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20-2.素人集団の竜族と軍制度(中編)

前回のあらすじ:最初の顔合わせは軽く終えたので、参謀さん達との打ち合わせの二回目は、前回の軽い振り返りをしてから、「死の大地」の浄化作戦について、ちょっと深い話に踏み込んでいくことになりました。体力自慢だけどソロ活動しかしてこなかった人達を三千人集めて、はい、今からチームを組んでアルプス縦断していきますよー、なんてことをする流れな訳で、組織作りと作戦運用するよう言われれば途方の暮れるのもわかりますね。しかも「死の大地」は空まで呪いが覆い尽くしていて、どう反応してくるかもわからない。

ソレを何とかせい、と言われるのだから大変でしょう。(アキ視点)

さて。参謀さん達の見解は軽く聞いてみたけど、統率の取れた高度な専門家集団、特殊部隊相当の構築と、その集団が実態のよくわからない「死の大地」の祟り神、呪いの実態を調べる調査班も担ってることに頭を悩ませているようだ。


敵戦力漸減を目的とするなら、できるだけ呪いを削っておきたい。けれど調査する方からすれば、所詮、初期調査なのだから戦力を可能な限り温存した上で調査を行うのが望ましい。ただし被害が出ない範囲でできるだけ情報を集めたいし、祟り神に手の内を明かさない事が条件だ。


 うん、落し処どこだよ、と嘆きたくなるのもわかる。


「竜達によって構成される攻勢作戦編成ストライクパッケージは、「死の大地」を覆う呪いをごっそり削り取る浄化作戦の第一弾と、外からの観察だけでは掴めない敵情、戦闘時の反応を、実際に戦力を叩き付けることで明らかにする大物見を兼ねた提案でした」


そう切り出すと、皆さんもこれには同意してくれた。


「天空竜の持つ能力を十全に駆使し、高い魔力を活かした広域浄化をしつつ、祟り神が体制を整える前に飛び去って反撃も回避する。呪いが想定範囲の挙動をするなら、被害を最小限に抑えつつ、覆い隠されていた「死の大地」の呪いの実情も露わにできると思えた」


ファビウスさんは更に、攻勢作戦編成ストライクパッケージは隣接する他部隊と歩調を合わせながら、浄化できる速度で「死の大地」を横断していくだけであり、同行する仲間達は護衛や観測に専念するという意味では役割もシンプルだ、と褒めてくれた。


 うん、うん。


「街エルフが彼の地を去る前に認識していた地図を覚えて、それと縦断していく攻勢作戦編成ストライクパッケージ群の翼端に当たる部隊の位置取りとペースを、海沿いに配置した地上チームや、海上に配置した船舶チームが補えば、突出し過ぎたり、逆に遅れたり、あと進行方向がズレて浄化エリアに穴が空くような事態も避けられるでしょう」


そう補足すると、シゲンさんが割り込んできた。


「ところでだ、いきなり竜族にそんな大作戦をやって貰う前に、俺達、つまり地の種族が一定間隔で一個小隊程度の部隊を配置し、地形の差を浄化作戦における障害、つまり呪いの反撃、難度と看做して、全部隊がペースを合わせて直進することで対象地域全体を踏破するという訓練を考えてみた。どう思う?」


ざっと広げられた地図は、縮尺表示からすると二十キロ四方くらい。その一辺に二キロ間隔で十部隊を配置する。で、子供が描いた作戦図としか言いようのないシンプルさで、各部隊が直進して、二十キロを踏破するといった内容だ。


「小隊は最小の二十五名程度?」


「そうだ。あまり多くすると攻勢作戦編成ストライクパッケージよりチーム内統制難度が上がってしまうから合わせた」


「この間隔なら、互いの位置関係は把握できるけれど、何をやってるのか詳細は不明くらいにもなりますし、踏破する距離はえっと、こちらの感覚だと一日踏破ですか?」


「長くても半日を見込んでいる。攻勢作戦編成ストライクパッケージの模倣をする為、浄化の代わりに広域探査をする者達、その護衛、作戦領域内の探査役と分ける。全員、戦闘地域内での活動を想定して身体強化術式は常時発動だ。ゆっくり歩いてたら竜族の足の速さの模倣にならないからな」


 ほぉ。


というか、装備も大半は空間鞄に放り込み、地球あちらではまだ実用化すらされてないパワーアシストスーツを身につけて、長距離移動も苦にしないって感じか。地球あちらでは歩兵の大部隊が一日に徒歩移動する距離は二十キロ程度が限界なのに、こちらはその倍か。いやはや、凄い。


「地形だけでは進行速度のブレの再現にしかなりませんが、呪いが能動的に対応してくる場合を模倣する邪魔役も配置する感じですか?」


「当たりだ。軍事的な常識ではありえない事だが、呪いを模して敵部隊役を分散配置もしておく。漂っている呪いは、竜の力ある声で掻き消せるだろうが、核を拠り所とした呪いは、魔導具と同様、その力は残り、周囲の呪いが浄化されたことに反応して邪魔をしてくる想定だ」


 ふむ。


「合計千人くらい参加する結構大掛かりな訓練ですね。派手さはないけど、浄化作戦が大規模なのだから、その予行練習の前段階、実地試験となれば、これくらいの規模にもなるのでしょう。攻勢作戦編成ストライクパッケージによる前段作戦を模して、ということは通信能力も制限をつける感じですか?」


「その通りで、両端の部隊だけは、作戦領域外に待機してる支援チームとの連絡を許可するが、基本的にチーム間の連絡は、各チームに一名が同行する妖精同士の伝話だけに限定しようと考えている」


 ほぉ、ほぉ。


「良いですね。雲取様も雌竜の皆さんと伝話を試してみて、一方的に短文を送りつけるだけでも、その便利さは理解できた、と話されてましたから、本番でも竜同士の長距離連絡手段として重宝するでしょう。流石に浄化作戦時となると、チーム間の距離が遠くて、いくら竜でも声は届きませんから」


いやー、さすが、その道のプロだね。各チームの構成メンバーの種族は違うけれど、いい感じに攻勢作戦編成ストライクパッケージの運用を地上作戦で模してると思う。その旨を伝えると、そこでシゲンさんが僕の奥底を覗き見るような視線を向けて本題に入ってきた。


「で、だ。この実地試験、色々と足りてねぇんだが、そこんところはどう思う?」


 んー。


「空戦を陸上戦で模すことの限界ですけど、空での戦いには足止めって概念はないんですよね。このあたりは近衛さんも指摘されたかと思いますけど、天空竜は敵の攻勢をやり過ごす為の行動として、左右に迂回するだけじゃなく、高度を上げることで該当地域を迂回することもできます。本当なら地上まできっちり浄化して欲しいところですけど、呪いの邪魔が激しくて被害が増えそうなら、高度を上げて距離を離すことで被害を軽減、進行ルートを維持することも可能でしょう」


そう話を振ると、近衛さんもその通りと頷いた。


「我ら妖精族はさほど高くは飛ばぬし、下方の敵を放置したまま、その上空を飛び越えていく選択を取るくらいなら、作戦自体を仕切り直すだろう。だが竜は足が速い。それに雲の上まで昇るのも容易だ。抵抗が激しい地域は高度を上げてやり過ごし、抵抗が下がったら高度を下げて浄化していけばいい。作戦の目的は呪いの覆いを剥がし、露わになった大地の呪いの分布を知ること。ならば、強い抵抗がある地域は分布密度も高い、と判断できる。第一弾としての調査なら、それで十分だろう」


うん、そうだよね。


「そこで俺らはふと、気になったんだ。竜族は確かに魔力は強大でその発動も瞬時ではある。自身に向けて放たれた術式に対して、相殺するよう術式で迎え撃つのも容易と聞く。……だが、今回の攻勢作戦編成ストライクパッケージの主力、力ある声を響かせて浄化する役は、浄化しながら自衛するのは難しい。だからこそ護衛役をつける訳だが、天空竜は他の竜に向けて放たれた術式を防いだりできるのか? というかやったことはあるのか?」


シゲンさんが地の種族の感覚で、護衛をすると考えては駄目だろ、と話して、僕の答えを待った。


 あぁ、なるほど。


「近衛さん、妖精さん達の場合、基本は自衛だと思いますけど、シャーリス様に付き従う近衛部隊が用意されているくらいだから、大技を使う時には護衛は近衛さん達任せ、となる感じですか?」


「そうだ。陛下の全周囲を囲うように護衛を配して、必ず攻撃と陛下の間に護衛が割り込める陣形を組んで守る」


「妖精さんは羽を広げた球状範囲内くらいなら、簡単に術式の相殺はできますよね?」


「無論、可能だ」


まぁ、そうだろうね。というか、問題視してるのがどこか見えてきた。


「つまり、竜族も羽を広げて尻尾を伸ばした全身のどこかを攻撃される程度の範囲なら、普通に攻撃を相殺できるだろう、だけど、その程度の範囲を防ぐ盾とした場合、共鳴して声を届ける二柱の竜への攻撃を相殺するには、周囲を飛ぶ四柱の護衛では穴だらけ過ぎないか、って疑問を持たれたんですね?」


僕の指摘に、シゲンさんも大きく頷いた。


「妖精族が空中で誰かの護衛ができるのは、飛ぶ速度が遅く、仲間との距離を詰められるからだ。守る対象のすぐ近くにいるなら、護衛を避けて対象を狙うのは難しい。だが、竜族の飛び方はかなり速い。自然と仲間との距離は大きく開けることになる。そうなると、歌う二柱もそれなりに距離を離しているだろうから、その周囲を四柱が周回警戒してたとしても、殆どの方向で護衛の守りが、歌う二柱と被ってない事になる。さっきの想定なら、眼下の大地はぜんぶ呪い、敵だ。そうなると歌う二柱を直接視認できる位置の呪いも多くあることになるだろう」


「つまり周辺を四柱が飛ぶ程度ではスカスカ、守りになってないんじゃないか、と」


僕の言葉に、皆もその通りと同意してくれた。





さて、では問題は何か。こちらでは何が護衛を破綻させ、地球あちらでは、何が護衛を成立させていた?


答えは簡単、地球あちらでは中長距離の攻撃武器はミサイルしかなく、現代では艦船相手に自由落下爆弾を使うとか、機関砲で銃撃するなんてのは稀だろう。撃たれたミサイルを迎撃するのは大変だから、敵をできるだけ遠距離で察知して迎撃部隊を向かわせて、撃たれる前に撃墜するか、重たい対艦ミサイルを抱えたまま死ぬのを忌避して迎撃部隊との空中戦をしようと対艦ミサイルを廃棄すれば、迎撃側からすれば、そうさせただけでも艦隊防空任務的には成功と言える。


ちなみに日本のF2支援戦闘機は、世界でも唯一、バカでかい対艦ミサイルを四発も積めるという対艦番長だけど、そんな爆装状態では輸送機並みの鈍重さになるから、対艦攻撃可能な位置まで、敵機を払い除ける護衛部隊の存在は欠かせない。ゲームと違って現実ではステルス戦闘機は空対空ミサイルを四発程度しか内蔵できないし、空対空戦闘と、空対地或いは空対艦戦闘を同時にこなすなんてのも無理なのだ。


ん、シゲンさんが手を上げた。


地球あちらでは空軍はこういう時はどうしてるんだ?」


地球あちらでは敵をレーダーで探知するので、裕福な国なら、進行方向に存在するレーダー発信源を虱潰しに破壊しつつ、欺瞞させるレーダー反射材、チャフを空に大量にばら撒いて侵攻部隊が紛れるようにします。また広域に対して妨害電波を出すなんてのもやりますね。その混乱を突いて、侵攻部隊はレーダー撹乱機能の付いた機体を伴って目標に接近し、空対地ミサイルを放って破壊してました。初期の頃は夜間視認能力が不足していたので昼間に攻撃してましたが、現代ではそんな作戦を夜間に実施するのが定番です」


こちらでも探知術式にも、魔力波を放って反応を捉える能動式アクティブと、ひたすら感覚を研ぎ澄ませて捉える受動式パッシブがあるから、それを例えて説明するとそれなりに理解して貰えた。敵の迎撃網を手薄にするために千キロ単位で離れた方面に陽動作戦を仕掛けて何十機も本格的な侵攻を模して飛ばすなんて真似もするんですよ、と補足すると、その規模の大きさに目眩がするとまで驚かれた。


「撃たれる前に潰す、見つからないよう紛らわせる、敵の部隊を他方に引き剥がす、か。なるほど、理に適った対応だ。だが、呪い相手となると、夜の闇は相手の領域、陽光の邪魔がない分、呪いは昼間より夜間の方が活性化する。先に潰そうにも呪いの闇が覆っていて何処にいるか解らない、だから闇を引き剥がそうって話だからそいつも無理。紛らわせようにも天空竜の魔力を隠すなんてのは無理筋だ」


「魔力探知が苦手な僕でも竜のそれは探知できますからね」


アレを隠すとかは無理筋だ、と同意すると、シゲンさんも安堵の笑みを浮かべて話を続けた。


「そうなるとだ、仮に指揮と判断能力に優れた竜達の大部隊を編成できたとしても、その能力を活かす前に、力ある歌声を邪魔されて、「死の大地」から早々に撤収する顛末になるとしか思えん。高速飛行と広域浄化の組み合わせは悪くないが、闇を払うだけで呪いの主力を残したまま、敵地を飛び抜けろというのは、いくら天空竜でも無茶ってもんだろ」


地球あちらで言えば、電波撹乱だけした状態、敵防空網制圧をせずに敵地を飛び抜けろ、って話だもんね。それも自分の位置を派手に喧伝する歌声を響かせ続けて、だ。


まぁ、さらりと聞いただけでも無理筋と思える。


でも、ここでハイそうですか、と返事をしたら話はおしまいだ。それはつまらないし、参謀の皆さんも、ここから実現可能にまで話をひっくり返してみせろ、と目が期待に満ちている。


 くー。


なんかゾクゾクしてきた。ここまで期待の籠もった眼差しを向けられたなら、信じてくれればただの小娘だって、湖の水を飲み干すくらいやってみせます、と大見得きってもみたくなるってものだ。


それなら、正面から堂々と打ち破ってみせよう。


「悩ましい話ですよね。……ところで、呪いですけど、彼らは生きておらず、現象に属する存在であって、刺激に対して反応を返すだけと聞いてます」


「その通りだ」


「では、刺激、今回の場合は広域に響き渡る歌声、死者を悼み、地に縛られた魂の開放、昇天を願う鎮魂歌レクイエムを聞かされたとして。呪いはどんな反応を返してくるでしょう?反射で呪歌の大合唱を返してくるなら、なかなか文化的な反応です」


そもそも参謀さん達は軍事の専門家過ぎて視野が狭まってるようだからね。


自軍に対して最も脅威度の高い敵戦力から無害化する、というのが、かなり高度な知的能力を必要とすること、現状を分析して未来を予測し、被害を抑える思考なんて話は、犬、猫にはできない、なんてところから理解して貰おう。


文科比較学、その枠を異なる種に広げる話だ。こちらではあまり進んでない分野で、ミア姉も興味津々だったから、きっと楽しんで貰える筈。


っと、ケイティさんが話が深くなると見越して、ベリルさんを呼び寄せる指示を飛ばした。板書しつつでは、話の理解が不十分になると見越したようだ。


連邦大使館に備え付けられてるホワイトボードも出してくれた。ベリルさんが来るまでは板書を引き受けてくれるようでありがたい。


 さて。


では、討論会ディベート開始だ。

ブックマーク、いいね、ありがとうございます。執筆意欲がチャージされました。

誤字・脱字の指摘ありがとうございました。やはり自分ではなかなか気付かないので助かります。


攻勢作戦編成ストライクパッケージによる「死の大地」の縦断浄化は、呪い側が体制を整える前に飛び去れるから、呪いからの反撃が大した話でないなら効果的だね、と認めては貰えました。ただ、同時にシゲンから、そうは言うものの、呪いの闇を払うだけでで呪いの基点は健在、その上を歌声を派手に響かせながら飛んでいく、護衛役の竜達を用意すると言っても、そもそも他の竜を守る真似なんて竜の飛び方で可能なのか? と疑問も呈されることになりました。


褒めつつも、問題点を指摘。このままじゃ駄目そうだ、と話を振られて、アキは参謀達の期待に満ちた眼差しを受けて、がぜんやる気が湧いてきました。……この辺りがアキのアキらしい気質なんでしょうね。その道の専門家集団がずらりと並んでる中、孤立無援と言ってもいい状況に置かれて、逆にワクワクしてくるのだから。普通の若者なら相手が同年齢、同数での討論会ディベートだって冷静に話を続けるのだって苦労するに違いありません。


あと、アキは参謀達が期待の籠った眼差しを向けてきた、と認識してましたが、多分、並みの子供なら、子供への配慮一切無しに、値踏みしてくる老練な大人達に囲まれて、そこまで落ち着いて観察してなどいられないでしょう。いずれまたSSで参謀達の視点を補足しますけど、アキのそうした態度、振舞いは演技ではないとバレてることもあって、参謀達を内心唸らせることにもなってます。大勢を前にしても自らを律して普通に振る舞える、というのはそれだけで普通じゃないですからね。本来なら貴族や王族といった、他人から見られることを前提とした育ちの子でないと身に付かないモノです。


まぁ何はともあれ、参謀達との討論会ディベートスタートです。以前、ロングヒルで行った戦史「バグラチオン作戦」の紹介の時にも、将としての能力を持つジョウ大使が参加したりはしてましたけどね。ただ、彼が持つのは一方面軍を率いる程度の能力であって、多くの軍を用いて国同士の争いの道筋を見定める大戦略となると、あの場にはそれを本業とするような人はいませんでした。


なので、内容が被る感はありますが、更にぐぐぐっと踏み込んだ内容になります。とは言うものの、相手の本拠地ホームグランドで戦うような愚は犯しません。ただでさえ多勢に無勢ですし。それじゃ討論会ディベートになりませんからね。


次回の投稿は、七月五日(水)二十一時五分です。

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