2-23.新生活五日目②
前話のあらすじ:ちょっとした状況確認と、教育システムや妖精さんについて簡単なお話でした。
あと、予定より投稿が遅れてしまい、ごめんなさい。
今日の講義では、絵画は四枚用意されていた。
「今回は我が国、共和国と弧状列島の半分を占めている人類連合の関係や交易、文化的交流について、お話しします。周辺諸国との関係や我々の立ち位置を把握していないと、足元を見られることになり兼ねないため、重要です」
それは重大だ。僕はミア姉救出計画に参加するという話だから、あまり常識に疎いのは不味い。あまり下に見られると話もまともにできないことになり兼ねない。
「では、人類連合の前に、こちらでの国のあり方についてお話しします」
「あり方?」
「国の統治方法は様々ですが、共通するのは城壁に守られた都市を中心に田畑が広がっていることです」
「都市国家といった感じですね。複数の都市を支配する国もあるのでしょうか?」
「はい。『銃弾の雨』の頃に、都市単独では防衛が困難になり、国の統合が加速しました。今は一つの都市だけで独立しているのは、この国くらいなものでしょう」
「それは一つの島を占有しているという地理的特性によるものでしょうか?」
「そうですね。それとこの国の領内には小鬼族、鬼族はおらず、国土を我々だけで占有できているというのが大きいです」
ん? それがレアケースということ?
「他の国では、小鬼族や鬼族と一緒に住んでいるんですか?」
「いえ、そうではありません。こちらでは、山の近くは天空竜が実効支配しており、一部の例外を除いて、そこに人や鬼が国を作る余地はありません。また、人も鬼も城塞都市から遠く離れた地域まで実効支配するだけの力がなく、人や鬼の支配地域は点在しているような状況なのです」
「天空竜、人、鬼の支配してない地域は、明確な支配者がいない、いわばグレーゾーンと言える場所ということですか?」
「小鬼族の活動が活発な地域ですが、小鬼達は人や鬼を完全に排斥せず、敢えて国境線をあやふやにしておくため、実体が捉えにくいのが実情です。アキ様の言われたグレーゾーンの地域の半分ほどは小鬼の領土と考えたほうがいいでしょう」
「都市間の道はどう管理しているんですか?」
「都市は基本的に自給自足しており、必要に応じて、他の地域と交易を行うという姿勢です。都市間は空間鞄を抱えた輸送人が行き来するだけですので、人が一人通れる程度の道が整備されているのみです。重い荷馬車が通るようなことはないため、道は簡素なもので、獣道より多少マシといった程度であり、管理費用はほとんどかかっていません」
「人が移動するのが大変な難所とかはどうしているんですか?」
「輸送人は、身体強化魔術を使えるので、小鬼族ほどではないにせよ、移動に苦慮することはありません」
道を整備せず、運ぶ側を底上げしたわけか。運ぶのが少数精鋭なら、確かに賢い選択かな。
「川はどうするのですか?」
「人が渡れないよう広い川の場合、向かい合う形で都市が築かれており、河舟で移動することになります。隠れるところがないので、周辺に天空竜がいない合間を縫って移動するしかなく、とても危険です」
「何か魔獣が出るんですか?」
「多少はでますが、それらは対処できる脅威です。問題は天空竜です。彼らにとってはほんの戯れでも、我々にとっては致命的です。そして、たとえ見える範囲にいなくても、彼らの移動速度は圧倒的で、見えてから数分で戦闘距離にまで入り込んできます。水辺に浮かぶ船は遠くからでもよく視認でき、逃げ場はなく、そして、残念ながら船の速度は遅いのです」
確かに、低空を高速飛行されるだけでも、小舟は波風に翻弄されることになるから危険だ。それに二次大戦時の一人乗りの小型航空機でも巡航速度四百キロは余裕だった訳で、船旅が例え十分程度だとしても、その時間で七十キロ近い距離を詰めてくるのだから、確かに洒落にならない。
「遠くから視認しにくい夜間に移動するとか工夫するしかなさそうですね」
「一般的には、川幅が狭くなる上流まで移動してから渡ることのほうが多いようです」
「それだと、川魚を獲るのも大変では?」
「川辺に罠を仕掛けておくか、投網で獲るといった具合で、すぐ逃げ込める位置を確保しながらの漁業になります」
「自然を楽しむって気分にはなれそうにないですね。それだと田畑も同様ですか?」
「ある程度、畑は近場に隠れられる森を残して開発しています。また、水田には天空竜はあまり降りないので、畑よりはマシですね」
「天空竜は水田が嫌いだとか?」
「はい。泥の中に足が沈み込む感触を嫌うようです」
「なるほど」
ヌルッとしていて、沈み込む感じは確かに必要がなければ、わざわざ体験したくもないだろう。
「天空竜が森に降りることが稀だとすると、里山とか竹林が流行りそうですね」
「その通りで、例えば森エルフ達は大規模な葡萄畑や栗林を運営していますし、竹細工と言えば森エルフというくらいです」
「葡萄畑ということはワインは森エルフ産って感じですか」
「彼らの葡萄の木に対する情熱は、少し常軌を逸しているので、品種改良はもちろん、木を植える間隔や、水の量、土壌の改質まで分析、研究を広げており、他種族の追随を許さないレベルに達しています」
「それって普通のことでは?」
確かに拘りの農家って感じだけど、常軌を逸するとまでは思わないけど、違うんだろうか?
「同じ畑でも、隣の木では出来が違うとなると、それは何故か調べるような真似を、畑の木の全てに対してやったりしているんですよ?」
「地球でも、全ての木にセンサーを付けて、水が足りないと連絡が届くように工夫してますし、葡萄の糖分を調べたりしているので、お、頑張っているなぁ、とは思いますが」
「それが、あちらでは普通だと?」
ケイティさんが、信じられないという顔をしている。桜の木を品種改良する気長なお国柄に言われたくはないものだ。
「地球では、世界中で貿易が活発なので、他の産地に負けないように、生産物が他の地域のそれとは違う、より素晴らしいのだと差別化するための競争が激化しているんですよ。ほら、同じシーズンでも、産地によって出来不出来があるじゃないですか。それに同じ地域でも育て方で差が出るでしょう?」
「それはそうかもしれませんが。交易は不作を補うものではないのですか」
「こちらでも、街エルフは嗜好品として世界中の作物を手に入れているんでしょう? それと同じですよ。地球はそれを世界中の国が行い、産地間で競い合っているだけで」
「我々のそれは戦略物資としての意味合いも強いのですが、そうですか、嗜好品ですか」
なんか、ショックを受けてる。
「そうすると、差別化のために、わざわざ冬場に暖房を入れて作物を育てて早出ししたり、今年初めて作ったワインを誰よりも早く飲むために世界の裏側から空輸したり、日差しを避けて茶葉を柔らかくするために木を覆ったり、肉質を変えるために牛にビールを飲ませたり――」
「ストップ、ストップです、アキ様。魔獣や竜の脅威がないだけで、人はそこまで行ってしまうものなのでしょうか。私は禁断の知識を得てしまったのかもしれません」
「またまた、そんな大げさな。商売が盛んになれば、誰でも思いつくことじゃないですか。収穫量が安定したら、次は味。そうでしょう?」
「そうですね……一般論としては同意します。さて、話が横道に逸れましたので、説明に戻ります」
ケイティさんが少し疲れた表情をしている。地球では普通のことなのに。品種改良のために作物の遺伝子解析をしているとかは話さない方がいいかも。ちょっと気を付けよう。
「ドワーフ達は麦をこよなく愛していて、多種多様なビールや、ウィスキー作りに関しては森エルフに並ぶレベルです」
「その感じだと、鬼族や小鬼族も何か拘りの作物があるのでしょうか?」
「鬼族の醸造する米酒は有名ですね。あと、小鬼族の作る焼酎は種類も多く、酒飲みの間では、有名なようです」
「小鬼族が蒸溜酒作りとは意外でした。発酵酒と予想したので」
「それが、小鬼の酒飲み達がドワーフに弟子入りして技術を習得し、それが全国的に広まったという噂なんです。本当か嘘かはわかりませんが、ドワーフ達ならあり得ます」
「酒飲みは種族の壁すら越えるんてすか。でも素敵ですね。そこから、平和な世の中に繋がるかもしれません」
人のいるところ、酒の匂いあり。日本酒、ワイン、ビールといった発酵したものをそのまま飲むと発酵酒、そこから蒸溜してアルコール度数を高めたウィスキーや焼酎、ブランデーなどの蒸溜酒、発酵酒や蒸溜酒に香料などを加えて作る梅酒やリキュールといった混成酒。
ミア姉に頼まれて、原材料から始まって、発酵の方法や種類、樽に寝かせる期間など随分と調べさせられたものだった。
まだ、未成年ということもあって僕はまだ甘酒くらいしか飲んだことはないけど、読めば読むほど、調べるほど美味しそうだった。
「ただ欲望に忠実なだけと思えますが」
「小鬼達もドワーフの元に弟子入りする時には死を覚悟したことでしょう。それでも学びたい、美味しい酒を作りたい。その思いはきっと純粋で尊いものです。それが飲みたいという欲に起因するものであったとしても」
「そうかもしれませんね」
「日本では、味も香りも同じなのにアルコールが入ってないビールとかもあるくらいですし、お酒、きっと、とても美味しいんですよね」
「あちらではそんな変な飲み物まで……」
「ケイティさん、こちらではお酒を飲む年齢の制限とかはあるんでしょうか」
「どの種族も成人を迎えることが条件です。また、アキ様は魂と身体の繋がりが安定するまでは、お酒は厳禁です」
「それは残念。成人になるべき理由がまたひとつ増えました」
「そんなに飲みたいんですか?」
「ミア姉に言われて色々調べたりして情報だけは色々知っているので、一度は飲んでみたいなぁ、と」
「そうですか。では、先の話ではありますが、成人された際の祝いの品に、お酒の詰め合わせをいれておきましょう。確か掌サイズの小瓶が何十本かセットになったものがあったはずです」
「ありがとうございます。でも先の話なのに、今からですか?」
「記念の贈答用に、ある程度前から発注して確保しておくのが慣習なので。いざ、欲しい時期になっても、手に入らないこともありますからね」
「そう言えば、地球でも、子供が生まれた時に、ワインやウィスキーを注文して、成人式まで熟成させて、親子で飲むことがあると聞いたことがあります。良いですよね、そういうのって」
「そうですね。では、次に我が国と連合に所属する国との交易についてお話しましょう」
「確か街エルフからは、貨幣を輸出しているんですよね?」
「はい。もちろん、それだけではなく、大型取引用の割符、太陽熱温水器、各種印刷物、各種魔道具、布団といったものを輸出しています。もちろん、海外から仕入れた舶来品も重要な輸出品です」
「印刷物って、それぞれの国が自前で印刷しないんですか?」
「もちろん、各国にも印刷所はありますが、価格と品質の面で、我が国が圧倒しているので、外注しても問題のない本は、我が国が担うことが多いのです」
「なるほど。布団も予想外でした。やはり価格と品質で圧倒している感じですか?」
「その通りです。我が国ではあらゆる産業の工業化を達成しており、同一規格の大量生産に掛けては、比較になりません。市民向けの大量生産になりますので、他国とも競合してない分野なんです」
「太陽熱温水器も?」
「そうです。薪や燃料を確保する量を大幅に削減でき、魔力も使わないということで、引く手数多な大人気商品なんです。おかげで、入浴の習慣が一般化し、疫病の抑制にも繋がり、多くの国から感謝されているんですよ」
やっぱり魔力不要!というのは、まず最初にアピールできる売り文句なんだ。
「他の国では作らないんですか?」
「価格と品質面で勝負にならず、これまでのところ、競合と言えるような企業は現れていません」
「印刷に関与できるなら、宣伝面でも有利ですからね」
「別に比較広告みたいに露骨な行為はしていませんよ。ただ、多くの人に愛用され、価格も安く、採用国が多く、利用者からの感謝の声も沢山あり、利用者の声を受けて、地域毎のカスタマイズ製品もあり、壊れてもすぐに修理するといったアフターサービスもしている、と丁寧に伝えているだけですから」
そんな相手と戦えるのは、利益度外視の国営企業くらいな気がする。というか工業化ができているなら、いくらでも規模の拡大をしていけそうだけど、聞いた限りだと、実はかなり分野を絞っている感じがする。
「もしかして、敢えて輸出品の分野を絞っているんでしょうか?」
「なぜ、そう考えたのです?」
「敢えて、同一規格の大量生産品だけに限定して、他国との貿易摩擦を回避しようとしているのかな、と」
僕の答えに、ケイティさんは溜息をついた。何度目だろうか。
「なぜ、摩擦回避を選択したと思いますか?」
「街エルフの輸出品は競争力が高く、利益率も高くて、かなり黒字経営ができているように感じました」
ケイティさんを見ると、そのまま続けるよう促した。
「また、工業化も果たしていることから、やろうと思えば、多くの分野で、安価で高品質な商品を作って莫大な富を稼ぐことも可能でしょう。魔導人形という信頼できる作業担当も増やせるので、情報漏洩も防ぎやすいでしょう」
「ご指摘の通り、それを成すだけの力をこの国は持っているのは間違いありません」
「はい。ですが、富が一方に流れ続ける関係は不健全で、長くは続きません。確かに良い品を手に入れて豊かになるはずですが、手元の資金は減るばかり。でも、良い品は欲しい。ならばどうするか。地球では、茶葉を購入してばかりで貿易赤字が続いた英国は、植民地で麻薬を大量生産して相手の国に売りつけて、相手政府が禁止したら密輸までして蔓延させることで収支を逆転させるという酷い策を実行しました。茶葉など生活の必需品ではありません。嗜好品です。それでも、そんな真似までして欲しがったのです。人の欲は恐ろしいものです」
ホワイトボードに英国、中国の間の交易の絵を描いた。基本、自給自足で満ち足りている中国側の輸入が少なく、富が英国から流出していく状況にあったことも。次に、英国の植民地である印度を書いて、そこから中国に麻薬を輸出させることで、全体の収支バランスを逆転させたことも書く。
「アキ様は、我が国が一方的に儲けることは危険と判断して、輸出品を限定していると判断したのですね」
「はい。あと、太陽熱温水器、印刷物、布団はいずれも貸し借りをして、良さを共有できる品物です。温水器は沸かした風呂を交代で利用すれば良さを共感する人が増えますし、待てば買えるとなれば、ある程度は我慢もできるでしょう。印刷物や布団も同様です。良いもので、体験もできて、待てば買えて、安価となれば街エルフの品を皆が信頼してくれるでしょう。謂わば、街エルフの商品のブランド化ですね。そのためにも、あれもこれも街エルフの品というより、少ない品物のほうが望ましい。あと、自給自足で街エルフが疎遠でいるよりも、自分達の商品も街エルフが喜んで買っていくという双方が相手の商品に価値を認めて交易を続けるほうが、仲良くなれそうですよね」
「……正解です。他にも理由はありますが、大筋では間違いありません。アキ様、我が国の策はそれほど分かりやすいものでしょうか。情報を集めれば、他国でも同じ結論に達するものでしょうか?」
「僕はかなり判断に必要な情報を教えて貰っているので、あまり参考にならないと思います。大陸間の貿易が何百年も世界規模で続いた結果を歴史として学んでますが、こちらではそれらはまだ未経験の領域ですからね。そもそも印刷物で情報を操作できる訳ですから、大雑把な予測でも難しいかもしれませんね。他国の経済情報とか、収益バランスとか、出生率とか、簡単には手に入らないのでしょう?」
「人口程度であれば把握できるとは思いますが、輸出入の総量を知ることすらできるか怪しいところです」
「空間鞄があるから、荷下ろしを見てても運んでいる量を把握しているのは当事者だけでしょうからね」
「政府の公式情報の裏を取ろうとすると、かなり難しいのは確かです」
「逆に貨幣を輸出している街エルフは、各国の経済状況を正確に把握できますし、衛星から探索することで、各国が秘匿したい情報の多くを、気取られることなく手に入れられるのですから、上手くやれば、各国が互いを尊重して、必要としあう関係を続けられることでしょう」
「街エルフは調整役に徹するべきと」
「縁の下の力持ち、あくまでも裏方に徹して、少しだけ介入して、好ましい方向に進むようにするのが良いと思います。あくまでも主役は他国です。矢面に立つと手が縛られますからね。ただ、資金だけ出すような真似はダメです」
「なぜでしょうか? 資金を確保することは大切で、貢献度も高いと思うのですが」
「お金は目に見えませんから。それよりは一緒に困難なことに立ち向かうというように、目に見える貢献をしたほうが存在感を出せます。地球では日本は、とある戦争で、後方支援として、人の生涯年収換算で、えーと、だいたい七千人分相当の資金を提供したのに、部隊を出さなかったせいか、相手国が出した感謝文に、国名が記載されなかった苦い経験したほどです」
「……すみません、桁がおかし過ぎて現実感がないのですが、それほどの貢献を、その国は理解できなかったのでしょうか?」
「司令官や物流関係者はもちろん、その重要性を理解してましたが、現地に来てくれた国のほうが、存在感はあったんです。なにせ、目の前にいた訳ですから。姿も見せない、帳簿上の相手に感謝するというのは、なかなか難しいことでしょう」
「裏方に徹することと、存在感を増すことの両立はなかなか難しそうですね」
「そう思います。僕も現実的な施策に落としていない原則論だから、言えることですからね」
「そうかもしれません。ですが、あちらの歴史はその情報だけでも値千金です」
「そう言っていただけると嬉しいです。でも、ミア姉には日本史や世界史の授業内容とかはかなり話した覚えはありますが」
「そうですが、アキ様は相手の、例えば私の理解に合わせて、言葉を選んで話をされてますよね」
「それは普通の話ではないでしょうか?」
「それが理想ですが、実践は難しいものです。相手に合わせて話をできる語彙がなくては話せません。それに相手に対して高過ぎても、低過ぎても、会話はうまくいきません」
「その辺りは、ミア姉には徹底して叩き込まれたので。初めは苦労しました」
「アキ様がこちらの情報に合わせて、あちらの歴史を語ってくれるので、とても理解がしやすいのです。やはり歴史を単独で学ぶだけでは理解した気になるだけで、実際の問題への応用は難しいと感じました」
「歴史の年表だけ眺めていても眠くなるだけですからね。そう言えば、そろそろ訓練の時間ではないでしょうか?」
「あ、すみません、時間を超過してました。では明日は、各国からの輸入品についてお話しますね」
「よろしくお願いします。消耗品とか、原材料あたりは特に楽しみです。あと、他国での生産、技術で、街エルフの国にはないものについても教えてください」
「ないもの、ですか。わかりました」
街エルフもそれなりの人数がいるから、生活用品だけでも結構な量になる気がする。それに、街エルフにはない要素を組み込む視点は欠かさないようにしたい。
街エルフの国にない理由は特に重要だ。しっかり聞いていこう。
ブックマークありがとうございます。執筆意欲がチャージできました。
次回の投稿は、六月二十日(日)二十一時五分です。
今回はきりが悪くちょっとボリュームが大きかったですね。なかなか文章量を揃えるのは難しいです。