21-20.お姉様方の策、アキの策(前編)
前回のあらすじ:家族、サポートメンバーの皆さん達と、お姉様方と話した内容について振り返ってみました。事業に手を出すのってかなりストレス溜まる感じなんですね。リア姉がどす黒い雰囲気を出して淡々と語る様子は、会社勤めをしてる日本の父さんや母さんには無かった重さがありました。会社勤めも大変とは思うんですけどね。事業主の大変さはまた別種なんだなぁ、と。(アキ視点)
今日は日差しも良く、庭も使えるようになったので、久しぶりに庭先での歓談だ。
庭先をちらっと見たら、お姉様方に並んでジョウ大使も座って和やかに談笑してる。少し離れたところに用意されたテーブルもあって、そちらにはヤスケさん、母さん、リア姉が座ってて、リア姉は居心地悪そう。母さんは普通に見えるね。お仕事でも普段から接点があるから慣れているのかも。
「やっぱり、外はいいですね。室内と違って解放感があって」
僕の感想にお爺ちゃんも頷いてくれた。
「そうじゃのぉ。儂らもやはり天井がある場所は落ち着かん」
妖精さんだとふわふわ飛んでるし、壁や天井は邪魔としか感じられないんだろうね。なるほど。
ただ、ケイティさんは僕達に別の視点を教えてくれた。
「アキ様、確かにそのような利点はありますけど、魔導具で庭を覆って、過剰な日差しを抑制し、風の流れを弱めて資料が飛ばない程度にして、雨でぬかるんだ芝生から適度に水分を抜いて、と多くの手間を掛けている点はお忘れなきように。先日までかなり降ってましたから」
言われてみれば、確かに水溜まりもないし、地面も歩きやすそう。というか過剰な水分を抜く、って選択ができる時点で凄いね。
「ありがとうございます。そうした作業は庭師の皆さんが?」
「はい。天候が回復してくる予報も出てましたので、庭師達が張り切ってくれました」
次に会ったらお礼を伝えよう、と話すと、ケイティさんもそうして貰えると彼らも労われるだろう、と喜んでくれた。
さて。
「それで、ヤスケさん達が別テーブルになっているのは何故です? あと、ジョウさんがいらしてますけど」
「それはヤスケ様からの指示によるモノです。次代を担う者達が自由に議論を交わす場であるべきだと」
ほぉ。
「ならリア姉がヤスケさん達のテーブル側にいるのはどうしてです?」
「マコト文書の知を深く知り、竜神の巫女として竜族との心話も行っているリア様が混ざると、その意見に流されてしまい、議論を歪めてしまうから、との事でした」
「リア姉なら、僕と似た意見を出せてしまいますからね。確かに先にソレが出されてしまうと、ソレを前提とした議論になっちゃって、話の流れが狭まるかも。それでジョウさんが参加されているのは自主的に? それともヤスケさんが捻じ込んできました?」
僕の問いに、ケイティさんは少し同情を含んだ表情を浮かべた。
「国の未来、外向けの施策、民間活動について、皆が集まって歓談される場があるから、同世代のジョウ様も参加してみてはどうか、とヤスケ様から打診があったそうです。ジョウ様は自主的に参加したいと動かれて、皆様もそれを快く受け入れた、と伺ってます」
あー、なるほど。
ヤスケさんにそう切り出されたら、了承以外の返事は無いよね。お姉様方はミア姉の同世代だから、ジョウさんはリア姉と同世代だから少し下って事になるけど、まぁ成人年齢が二百歳前後な街エルフからすれば、ざっくり同世代って括りになるんだろうね。母さん達に比べれば明確に下の世代だもの。
「昨日のお姉様方の外向き活動検討会にはジョウさんも参加されてます?」
「リア様も含めて、参加されました。リア様、ジョウ様はあくまでも必要に応じて助言する程度に留めたそうです。また、ヤスケ様が参加されたのは議論があらかた出尽くした後のさほど多くない時間だったと伺ってます」
ふむ。
ヤスケさんが入ると、議論が不活性になったり、ヤスケさんの言動が方向性を決めてしまったりと、影響が出過ぎるから、そこは少し弱めに政の面から必要があれば助言する程度にジョウさんを押し込んだ、ってとこか。敢えて参加を控えることで思考を深化させよう、という考えだから、ある意味、最初からヤスケさんは教師モードだったんだね。
ジョウさんは全権大使として長老衆に近い思考ができる方だから、政の面からフォローする役目としては最適な人選だったろう。リア姉もマコト文書の知が必要となるようなポイントだけフォローするなら良い人選だと思う。積極的に混ざりたがらない力関係もこういう時は良い方向で働くってとこか。
◇
急かされてはいなかったので、慌てず食事をして身支度を終えてから庭先に到着。
「お待たせしました。ジョウさんも参加してくれて嬉しいです。制限なしに話ができる場ってなかなかありませんからね。こうした場が得られたことを大変喜ばしく思ってます」
そう切り出すと、ジョウさんは持ち前の社交性を発揮して爽やかな表情を浮かべつつも、ぶすっとした表情のヤスケさんを指して、その理由を教えてくれた。
「あくまでも民間主導の分野での話だから、私は補助する立場だがね。それと、ヤスケ様はタイミングが悪いとご立腹だ」
あら。
「ヤスケ御爺様、タイミング悪かったですか? 全勢力が争わない同盟を結び、食料の相互供給を約束し、史上初となる全勢力合同の巨大な東遷事業という治水に乗り出すことが決まって、統一国家樹立に向けた気運が高まってきた訳ですから、ベストタイミングと思うんですけど」
昨年、こんな話題を切り出しても誰も相手にしてくれなかった、と話すと、ヤスケさんもそこは認めつつも、ブスっとしてる理由を明かしてくれた。
「あと一日早ければ、ジロウ、クロウがロングヒルにおったのだ。奴らが帰国してから、話が飛び込んできたのは間が悪かったとしか言いようがあるまい」
ありゃ。
「でもヤスケ様、こういうお話好きでしょう?」
そう返すと、なんか機嫌が悪くなった。
「好き嫌いの問題ではなく、苦労を分かち合うという観点だ」
なるほど。
「確かにヤスケ様ばかり詳しくなっては、長老衆の皆様の中でもバランスが悪そうですね。多様な種族と直に交流して刺激を受けることは、引き籠りがちな街エルフにとっても必要でしょうから。人数もいるのだから、ロングヒル常駐の長老さんを増やされては如何です?」
「簡単に言うでない。そもそも儂が抜けた穴を居残り組が手分けして分担しておるのだ」
おや。
何気に長老の皆さんも抱えてる仕事が多くて大変、と。
「母さん、それなら、議員の皆さんのロングヒル常駐人数をもうちょい増やすとかってどうなんです?」
「私とハヤトの二名を常駐するだけでも、かなり粘って勝ち取ったくらいだから難しいでしょうね。それでも、アキが言うように政に携わる人員を増やすべき、って話は国内でも出ていて、ジョウくんの幕僚を増やすって話にしたわ」
ほぉ。
というか、ジョウくん呼びなんだ、母さん。ジョウさんもなんか少し居心地悪そう。
揶揄いたい気持ちはあるけどここは我慢して、先ずは出世されたことを言祝ごう。
「ジョウさん、出世されたんですか。おめでとうございます。全権大使の役職はそのまま、体制が強化された感じですか?」
祝福の気持ちを伝えると、ジョウさんも嬉しさ半分、面倒さ半分といった表情を浮かべた。
「東遷事業推進に伴って、共和国との窓口となっていた港湾都市ベイハーバーの機能を拡充することになった。ベイハーバーとロングヒルの間は馬車が通れる道路も整備されているから、今後は両都市間の交流も活性化はスムーズに行われるだろう。この大使館領はもう手狭で拡張余地もないから、ベイハーバー側に設ける拠点と業務を分担していく事になる」
ほぉ、ほぉ。
「そうすると、これまでジョウさんが担っていた業務を担当する役職の方々を新たに増やして、ジョウさんはその統括をされる立場になるんですね」
「全てがこれから、まだ形にすらなってないとこからのスタートだがね」
「立ち上げ部分から差配できるって、良い立場じゃないですか。青写真を描いて、寒村といった風情のベイハーバーを連合の海運を受け入れる物流拠点に変えていくんでしょう? しかもロングヒル経由で帝国領へと続く陸の物流の中継地点ともなる。ワクワクしますね」
男の子なら大喜びなジャンルだろう。都市設計なんて普通は関われるものじゃないからね。普通はもう都市が出来上がってて、様々な問題が起こる中、上手く運営していきましょうってとこまでだ。規模的にも現行の十倍、百倍と化けることになるから、初期デザインで先々まで見据えていく必要もあって、かなり大変だけど、とっても面白そう。
ただ、ジョウさんに思い違いを指摘されることにもなった。
「アキ、少し思い違いをしているようだが、あくまでもベイハーバーはロングヒル王国の都市であって、統治者はロングヒル王家だ。共和国もこれまでの経緯もあるから大きな発言権は持つが、あくまでも同都市を利用する一勢力に過ぎない。それにベイハーバーには大使館領のように治外法権を持つエリアは設けない旨も既に示されている」
なるほど。
「でも、今回のような全体構想が必要な話となれば、最終決定はロングヒル王家が行うにしても、都市計画は競争入札で決める感じですよね? ロングヒル王家の手には余るでしょうから」
「まぁ、そうなるだろう。だが、随分乗り気じゃないか」
ジョウさんが予想外といった驚きの表情をした。
おやおや。
「海運の要衝であり、恐らくは連邦や帝国の船の受け入れ口にもなることを考えると商業利用だけでなく、軍港としての運用も絡んでくるでしょう? そうなると共和国側の港町ショートウッドとの連携も考慮することになってくるし、共和国との間の海峡の広さから言って、往来する船舶の統制なんて話も必要になってくる。自国の領海が絡む話に連合の二大国の口出しなんて許容できないでしょう? 何が何でも全体構想は共和国が勝ち取る、これはもう確定事項でしょう。構想を練るなら、ファウスト提督も喜んで参加されるのでは?」
灯台を建てるとか、海図を共有するとか、嵐の際に逃げ込める退避港の整備とか、大型船の受け入れを可能にする浚渫とか、やることは盛り沢山ですねと伝えると、お姉様方が感心した眼差しを向けてくれた。
そして、ジョウさんも僕の指摘に頷いてくれた。
「アキの言う通り、話は港湾都市ベイハーバーだけに留まる話じゃない。近隣の港や、領海の管理に絡んで共和国が調整すべき問題は多い。そして、連合の主な地域との海運をどう発展させていくか、整備していくか、という話にも繋がっていく。多くの人々の意識を変えていくことにもなるだろう」
うん、うん。
「全体構想レベルになってくると、弧状列島全図を用いた議論が前提になってきますからね。素晴らしい。海運を語ることは陸運を語ることでもありますし、何をどこから運ぶのか、どこで何を生産するのか、といった商取引や一次産業、二次産業をどう育てていくか、といった視点も必要になってくるでしょう。そういった大局観なしには港湾都市ベイハーバーの将来は語れない。良いですね。……ちょっと本日の趣旨からズレてきちゃったので、この話題はこの辺りまでにしますけど、お姉様方が外向きの話を考えるに当たって、港湾都市ベイハーバーに絡む国内整備の話も前提に組み入れて話された、と思っていいですか?」
何せ、今の話が前提なら、弧状列島内において、物流を語る際に弧状列島全図を用いるという話になるから、僕が希望した前提条件その一「弧状列島の民が弧状列島の全体像を誰でも思い描けること」はクリアって事になって大変喜ばしい。
これにはミエさんが答えてくれた。
「それでいいわ。そうして物流の大改編を通じて、弧状列島全図や世界儀の示す世界観を広めていった、そうして統一国家樹立の前段階として、全種族が自身らが住まう地と世界の中での位置の認識を揃えた、ソレを前提としてあれこれ考えたわよ」
いいね。
「いいですね。情報をいつ、どう広めていくのか、どういった粒度で提供するのか、なんて話もありますけど、そういった細かい話は横に置いて、大きな視点で物事を見ていくことは未来を考えていく上では大切ですから。では、今日の議論の前提となる宿題、大雑把に言うとどういう策を進めるべき、という結論になったか教えてください。僕が考えた策も示して、両者を並べながら、議論を進めていきましょう。結構被る部分があるでしょうから、被る部分を話して、次に被らない部分を話す、そんなところでどうでしょう?」
「いいわよ。それじゃ、私達の考えた方針からね。①世界を知り立ち位置を明確にすること、②共存共栄の概念を広めること、大雑把に言うとこの二つになるわ」
ほぉ。
これはなかなか踏み込んできたね。
「①は、未探査領域の探査を終えること、海沿いからでは接触できない内陸地の情報も集めること、街エルフだけが運用できている人工衛星からの探査を活用すること、その能力を高めること、ってところでしょうか?」
「それに加えて、未探査領域は情報が乏しいか殆ど無いから、当てずっぽうに探査船団を派遣するのはあまりに効率が悪過ぎる。だから衛星の探査能力を高めて海外交易ができる大国の存在か所を予め絞り込む、そうしてから探査船団を派遣するのが良いと考えたわ。それらを押さえれば世界の中での立ち位置を把握するのは十分でしょうから。それと衛星からの魔力探査能力も高めて、竜族の生息域の分布も把握しておく必要がある、ってとこかしら」
おぉ。
「素晴らしい! 衛星からの探査を活用する、その性能を高める、確かにその強みを活かさない手はありませんね。それに大国との接触を優先するというのも見事な判断です。狭い地域に留まっている部族社会が統一を果たした弧状列島の対抗馬になることはないでしょうから。立ち位置の把握をできるだけ早く終える、いいですね。絶対的な強者である竜族達の生息域に触れた点も素敵です。地の種族の国家群を調べるだけでは、世界の半分を見ていないことになってしまいますから」
「随分、手放しで褒めてくれるのね」
「視点が世界儀ベースになっているというのが花丸さんですから。この意識の切替えって結構難しいと思うんですよね。衛星探査という概念一つにしても、人工衛星の運用やその視点の高さ、広さを理解できてない人からしたら、その理解から始めないといけないから、話ができる前提を揃えるだけでも一苦労でしょう」
鬼族や小鬼族の皆さんがこういった話題に加われるようになるのは結構手間ですよ、と話すとこれには皆さん、同意してくれた。
「では、次、②の共存共栄の概念を広める、でしたね。少し説明して貰ってもいいですか?」
「これはアキが再三話していた弧状列島に住まう竜族の特異性、それと歩んできた歴史の特殊性から辿り着いた発想ね。多様な種族が竜族も含めて互いに共存し共に栄えて行こうという意識に到達できた。だからこそ、まだ形にはなっていないけれど、統一国家樹立をしようという合意もできた。でも、これ、他の地域ではなかなか辿り着けない意識よね?」
その通り。
代表の皆さんも天地人の視点から分析してくれたけど、地の種族同士ですら共存共栄の合意に辿り着くのは至難だけど、そこに個としては圧倒的な強者である竜族も含めた点は、特筆すべき点だ。
「はい、僕もそう思います。竜族が自身らを他の小さな種族達と同様、同じ地に住む種族の一つであり、共に手を取り合って生きて行こうと考えた。これは簡単に辿り着ける状態ではありません。世界で弧状列島だけで起きた奇跡かもしれず、今後千年先まででも他の地域では起きなかったとしても不思議ではない、そう思います」
これにはお姉様方も満足そうな表情を浮かべてくれた。その結論に達するまでに結構な議論を重ねたのだろうからね。そして、しかもその概念を広める、ときた。
「それで、私達が考えたのは、共存共栄という概念、その考えに理解を示す国々を増やしていくべきと思ったのよ。弧状列島の民がその概念を持つ、それは強みとなりえるわ。ただ、その考えに同調し、自らもそう動く国々が増えないと、弧状列島だけが特異な考えを持つとなって、世界から浮いてしまう。それは不味いと思ったの。社会を動かすのは所詮多数派よ。どれだけ優れた考えを持つ者がいても賛同者が得られず少数派に甘んじていては、異質として排除されかねない。異質で理解できない存在は排除されるのが常なのだから。なら、どうすればいいか。未探査領域は既知の領域との接点がないのだから、私達が先んじて接触すれば、共存共栄の思想を広めて逆に多数派にできるんじゃないか、って。かなり夢を語ってるけど、アキが求めたのはそういうことでしょう?」
お姉様方がどうだーっと、結構自慢げな表情を浮かべてくれたけど、うん、そうするだけの価値ある発想だと思う。
ちらり、とヤスケさんの様子を見たけれど、ヤスケさんもお姉様方の辿り着いた結論にある程度満足されているようだね。政の視点から見ても、理念を同じくする他国が増える、というのは良いことだ。そこから同盟国にまで関係が進むか、というのはまた別の問題だけど。
さて。
では、僕の方で考えた案も示していこう。
「はい、僕が期待していたのはそういったお話でした。……それでは、僕の考えた案をお話しますね。①世界を二つの側面から理解して立ち位置を明確にしよう、②木を隠すなら森の中、だから森を育てていこう、大雑把に纏めるとこの二点になります。かなり被りましたね。うん、うん、これは面白くなってきました」
ベリルさんがホワイトボードに両者の出した大方針を並べて書いてくれた。
やっぱり世界儀ベースの視点を前提とできると、話題の粒度を大きくできるから良いよね。
……なんて感じで僕は大喜びしたんだけど、お姉様方はいまいちピンとこなかったようで、説明を求めるといったところか。他の皆さんは僕との付き合いも長いから、ある程度はこれだけも何を話すか想像ができたっぽい。さて、それじゃ両者の共通部分を骨組みとして最初に語ってから、違う部分を披露していくとしよう。
いいね、ありがとうございます。執筆意欲がチャージされました。
お姉様方+ヤスケと外向けの話をする筈が、書いてみたらジョウ大使が入ってた。不思議ですね。まぁ執筆しているとこういうことはよくあります(笑)
ジョウ大使もアヤから「ジョウくん」呼ばわりされてて、ちょっと可愛らしかったですね。
二十一章、今回語る部分は世界史的な視点や、世界規模の気候に触れた話になってくるので、補助的に地球の世界地図をちょこちょこ補足で入れて行こうかと思います。
話を聞いてもさくっと頭に地図を思い描けるかというと、ちょっと難度が上がるかな、って判断からです。
例えば、鉄砲伝来に絡めてオスマン帝国、サファヴィー朝、ムガール帝国、明王朝、日本と語るとして、日本の鉄砲の国産化、大量配備で他の大国に比べて不利な点があり海外交易でそれを補ったって話題を出すつもりです。この辺りは有名どころなのでまだ平気かなって気がするんですけど、同時期の西アフリカにあったソンガイ帝国となるとかなりマイナーかなぁ、と。
地理的な話で行けば、オーストラリア(とインドネシア)、台湾(と中国の福建省)、セイロン島(とインドのタミル・ナーデゥ州)、マダガスカル島(とモザンピーク共和国)、イギリス(とフランス)、日本(と朝鮮半島や中国)を語るつもりですけど、名前だけ文字で出てもイメージしにくいとこがちらほらあるかなぁ、と。
……ってところをアキは嬉々として語るんですけど、世界地図に馴染みがないこちらの面々は当然置いてきぼりになってしまうので、そうならないようにアキが用意して貰った白地図に書き込んだりしながらあれこれ話をしていく、そんな感じになります。
次回の投稿は、一月二十四日(水)二十一時五分です。