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22-5.他文明圏育成計画を妖精族が猛烈後押し!(後編)

<前回のあらすじ>

ヤスケ御爺様やお姉様方も共和国に帰ったし、後は伏竜さんを迎える為の準備をすれば……と思っていた矢先、妖精トリオ(シャーリス様、賢者さん、宰相さん)の急な訪問を受けることになりました。他文化圏への使節団派遣をぜひやって欲しい、それに妖精さんも同行させたい、って言うからビックリ。そこまで熱意を持つとは意外でした。(アキ視点)

食事をしながら、ということで僕のブランチ料理をアイリーンさんが並べてくれた。メインはカツオの竜田揚げで付け合わせはグリーンアスパラだね。一口サイズに切ってくれているから食べやすいし、アスパラの緑が映える。山菜ご飯も彩り鮮やかで楽しげだ。ミョウガの甘酢漬けは口の中がさっぱりして味覚をリセットできるし、里芋のお味噌汁も飲むと心が落ち着くんだよね。


シャーリスさんが僕の食べる様子を見ながら、説明を始めた。


「いつ見ても、彩り豊かで手間のかかった料理よな。妾達は皆の食事風景を見て、常々そう思う」


そう言って、妖精さん用料理台から米粒大の焼肉をフォークで口に運んだ。


「美味い。アイリーンが妾達の為に、塩を粒ではなく水に溶かし、香辛料を微風で舞うほどの細かさにして調理してくれてるおかげで、妾達でも皆の料理を味わえる。これは凄い事よ」


人用に塩、胡椒で味付けしたステーキを米粒大に切り取って食べると、下手に塩粒に当たれば塩を食べてるようなモノだし、胡椒なら胡椒粒を口に放り込んだような話になってしまって大変だった、と笑ってくれた。


 うん。


当初は、妖精さん達も、そのサイズに見合ったカトラリーを器用に使って自分達が食べられる米粒サイズに切り取って食べてたけど、当たり外れが多くて最初の頃は食事のたびに大騒ぎだった。


人なら一口サイズに色々な食材が混ざった状態で食べられるから、食材同士が奏でる調和ハーモニーを味わえるけど、妖精さんだと単品で食べてる感じになってしまってたからね。


アイリーンさんが多くの工夫をしてくれたおかげで、今では味付けをして適切な火入れをした料理を妖精さん達も食べられるようになってきて、妖精さん達からの人気も鰻登りなんだ。


「妖精さん達の料理だと火加減は難しい?」


「難しいのぉ。地面の上は危ないから降りないが、木の上では火はやはり使いにくい。熱線術式を少し工夫して炙って食べるような事はしているが、氷を削って食べるなどという技法は、心底驚いたモノよ。雪を食べるのとはまるで違う。見事な工夫よな」


あぁ、夏に出したふわふわカキ氷だね。透き通った大きな氷塊を使って、刃をできるだけ寝かせて薄く、薄く削り取っていくと、鉋で削ったように薄くてきれいなふわふわに仕上がるんだ。削ってくれる様子を眺めてる妖精さん達も、見てるだけで大興奮って感じだった。


「口の中で溶けて消えていく食感が美味しいですよね」


「それよ。アイリーンが霧吹きでかけてくれるシロップがまた美味しい。人が食する時のようにそのままかけてしまうと、妾達では、氷のシロップ漬けを食べることになってしまう。それはそれで美味しいが、溶ける食感は楽しめない。我が国でも何とか再現しようと料理人達が奮闘しておるところじゃ」


極薄で熱を加えず氷を切断する術式の開発に難儀していてのぉ、などと語るシャーリスさんはほんと楽しそうだ。


そんな話をしつつ、麦茶を一口。


 あー。


「そもそも穀物栽培をしてないから、妖精さんの国だと麦茶も難しいと」


「野生の麦は見つけたものの、焙煎がまた手間で難儀してるとこよ。攪拌しながらじっくり熱を入れて行かねばならぬから、その為の魔導具を新たに作ることになった」


流石に魔術を瞬間発動できる妖精族と言っても、発動した術式をじっくり何十分みたいに維持しつつ、匂いで様子を見つつ加熱してく、なんてのは無茶か。


「ということは、麦茶は飲めるようになりました?」


「この夏は、皆に大人気となり、関わった職人達は英雄扱いとなったわ」


人のコップ一杯でも、妖精さんからすれば樽サイズ、皆で分け合って飲む感じだもんね。


「煮出しと水出しはどちらで?」


「水出しは香りが薄くなるとアイリーンからアドバイスもあって、煮出しにしておる。香ばしい香りがまた良くてな。煮出してる時から皆がふらふら集まってくるのよ」


 ほぉ。


「お酒と違って、すぐ出来上がるのもいいですね」


「子供でも安心して飲めるのも良い。皆で飲み切るようにしておるから、雑菌が増える問題を気にせんでいいのも良きことよ」


麦茶を入れて皆で飲むのも、イベント扱いってとこか。やっぱり、サイズがこれだけ違うと、文化・風習も随分変わってくるね。樹上生活が基本だから、火に対する意識もだいぶ違う感じだ。竈も自分達で率先して作る流れは生まれないだろう。重さで押さえるという発想がそもそも乏しいし。





さて、とシャーリスさんが話を切り出した。


「こうして見比べてみてわかるように、食文化一つとっても、妾達、妖精族と人族では大きく違う。相手の振舞いから、何をしようとしているのか、何を思っているのか、推測するのは案外難しく、その予想が外れることもしばしばじゃ」


 なるほど。


「こうして言葉を交わせるからこそ、意思疎通できるけれど、それが通じないとなると、互いに意思疎通する気があって、熱意も時間もあったとしても、確かに大変そうですね」


その通り、とシャーリスさんも頷いた。


塩粒でなく塩水にして塗るといった工夫が必要、というのも妖精さんが食べて顔を顰めてる様子を観察するだけで、その解決策に辿り着くのはかなり大変だろう。妖精さんが「塩の塊を食べたようで、しょっぱさしか感じない」と言ってくれたからこそ、ならば、と解決策も思いつけた訳だ。


 ん?


「シャーリス様、今更ですけど、どうしてこうして僕達は言葉が普通に通じてるんでしょう? 妖精の道を通じて僅かな交流があったと言っても、伝承で語られる程度には妖精さんは幻の存在だった訳で、普通に考えると両者の言葉が通じるって変ですよね?」


そう疑問を口にすると、これには賢者さんが答えを教えてくれた。


「アキ、それは召喚術式が補っているからだ。召喚主が召喚対象と意思疎通できなければ意味がない。だからこそ、召喚体形成時には、召喚主の言語を行使する能力は付与されているようだ」


 ほぉ。


「それは、召喚体が召喚対象の動きを完全再現するのと同様、召喚主の言語野を参照してる感じでしょうか?」


そんな真似をしてれば、そりゃ、召喚体の維持に膨大な魔力も必要になる訳だ。召喚対象と召喚主に対して、召喚体との間でタイムラグゼロの超高速通信状態を維持してる、って話だもの。


「検証せねばわからんが、召喚体だけで召喚主の言語能力を再現してる可能性は低いだろう」


 なるほど。


召喚後はソレ、として。


「召喚前は心話だから、細かいニュアンス込みで心同士を触れ合わせてるから、そもそも言葉を介さない意思疎通をする事も多いですね」


何かの概念を伝える場合も付随する感情なんかもセットで互いに参照し合う感じだから、心話と言葉による会話は根底からかなり違う。


「心話は心を直接触れ合わせる分、言葉のように明確かつ簡潔に物事を伝えるのには向いていない。互換性も乏しく、まったく異なる意思疎通手段と看做した方がいいだろう」


「ですね」


思考の連鎖に引き摺られて、横道に流れがちなのも心話の欠点だ。何せ会話みたいに話してる言葉に耳を傾けて、といったように一方通行の情報提供を互いに繰り返すといった流れを取らない。会話の方はそうして手間を踏むおかげで、一通り話すまでは聞くから、ある程度のブロック状の情報をセットで渡し合うのに向いている。それに比べて心話は、複雑な概念の組み合わせを伝え終わる前に、相手の反応が戻ってきて、それを認識すると思考が連鎖していくのは止められないから、話が途切れがちになる。ミア姉との心話も幼い頃は短文で語る感じにしてたものだった。


「賢者が話したように、召喚術式の特性上、もし異文化圏の者達が妾達を召喚できれば、互いの言語を学ぶ手間を省いて速やかな意思疎通を行えるに違いない。されど、こちらでの召喚の行われた実績を見るに、それは期待薄というモノよ。どうしても地道に互いの言葉を学んでゆかねばならぬ」


現状、僕かリア姉しか召喚術を使っても長時間の召喚維持はできないから、弧状列島の共通語しか使えるようにはならない。まぁ、それだけでも凄い話なんだけど。


「そこで、ホワイトボードに書かれている話、使節団に参加する魔導人形さん達と一緒に教育・訓練を受けたい、に繋がると」


「その通り。妾達も周辺地域に住む人族の言葉を全く知らぬ訳ではない。されど、知っているのは行軍中に交わされるような言葉、それもそう多くは知らぬ。そもそも、彼らに対して妾達はそう興味も無かった。今にして思えば、彼らが野営をしているようなところを観察し、耳を澄ませていれば、色々と知見も広がったかもしれないが、それは今言っても詮無き事よ」


 まぁそうだね。


では、ちょっとここで方針を整理しよう。


「それでは、梅案ですけど、他文化圏育成計画で現地に派遣する使節団、その第一陣を担う魔導人形さん達の基礎教育を速やかに開始すること、その教育には使節団参加を前提として、妖精さん達も初回から参加していく、ってとこでしょうか」


妖精さん達が欲しいのは、言葉の通じない、或いは身体や生態が大きく異なる種族とのコミュニケーション能力獲得だ。勿論、それを実践するであろう南北アメリカ大陸への渡航も実現するのは望ましいけれど、その前提となる基礎教育を共和国で履修し終えるだけでも、その恩恵は大きいだろう。


ベリルさんも、梅案ということで、僕の示した内容を記してくれた。


「となると、竹案は、現状の召喚術式のまま、使節団に同行する案か」


「能力をシャーリス様達を召喚する時のようなレベルにするか一割召喚にするか、一割召喚の人数だけ増やして、召喚が維持できる最低ラインで同期を時折行う程度として、召喚される方の負担を減らしつつ人数だけでも確保しておくとか、そういった辺りが竹案でしょうね」


お爺ちゃん程ではないにせよ、シャーリス様達を召喚する術式だと戦闘力は高いけれど、その維持に必要な魔力はかなり多い。常時三枠を埋めてしまうと、多分、研究組の活動にかなりの制限が入ってしまう。


なら、一割召喚ならどうかと言えば、維持の負担は少ないものの、戦闘力は大きく落ちる。何かあった時に対応しきれず召喚体が維持できず召喚術式が強制終了ということにもなりかねない。切れてしまえば、この惑星ほしの裏側での活動だから、新たに増員を送り込むなんてのは無理。そうなると現地での妖精さんの活動がそこで終わってしまう。


折衷案は一割召喚の人数を増やすこと。ただ、全員を常時フル稼働とせず、予備要員の人は召喚術式が維持できる最低ラインでの同期率に落しておいて、時折、同期率を戻して、といった程度で召喚体の維持をする。それなら手間も随分減るし、一割召喚体が一体失われても、予備二体が控えていれば、現地活動は継続できる。そして三か所に三名ずつ、合計九名を一割召喚しても、通常召喚一名分より負担は少ない。


って感じに説明すると、賢者さんも賛同してくれた。


「その竹案なら、今すぐにでも実現可能であり、召喚枠への負担を減らす折衷案もある。良い思い付きだ。実際に探査船団が未探査領域に旅立つのは、何年か後となることを考えれば、竹案そのままということは無いと思うが。更なる改善が成されたのが松案なのだな」


 そういうこと。


「です。同期率を落としても独立稼働させたい、という要望は、相手に四六時中の対応を強いたいから、という訳ではないので、召喚が切れると現地活動もそこで終わってしまう問題を防ぐ意図が大きいと判断しました。召喚位置を召喚体を通じて獲得して現地に後詰めを送り込める話は、できれば最高ですけど、必須ではない。召喚位置を宝珠に記録して、それを転移門経由でこちらに届けて、その宝珠さえあれば、現地に召喚体がいなくても、後詰めを送り込めるとかできると運用幅がかなり広がって素敵ですけど、これも必須ではない、と」


さくさくと、竹案、松案の要素を思いついたまま話していくと、ベリルさんが綺麗にそれを板書してくれた。


お、ケイティさんが手をあげた。


「召喚体の同期率低下時ですが、近衛殿の協力を得て確認したところ、生命活動バイタルサインの再現が停止し、人形のようにその形が保たれているだけ、といった状態になりました。ですから、同期率低下をする際には、障壁の守りを展開しておくといった工夫をすれば、召喚体の損傷による召喚破綻に至る可能性は低減できるかと思います」


何も活動をしていない、つまり呼吸もしてない、体温維持などもしてない、というなら、それこそ頑丈な箱の中に入って貰うと言う手もある。棺桶みたいなイメージがあるから、その案は口にはしないけど。


これには三人もある程度納得してくれた。


「意識がある状態でも、全方位に意識を配り続けるのは妾達とて無理じゃ。ならば、確かに独立活動できる高度召喚体に拘る意味も薄いか。やはり、こうして相談すると色々と思いつくモノじゃ」


「ですよね。それで、ここまで話してみてどうですか? 梅案だと実のところ、僕がさほど推さなくても、採用されるとは思いますよ。共和国も今回の提案に対して、使節団を担える魔導人形の育成、その最初の一歩として、子守人形レベルの技能を習得させる程度であれば、無理なく実施できるでしょう。そして、妖精の国としても、取り敢えずその段階を満たしたメンバーを何人か揃えられるだけでも、周辺国の人族との交流には大きな力となります」


すると、シャーリスさんは頷きながらも、それでは足りぬ、と告げた。


「確かに梅案であれば、一割召喚を用いて共和国かロングヒルで、その教育・訓練に参加すればよい。最低限、それに我が国だけの事を考えれば、それで良いかもしれぬ。だが、この一年で進んだ研究、魔術、時空間や召喚術式、心話といった技法への理解の進展を思えば、それはちと、目標とするには低過ぎよう。実際に探査船団が現地に向けて渡航するのはすぐとはならない。ならば、もっと目標は高く据えるべきとは思わぬか?」


もっと貪欲に、先を目指せ、と妾が言うとは思わなんだ、とクスクスと笑われてしまった。


 むぅ。


最低ラインから提示したせいで、意欲に乏しい、と思われちゃったか。ちょいミスった。


賢者さんも少し挑発的な目線を向けながら煽ってくる。


「これ以上、人を出すのは難しいと言っていた我らが、もっと参加させたい、対価も払おう、と言っているのに遠慮するとはらしくない。ここは時空間の理解、召喚術式の理解、同術式改良による世界間を超える僅か二つ、心話、召喚術式という二つへの理解を大きく進める絶好の機会であろう?」


もっと何か思いつけ、考えろ、何かある筈だ、もっと、もっと!


賢者さんが少しずつ前のめりになってきたところで、宰相さんがローブを引っ張って下がらせた。あー、うん、なるほど。シャーリス様や宰相さんと賢者さんでは、今回の話でも立ち位置は微妙に違うんだね。


シャーリス様、宰相さんは妖精の国と周辺国の関係改善や交流を成功裏に終わらせたい、その為の事前訓練や実地試験といった位置付けで、未踏破地域で場数を踏めれば最高であり、その稀有な機会をぜひとも手中に収めたい、と。


それに比べると、賢者さんは、これまで制限が掛かっていた研究活動に対して、妖精の国からの要望で、他文明圏育成計画の推進を行う対価として、現地活動の幅を広げることにも繋がる各種研究への制限を大きく緩和しよう、という流れを受けて、あれもこれもやりたい、フィーバータイム到来だ、と大喜びしてる、と。


 うわぁ。


熱量は高くても、向いてる方向が結構違ってるよ。しかも、賢者さんは遠慮せずこっち側に来い、と誘ってくれてる。


ここで宰相さんが思いを明かしてくれた。


「アキ、我々の考えを明かそう。我々は何としても未探査領域への魔導人形達による使節団派遣を優先させたい。大勢の魔導人形達が共にいる状況で、言葉すら通じない未知の文明圏との交流を行える、というこれ以上なく恵まれた機会は恐らくもう二度とない、そう判断したのだ。だからこそ、それを推すアキにも、我らと同じかそれ以上に熱意を持って欲しいのだ。無理押しせよ、とは望まない。だが、可能な限り早く実現させたい。こちらの他文明圏がエウローペ文化圏に対抗するのに時を必要とするのと同様、我らもまた周辺国家群に対抗する時を確保せねばならない。それには単に武力で追い払えるだけでは足りぬのだ」


だから、遠慮せず、というかこちらが少しは遠慮しろ、と呆れるくらいに望みを積み上げてくれ、と笑顔で燃料投下をしてくれた。


 えっと。


白紙小切手でも渡してくれそうな勢いに、ちょっと心が付いていかず空回りしちゃって、そんな僕を見て、シャーリスさんはふわりと飛んできて頭をぽんぽんと撫でつつ、魅惑的に囁いてくれた。


「遠慮せんでいい、と言ったのに遠慮されては大人の立つ瀬がないというモノよ。検証したい課題も山積みになってきておると聞いてもいる。賢者も弟子達に仕事を割り振れればもっと自由に研究できよう。子供はもっと我儘で良いのじゃ」


あぁ、なんて素敵な言葉なのか。ちらりと横を見ると、母さんやリア姉、それにケイティさんも、言うだけなら無料だから、と誘いに乗ることを認めてくれた。


 なるほど。


確かによくよく考えてみれば、伏竜さん対応は黒姫様、白岩様、それに説明が終われば実務を担う方々にお任せって感じになって手を離れるし、研究組がソレに関わることも少ないんだから、もっと貪欲に行くべきだった。


 よーし!


なら、全力全開、妖精の国の資源リソースは後から考えるとして、やりたい研究、検証についてできるだけ意識を広げてみよう。幸い、魔導技術面では賢者さんも来ているから万全、しかも賢者さんのやる気も上限突破してるのだから、それを活かさなくては!


 あ。


「すみません、ちょっと師匠を呼んでもいいですか?」


僕が提案すると、母さんは諦めたように、ケイティさんにその許可を出してくれた。

いいね、ありがとうございます。執筆意欲がチャージされました。


はい、そんな訳で、妖精さん達は、アキに熱意を持って他文化圏育成計画推進を後押しして欲しい、と頼み込んでくることになりました。しかも白紙小切手をちらつかせて、好きに書けばいい、子供が遠慮するもんじゃない、などと煽る始末。同席してるアヤやリアも、内心、こいつら何言ってんの、と頭を抱えていることでしょう。勿論、街エルフなので内心の動揺を隠す程度の事など朝飯前ですけどね。


次回の投稿は、四月三日(水)二十一時十分です。

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