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17-17.登山を終えて(中編)

前回のあらすじ:登山から帰ってきたトレバーさん、ナタリーさんから、登山前にやった事についてあれこれ聞けました。やっぱり色々想定してみても、やってみないと分からないことも多いですね。(アキ視点)

登山準備に関する話だけど、やはり、それぞれの所属する勢力や、その中での立ち位置、今回の登山に選抜された経緯、本人の意向など、話す内容は多岐に渡ったそうだ。同じ勢力なら阿吽の呼吸で理解できる内容も、種族が違うとなれば、根底にある文化、思想も変わってくる。だからこそ、疑問をぶつけて、答えを自分達の文化に当て嵌めてあれこれ考えて、その時の会話から更に疑問が広がり、と話題はなかなか尽きないのも当然だ。


ただ、トレバーさんも、ナタリーさんも、今回はかなり素養のあるメンバーが選抜されていたからこそ、全行程三泊四日程度で何とかなったが、その結果を一般化してはいけないと強調していた。各種族から人を集めて共同生活させれば理解が進んで一件落着、となる、などと考えてはいけないと。


僕に言い含めるように念押ししてきたから、理由を伺ってみたところ、異文化、異種族に触れて、多くの違いを受け入れて、共通点を見出して理解を深めるには、違いを推測し、想像して埋められるだけの広範な知識や経験が必要で、今回の選抜メンバーですら、色々と腑に落ちないこと、そういうものだと聞くだけ聞いてそれ以上深く考えるのを止めた、なんて話が多かったそうだ。


それこそ、異文化コミュニケーションの楽しさですよね、と同意したら、そうじゃないと呆れられた。僕は地球(あちら)の知識があるから、多様な文化があって当たり前、それぞれの地に即した生き方があり、郷に入っては郷に従え、という思想も普通に納得できている。けれど、こちらの住人はそうではないのだと、切々と諭された。


自分の国の中で生活が完結しており、他国へと出向く一部の職業であっても、せいぜい隣国までしか遠出をすることがない。国々を束ねる組織、連合、連邦、帝国といったところで働く者は母国から遠く離れはするが、それは極一部。だから、言葉が通じても、聞いた話のそれぞれが孤立した糸のままで、それらを編んで織り上げた、一つの作品として完成した敷物のようにならないのだ、と。


 まぁ、云わんとするとこはわかる。


でもまぁ、そこは努力で、と纏めようとしたら、そこも駄目出しされた。自分達のように他国について多くを知る立ち位置にある者であっても、異種族、異文化は未だに戸惑うことも多い。各種族から人を集めて共同活動をして一体感を醸成するというのは、全員が協力しないと生き残れないような冬山に、未経験者をまともな装備も無しに放り込むようなモノだ、と言われた。確かに団結して生き残れるチームも出るかもしれないがあまりに分が悪い賭けだとも。一度に混ぜるのではなく、一つの種族と共同活動をして、慣れたら、次の種族というように、段階を経るべきだと。


 むぅ。


でも、ロングヒルに来てる人達は皆さん、仲良くできてるよねー、と言おうと思ったけど、二人の話を聞いてその通り、それこそ王道だ、と皆が頷いているのを見て、自説を語るのは断念した。リア姉にどーんと混ぜて衝撃的な出会いをした方が思い出が強く残ると思わない? って聞いてみたけど、マコト文書に触れてきた家族やサポートメンバーの感性は、かなり一般からズレているから参考にならない、と言葉を濁されてしまった。


 残念。


でもまぁ、実際に経験してきた人の意見は貴重で、軽視することはできない。理想論が難しいのは成立するのに必要な前提条件が実は沢山あって、しかもそれが隠されてたりするところなのは確かだからね。





「それでは、次は麓のキャンプ地から山頂に至るまでの話をしていこう。予め、ルートも選定されており、どこで何をするか計画もできていたので、道中、本当の意味で危機的状況に陥るようなことは一切なかった。皆の実力を思えば、かなり余裕のある工程だったとさえ言って良かった。しかし、最初の躓きは、第一休憩地点で起きた」


 ん、当ててみろ、ってとこか。


「歩くペースが合わなくて、手持ち無沙汰な人が出てきたとかですか?」


「ある意味近い。正解は天空竜が歩くペースに合わせて空を飛ぶストレスに音を上げた、だ」


トレバーさんの言葉に、ナタリーさんの方もそうだった、と頷いた。


「え? でも召喚の経路(パス)から魔力供給はあるから、ずっと浮き続けてても魔力不足とかにはならない筈ですよね?」


「確かに。効率の悪い飛び方に魔力切れとなった訳じゃない。聞いた話では、そもそも竜の飛び方は常に移動を伴うモノで、空中静止飛行ホバリングのような真似は何かあった時に初動が遅れるので忌避されるらしい。そして、我々が一歩ずつ進んで行くペースは、空を飛ぶ彼らからすればあまりに遅く、高い視点からは先が見えることもあって、まだこれしか進んでない、またペースが鈍った、などと、ペースを合わせて浮いてるだけで、イライラしてきて、自身の精神が不味いと自覚するほどだったと教えてくれた。聞いた感じでは、亀の歩みを眺めているようだった。亀の意思は尊重したいが、そのペースに合わせていたら、目的地には永遠に到着できない気がする、と」


 あー、なるほど。


「よほどの亀好きでないと、途中で飽きてくるでしょうね」


「それと、我々の近くを飛ぶ、というか浮くというのは、着陸寸前の姿勢のままずっと止められているような不自然さが拭えないそうだ。降りるなら降りる、飛び上がるなら飛び上がる、といったようにどちらかにすべきなのに、いつまでも妙なところにいることを強いられる、そんな感じと話していた」


「そう言えば、以前、風洞実験をやった時の雲取様も、飛んでいるのに位置が変わらないというのはかなりストレスになると言ってました。かなり根深い話っぽいですけど、どうしたんです?」


「妖精の旅人にこちらの音を風に乗せて届けて貰い、空にいる竜は強度を落とした思念波で語り掛けるようにして、ゆったりと周回飛行して貰う形にしたのさ。竜は視力が良いから、こちらの行動はよく見える。必要があればその時だけ降りてきてもいい。狭い半径で周回飛行すると目が回らないかと聞いたが、地上すれすれを空中静止飛行ホバリングしているよりは遥かにマシだと教えてくれたよ」


 なんか、光景が目に浮かぶようだね。


確かに武装ヘリに、数メートル程度の高度、時速四キロ程度で何時間も手動操作で歩兵に合わせて飛べ、と言ったら操縦士のストレスは半端ないだろう。


「まぁ、でも一応、解決できて良かったですね」


「そして一難去ってまた一難。次の問題が起きた」


 あー、また、当ててみろと。


「想像しにくいんですけど、話の流れからして、まさか妖精さん?」


そう問うと、トレバーさんはその通りを頷いた。


「下草に悩まされることもなく、ふわりと飛んでいける妖精にとって、わざわざ草を掻き分け、地表にそってゆっくり歩くメンバー達に違和感が拭えなかったそうだ。言葉を補足すると、そんな地を歩く者達にペースを合わせて飛ぶ、という真似をしたことがないので、どの位置に浮いてもしっくりこない、かといって話をしていれば注意散漫になる、といった具合だ」


ん、ここでお爺ちゃんがふわりと前に出た。


「そこは儂から話すとしよう。妖精は確かに地表に近い位置を飛ぶ。だがそれは、雲のあるような高い空を飛ぶ竜族に比べれば低いという意味であって、獣や蛇などに襲われかねない高さを飛ぶことは稀なんじゃよ。どうしても草木に近付く時には危険がないか確認し、必ずペアを組んで注意深く飛ぶ。一人では見逃すこともあるからじゃ。見える位置にいるなら撃退も容易いが、擬態している昆虫など、気付けば目の前にいた、なんて事もあるからのぉ。動きが遅い、魔力が乏しい相手こそ注意すべき相手なのじゃよ」


 ふむふむ。


「でも、お爺ちゃん、今もそうだけど、落ち着いてゆったり浮いてるよね?」


「それはここらが見知った場所、街中だからじゃよ。儂とて、始めての地で草木の近くを飛ぶとなれば、緊張するじゃろうて」


 そういうことか。


「結果論だけど、それなら妖精さんはペアで参加して貰えば良かったね」


「儂らだけならそうじゃろうが、そうして高い位置に妖精だけが固まっては、趣旨に反するじゃろう? 難しい話じゃよ」


「それもそうか」


僕達の話のキリが良くなったところで、ザッカリーさんが割り込んだ。


「その話も興味深いが、そろそろ結果を聞こう」


「それで、我々、登山パーティがどうしたか話そう。結果として我々は、妖精の旅人がストレスにならない程度に自由な位置を飛ぶことを許可した。上空にいる竜や我々との会話を維持することを条件としたが、その程度は片手間な話で、難なくこなしてくれたよ。地を歩く我々は、どこを飛んでるか注意すべきポイントが増えたがね」


それでも、パーティの誰かが位置を把握してればいいし、声を掛ければ、距離が離れていてもちゃんと聞いて返事をしてくれるのだから問題とはならなかったと言う事だろう。妖精さん達はいつもこちらに来るときは予定通りの行動をびしっとやってるか、見知った場所での話し合いがメインだったから、そんなに窮屈な思いをするとは思ってもみなかった。やっぱり、図上演習だけじゃわからないことが多いってことだ。





更に続くアクシデント、とはならず、それからは種族の違いが生んだ様々なエピソードを語ってくれた。


森エルフの精霊使いは精霊に頼んでおけば周辺警戒その他もろもろを担当してくれるから、必要なところに注意を向けられるそうで、皆がそれととても羨ましがったそうだ。ドワーフは地層や湧き水などを見る際も鉱石採掘といった地質学の観点、何万年というスケールで語ることが多く、森エルフは草木の生育といった視点から土や水の質を語るといったように、同じことでも視点が違うのが興味深かったとか。


小鬼族は軽々と木に登って周辺地形を把握して、ルート選択を助けたそうだ。だけど、それは小鬼族視点なので、超重量な鬼族が歩ける地盤、岩盤の強さを考慮が足りてないこともあった。また同じ高い視点からでも、小鬼、妖精、天空竜ではそれぞれ注目するポイントが違い、それもまた多くの話題へと繋がることになったそうだ。


そして、鬼族は持っている鉄棍に旋風を纏わせて下草を刈り取っていたそうで、後に続く者が大変歩きやすかったそうだ。


「浄化杭投下試験の時にセイケンがやってくれた技と同じですね。あれ格好いいですよね。さささーって、草が刈り取られて足元に積もるから、いちいち掻き分けて歩かなくてとっても良かったです。皆さん、武技辻風には熟達されてて、こういう時なら引っ張りだこでしょう」


探索チームに一人いると便利そう、と感想を話したら、トウセイさんが手を上げた。


「以前、セイケンも話したと思うが、鬼族なら誰でも武を極めている訳ではないと思い出してくれ。確かに杖術も、その派生技である辻風も使える者は多い。一応、私も使うだけならできる。だが、辻風は使い手によっていくらでも応用できる柔軟さがある。確か、総武演でセイケンが見せた際には、相手を飛ばしたり、倒したりしたそうだが、その使い方では、草は刈れず、ただ風に靡くだけだ。草を刈れる程度の鋭さと力加減をした風を纏わせるからこそ、長時間歩きながら草刈りもできる。それは無駄な力を用いず、必要なところにだけ集中できているからこそ為せる熟練の技なんだよ」


 ほぉ。


セイケンを見ると、その通りと頷いてくれた。


「それなら、技の冴えを競う為に、畑の草刈り競争とかやったりします? やれば結構面白そうですけど」


鬼の巨躯で長い鉄混を振りながら草刈りすれば、それはもう気持ちいいペースでさっぱりできそう。


……と思ったんだけど、ここでトウセイさんの妙なところにスイッチが入った。


「いや、畑というのはもっと大切にされるものなんだ。遊び半分で立ち入ってはいけない。それに農地での草刈りには害虫の増殖を抑えるという意味があるんだ。敢えて高い位置で草刈りをすることで広葉雑草が増え、イネ科雑草の成長が阻害されて、結果としてイネ科雑草が激減、捕食者である蜘蛛や蛙も増えることで、農作物に被害を与えるカメムシの発生を抑えたり――」


などと、すらすらと流れるように雑草を刈ることの意味を語り出した。種類によっては根から引っこ抜く必要があるとか、草を刈り過ぎると土が固くなってしまい、結果として生育に悪影響が出るとか。そう言えば、故郷に帰って自費で研究を継続してたって話だから、食べ物も自給自足に近いことをやってたんだろうね。うん、研究者らしい拘りがびしびし伝わってきた。


とまぁ、いつまでも続きそうだったけど、キリのいいタイミングでザッカリーさんが割り込んでくれた。


「その話も興味深いが続きは別の機会に伺うこととしよう。トレバー殿、続きを」


話を断ち切る感じじゃなく、無理なく止めてくれたので、トウセイさんもちょっと熱弁が過ぎたと自覚したのか、いそいそと席に座ってくれて、場がほっこりした空気に包まれる事になった。





「そうして、色々と経験しながら、山頂へと到着し、皆は水平線の彼方に横たわる広大な「死の大地」を眺めることになった。実は私もそうだが、薄暗い闇に閉ざされた大地を、海岸から眺めたことがある者は多く、山を登って多少疲れは感じていたものの、最初に眺めた時は、まぁ、こんなものかと思う程度だった」


トレバーさんの言葉に、ナタリーさん達のチームもそうだった、と教えてくれた。まぁ、確かにトレバーさんの母国ディアーランドは西端の地の端っこだからね。ロングヒルまでやってくる途中、海沿いの街道から眺める機会はいくらでもあったと思う。


「裸眼で見るだけでは特に変わり映えもしない、遠い景色に過ぎなかったから、観測用の魔導具を設置をして、夜間に宿泊するためのテントも設営したんだが、そうして余裕ができて、持参していた望遠鏡などで眺め出してから、我々は気付いたんだ」


そう告げたトレバーさんの顔色は心なしか、ちょっと青く不健康そうな色合いに変わった気がした。彼はここでコップの水を飲んで心を落ち着けると、話を続けた。


「始めに気付いたのは何だったか。……そう、空を流れる雲の動きと、大地を覆う呪いの闇の動きがまるで合っておらず、一見するとのっぺりとした闇に見えながら、それは実は雲海が続くように幾重にも重なった闇のヴェールのようでもあり、それは激しさはないものの、ふと目を離すと、次に目を向けた時には僅かに形を変えている、といったように不自然に蠢いていたのだ。ただ蠢くだけではなく、濃さも変化し、一瞬遠く、更なる深みが垣間見えたかと思えば、遮る雲もないのに薄暗さに溶け込むように消えていった。あの」


「トレバー! 落ち着いて」


ナタリーさんの鋭い声に、彼はうなされるように続けていた語りを止めた。ナタリーさんが彼を座らせると、続きは自分が暫く話すと告げた。そう語る彼女の肌の色も、血の気が失せたように病的な白さがあって不安になったけど、ケイティさんの様子を観た感じ、まだ大丈夫との判断をしたようだ。


「――話を続けます。各自がそうして持参した望遠鏡などで視る中、妖精の旅人が望遠の術式を展開して眺めている事に鋼竜様が気付き、その術式を竜眼で暫し観察してから、皆で眺められる大きさで術式を展開し、こう告げたのです。『皆で同じ景色を視るのだ。その為に我らはここに来た。我々は一人ではない』と」


そうして、鋼竜さんも含めて全員で拡大された「死の大地」を視て、気付いたことを誰かが語ったら、それを皆で同じように視て、意見を出し合うといった作業を続けて行ったそうだ。


「「死の大地」を覆う呪いの闇はまるで不定形な生き物のようであり、我々の知る自然現象とは異なる節理で蠢いているようでした。遥か彼方、視線が届く限り眺めても尽きることのない、その巨大さ、果ての無さを感じるのと同時に。……自身の矮小さを強く意識させられて、経験したことのない異様な孤独さに苛まれたのです」


日差しに照らされているのに、寒気すら感じてきた。


「ですが、そこで鋼竜様は皆に語り掛けました。『アレは一つの生き物のように見えるが、実際には数多くの呪いが集った群体だ。蠢いているように見えるのは、どこかの呪いが刺激を受けて動いたことで、近い呪いが影響を受け、それが連鎖して起こる運動に過ぎない』」


そう語りながらも、ちょっと皆で手を繋ごう、なんて話したそうで、不思議に思いながら手を取ると、鋼竜様もちょっと手が震えていたそうだ。


「『仲間がいるというのは良いな。アレと一頭だけで戦うと考えたら気が滅入るが、誰かと分担すれば、受け持ちも軽くなる。対象が多いなら手に負える大きさで少しずつ片付ければいい、それが地の種族の流儀だろう?』と話されました」


ナタリーさんにとっても、竜族とて怖いモノは怖いこと、それでも自分だけで立ち向かわないでいいんだ、と自慢げに語る姿は、かなり新鮮な響きがあったそうだ。


「山を登っている時には、鋼竜様は離れた空を飛んでおり、妖精の旅人もふわりと飛んでいたので、言葉は交わしていましたが少し距離が縮まらない感じがしました。でも、皆で共に術式で拡大された「死の大地」を眺めた、その時、私達は一つのチーム、仲間であると感じられたのです」


そう言い切ったナタリーさんは、かけがえのない経験してきた、と教えてくれた。トレバーさんのとこでも、炎竜さんが同じように望遠の術式を出して「死の大地」を皆で眺めたそうだから、若雄竜達が考えていたアイデアだったんだと思う。誰かから妖精さんがそうした術式を使っていた、と聞いてたんだろうね。見事だ。


かくして、皆で交代しながら食事をとりつつ、魔導具で観測をしたり、望遠術式で眺めたことを手記に纏めたりと、精神的な衝撃の余波はまだ残ってはいたものの、黙々と観測に専念したそうだ。黄昏時を経て、夜になってからも、月明かりに照らされる「死の大地」の様子を、魔導具に記録した昼間の様子と比較もして、充実した時間を過ごせた、と締め括ってくれた。


ちょっと精神的に、このまま続けるのは大変そうだったので、ここで一旦、お昼休憩に。師匠も何か思うところがあったようで深く考え込んでいる。この分だと呪いについて研究組からあれこれ質問が出てきそうだった。

ブックマーク、いいね、ありがとうございます。執筆意欲がチャージされました。

誤字、脱字の指摘ありがとうございます。気付きにくいので助かります。


登山中の話の続き、登山中、山頂から「死の大地」を眺めたあたりまでの体験談を色々と聞けました。

やはり、活動域がこれだけ違うと、竜、妖精、地の種族を一つのパーティに混ぜるのは無茶でした。それでも、「死の大地」を皆で眺めた、その経験は、ナタリーも話したように、一緒に視たからこそ得られた一体感、仲間意識だったと言えるでしょう。小型召喚竜で良かったですね。これが本体なら、やはりサイズが違い過ぎて、一緒に視てる感が薄かったでしょうから。まぁ、本体だとそもそも圧が酷くてご一緒できるのはアキ&リアや竜神子達でないと厳しいところですけど。


それと、話題には延々と出ていたものの、やっと、「死の大地」を視る、というシチュエーションを描くことができました。弧状列島に住まう全種族(+妖精族)が力を合わせないとどうにもならない難敵、というか天災そのものとも言える存在の登場♪ 自身のちっぽけさ、人の論理など歯牙にもかけない超存在、祟り神を前にしては、正気度(SAN値)チェックは避けられないという事なのでしょう。


次は、呪いについて、研究組が考察していく推理パートです。と言っても、推理の裏付けはすぐできる訳ではないですけどね。


次回の投稿は、十月五日(水)二十一時五分です。


<雑記:新投稿の宣伝>

全37パートで完結したアクション小説「ゲームに侵食された世界で、今日も俺は空を飛ぶ」の設定&執筆裏話の投稿を2022年9月14日から始めてます。取り敢えず24パート分は毎日、10月7日(金)まで投稿していきます。まだ書いてない分がプラス3パート分くらいありそうですが、10月7日(金)までには書き終える見込みです。

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