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9-12.福慈様との約束と心話のリスク

前話のあらすじ:福慈様と心話をしていたら、いきなり逆鱗に触れてしまい、激昂した福慈様が落ち着くまで大変でした。といっても回避不能のイベントバトルみたいなもので、注意してても避けられないよー、とアキも思ったことでしょう。

福慈様との心話を終えて、意識をこちらに戻したら、魔法陣の外からお爺ちゃんが飛んできた。


「アキ! 心話で何があったんじゃ⁉︎ 顔色が真っ青じゃぞ。平気なのか? どこも問題はないか?」


慌てながら、ペタペタと僕の顔を触って、様子を確かめてる。


言われてちょっと顔に触れてみると、確かにかなり冷たい。


……物凄く怖い思いをしたからね。


毛布を抱えたケイティさんが駆け込んできて、僕の返事も待たずに毛布に包むと、馬車に連れ込まれた。


遠目に見えた金竜さんが心配そうにこちらを見ていた。


すぐに馬車が走り出したけど、何かあったんだろうか?


馬車の中は暖かく、毛布に包まれてる事もあって、だんだん体が温まってきた。強張っていた指先にも血が通ってきて少し動くようになってきたかな。……なんか改めて自分の体調に意識を向けてみたら、かなり酷い感じだ。


「ケ……」


あれ? なんか、声がうまく出ない。


「こちらの緑茶をお飲みください。ゆっくりと、慌てないで」


ケイティさんに抱き寄せられたまま、口元に注がれたぬるめの緑茶をゆっくりと飲んだ。


体に染み渡っていく温かさが心地いい。


それにこうして、誰かに抱き締められてると、なんか安心できるなぁ。


そんな風に気が抜けたからか、僕の意識はそこで途切れた。





目が覚めると、いつのまにか別邸の自室で寝ていた。もちろん、パジャマを着せて貰っている。ベッドの横を見ると、ケイティさんと目が合った。


「おはようございます、ケイティさん」


おっ、普通に声が出る。良かった。


ケイティさんの目にも安堵の色が見えた。


「ニャー」


机の上の籠からはトラ吉さんの声が聞こえた。俺はここにいるぞ、って感じかな。嬉しい。


「ん、トラ吉さんありがとうね。それとお爺ちゃんもおはよう」


フワリと飛んできたお爺ちゃんが僕の顔に触れて、深い溜息をついた。


「いつもの温かさじゃ。安心したわい。年寄りをあまり心配させるものではないぞ」


目を細めて笑うお爺ちゃんは心底嬉しそうで、それだけにとても心配をかけたこともわかった。


体を起こしてみたけど、特にどこか痛いとか、寒いとか、そんな違和感はない。


「もう大丈夫みたいです。ご心配をお掛けしました」


「回復されているようですが、念の為、診察しましょう」


ケイティさんが手際良く、視診を一通り行い、聴診器を当てて体内の音を聞き、血圧を計測したり、体温を計測したりと、一通り確認してくれた。


ぐぅ〜


途中で、お腹が鳴って、お腹が空いてる事に気が付いた。


「えっと、お腹が空いたので、取り敢えず何か食べたいです」


そんな僕のお願いに、ケイティさんは、僕を暫く抱きしめていた。


「ケイティさん?」


「……食欲があるのは良い傾向です。アイリーンが喉に良く、体が温まるよう、みぞれうどんを用意してます。それでは着替えましょう」


用意されていたのは、寒さ対策バッチリなガウンワンピースだった。始めてのチョイスだけど、朝からこれ?


「まるで、これからお休みするような服選びですね」


そんな僕の頬に、ケイティさんは手を当てると、真剣な顔で話した。


「今日は公務は全てお休みです。別邸からの外出もなしです。食事を終えられたら、私達サポートメンバーと、ご家族を交えて昨日の出来事について情報交換を行い、今後の対策を話し合います。いいですね」


口調こそ丁寧だけど、有無を言わせない感じだ。……昨日、外でも何かあった、あったんだろうね。


予想外の展開だ。


「わかりました。その分だと、外でも何かありました?」


「……ありました。今日は晴れていますが、撮影も延期になりました。アキ様が参加できないと判断されたこともありますが、立ち合いを予定されていた白竜様も、緊急の会合に参加される為、今日は来訪されません」


「何かあったんでしょうか?」


「私達は、福慈様とアキ様の間に何か、それも尋常でない何かがあったと確信しています。白竜様が出るという緊急会合も、それ絡みでしょう」


僕が話そうとすると、口に指を当てて止められた。


「お話は食事の後にしましょう。急ぐ必要はありません。アキ様の体調が第一です」


笑顔で、指を絡めて手を繋ぐと、食堂へと連れて行かれた。ちょっと怒ってる感じだけど、理由を聞く勇気はなかった。





保管庫のお陰で出来立てホカホカのみぞれうどんは、さっぱりとした優しい味で、体の芯から温まって、とても美味しかった。


ただ、気にするなって感じなんだけど、テーブルの隅にトラ吉さんが座って、僕の様子を見ているから、ちょっと居心地が悪かった。


急がなくていいと言われたので、デザートのプリンも食べて、紅茶も飲んで、気分がゆったり落ち着くまで、食事の時間を楽しんだ。


僕の食べっぷりを見て、アイリーンさんもホッとしてたから、かなり心配を掛けたようだ。





僕の食事が終わるのを見計らって、ケイティさんが杖で宙にサインを描いて、関係者に居間に集まるよう連絡を入れた。


さて、何があるのか、あったのか。


僕が居間に入ると、リア姉と母さんに代わる代わるハグされて、顔に手を当てたりして、本当に大丈夫かしっかり確認された。


父さんも加わりたがってる雰囲気はあったけど、母さんとリア姉に両脇から抱き抱えられてる僕の様子を見て、自重してくれた。


「当事者から話を聞かなくてはならないから、こうして話し合う場を設けたが、具合が悪くなったら、気にせず言いなさい。いいね」


「はい。そうしますね」


両脇に寄り添うように家族がいるというのは、普通なら居心地が悪くなりそうだけど、今日はそんな温かさが嬉しい。


ん、後でトラ吉さんに毛繕いしてお礼をしよう。今はトラ吉さん成分が必要だ。


「先ずは、我々の知る事を話そう」


父さんは、そこで、同席しているスタッフの皆さんを見回した。


今日はケイティさん、ジョージさんだけじゃなく、女中三姉妹にウォルコットさんや、ダニエルさんまで勢揃いしてる。勿論、お爺ちゃんとトラ吉さんもいる。


「昨日、アキが金竜様との会話を終えたあと、福慈様との心話を行った。ここまではいいかい?」


「はい」


何とも慎重な話の進め方だ。……僕の記憶がどこまであるか確認してる感じだ。それだけヤバかった、と。


「時間にして五分程経過したところで、南方から大気を震わせる凄まじい魔力の爆発が起きた」


え?


「爆発? 魔力って爆発するんですか?」


「爆発的な高まり、という事だよ。遥か彼方で起きただろう魔力の渦は、波紋が広がるように弧状列島の大半の地域にまで届いた。激しい怒りに満ちたそれに触れた多くの者が恐慌状態に陥り、天空竜達も驚いて、空へと舞い上がり、距離を置いた程だった」


うわー。天災級とは思ったけど、本当にそうなってたとは思わなかった。


「福慈様、落ち着くのを待つしかないくらい、物凄く怒ってましたからね。まさか、外でそんな事になってるとは知りませんでしたけど」


僕の説明に、皆があぁ、やっぱり、と頷いた。


「それで、一体、何があったんだ? これまでの心話でも、相手がそこまで激昂する事はなかった。アキが狙って相手を煽るとも思えない」


確かに。これまでの心話は、便利な遠距離電話みたいなもので、白竜さんの時にかなり泣いてしまったのを除けば、危険性は低いと思われていた事だろう。


「多分、最後の一押しになっちゃったんだと思います。僕は、ロングヒルに街エルフの年老いた世代の方々がくる、と話しただけなんです」


「それで、アレか」


「ロングヒルの地に若い世代とはいえ、竜族がいて、それをわかっていながら、相互不干渉の誓約があるから平気だろうと、のこのこ姿を現した、そう考えたようで。怨み骨髄、姿が見えた瞬間、反射的に魔術で消し飛ばすくらいに怒ってましたね」


「――殺し合いを続けてきた世代同士の確執は凄いとは聞いていたけど、それ程とはね。心話を止めようとは思わなかった?」


リア姉も、雲取様と心話をしているだけあって、怒れる竜族と心を触れ合わせる事の怖さをイメージできたみたいだ。


「何の前兆もなく、いきなり目の前の山が噴火して、溶岩流に囲まれたような感じだったから。逃げるとか、そんなとこまで考えられなかったんだよね。幸い、福慈様の怒りは、僕自身に向けられたものじゃなかったから、落ち着くまでとにかくやり過ごす事にしたんだけど」


いまいち、皆に感覚が伝わってない感じがしたので、イメージし易いように、例え話をしてみる事にした。


「怒りに身を震わせている鬼族が見える範囲の全て、地の果て、山の頂まで全てを埋め尽くしている感じを想像したら近いかも。でも、怒れる相手は生き物というより、自然其の物、世界の全てって方がぴったりだったと思う」


僕の話を聞いて、ある程度、想像できたのか、皆もどうしようもなかった事は理解してくれた。


「距離を離した我々でさえ、魂が焼き尽くされるのではないかと、恐怖に身が震える事態だったんだ。心話に慣れているアキですら、そこまでとなると、並の者なら、そのまま心が壊れてもおかしくなかった。……そういう事だろう」


父さんが、ゆっくりと考えを語った。


福慈様の怒りが僕に向いたものだったら。


そう考えただけで、寒気がしてきた。


母さんが手を握ってくれたから、しっかり握り返して、意識を昨日の記憶から少し逸らした。


ここは安心できる場所。


ここにいるのは、安心できる人達。


だから大丈夫。


暫く、そうしていたら、何とか意識が落ち着いてきた。なんか不味い。


昨日の記憶に触れると、あの時は感覚が麻痺していたおかげで乗り切れた恐怖が溢れ出してきた感じだ。


「……アキ、まだ話せそうかい?」


父さんがそっと聞いてきた。


「話していた方が気が楽です。ただ、できれば、福慈様が話をできる程度に落ち着いた後からの話にしてください。そこからなら、だいぶ気が楽になれますから」


心がザワザワと落ち着かない感じがして、不安定な感じだ。


「それから、アキが心話を終えるまでの間に、福慈様から放たれる魔力は徐々に落ち着いていったんだが、それは落ち着いただけで、未だに世界が緊張感に包まれている有様だ」


緊張感?


「特に何も感じませんけど」


「福慈様はいくつもの山々を超えた遥か先にいるんだ。流石にそれだけ離れていれば、アキやリアには感知できないだろう。探知系に優れる術者達は心を守る為、シェルターに避難させているがね」


そういう話を聞くと、魔力に鈍い事に感謝したくなってくる。


「それで、話せる程度に落ち着いた福慈様とどんな話をしたのか教えてくれるかい?」


「はい。やってくる街エルフの老人達が見知った相手かも知らないからどんな者達か教えろというので――」


僕は街エルフの知り合いが殆どいない事、その理由は僕がこちらにきてからまだ四ヶ月程度である事を話して、福慈様から、争いが起きないよう対処して欲しい、とお願いされた事を一通り話した。


福慈様に、恐ろしいと言われたあたりの話をしたら、皆が息を飲んだのがわかった。


最後に、人々の意識を束ね導く者、英雄には敬意を払う、と言ってた話まで伝えたけど、僕が話し終えるまで、殆ど、皆からの発言はなかった。





沈黙を破ったのは母さんだった。


「今回、心話の持つリスクが明らかになったわね。直接心を触れあわせて、記憶を、思いをやり取りできるのは、とても有用なのは間違いない。だけど、激しい感情を持つ相手の心に直に触れるというのは、五感を経由しない分、生々し過ぎる。アキ、これから暫くは若い竜達以外との心話は控えなさい。特に街エルフと長年殺し合った老竜は厳禁よ」


若い世代なら、緊張感もほどほど、育ちもいいし、理性的で今回のような事にもそうはならないだろう。


「暫くというのは?」


「あまりに激しく話者の心が乱れるような事態になったら強制的に心話を打ち切る機能を魔法陣に組み込もうと思うの。アキの場合は、体温や呼吸、心拍数といったところから、危険性を判断する術式でいけるんじゃないかしら」


ふむ。相手との心話に魔法陣を必要とするからこそできる安全措置だ。


「あと、魔法陣を介さない心話は禁止ね。割り込んで止めるのが難しいから」


リア姉が補足してくれた。確かに。


「福慈様に、今回の集まりが無事終わったら、お話しする約束なんですけど」


「それは、福慈様が広域にまで発してる圧力がなくなってからでないと許可できない。それにまず一報入れるだけなら、こちらに来ている竜の誰かに言付けをお願いすれば良い。それくらい引き受けてくれるだろう」


んー


「気が昂ってる福慈様には皆、近付きたがらないかも」


「その時は他の策を考えよう」


「わかりました」


取り敢えず、近々の対応はOKと。





「次はアキ、貴女に起きた体調の変化について説明するわ。ケイティが毛布に包んだ貴女を別邸に運んだ時、体温は危険域近くまで下がっていて、震えも酷かったの。手や足の先が特に冷たいのは、極度の恐怖を感じた人に見られる症状だった。いくら体を温めても、すぐ冷えていく有様だったの」


え……そんなにヤバかったんだ。


「でも、朝起きた時は寒気はありませんでしたよ?」


「それはトラ吉に感謝する事ね。不安に震えるアキに寄り添ってずっと温めてくれていたのよ。アキもいつの間にかトラ吉に抱きついてて、表情も穏やかになっていったの」


「トラ吉さん、助けてくれてありがとう」


「にゃー」


気にすんな、って感じだ。


「あれ? でも、起きた時、トラ吉さんは机の上に居ましたよ?」


「それは体温が戻って暑くなった事で、アキが布団諸共、放り出したからよ。温める必要はなくなったけれど、トラ吉は起きるまで見守っていたわ」


「トラ吉さん、今度、お礼にたっぷりマッサージするね」


「ニャ」


苦しゅうない、ってとこかな。正当な報酬とでも言いたげだ。


「恐怖に打ち震える人が、誰かに抱きしめられているうちに、落ち着きを取り戻していったのと同じ事でしょうね。アキが猫好きなのも要因の一つだったかもしれない」


そうかもしれない。


「……ただ、いつも今回のように回復できるとは限らない。本当は老竜とはもう接して欲しくないわ」


母さんが手を少し強く握りながら、そう告げた。あまり寝てないようで、目元に疲れが見える。


心配かけたんだね。


でも、彼らとの交流は止められない。竜族の龍眼の分析力と高い知性は、きっと次元門構築に欠かせないのだから。


僕が返答に窮していると、母さんは苦笑しながら、僕の頬に触れた。


「止めるとは言えないのもわかるの。だから、危ないと思ったら、一歩下がる、それを思い出して。貴女を支える者達は、支えたい者達はこれだけいるのよ」


母さんの言葉を聞いて、僕は同席している皆を見回した。


父のハヤト、母のアヤ、リア姉。

家政婦長(ハウスキーパー)のケイティさん。

護衛のジョージさん。

妖精のお爺ちゃん。角猫のトラ吉さん。

女中三姉妹のアイリーンさん、ベリルさん、シャンタールさん。

御者のウォルコットさんと助手のダニエルさん。


……こうして見てみると、ほんと、多くの人に支えられてるとわかるね。


それに考えてみれば、護衛訓練の時も、周囲の護衛人形さん達やジョージさんを意識して、彼らの邪魔にならないよう、指示に従うようにしてたのだから、意識すれば大丈夫と思う。


それに、心話補助魔法陣に入る時は一人だけど、いつでもすぐ外では、ケイティさん、お爺ちゃん、トラ吉さんは待機してくれていた。


毎日やってて、意識が緩んでたかな。


初めて試した時は、終わった後も傍に控えてくれていた皆に、どうだったかすぐ話したりしてたのに。


「皆さん、ありがとうございます。それとこれからも宜しくお願いしますね。心話の時以外は、大体意識できてるから、多分、大丈夫です」


皆は頷いてくれたけど、リア姉だけは、僕の頭を撫でながら、チクリと釘を刺してきた。


「そう言いながら、ニコラス氏の時はケイティに話を振るのも忘れていたんだから、これからは気を付けるんだよ?」


むー。そこを突かれると反論できない。


「これこらは善処します」


頑張ります、気を付けますは対策じゃないとは言うけど、こればかりはどうしようもないからね。


皆も、それぞれの言葉で応援してくれた。

気が付けば、心が温かさで一杯になって、怖い気持ちは片隅に追いやる事ができていた。

ブックマークありがとうございます。執筆意欲がチャージされました。

そんな訳で、アキが心話で大変な目に遭っている間、外の皆さんも前兆なしに火山が大噴火したような大慌ての事態に陥っていたのでした。

アヤも心配した通り、安全機構なしの現在の心話魔法陣は、急造した品ということもあり欠陥があったことが露呈しました。まぁ、そもそもこれだけ差のある相手との心話なんて、試している例も少な過ぎるので、改良するほど技術的に洗練される流れはなかったので仕方ないとも言えますね。

今回の件で、人々も天空竜の恐ろしさを再認識したことでしょう。

次回の投稿はニ月二日(日)二十一時五分の予定です。

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