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4-15.ファウスト船長のターン(後編)

前話のあらすじ:今はまだ街エルフくらいしか、外洋を航海してないけど、いずれは各国が海に進出してくるはず。その時、あちら(地球)ではどうなったか聞かれたので、アキがざっくり端折って説明したお話でした。五百年近い歴史を駆け足で。なので技術的側面以外はばっさりカットしてます。

 さて、敵に大型帆船ビクトリア号のような……あくまでもビクトリア号似の別の船がいたとして、どう戦うのか意見を聞かせろ、とのことだけど、どうするか。


「――まず、同じ大型帆船を使って戦うのは、ファウストさんの得意分野でしょうから、そこは触れないことにします」


「数の違い、船の多少の性能差なら、どう戦うか考えるのは確かに俺達の仕事だ。それでいいぜ」


「なので、僕は大まかな方針を話すことにしますね」


「うむ」


「まず、大型船相手に有効な策は長魚雷で船体をへし折ること。それか、高空から加速をつけて重い砲弾で船底まで撃ち抜くことですね」


「アキ、この船はそこらの木の棒とは違うぞ。そう簡単に折れるものではあるまい」


お爺ちゃんが意見を述べた。他の人の顔を伺ってみるけど、残念、皆さん同じ意見のようだ。


「んー、ファウストさんは大荒れの海で船体が激しく打ち付けられたような経験はお有りですか?」


「あるとも。死ぬかと思ったぜ。言いたいことはわかる。船体が折れるかと言えば、あり得るというのが答えだ。特に船首と船尾が波に乗り、船体の大半が宙に浮いてるような状況は不味い。船体が自重で折れかねん」


「流石です。えっとね、お爺ちゃん。船は大雑把に言えば、密閉した箱を繋げて船の形にしたもの。だから、そもそも船首から船尾まで折れず曲がらぬ柱のようなものが通ってる訳じゃないんだよ」


「なんと」


お爺ちゃんは驚いているけど、他の人は何となくイメージできたみたいだ。だいたい、船は水に浮くようにできるだけ軽く作ってる訳で、構造を頑丈にしようにも限度があるんだよね。


「先程、言った案の一つ目、長魚雷というのは、一定深度で水中を高速移動して、相手の船底の直下で爆発する無人潜水艦のことです。このテーブルの幅くらいの直径と、この部屋の三、四倍くらいの長さがあって、後ろに推進装置、一番前に誘導装置、間にたっぷりの爆薬という作りです」


「随分、巨大な兵器に思えるが」


ジョージさんが言うのも尤もだ。歩兵装備からすれば、大砲のような大型装備と言える。


「それだけ沢山の爆薬を運ぶ必要があるのと、帆船の何倍も早く水中を航行する強力な推進力が必要だからです。相手の船に追いつかないと意味がないですからね。歩兵で言うなら長槍みたいなものですよ。大きな船に対する武器なのだから、ある程度の大きさがないと」


「で。船底で大量の火薬が爆発するだけじゃねーんだな?」


「はい。長魚雷の爆薬は爆発力よりも沢山の泡を生み出すことに重きを置いてます。まず、爆発して船体の中央に対して上に突き上げる動きを生じさせ、同時に大量に生み出した気泡で、船の中央下から海水を排除して、船が浮いた状態を作り、船は浮力を失って、気泡の中に落ちる……つまり自重で船体が折れます」


場が静まり返った。荒れた海に翻弄される船の状態を、長魚雷一本で作り出す、その光景がイメージできたからだろう。


「……真下で起爆されたら終わりだな。ってことは、魚雷対策は撃たせないこと、撃たれたならできるだけ遠い位置で迎撃、それでも駄目なら、デコイでも撒いて、近寄らせないことか」


「その多段階対策の考えは大切です。どんな策も完全ではないので、二重三重に対策を打つのが安心ですから。相手の誘導方式に応じて欺瞞したり、あるいは魚雷を抱えていそうな敵がいたら、遠距離で撃破すること。動きが早いので難しいとは思いますが、こちらも魚雷なり、魔術なりで迎撃するのもアリですね」


「だいぶイメージできたぜ。で、もう一つの砲弾で撃ち抜くってーのは、そっちは言葉通りの話か?」


「そうですね。まず、雲よりずっとずっと高い位置まで、砲弾を運びます。立てると人一人分くらいの直径と長さがある大きな砲弾です。運ぶ手段は飛行杖でもいいし、飛行機でもいいですね。こちらだと空間鞄があるから、運ぶのはさほど手間でもないでしょう」


 そう言って、これくらいと手を掲げて、サイズを示してみた。

 なんか、皆が、そんなにでかいのか、と驚いた顔をしてる。

 お爺ちゃんがみた銃弾は団栗サイズだからわかるけど、こちらではまだ大砲は主流じゃないのかな?


「で、そこから自由落下させつつ、砲弾に方向舵をつけておいて、船の方に近付くよう誘導します。こちらは先程の魚雷と違い、誘導装置が先端についてて、中に爆薬でも仕込んだ砲弾ということで、推進装置の類はありません。ありませんが衝突する頃には、落下速度は音速を超えるので、破壊力は抜群です。それを船の狙った位置に叩き込みます。甲板を撃ち抜き、船底まで一直線に破壊して、船に大穴を開けるでしょう。甲板を貫通してから船底を撃ち抜くまでの間に中の爆薬を爆発させて被害を増やすのもアリです……って、皆さん、どうしました?」


何か皆の顔色が悪い。


「そんなのを食らったら、一発轟沈だな。誘導砲弾対策としては、やはり、砲弾を撃たせないこと。後は欺瞞するか、迎撃して、直撃を何が何でも避けるしかない」


「耐弾障壁は船には付いておらんのか?」


お爺ちゃんが疑問を呈した。船が大きいのだから、搭載してる耐弾障壁もそれに見合った強度はありそうだよね。


「無論、付いているがそれだけの大きさの砲弾が音の速さで飛んできたら、そして、貫通術式を付与されていれば、防ぐ事は難しいだろう」


逆に言えば、貫通術式がなければ、或いはその性能が劣っていれば、防げる可能性もある、と。


「ちなみに、貫通術式ありの砲弾と、ない砲弾って見分けは付きます?」


「それは難しいでしょう。そもそも発動直前まで魔法陣は待機状態なので、魔力消費も少なく、感知するのも高度な技術が必要です」


ケイティさんが補足してくれた。


「となると、貫通術式なし砲弾なら安価だから、それらをいくつか囮にして、本命の貫通術式ありを混ぜられたら、全部、迎撃するしかない、と」


あ、更に皆の雰囲気が落ち込んだ。多分、迎撃に使う飛行杖も高価で弾数もそう多く搭載してないだろうし、どんどん使わされる事態は想像するだけで、嫌な気分になっちゃうんだろう。


「嬢ちゃんが考えつく対策はその二つか」


どっちもやられたら厳しい、ただ技術的難度は高い、とか皆が色々と意見を言ってる。


「先程のは一撃必殺の案なので、被害を与えて無力化するだけなら、他にもありますよ」


「……どんなのがあるんだ?」


ファウスト船長がなんかお疲れな顔をしてるけど、気力を振り絞ってなんとか聞いてきた。


「まず、やはり空から落とす爆弾ですが、もっとずっと低い位置から、中和術式付きのクラスター爆弾を投下するというのが考えられますね。中身は大量の油脂焼夷(ナパーム)弾の子弾詰め合わせです」


「アキ様、クラスター爆弾というのは何デスカ?」


「別名、集束爆弾とも言って、中に小さな爆弾、子弾を沢山詰めている容器爆弾です。容れ物に入れてるのは小さな物を遠くに飛ばすのは大変なので、近くまで運んでから中身をばら撒けばいいという発想です」


「それなら同じサイズの爆弾の方がいいんじゃないか?」


おや、ジョージさんからそんな発言が出るとは珍しい。あれか、船への直接的な攻撃という視点で考えたんだね。


「船自体にダメージを与えるならそうですが、クラスター爆弾の真価は、広い範囲に弱い目標が散らばっている時にこそ発揮されるんですよ。大きいままだと火力が過剰で、しかも効果範囲が狭くなるので」


「弱い目標、広い範囲、ばら撒く子弾は油脂焼夷(ナパーム)弾……目標は帆か!」


流石、船長。真っ先に気付くか。


「当たりです。油脂焼夷(ナパーム)弾なら水をかけても消えないので、帆に甚大な被害を与えるでしょう。子弾が数百とばら撒かれたら、帆走機能を失わせるか、そこまで行かなくても航行能力を大幅に低下させる事ができます。そして、動きが鈍い相手を叩くのは容易でしょう?」


「そりゃーな。さっきの話と違い、高空から加速しないのは、子弾を広い範囲にばら撒くのに不向きだからか」


「耐弾障壁を抜けてから着弾するまでの間に子弾をばら撒く必要があるので、あまり速いと間に合いません」


「技術的難度はかなり低いな。ただ、相手の高度が低く速度も遅いから、迎撃難度も下がるということか」


「なので、攻撃側は多数を同時投入する飽和攻撃をしてくるんですよ」


「迎撃が間に合わない数を一度に投下してくるって話か」


「はい。例えば迎撃機器が、相手に向いて発射、次の相手に向いて発射という動きをするなら、百発百中だとしても毎分何機までの敵しか迎撃できないという上限が決まります。相手がそれより多く投入すれば、溢れた分だけ命中となりますね」


 多方向から、同時に多数で攻撃されると、迎撃するほうも大変ですから、と補足した。

 ジョージさんが十字砲火を食らった時のことでもイメージしたのか、苦々しい顔をしている。


「迎撃される事を前提に多数を投入とは、費用対効果は悪いな」


「ですよね。でも、技術的難度は低めなので、国力が高く、相手に対して数で押せるならその選択もアリです。それに同じように飛行するだけのダミーを混ぜてもいいので費用を抑える事もできるでしょう」


「そこは化かし合いの世界ということだろ」


「その通りで、迎撃側は本当の脅威だけを見極めて、必要で優先度の高いものから迎撃していかないと、間に合わなくなります」


「……一足飛びにそんなことまでできるとは思えんが、そもそも短時間にそこまで判断できる魔導具がないと話にならんぞ」


 というか、どうやって見分けるんだ?、とファウスト船長はボヤいてる。


「まぁ、あとは脅威に対して纏めてエリア単位で処理できるなら、もう少しマシになるかもしれません」


「纏めてというとアレか、戦術級魔術で一定方向のエリア全体を吹き飛ばすとかやれってことか」


「そんな感じですね。色々大変そうですけど、きっと、被弾するよりはマシでしょう」


 帆が燃やされるよりはそりゃマシだぜ、とファウスト船長は言うけど、ケイティさんは、そんなにポンポンと戦術級魔術を連発できる訳がないでしょう、と釘を刺した。


「船の戦いは、一隻が一つの軍と考えると、相手より数が劣るというのがどれだけ危険かわかるな」


陸軍の軍団とかなら、ある程度の人数で分けて、少数側が多数側を包囲殲滅なんて真似も不可能じゃないけど、艦船は分けることができないから、取れる戦術は相手に対して正面からぶつかる以外に選択肢がない。

ジョージさんが総括してくれた通り、海戦において数の差は、陸の戦い以上に効いてくる。

同クラスの戦艦群が戦う場合、一対ニなら絶望的、二対三でもかなり厳しく、三対四なら工夫と練度差があればなんとか、といった感じだ。


「多勢に無勢だと、隠れるところもない海上では、寡兵側はかなり能力に差がないと厳しいでしょう。相手より優速なら逃げることは可能ですが、艦隊決戦をする側も、逃げられないように工夫してきますから、そうそういつでも逃げられるとも限りません」


「その様子だと、他にもネタはありそうだな」


「船舶相手の定番はあとは機雷程度ですよ。一定深度で浮かんでいて、船が接触したら爆発するだけの武器です」


「だけというが、接触して爆発されたらキツイぞ」


「浮いてるだけなので、当たるかは運任せ。なので相手が通りそうな海峡といった狭くて回避しにくいところに、何百とばら撒いて使う感じです」


「そんな真似をしたら誰も通れなくなるじゃないか」


「相手の侵入を阻止し、大破してくれれば儲けものという嫌がらせですから。相手の艦隊が停泊してる港が、入江の奥にあったりしたら、入り口を機雷原で封鎖するだけで、相手の艦隊は遊兵化しますからね」


 実際そうやって、敵艦隊の動きを封じた事例は多い。日本も第二次世界大戦末期、B29から機雷を投下する機雷封鎖作戦をやられて、港から出航することができなくなり、制海権を完全に喪失することになった。


「機雷は簡単に解除できない工夫付きか」


「まぁ、それは定番ですね。それと深度を調整すれば目的の大型艦だけ狙うような真似もできます。あと機雷の亜種ですが、魚雷射出型機雷というのもあります。目標の艦船がきたと認識すると、ケースに入れてあった魚雷を撃ち出すというもので、これだと接触する必要がないので厄介です」


「……あちらは魔界とか地獄の類か? よくもまぁ、そこまで厄介な武器を考えるもんだ」


 世界大戦の頃は、きっと修羅界あたりだったんじゃないかと思う。


「機雷も何回か接触してから起爆するとか、一定時間は休眠しているとか、忘れた頃に起爆するような工夫も……」


「わかった、わかった。そこまででいい。ケイティ、今の話、マコト文書に載ってるんだよな?」


「その筈ですが、私の読んだ抜粋版にはそこまで書いてなかったと思います」


というか、ケイティさんが読んでいたのは抜粋版なのか。考えて見れば、探査機はやぶさの話ですら、『はやぶさの書』というように独立した書籍になってたくらいだから、きっと結構な量なんだろう。あらかた読んでる父さんや母さん、リア姉が特殊事例だと言うことだね。


「なら、海戦関連の再確認を打診するか。今聞いただけでも、技術力がある程度あれば可能で、しかも対処が難しい攻撃方法が結構あった。事前に想定できていれば、それでも対処しようがあるが、想定していなければ、いきなり痛撃を喰らいかねん」


「……まぁ、あなたの立場ならそう判断しますよね。その判断は正しく、私も同意します」


そう言う割には、ケイティさんの表情は冴えない。


「どうしました?」


「まず、マコト文書に詳しく、あちらの海戦をイメージして読み解ける研究者をまず探さないといけません」


「それはデータベース化されてないと大変そうですね」


生まれた都市国家から出ることもなく大半の人がそこで人生を終える、そんな世界で、現代レベルの海戦をイメージできる人材となると、確かに人数が限られそう。


「それに、今、抱えている仕事との調整も必要です」


「揉めそうですね」


「アキ様が以前提案された案件の対応と衝突する事例も多いことが予想されます」


「優秀な人は限られるから、確かにそうなるかも」


「……だから、大変なんです」


 聞いていると、ほんとパズルのように人材を引き抜き、別に配置してとか、裏方さんは大変そうだ。


「大変と思いますが頑張ってください」


 僕も精一杯、誠意を籠めて想いを言葉にしてみた。


「アキ様、そこだけはブレないですね」


 ケイティさんが、溜息交じりに苦笑した。


「大変とは思いますが、僕に手伝える事でもありませんからね。できるのは応援するくらいです」


「……ありがとうございます」


 ケイティさんだけでなく、ベリルさんもなぜか表情が暗くなった。

 結局、この流れなんデスネ、などと達観したかのような表情までして。


 うーん、なんか話題を変えたいとこだけど、何かネタはないものか。

 提示した方法に抜けはないか。もっと現役船長に対して話すべき視点はないか。


 そっか。安価、簡易という視点がまだあったね。


「――えっと、ファウスト船長、相手の出方を伺うために沖合に停泊して様子を見る事なんてあります?」


「そりゃあるぜ。というか、そのことの方が多いくらいだ」


地球あちらでの話ですが、潜水夫(フロッグマン)が水中スクーターで停泊中の戦艦の下まで忍び込んで、船底に吸着機雷を設置して、戦艦を大破着底させた事例があるので、注意した方がいいかもしれません。その件では、軍港の入り口を念入りに哨戒していたにも関わらず、他の船の出入りに混じって潜水夫(フロッグマン)が侵入するのを見落としたくらいですから」


「御忠告痛み入る。あっちはアレか。勇者様だらけの人外魔境か。俺はそうだと言われても、今なら信じるぞ」


ファウスト船長がかなりなげやりにそんなことを言い出した。まぁ、勇敢な行為なのは間違いないけど。


「要塞にグライダーで降下猟兵を送り込んで、大砲を無力化して、占拠しちゃった話とかもあったりして」


「……なんで、そんな軽歩兵に要塞がやられんだよ」


「あちらは僅か三十年の間に二回も世界大戦を起こして、約一億人もの死傷者を出してるので、探せば信じられないような成果を挙げた戦いもゴロゴロあるんですよ」


 その逆の事例も多いけど、話が発散しそうなので、そこはパス。


「数万、数十万ですらなく一億だと!? 数字がおかし過ぎ……いや、それも誇張じゃなく本当の話なのか」


 数万程度の軍勢同士の激突を大規模戦闘と言ってたくらいだし、その感覚からしたら、数字が飛び過ぎてて現実感がないんだろうね。

 それでも、嘘だ、と考えるのを拒否しないあたり、ほんとファウストさんは優秀な人だと思う。


「残念ですけど本当です。世界大戦の名の通り、第一次世界大戦で五十、第二次世界大戦で六十一の国が入り乱れてあちこちで世界中で同時多発的に延々と戦争しまくった結果ですから。あと、国がもう戦えないというレベルまで徹底して潰し合う総力戦だったということも死傷者数が増えた要因でしょう。まぁ、そのせいで、三度目の世界大戦は起こさないようにという機運が高まって、その後は一部の国が戦う限定戦争だけで済みました」


「いくらなんでも、少しは理性が残ってたようだな」


というか、そこでまた争うようなら、馬鹿だろ、そいつら、とボヤいてる。


「まぁ、技術が進んで、互いに惑星全域を焼き尽くす程の兵器を山程抱え込んでいたので、それらを使うような全面戦争は流石に不味いと考えた結果ですけどね」


「――やっぱ、あちらの奴らは鬼か悪魔で決まりだな。少なくとも人じゃない」


ファウスト船長の、地球あちらに対するイメージが固まってしまったようだ。それは良くない。


「そんなことありませんよ。平和を愛する人達の方が多いので、そこは誤解しないでください。まぁ、笑顔で握手しながら、互いに剣を突きつけあってるようなとこはありますけど」


「何とも恐ろしい世界だな、本当に」


俺が読んだ本だともっとまともな世界に思えたんだがなぁ、などとファウスト船長が呟いた。

他の人の表情を伺ってみると、残念、似たような感想を持った人ばかりのようだ。

地球あちらの世界に対する印象悪化という結果を考えると、ちょっとプレゼンは失敗したかも。


うーん、匙加減が難しいね。

ブックマークありがとうございます。執筆意欲がチャージされました。

今回の話題は、なるべくわかりやすく、という視点から、要点以外は省いてアキは話をしました。ただ、アキも自覚した通り、今回のプレゼンは結構ミスってます。

それがどんなミスかというのは、ロングヒルに向かう途中、「マコトくん」を信仰している助手人形ダニエルへの対応について、ケイティと相談する中で見えてくるでしょう。

次回の投稿は、十二月十二日(水)二十一時五分です。


<雑記>

献血に行ってきました。ボランティア活動ができて、雑誌やコミックが読めて、ドリンクやお菓子も

無料、中もお洒落な喫茶店のように綺麗で、だからなのか、日曜日だからなのか、今日はかなり混雑してました。

若い女性の姿が結構多く見かけられたのは土地柄故でしょうか。

若い世代があまり献血に行かない、という話も聞くので、増えているのは良い傾向と思います。

執筆に必要な資料(例:雑誌「旅の手帖」)を読みつつ、二十種類近くあるドリンクを好きに選んで寛いで。

もっと前から利用していれば良かったと思ってるとこです。


<活動報告>

執筆に関わるような話、あるいは作品との関連性が薄い話は活動報告のほうに書いています

投稿時には必ず活動報告もセットで書いているので、興味がありましたら読んでみてください。

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『彼女を助けようと異世界に来たのに、彼女がいないってどーいうこと!?』を読んでいただきありがとうございます。
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