転んでも恨みっこなしだぜ、ソラ」「ああ。この世界がなくなってしまっても、あるいは俺たちが閉じこめられてもうらみっこなしだ」
禁呪を解放、アジェリを守る。吸魔の術で魔王を感心させる。
<ソラ>
メイジの技を受けてぐらつく。女神登場。なにをやってるの、卵を使えと。卵発動、サクラコを守る。
ソラ、女神のちからを吸う。
メイジ、アンデッド召還。一気にターンアンデッド。ソラ、白鳳に変身、メイジの闇の矢が打ち抜く。お互いの気を削る戦いに魔王も女神も大盛り上がり。
「メイジさん・・・・・・」「泣いちゃだめよアジェリ。惚れた男の勝利を信じないでどうするの」「でも、ソラさんも強い」「私はソラを信じてる。あなたはメイジを信じなさい」「はい、はい・・・・・・」「泣くな、女だろ!」
「いいなあ純愛」「我らにもあんな時代があったな」
ちょっとほっこりする魔王と女神 【魔王の方をコミカルに、女神の方をやや性悪なリアリストに描写】
「もしもあいつ等が相打ちしたらどうする?」「次の勇者を見繕う?」「それよりこの世界をリセットして新たな世界をつくらないか、また二人で」ラブラブ
「それにしても・・・・・・あいつらちょっと、魔力を使いすぎだろ。吸われすぎてさすがにちょっと疲れてきた」
不意に二人が軌道を変え、ソラの剣が魔王を、メイジが女神を攻撃。抵抗しようとするとそれぞれの「子」
がその力を吸う。二人は同時に女神と魔王を倒した。
扉と鍵が出現。
「博打だった。もしかしたらどっちかが手に入らないかもしれない、と。そうなったら恨みっこなしだってはなしてた」
開いた扉の向こうに日本の景色。「必ず再会しよう」とサクラコとキスをして、ソラも追いかける。体の半分をつっこんだまま、メイジと握手。
「女神って垂れ乳だったよなー」「魔王ちょっとハゲてた」「ザコかった!!」と
たわいもない話をして、お別れ。
【この会話の流れを中学の教師に名前だけ変えて、『決戦前夜』にしておく】