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22-22.エリーと大人に内緒の相談

<前回のあらすじ>

伏竜さんとのファーストコンタクトは無事成功しました。ただ、心話を拒否られてしまったんですよね。もっと近しい間柄になってからするモノだと。何かミスったのか気になるので、エリーに相談することにしました。(アキ視点)

次の日、庭先にお茶会セットを用意して貰い、そこにエリーがやってきてくれた。

別邸まで走ってきたようで随分とラフな格好をしてる。


ケイティさんに体を拭いたタオルを渡して、アイスティーをしっかり飲んでやっと人心地着いた感じだ。


「で、ケイティからは姉弟子を頼って私的な相談をしたい、としか聞いてないんだけど」


今日のエリーは、王女様ではなく姉弟子ですよ、ってことだね。それはありがたい。今回の相談事はかなり私的な話だからね。


「うん、そうなんだ。そもそも――」


伏竜さんが、黒姫様や白岩様と共にやってきた事、東遷事業推進に伴う前準備として、伏竜さん育成計画への着手ということで、①魔力泉を術式で構築してそこから魔力を取り込むこと、②地の種族が穀物主体の食事を伏竜さんに提供して食事情を改善すること、③竜爪の技の改善、④竜眼の能力強化については一旦保留で、竜が地の種族の知を得ることで空から地上を眺めて新たな知見を得ていくこと、って感じで、昨日の出来事を語って行った。


その中で、子育て事情について話題になり、僕がそうした事に疎いことが露見してそうした話について、人族のソレについて話を聞いておきたいと思ったこと、それと、伏竜さんに心話を断られてしまい、その理由が「もっと近しい間柄になってから行うべきと思うから」とのことだった件も伝えた。


特に心話が断られた件は、雲取様にも話したけど「その手もあったか」なんて感じに伏竜さんの選択を褒める意識が垣間見えたことや、この件は自分で考えるべきと周囲の大人達が同じ態度を見せたことも話して、だから、この件ではエリーだけが頼りなんだ、と結論を話した。


エリーがケイティさんに視線を向けると、その通りを頷いてたし、お爺ちゃんも「あれこれ気を回すのが良いこととは限らんのじゃよ」なんて言って、話す気ありません、ってはっきり態度で表した。


 うん。


そうそう、これ。多分、どっちに進んでも実害がないか、考えること自体に意味があって、答えはそもそも無いのかもしれない雰囲気。


「それで、アキは何が心配なの? 伏竜様とは明日から連日、東遷事業絡みで話し合う場を設けるし、初日を終えた印象では伏竜様はアキの望む気質をお持ちのようだったんでしょ?」


「まぁそうなんだよね。東遷事業全体に興味を示してくれているし、竜族がこれまでに持っていなかった地の種族の知を得ることで、眺めていた風景から読み取る力を増すことにも意欲を示してくれてるよ。これまでの竜族の文化にある序列に寄らない、地の種族との交流を通じて行う影響力によって、別の形で実利をえるという、竜族初となる専門家になるという見解に対しても、ドロドロした感情は抱えているものの、ちゃんと前向きにそうありたいと言い切ってたから」


この、共感はできないけれど理解はできる、その理解によって得られる実利に興味を持ち、他の竜達と違って取り組んでいこうと決断したところに、伏竜さんの凄さ、良さがあるんだよ、って感じに魔力に触れ合って感じた色々な感覚、印象、心の揺れ動きについて色々と話して行った。


そうして、僕が話す様子をエリーはじっと聞いててくれたんだけど、ちょっと首を傾げた。


「つまりアキは、伏竜様にとっても好印象を持ったってとこ?」


「そうだね。これまでにロングヒルにやってきた竜の皆さんは、興味のある狭い分野には関心を示していたけど、似た傾向を示してくれていたのは紅竜さんくらいかな。その紅竜さんにしても、興味のあるとこだけつまみ食いする感覚だったのに比べると、伏竜さんはお仕事として一通り把握する必要があると考えて、好き、嫌いは横に置いて、先ずは先入観なしに知って行こうと考えてくれていたんだ。これは大きな違いだよ」


「竜族三万と言いながらも、東遷事業に名乗りを上げてくださった方は伏竜様ただ一柱のみ。他の竜とは違うでしょうね」


「だよね。同席されていたのが黒姫様、白岩様という成竜の中でもかなり強めの方々だった事もあって、途中まで後ろに控える感じに振る舞ってたのはマイナス点だけど、地の種族の前に竜族の代表として出ることに対する経験不足って考えれば、まぁそこは見直せば良いとこと思う。実際、最後の方では二柱が譲ってくれたってのはあるけど、伏竜さんが主体的には受け答えをしてくれてたからね」


「竜族社会における序列だっけ?」


「うん、それ。無用な争いを防ぐための文化だとは思うんだけど――」


エリーが興味を示してくれたので、竜族における序列、老竜、成竜、若竜という階層構造と、まとめ役としての長、皆に守られ育まれる幼竜といった立場の違い、特定の地に縄張りを持って監視の任に当たるといった一部、役目を持つ方々といった話や、成竜として認められるには立派な縄張りを持つ必要があること、縄張りがないとつがいも迎えられないから一人前とは看做されないこと、伏竜さんは技量は成竜として十分なのだけど、体格や魔力が不十分なこともあって、縄張りは持てておらず、他の竜の縄張りに居候させて貰ってること、なんてのもつらつらと話して行った。


「伏竜様は、そのような境遇からの逆転を狙って他の誰もやりたがらない、竜目線ではあまり興味の湧かない仕事にも手を挙げた訳ね」


「そういうこと」


他にも、こちらにやってきた際の振舞いからして、ロングヒルにやってきている他の竜から情報を仕入れて相応しい振舞いを身に付けるという配慮ができていることや、自身が東遷事業に立候補した際にも部族内での立ち位置を明確にして、他の竜達を納得させるといった段取りを踏んでいたことから、集団内における立場や筋を通すことへのしっかりとして意識があることなど、地の種族にとって好ましい意識を持ってくれてることの説明していく。


特筆すべきは、単に幾多の竜達の中から個人的に仕事に関わるというスタンスではなく、竜族として伏竜さんを代表と認めることの意義を福慈様に認めさせ、他の部族の竜達にもそれを同意させた、その手腕にある。そこが凄いことだ、と重ねて伝えた。


つまり、この件については、ストーリーを考えたのは伏竜さんであって、部族の長である福慈様はそれを聞いて認めた、ってこと。福慈様がストーリーを考えて、伏竜さんにその任を命じたんじゃない、これはかなり意義あることなんだよ、と。


「はいはい、それは確かに竜族社会からすればあまり例のないことでしょうね。アキにとっては、比較すると他の竜に劣る体躯や魔力は大した減点要素じゃないのよね。他の方々は輝く金属光沢の鱗をお持ちで、伏竜様は低視認性(ロービジ)な灰色の鱗だけど、そうしたところはどう思ってるの?」


 んー。


「鱗の色合いと魔力属性ってかなり関連がありそうだけど、金属光沢の有無が何を意味するのかは確かに気になるところかな。不健康や発育不良を意味するなら、改善していってくれると嬉しい。魔力に触れた感じからすると、不健康って感じじゃなかったから、心の持ちようとか、別の理由だとは思う」


「心の持ちよう?」


「ほら、竜族は最強の個であって、自分が強いことを喧伝することで無用な争いを防ぐとこがあるじゃない? ロングヒルに来るときこそ圧を抑えてくれているけど、そうでない時は、自分はここにいるぞ、とっても力強い存在なんだぞ、と見せびらかすように示しているし、その飛び方にしても敢えて目立つように振る舞ってるとこはあると思うんだ。目立つことに意味ある、そう振舞うのが竜らしい竜ってとこかな~って」


「それなら、低視認性(ロービジ)な灰色の鱗をお持ちの伏竜様は、典型的な竜と違うことになる」


「その辺りは、居候をしてることもあって、目立たないように振る舞う癖がついているからかもしれないし、体内魔力が不足気味だから派手に目立つ振舞いができてないからかもしれない。その辺りはもう少し仲良くなってから聞くことにするよ」


あれはあれで、軍用機みたいな印象になるから悪くないとは思うけど、本人が気にしてるかもしれないから、と。


「いきなり聞くのは不味いでしょうね。で、聞いた感じだと特に不安要素は無いようだけど」


「まぁ、不安って点では大丈夫と思ってるよ。暫くは、東遷事業に疎い依代の君への説明も兼ねて同席はして貰うつもりだけどね。ただ、ほら、これまでの竜で心話をしましょ、と言って拒まれたことはなかったからさ。何か心証が悪くなるようなことをしちゃったかなぁ、って」


そう話すと、エリーがなんか、にんまりと目を細めて笑みを浮かべた。


「あら、あら。何ともまた乙女なこと言うのね」


「えー、どこが?」


伝話に感情を込めて伝えたり、魔力に触れた感じだと、別に嫌われてる印象はなかったから、不思議だなぁ、ってだけと抗弁してみたんだけど。


「だって、奇麗な服を着てデートに行ったのに、彼ったら素っ気ない態度を取るのよ、ねぇ、どう思う? ……って事でしょ、それ」


エリーが芝居が掛かった態度で、きっとこれまでにも聞いたことがあるだろう慣れた感じで、共感を求める女友達が話す愚痴を演じてみせると、にやにやと笑った。


 あー。


なんか凄く目がキラキラしてて、何ともウザい。ちらりとケイティさんの様子を伺ってみたけど、自分はいるけどいない黒子ですから、って感じにスルーされてしまった。むむむ。





東遷事業に参加する唯一の竜である伏竜さんからは、好感を得ておきたいし、心話は細かいニュアンスも伝えられるし、短い時間に多くを伝えるのに向いている、とあれこれ説明してみたんだけど、エリーには、軽く、はいはい、とスルーされてしまった。


 むぅ。


「それで、雲取様には特に隠し事はせず、伏竜様とのやり取りを伝えたのかしら? 独占欲が強めな方だけど、アキの態度に何も不満は持たれてなかった?」


「それは大丈夫。伏竜さんと僕の関係が問題なくスタートしたことを喜んでもくれてたよ」


なんだかんだと、最初は推薦するのを躊躇していたくらいだったから、伏竜さんとの間に問題が起きる可能性も考慮されてたみたいだった、と補足すると、なるほど、とエリーは頷いたものの、こちらを見通すような眼差しを向けて少し思案して、まぁそんなとこかしら、などと呟いてる。


「エリー?」


「アキって、別に万人に愛されたい系じゃないし、狙った相手を何が何でも手に入れないと気が済まないタイプでもないわよね?」


 何それ。


「そりゃね。というかその言い草だと、僕が伏竜さんを手に入れようと執着してるかのようだよ」


東遷計画の要であり、今後の竜族が地の種族と交流を深めていく際の重要な立ち位置になる方だから、万難を排して良好な関係を築きたいってだけなのに。


「ふーん。なら特に問題はないわよね? 仕事として伏竜様は自身の未来を踏まえてしっかり取り組むことを、他二柱もいる中、明言されているのだから」


まぁ、それはそうなんだけど。


このモヤモヤした違和感というか、感情をどう伝えたらいいものか。うーん、うーん。


「アキは、心話を通じてもっと深く理解し合いたいのよね」


「そうだね。伏竜さんには地の種族を誤解なく深く理解して欲しいもん」


他の竜に仕事を差配するような立ち位置になる方なのだから、誤解が生じるのは不味い。そう熱弁してみたけど、やはり、はいはい、と流されてしまった。


 むむむ。


「エリー?」


「そうね。例えばこれまでに全然接点がない美少女が、貴方ともっと仲良くなりたい、深く知り合いたいとぐいぐい来たとして、あちらでごく普通の男子高校生をしていたマコトくんなら、喜んでそれに応じるかしら?」


「そんな怪しい子なら、身構えて距離を取るね」


「まぁミア様第一なマコトくんなら、そう振る舞うでしょうね、ちょっと例えが悪かったかも」


「僕はそれくらい怪しく思われたと?」


「他の竜も一目置くような黒姫様、白岩様、それに雲取様や、それに言い寄る七柱の雌竜達。それに「死の大地」の浄化作戦を担う三柱の雄竜達もそうだけど、いずれも竜達も立派と思うような方々でしょう?」


「うん、そうだね」


「そこに、竜基準で言えば明らかに見劣りする伏竜様を並べたのに、アキはその伏竜様がいい、伏竜様だからいい、と言う。かなり怪しく感じるわよね」


「まぁ、それはそうかも」


「アキはロングヒルに来ている竜達から幼竜扱いされて可愛がられてる子だから、なおさら、伏竜様はその態度の裏が気になる」


 えー。


「そこまで天空竜が気にするかなぁ?」


「これまでに来た竜達は気にしてなかったんでしょうね。幼竜扱いしてるくらいだから。でも、伏竜様はそうではなかった。それだけなのだけど、あぁ、アキは小さい頃というとマコトくんだったから、そこまで他人相手にべたべたして離れるよう大人から言われたような経験がないのね」


「……まぁ、ないけどさ」


「女の子なら、幼児の頃のノリで抱き着いたりしてると、ある程度の年齢になれば、そうした振舞いは止めなさい、と窘められるモノなの」


 あー。


まぁ、言わんとするところは何となくイメージできた。イメージできたけどさ。


「でも天空竜と人だよ?」


犬猫が親愛の情を表して寄ってきたって、それを改めるように、なんて人は言わないだろうに。


「伏竜様は事前にあれこれ調べて考えて根回しまでしてくるような方でしょう? アキのことを幼竜と見てないってだけでも、他の竜達とは扱いは変わると思うわ。これまでにアキと心話を行ってきた竜達から話を聞いているなら、そうそう軽々しく心話に応じないと思わない?」


 ふむ。


まぁ、確かに心話では竜の強みが何も活かせないことを良いことに、だいぶ便利使いしてきた自覚はある。だいぶ勝率は良かったからね。まぁ、だからこそ、有利な場で交流を進めておきたかった訳だけど。


「えっと、つまり、初対面なのに馴れ馴れしい、軽薄な奴と思われたって事は無さそう?」


チャラ男は僕も嫌だからね。必要以上に踏み込んでくるような奴はだいたい碌な奴じゃない。


「アキのことを若竜目線で捉えているとするなら、竜同士の適切な距離を示して窘められたってとこかもしれない。悪くは思われてないでしょ。魔力に触れたアキがそれはないと判断してるくらいだから」


 なるほど。


「適度な距離を保ちつつ、心話をしてもよい、と伏竜さんに思わせれば良し、と」


明日からの説明会では引かれない程度に頑張って行こう、と話すとエリーに苦笑されてしまった。


「相手の歩調に合わなさい。今はアキが熱量を持ち過ぎでバランスがかなり悪いから」


それと、独占欲が強めな雲取様に毎日、心話で報告するのはいいけど、伝え方には気を付けること、とも釘を刺されることにもなった。愛猫が他人に懐いてる様子を見るだけで、嫉妬心をめらめら燃やす飼い主もいるくらいなんだから、なんて言われてしまった。そのあたりのニュアンスはちょっと注意していこう。雲取様の庇護下にある、と宣言していただいている身ではあるけど、それが竜族においてどれだけの事を意味するのか、正確には知り得てないのだから。


一番の懸念事項はとりあえず方針も出たから、その後はこちらにおける人族の子育て事情についてあれこれ聞くことになった。とはいうものの、エリーも王族ってこともあって、やはり一般的な人族と同じということはないようで、あくまでも一般論としての話を聞くことになった。


こちらでは戦時体制ということもあって、核家族化の流れは起きてなくて、母親達がある程度の人数で集まって纏めて家事を行うといった仕組みになってるそうだ。同じような階層の家庭同士で組まないと諍いの元になるので、役職を得ると住む場所を変えるといった流れにもなるんだとか。単身赴任みたいな流れにはならないそうだ。というか個人単位で生活してる日本あちらの暮らしを話したら、そんな盛大な無駄ができるのは、膨大な数の白物家電によって生活の多くが自動化されてるからで、こちらではそんなのは到底無理とのことだった。


うすうす気づいていたけど、日本あちらでの家電製品並みに魔導具が普及しているというのは、街エルフ達くらいなモノで、しかも街エルフ達はそれを扱う専門の女中人形達まで配していることで、家族の概念がだいぶ違ってるなどと教わる始末だった。各家庭に万能の女中さんまでいる状況じゃ、共に誰かと暮らす必然性すら薄れて行ってるんだろうね。


そんな訳で、うちのように父さん、母さんが夫婦として暮らしているという街エルフは珍しいそうだ。勿論、それも数少ない街エルフ達から人伝えに聞いた話なので、実体がどうなのかはロングヒルでも知る人はいない、なんて感じだった。街エルフは出不精だからね。やっぱり最初に聞かないで正解だった。

ブックマーク、いいね、ありがとうございます。執筆意欲がチャージされました。


はい、そんな訳で、エリーも色々と感づいたとこがありますけど、断言できるほどではないので、誰が見ても明確な部分、「伏竜はアキを幼竜ではなく若竜と看做してる」ってところを伝えるに留めました。あの天空竜相手に、こんなに熱意をもってぐいぐい迫っていく存在なんてのは、こちらの世界には存在しなかっただけに、伏竜も適切な距離感をどうすればいいか悩んでいるところでしょう。


次回の投稿は、六月十二日(水)二十一時十分です。

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