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21-22.お姉様方の策、アキの策(後編)

前回のあらすじ:未探査地域を調べて、弧国の世界の中での立ち位置を明らかにしようね、その為に中東地域、アラビア海辺りからアフリカ東岸を南下していくと、喜望峰を抜けた後は3つのルートが考えられるよ、お勧めは南北アメリカ大陸の東岸を巡るルートだよ、という話をしました。その過程でついでに高位存在の所縁ゆかりの品を集めて、彼ら目線での世界も把握しておこうね、って伝えたら、なんか皆さん、静かになっちゃいました。お姉様方以外の皆さんには、高位存在との伝手を探したい、と以前から話していたのに不思議ですね。(アキ視点)

さて、もう一つの話に進むか、と思ったところで、ヤスケさんが手をあげた。


「アキ、一つ聞きたい。まだ確定した訳ではないが、神々から見た世界と、地の種族が見た世界、その両者を繋ぎ、実体のある神、竜神を共に暮らす民として扱う国は、現時点では我が国しかないように思える。これは世界に対してとても大きな優位性アドバンテージだ。これをどう活かしていくべきと思っておるのだ?」


 んー。


ちょっと地図を示して確認してみよう。


「えっと、その答えを話す前に確認ですけど、西への交易路の途中、大陸寄りに存在している大きな島、地球(あちら)で言うところの台湾島、それとセイロン島。どちらもかなりの高さを誇る山々がありますけど、現地での竜族、天空竜達と地の種族の関係はどんな感じですか?」


中国の福建省と台湾海峡を挟んで存在する台湾島、九州の八割くらいの大きさだけど、南北に連なる山脈は三千メートル級を誇る険しさがあって、東西の往来を困難にし、山岳民族が独自の部族社会を築いていた程だったんだよね。


挿絵(By みてみん)


インド南端、ポーク海峡を挟んで存在するセイロン島は北海道の八割くらいの大きさなんだけど、南部中央にどどーんと高い山脈がやっぱり存在していて、南部山岳地域を拠点とした王朝が最後まで独立国家として抗ってたんだよね。ポーク海峡自体は間を数珠繋ぎにするように多くの島々が存在するせいで、紀元前からばんばん行き来されていて、インドに成立した大国が海を渡ってセイロン島に攻め込み続けていた歴史がある。


挿絵(By みてみん)


「まず、地球(あちら)で言う台湾は、こちらでは竜宮の呼称で呼ばれている独立地域だ。地の種族は多く住んでいるが天空竜達の縄張りの中で住まうことを許されているといった関係にあって部族社会の域を出ていない。弧状列島に住まう竜達より体格的に優れた成竜が多く発見されていて、大陸側の竜達に対しても優勢を誇っている。限られた島内で棲み分けをしている為か、大陸にいる竜達ほど粗暴ではなく、近くを航行する我らの船団に対しても敵対的行動はしておらん。正式な交流はなく、互いに不干渉に留めているといったところか」


 ほぉ。


しっかし、竜の宮、竜宮とは凄い名称だね。昔話に出てくるような海の底にある龍宮とは随分、雰囲気が違いそうだけど。


「竜達の宮と称されるほど強い竜達が多いとなると、地の種族同士で争うどころじゃないでしょうね」


「うむ。ただ、彼の地は一部の高い峰を除けば雪も降らず、その地は豊かだとも言われている。多くの竜達が争わずに済んでいるのは、そういった理由もあるのだろう」


実りが少なければ、争い奪い合うしかないからね。


「彼らがどういった歴史を歩んできたかすっごく気になりますけど、それは別の機会にしましょう。それでは、セイロン島の方も教えてください」


「南部の山岳部を中心として成立していた国家がほぼ全土を統治していた筈だ。名はカンダだったかと思う。詳細を知りたいなら後で調べさせるが」


「あ、いえ。あまり細かいところまで突っ込むと大変なので、今は国家の在り方と竜達との関係がわかれば十分です」


「そうか。彼の地だが、地の種族が独立を保っていられるのは同島の山岳地域に住まう天空竜達の庇護下にあるところが大きいと聞いている。大陸側には同島までの行動範囲を持つ竜族がおらず、大陸側の歴代の国家も渡海して島の北部は占領できるものの、それ以上は攻め切らず撃退されるといった事を繰り返してきた」


 ほー。


「それだと、雲取様のところの森エルフやドワーフ達のように、結構、地の種族への理解が深いとか、竜神子みたいな方がいて双方の意思疎通を仲介してたりします?」


「期待の眼差しを向けたい気持ちもわからんではないが、そこまで密接な交流はしておらんようだ。だが、我々の船団が帰港できる大きな港湾を持つ大都市もあって、共和国との関係は深い地域だ」


 ほぉ、ほぉ。


おや、母さんが手をあげた。


「アキがたまに食べてるマンゴーも、そこからの輸入品よ」


 なんと!


「なんか一気に国際色豊かな感じに思えてきましたね。船団の行き来に竜達が干渉してくることがない、という関係も素敵です。竜宮の方と違って、案外、同島の竜達の所縁ゆかりの品なら入手可能かも。良いですね」


ニコニコな気分だけど、ヤスケさんが目で牽制してきた。


「アキ、細かいところに話が逸れる前に、望んだ二つの島についての話はしたのだ。竜神達を含む神々を通じてみた世界を知る優位性アドバンテージ、それをどう活かすつもりだ?」


 ん。


「大した話じゃないんですけどね。取り敢えずこの世界における棲み分けの一助になればいいなぁ、といった程度ですよ」


「お前の、大した話じゃない、ちょっと大変、ほど当てにならんモノもない。それで棲み分けとは、天空竜達、地竜、それに海竜との無用な衝突を避けることを意味するのか? そうであれば現状で既にその状態と言えるが」


ヤスケさんも、勿論、だから追加で何かする必要はない、なんて話になるとは微塵も思ってないようだ。目線で早く話せ、と促してきた。


「無用な衝突を避けよう、という大方針は変わりません。それに追加して、スエズ運河、パナマ運河の成立阻止と、エウローペ半島地域や我らが海(メアノストルム)沿岸勢の海外進出をできるだけ遅らせてみてはどうかなー、ってくらいです」


当然、あちらの地名だけ言っても通じないので、地中海の東端に位置するスエズ運河と、南北アメリカを繋げる地峡、その最短地点にあるパナマ運河、それとエエウローペ半島地域や我らが海(メアノストルム)沿岸勢を地図に囲んで示した。





「この説明は、②木を隠すなら森の中、だから森を育てていこう、に繋がる話なので、軽く話しておきますね。地理学の説明を終えてからの方が理解が深まるので軽く流します」


そう前置きしてから、先ずは地中海の東端、エジプトに存在するスエズ運河の地点を示した。


挿絵(By みてみん)


「ここには、世界三大河川の一つであるナイル川があって、河川を通じてですけど、細い湾のように見える紅海と繋ぐ交易ルートが以前からありました。ただ、外洋船で直接行き来するようなことはできず、あくまでも河川用の小さな船に荷物を乗せ換えて運ぶ、といった運用だったんです。それが変わったのは十九世紀、百五十年くらい前の話です。ここに巨大な外洋船の往来を可能とする巨大水路を通せばわざわざアフリカを大回りして行き来しなくていいね、って考えた人達がいて、スエズ運河を開通させちゃいました。それによって、ヨーロッパ地域とインドの最短ルートが成立するようになって、ここの海運が大きく育つことになったんですよ。目論見通り、アフリカ大陸南端を迂回していくルートしかなかったのに比べると、短縮効果は絶大で、その経済的効果は計り知れないモノがあったんですよね」


アフリカ南端の「吠える40度」の難所を超える必要もないのだから、そりゃ通れるなら誰でもスエズ運河を使うだろう。


おや、ジョウさんが手をあげた。


「運河というが、どれほどの幅で掘ったんだ? 外洋船を通すとなると、途轍もない規模になるのだろう?」


「大型帆船の全長の倍はいかない程度の幅ですね。なので基本は一方通行で運用してます。擦れ違うだけの幅がないですから」


運河の長さは東遷事業と大差ないですよ、と言ったら、そこは苦笑しながらもスルーしてくれる。


「その程度しかないとなると帆走は厳しくないか? 少しの操船ミスで簡単に座礁してしまう」


 うん。


船は自動車みたいに急には曲がれないし、止まれないし、風に流されたりするからね。しかも大型船だと舵を切ってから曲がり出すまで何キロとかだったりするし、低速だと舵の効きが悪くなる問題もある。


「はい。なので、動力船での運用が一気に進むことになりました」


そう同意すると、マリさんが手をあげた。


「その辺りは高い山々もなく天空竜達はいないし、砂漠ばかりで地竜達も寄り付かないわ。アキが先ほど言った棲み分け、というキーワードからして、我らが海(メアノストルム)に棲む海竜達を説得して、そのスエズ運河の建設を防ごうという腹なのね?」


 ほぉ。


なかなか鋭い。


「彼らが我らが海(メアノストルム)に棲むようになった、ということは彼らは、今の海の環境を好ましいと考えている可能性が高いと思います。スエズ運河が開通すると我らが海(メアノストルム)と紅海の間の海水が行き来するようになって、海流や海水の質、それに生き物の分布などにもかなりの影響が出るんですよね。それは嫌でしょ、と説得すれば、彼らはスエズ運河開通反対派になってくれるかな、って思うんですよ」


それに紅海と繋がると、インド洋に棲む海竜達がスエズ運河を通じて我らが海(メアノストルム)に入り込んでくることにもなりかねない。それはあまり歓迎できる変化ではないだろう、とも補足した。彼らが大洋を好むなら、大西洋で暮らしてればいい訳で、それを敢えて内海とも言える地中海、我らが海(メアノストルム)に引っ越してきたということは、外洋より内海を好むということだ。その最奥部分に穴をあけて大洋とのルートを設ける、というのは、さて、彼らにとって楽しい出来事かどうか、と。


 ん。


皆さん、良い感じの目つきになってきたね。


「スエズ運河がなく、アフリカ南部を経由する海運が発達するようになれば、アフリカ大陸沿岸部の発展にも寄与するようになるでしょう」


「パナマ運河の方は?」


「こちらは、示した地峡部分は険しい山岳地域なので、多分、天空竜達の縄張りとなっているでしょう。そこを一部とはいえ、大西洋と太平洋をショートカットできる便利ルートとして、地峡を横断する運河を建設し、複数の閘門を備えて、船の上げ下げに近場にある湖の水を我が物顔でじゃばじゃば使って、毎日、何十隻、何百隻と通行するようになる、それを彼らが了承するかどうか。大陸に棲む天空竜達の気性からして、運河建設や大型船がぞろぞろと通っていく状況を、何もせず見逃すとは思えません」


挿絵(By みてみん)


パナマ運河が通れないとなれば、南アメリカ大陸南端を経由して太平洋と大西洋を行き来することになるので、やはり沿岸地域の発展を促すことになるだろう、と告げた。それに南アメリカ大陸南端、ホーン岬の沖にあるドレイク海峡は「狂う50度」の中でも最も荒れた海域だから、天候次第で通行止めになるシーンも多そう。


お、リア姉が手をあげた。


「敢えて遠回りさせようというのは、交易の採算悪化に繋がるけれど、我らが海(メアノストルム)周辺地域をそこまでして封じ込めたいって話かい? 地球(あちら)の歴史からして、列強が暴れ回った植民地時代、世界のブロック化を避けたい、ってとこ?」


 ん。


「まぁ、結果としてそうなるかな。どちらかと言えば、足の速い兎に枷を付けて、亀の歩みを後押ししよう、くらいな話なんだけど」


日本あちらの兎と亀の競争したという童謡だっけ。足の速い兎は途中で寝ていたせいで、地道に歩いて進んだ亀に競争で負けた、とか言う奴」


「そう、それ。我らが海(メアノストルム)に棲まう海竜達が海運を抑制して、スエズ運河も無く、パナマ運河も無いなら、エウローペ半島地域は大西洋に面している僅かな地域しか海運が育つ余地がなくなるから、外洋船の建造や運用もだいぶペースダウンすると思うんだ」


「そこまでして、応援したい亀ってどこさ?」


「それは、ざっくり言えば、地球(あちら)で言うところの植民地化されてしまった地域全部。それらの地域が育つ為に街エルフの探査船団が種を蒔く。そうして世界中の往来がスローペースで進む間に蒔いた種が育って、列強の艦隊がやってきても戦うのは採算が悪いと思うくらいになってくれれば、世界中に多様な国が残ることになるよね。それが森。それだけ多様な国が沢山あれば、弧国もその中の一国ということで、さほど目立たないで済むと思うんだ」


そう話すと、ユカリさんが手をあげた。


「そこでヤスケ様の話と繋がるのね。神々から見た世界と地の種族から見た世界、どちらも知る弧国は、そのままではあまりに優位となって世界の中で浮いた存在になってしまう。けれど植民地を得てブロック化した経済圏を持つことがなければ、エウローペ半島地域の国々は、本国の規模相応の国ということになる。そうなれば、確かに弧国は目立たないでしょうね。同程度の国々が沢山あるのだから」


などと、一応褒めてくれた。うん。一応、だ。


「えっと、何か問題でも?」


「そうして種を蒔いて回った事に気付いたエウローペ半島地域の国々は、さぞかし弧国を恨みそうと思って」


 おや。


「それは、僕達が地球(あちら)の歴史を知ってるからこそ、同じように列強としての隆盛を極めることができなかった、だから恨まれると言う流れでしょう? そうした情報なしであれば、彼らは単に出遅れた、海竜達ともっと早く和解しておくべきだったと思う程度です」


僕は別にエウローペ半島地域に住まう地の種族の陰口を言って海竜との関係を悪化させる、みたいな暗躍をする訳でもありませんから、とシレッと話すと、あー、お姉様方がジト目を向けてきた。


「物は言いようってとこかしら。随分とミアに鍛えられたようね」


「それはもう。嘘はいけないよ、としっかり道徳を教えられました」


と返せば、お姉様方も面白い冗談だ、と笑ってくれた。


 そう。


嘘は言ってないからね。それにエウローペ半島地域の人達との交流次第では、そこまで警戒しなくていい、って流れになるかもしれない。ただし、そう確信できるまではあの地域にフリーハンドを与えては駄目だ。





ジョウさんが手をあげた。


「今の話だと、お姉様方(レディ)達の意見である「共存共栄の精神を広める」という話とアキの言う「②木を隠すなら森の中、だから森を育てていこう」の共通点と相違点は何になる?」


 うん。


「共通点は弧国で育まれた精神や概念を世界に広めていこうというところ。お姉様方独自の部分は共存共栄の精神を広める、その概念を支える多くの思想、歴史、ノウハウを広めるといったところ。僕の方の独自部分は、棲み分けをしていこう、それができるだけの時間を稼ごう、それと列強に対抗できるよう育つ種を蒔いていこう、ってとこですね」


そう話すと、場が水を打ったように静まり返った。


それでも、ミエさんが手をあげて静寂を打ち破る。


「それで、そこまで底上げしないといけないだろう、という理由が地理学とやらなんだね? 私達はまだ多くの未探査地域の詳細を知らない。けれど恐らくは列強足りえる国家は存在しないと。アキはそう見ている訳だ」


 いいね。


「はい。背景となるのは地球(あちら)の歴史、マコト文書に記されている近代史の歩みでもあるんですけど、それはどちらかというとオマケで、僕の判断自体は地理学ベースになります。なので地球(あちら)と違う要素があれば、結論は多少変わってくるかもしれません」


リア姉が手をあげた。


「それは、南北アメリカ大陸に馬がいたとか?」


「それはかなり大きな変化を生むだろうね。後は弧状列島みたいに高魔力の地域があって、魔術が独自進化してるとか」


僕とリア姉、それに母さんは今のやりとりでなるほど、と納得顔になったけど、他の方々は何のことやらって表情をしてる。


取り敢えず、話が濃かったので、ここで一旦休憩をとって、その次は地理学をざっと説明する事になった。僕が未探査地域には発展を阻害する要因がある、と告げた理由となる学問だからね。皆さん、だいぶ興味を示してくれた。良い感じだ。

評価、ブックマーク、いいね、ありがとうございます。執筆意欲が大幅にチャージされました。


はい、アキの示した外向けの策、そのプランの全容が明らかになりました。


ざっくり言えば「大航海時代から第二次世界大戦頃までの列強による世界のブロック化を避ける」って話です。まぁ、学校でも結構習ってる部分とは思いますけど、現地住民による自主独立が維持できたのって、欧州勢を除くと、自力で維持できたのはオスマン帝国、中国、日本だけなんですよね。タイ、エチオピア、リベリア、ネパールは、他に政治的な力学や様々な要因によって植民地化を免れたのであって自力で対抗したのとはちょい違うので。


アメリカもインディアン達の土地が欧州移民に奪われて独立したので、現地住民による自主独立という視点だと奪われた地扱いです。


インドのムガル帝国は結構頑張ったんですけどね。イギリスに敗れて滅びました。


オスマン帝国も第一次世界大戦後に解体されちゃいましたけど、まぁその前までは自主独立を維持できたので、一応、独立を保てた扱いです。


なお、これは第三者視点のSSで補足しますが、台湾島やセイロン島の詳細を「細かいこと」としてスルーしてますけど、これ、弧状列島で言えば連邦レベルの規模なので、その辺りの粒度についてもヤスケやお姉様方に愚痴らせましょう。


さて、次回からは地理学の紹介をさらっと行います。高校で習う地理は地形や気候といった基本的な地理的知識を身に付けるところまでで、次回紹介する地理学は、地理的知識+α、という複合学問になります。大きく分けると自然地理学と人文地理学に二分され、自然地理学は気性や海洋、植生といった自然と地理の組み合わせ、人文地理学は経済、社会、政治、都市などの組み合わせをして、それらに地理がどういう影響を与えるのか、なんてところを研究する学問です。


上記の通り、複合的かつ地球全域を視点とする為、地理学の成立は19世紀と遅いものになりました。コンピュータなしではやってらんない複合学問で、地理学とだけ言うと実は幅が広過ぎるんですよね。例えば同じ地理学を研究している先生だとしても、海洋地理学と経済地理学だと話は通じないんじゃないかと(笑)


アキが語るのは幅広い地理学の中でも、政治地理学になります。アキはこちらにきた段階でまだ高校二年生だったので、ガチに学んでたりはしなくて「はじめての地理学」みたいな本を読んで学んだ程度です。なので地理学と言ってもかなり基本的な部分に留めますのでご安心を。


興味のある方は、とっても面白い学問なので、ぜひ入門書なんぞを読んでみてくださいませ。地政学を楽しく読める人なら、きっと地理学も楽しいですよ。


<おまけ>

セイロン島の大きな港町は、スリランカ最大の都市コロンボのことです。東西貿易の交易拠点として大変栄えました。まぁそのせいでポルトガル→オランダと植民地時代を過ごすことになりました。


あと、2024年01月末現在、スエズ運河はイスラエルvsハマスの戦いによって交通量が激減、パナマ運河も渇水によって閘門の上げ下げに使える水量がなく交通量激減となって、アフリカ迂回ルート、南アメリカ迂回ルートがスポットを浴びていて、ある意味、丁度いいタイミングともなりました。

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