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3-20.旅立ち

前話のあらすじ:ハヤトとアキは、父と子として色々と話し合い、胸の内を語り合うことで、精神的な距離もだいぶ縮まったようです。

「にゃぅ」


 耳元で囁く鳴き声は、ここ最近定番のトラ吉さんだ。

 顔をくすぐる尻尾の感触で、あっと言う間に目が覚めて、身を起こした。


「おはようございマス、アキ様」


 ロゼッタさんの姿も見慣れたもの。いつものように血圧を測定して貰う。


「こうして、お手伝いするのも今日でしばらく終わりと思うと、感慨深いモノがありマス」


 髪を梳かして貰い、ドレッサーの鏡に映る室内を見てみると、お爺ちゃんのドールハウスや、妖精サイズのベッドが入った籠といったものも含めて、多くが既に撤去されていた。僕のノートを入れた箱も含めてなくなっていて、僕がここに初めて来た頃のようだった。


 そう。今日でこの館での生活もお終い。ロングヒルへ学ぶために出発する日だ。

 窓から差し込む日差しからすると、晴れてて出発日和って感じで良かった。


 お爺ちゃんの姿はない。


「翁は、同行者の事前ミーティングに参加していマス」


 僕が起きるのはいつも日が登ってから随分後になるから、他の皆さんは朝の一仕事を終えていることも多い。


 事前に聞いた話では、最寄りの港まで馬車で移動して一泊。帆船に馬車を積み込んだり、乗船する人は必ず救命具の使い方などを講習で学ぶという話だ。

 そして、帆船で対岸まで渡って、そこでまた一泊。馬車を降ろしたり、入国審査をしたりするらしい。

 最後に港から馬車で移動してロングヒルの街へ。合計二泊三日の行程になるそうだ。


 日本人の感覚からすると、日数は掛かっているけど、見せて貰った地図から推測する距離は大したものじゃない。伊豆半島沖の大島で、島内を自動車で移動してフェリーで都内に移動して、そこから少しだけドライブって感じだと思う。今回の旅では街エルフの国から、南下する感じだから、方向は逆だけど。


「結構、慎重なんですね」


 平成末の感覚からすれば、その程度は小旅行で前日に思いついても、フェリーやホテルの手配も簡単に済むけど。

 長距離通信が阻害される世界っていうのは、なかなか大変だ。


「今回の船旅は、たまたま寄港していた帆船の訓練航海に、同行する形になりマス。また同行人数も少し多いので、ロングヒル側の受け入れも調整が必要なのデス」


 海外への探査や交易で長距離航海に出ていることが多いという話だから、前々から出発時期をアナウンスされ、簡単に時期はずらせないと言われたのも納得だ。


「思ったより大掛かりのようでビックリです」


 事前に同行人数を聞いてはいたけど、やっぱり実際に準備してる話とかを聞いていると、団体旅行の計画って感じ。

 用意された服をみてみると、白地のピューリタン襟がかわいらしいブラウスと、深い青と緑をベースにしたチェック柄の膝丈のスカート……と思って手に取ってみたら、ドッキングワンピースだった。合わせるペチコートスカートといい、足首をしっかりホールドできる革靴といい、お出かけ用ということで手抜かりなしだね。


「外を歩く際には、こちらのベレー帽と、薄手ですがポンチョコートを羽織ってくだサイ」


 マネキンが着ているベレー帽は柔らかそうで、ネイビーカラーの落ち着いた色合いが素敵だ。色を合わせたダッフルポンチョは、襟や裾部分に白のレース飾りがあしらわれていることで、とっても可愛らしい印象を与えている。


「わかりました。気合が入った服装ですね、コレ」


「アキ様の初めての外国行きなのですカラ、服装も手は抜けまセン」


「そういうものですか」


「ここを出たら、外では常に誰かに見られていることを前提に、気を配ってくだサイ」


「……もちろん、下手なことはしないつもりですけど、何かの作戦ですか?」


 子供が一人、留学に行くってだけなのに、そんなに注目する人がいるとは思えない。あ、引き籠りな街エルフの子供ってことで、珍しがられたりしてるとか?


「――アキ様のご家族は皆さん、少し名が知れているのデス。そのため、今まで話題に上がらなかった末っ子の登場となれば、注目されるとお考えくだサイ」


「マスコミみたいなのが出てきたり?」


「いえ。あちらの世界のマスコミのような輩は、こちらにはいないのでご安心くだサイ」


 それは良かった。プライバシーも何も気にせず、ズカズカと割り込んでくるような人達がいたら、気が休まらなくなっちゃう。それに護衛される訓練にしても、そうそう不審者が現れることはないことを前提としていたから、その前提が崩れるようだと困る。


「まぁ、珍しさならすぐ興味もなくなるでしょう。僕はただの学生で、騒がしいことをする訳でもないんだから」


 そう僕が告げると、ロゼッタさんは芝居がかった態度で、溜息をついた。





 朝の食事をしっかりとってから、用意されたベレー帽とポンチョコートを着て、トラ吉さん、ロゼッタさんと一緒に玄関前に到着。

 そこには既に大勢の人達がいて、僕達がきたのは最後だったようだ。


 ロゼッタさんに促されて、館側の列のほうに並ぶ。


 向かい側には、僕と同行する人達がずらりと並んでいる。

 前列にはケイティさん、ジョージさん、ウォルコットさん、それとお爺ちゃん。

 二列目にはアイリーンさん、ベリルさん、シャンタールさん、それと見慣れないショートボブの眼鏡をかけた女性。

 三列目以降には護衛人形の四人、農民人形の六人が並んでいた。

 皆、遠出をするということで、少し厚手のシックな服装をしている。


 奥には既に用意の整った二頭立ての馬車。


 こちらにいるのは、家令のマサトさん、ロゼッタさん、僕、それと父さん、母さん、リア姉。

 後列には、馬車の整備をしてくれていたドワーフの技術者の皆さんがいる。


 マサトさんが、杖を振るって、話し始めた。


「皆には、これからアキ様と共に隣国ロングヒルに行き、アキ様の活動を支えて貰うことになる。だが、自分の担当分野だけ専念していればいいとは考えず、互いに助け合って欲しい。アキ様からも一言お願いします」


 ……いきなり話を振ってくるなんて意地が悪い。


「えっと、皆さん、僕のためにどうもありがとうございます。色々あると思いますが、よろしくお願いします。何か気付いたことなどあったら、遠慮せず教えてください。僕のこれからの活動は多くの異なる視点が欠かせません。仕事の範囲外になりそうなら、僕からマサトさんにお願いするので安心してください」


 とりあえず、そんな話をしてみた。


「それだと、仕事がどんどん増えそうですな」


 ウォルコットさんは、そう言いながら、まぁ、任せてくださいと笑顔で頷いてくれた。


「作業が増えたことで、特別手当が妥当と感じたら、こちらに報告してください。それが妥当な範囲であれば認めます。それから、各人の作業量過多に陥る前に増員をするので、できるだけ早い段階で、ケイティに伝えてください。必要な人材の手配には時間がかかります。増える可能性を感じた時点で、報告するように。いいですね」


 マサトさんがちょっとくどいくらいに作業増を想定した話を念押ししてきた。


 ケイティさんと、後ろのアイリーンさん達が深く頷いていた。

 ちょっと横に視線を向けると、ロゼッタさんも頷いている。


「……随分、慎重なんですね?」


 というか作業が減ることはないと確信しているかのようだ。僕が魔術を学びに行くだけなのに、なんでなのか不思議だね。


「いえ、これは経験則です」


「経験……ですか?」


 何かあったかな?


「アキ様のよく言われる『大変と思いますが宜しくお願いします』で、我々も学んだのですよ」


 いまいちピンとこない僕を見て、マサトさんが苦笑しながら補足してくれた。……あぁ、そういえばそんなこともあったかも。

 今までに提案したことをちょっと指折り数えてみて、納得した。


「有意義な提案ばかりですので、自重される必要は()()ありませんが、街エルフの把握している人材リストの見直しに奔走している、と言えば、影響の大きさを推測できるでしょうか。……大変でした」


 ()()、とか釘を刺してくるあたり、本当に大変だったっぽい。考えてみればこちらにはコンピュータはないんだから、この作業を横展開してください、とか言っても大変なのかもしれない。それにしても人材か。


「街エルフの人って、成人した時には就けない職業はないって聞きましたけど、人材不足ってあるんですか?」


 事実上、国民全員が簡単に配置転換できると言ってるようなもので、人材の流動性は高そうだけど。


「手強い案件にはやはり優秀な人材を割り当てたいですからね。想定される事態を考慮すると、先に確保しておかないと不味いと判断しています」


「毎回、強権を発動して奪うと角が立つので、調整が大切なのデス」


 ロゼッタさんもフォローしてくれた。……長命種だと、その話は先代の話ですから、みたいな世代交代を機に状況を変えていくような真似も難しそうだし、短期的な視点で行動していると、積もり積もった恨みや怒りで、後々酷い目に遭いそうだ。





ウォルコットさんに連れられて、ショートボブで眼鏡をかけた女性がこちらにきた。


「アキ様、この子は私の助手を務める魔導人形で名前をダニエルと言います」


エルのところにアクセントを置いた発音だね。間近で見てみるとちょっと内気な印象を受ける。魔導人形にも個性があることがわかる。


「ダニエルです、誠心誠意働きマス」


ぺこりと頭を下げてくれた。


「こちらこそよろしくお願いします」


僕もそう返すけど、ウォルコットさんがなんとも楽し気で、悪戯っ子のような目を向けて僕達をみている。


「……どうかしました?」


「いえ。そうそう、アキ様。魔導人形は無数にいますが、ダニエルは唯一と呼ばれるほど稀有な存在でもあるのですよ」


 ウォルコットさんがそんなことを言い出した。見てもわからないけど、何か特殊技能を持っているんだろうか。でも魔導人形に特殊技能といっても、その極限にロゼッタさんがいるし、唯一って何なんだろ?


「唯一ですか。特殊な技能を持っているんでしょうか?」


「技能というと少し不敬な気もしますが、彼女は、なんと司祭の資格を持っているのです」


 魔導人形で司祭! それはかなり予想外だった。


「司祭というと教義を信徒たちに教えたりする感じですか?」


「信徒を教えて導き、神の奇跡を実現させる遣い手でもあります」


 神の奇跡! いわゆる信仰魔術って奴なんだろうか。……魔導人形でも神を信仰し、神様のほうもその祈りに応えて奇跡を授けるなんて凄い世界だ。そしてケイティさんの授業を思い出して気を引き締める。あちこち地雷が埋まっているだろうから、信仰関連は気を付けないと。


「信仰魔術の使い手さんとはいずれ、話を聞きたいと思っていたので、とてもありがたいです。……それで、ダニエルさんが信仰されている神様の名前を伺ってもいいですか?」


 あとで、ケイティさんに詳しく聞いておこう。下手に踏み抜く前に事前情報が欲しい。


「ハイ。私の信仰する神の名は『マコトくん』です」


 ダニエルさんが告げた名前は、あまりにも予想外過ぎた。


「マコトくん?」


「ハイ。『マコトくん』です。『マコト』が名ですが、信者はかならず『くん』を付けて呼びます」


 こうして知らない人から、呼ばれると全然、自分のことのように聞こえない。

 というか、なんでいつのまにか信仰されたりしているの!?


「その、『マコトくん』ですが、どんな権能を持っているでしょうか?」


「『マコトくん』の権能ですが、主に多彩な知識と健康を司っていマス」


「……なんで健康?」


 思わず、疑問が零れてしまった。僕が多くの地球の知識を伝えたということで、知識というのはまぁわかる。


「らじお体操ですよ、アキ様。軽快な鍵盤楽器の演奏を聴きながら、毎日三分程度運動をするだけではっきり自覚できるレベルで健康的になれますからね。体験した人は続々と信徒に加わっているという話です」


 あぁ、それは効果ありありだね。……いけない、気になっていつまでも話を聞いてしまいそうだ。


「えっと、ダニエルさん、それとウォルコットさん。このお話はロングヒルについてからまた続きを聞かせて貰うということでいいですか? このままだと出発が遅れてしまいそうですから」


「そうですな、ではあちらで改めて時間を設けましょう」


 ウォルコットさんも合意してくれた。ふぅ。ダニエルさんを含めた魔導人形の皆さんはケイティさん達に呼ばれて一か所に集まっていく。


 ケイティさんの足元には沢山の空間鞄が置かれている。


『送還』


 ケイティさんが杖を振るい、魔術を唱えると魔導人形の足元に魔法陣が現れて、吸い込まれるように消えていった。

 召喚で出現する時と逆の動きだ。


 あんなに沢山いた魔導人形さん達がいなくなって、場がだいぶ閑散としてきた。


 空間鞄を手分けしてどんどん馬車に積んでいき、後は僕達が乗り込むだけ、となった。





 リア姉と母さんが僕をぎゅっと抱き締めてくれた。気恥ずかしいけど、嬉しいので僕も抱き締め返した。

 予めしっかり話をしてきたこともあって、それだけで十分だった。


 ……父さんも抱き締めたそうだけど、躊躇しているのか、最後の一歩がでない。

 その眼差しはとても優しそうで、なんと言葉にしていいか戸惑っていた。


 僕は、最後の一歩を踏みだして、ぎこちなかったけど背に手を回して抱き締めた。仲のいい男同士でも感極まって肩を抱き締めることはあるからおかしなことじゃない、うん。


「いってきます、お義父さん」


 遠慮がちに、背に回された手がそっと僕を抱き締めた。

 しばらくして、離れると、父さんは拳を強く握って僕のほうにぐっと差し向けてきた。


「ミアのために壁を乗り越えてみせてくれ、アキ。いや、マコト。息子となる男は、困難に立ち向かう強さを持っているのだ、と私に証明してみせるんだ」


「えっと」


 はい、と答えたいんだけど、差し出された拳にどう答えればいいのか。


「同じように拳を握って合わせるんだ。相手の気持ちに応えるように力を込めて」


 僕は、手を怪我しないようにしっかり拳を握ってから、父さんの拳に合わせてぐっと押した。


「そうだ。それでいい。男同士の約束だ。簡単にやるものではない。本当に気持ちを伝えあう時にする神聖な儀式なんだ」


 父さんの目は、アキとしての僕ではなく、マコトとしての僕を捉えていた。

 それはとても嬉しそうで。そして、僕に対する考え方を吹っ切ったようだった。


「――証明するよ、きっと」


「そうだな」


 僕の答えに満足そうに頷いてくれた。


  ふぅ。


 ……気持ちはとても嬉しかったんだけど。

 僕は、拳を離して、指を広げて痛いところのマッサージを始めた。


「父さん、ほら、こんなに赤くなっちゃった。女の子の手なんだから、少しは手加減しないと」


 ぱっと目の前で広げて見せた僕の手はちっちゃくて。

 残念だけど、男としての想いはあるけど、あくまでも今の僕はアキ。体の作りが華奢だという事実は忘れないように要注意だ。


「……やはり、しばらくはアキとして接するよ。どうも私が求める頑健さは、普通をいささか超えているようだからね」


 父さんは苦笑しながら、僕の頭を撫でた。


 うーん、これはちょっと先々、考えないと不味いかもしれない。


 ミア姉との交流最優先だった僕は、どう贔屓目に見てもインドア派で、頑丈さとか力強さとかには縁遠い。

 マコトとして、息子と認めて貰うためのハードルは、けっこう高そうだ。


 先に乗り込んだケイティさんが『起動』と唱える。

 ……何か変わったんだろうか。


「アキ様が触れても問題が起きないよう、高魔力耐性の術式を起動しました。では、アキ様、こちらに」


 馬車に近付いて、ケイティさんに手を貸してもらって、タラップを踏んで体を引き上げて客室に入る。

 やっぱり自動車とは勝手が違って、かなり客室の位置が高く感じる。トラックに近い感じだ。


 続いて、お爺ちゃんが飛んで入り、最後にトラ吉さんが飛び乗ってきた。


 四人掛けの席に僕とケイティさん、それと妖精のお爺ちゃんと、大きいとはいえ柴犬サイズ程度のトラ吉さんだから、だいぶゆったりしている。


 最後に、御者台にウォルコットさんとジョージさんが乗り込んで出発準備完了だ。


 窓の外を見ると、ドワーフの技術者さん達が満足そうに頷いている。

 馬車の機能は問題なく動作しているようだ。良かった。


「では、アキ様、出発しますぞ」


 ウォルコットさんが後ろを振り返って最後の確認をしてきた。


「よろしくお願いします」


 僕の言葉を受けて、馬車がゆっくり動き出した。というか、全然振動がないんだけど。高級車とかそんなレベルじゃない!

 窓から見える馬の背は普通に揺れているから、馬車のほうの振動抑制技術が凄いんだと思うけど、何をやってるのか想像できない。

 ……と、のんびりしてる暇はないんだった。とりあえず移動中に『マコトくん』について話を聞いておかないと。

 なんとも慌ただしい旅になりそうだった。


ブックマークありがとうございます。執筆意欲がチャージされました。

書籍での一巻に相当するお話がやっと終わりました。アキが魔法のある世界にきて、状況を把握して、色々訓練したりして、一人……でもないですが、他国に旅立つところまでのお話でした。


四章からは、書籍での二巻相当ということで、隣国ロングヒルでアキが、魔術の師匠について、魔術を学ぶために悪戦苦闘していくお話になることでしょう。まだまだ話はこれから。なにせ次元門を作るために人を集めよう、とか言って動き出しただけで、まだ何も具体的な話は進んでいません(笑)


次回の投稿は、十月十七日(水)二十一時五分ですが、三章の人物紹介ページや、館や魔導人形などの説明ページを掲載する予定です。

次々回の投稿は、十月二十一日(日)二十一時五分で、二巻相当、四章の投稿開始となります。

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『彼女を助けようと異世界に来たのに、彼女がいないってどーいうこと!?』を読んでいただきありがとうございます。
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