9-11.福慈様と奥底で滾る炎
前話のあらすじ:エリーに内緒という事で、アキは今回会った三大勢力の代表について、どう感じたか話しました。やっぱり人類連合代表の大統領ニコラスは評価低め。エリーもガッカリしてますが、仕方のないところでしょう。
毎日、ちょっとずつ。
福慈様との心話は、できる時もあれば、反応がない時もあって、予定を立てにくいけど、それでも繋がれば、五分程度でもお話するようにしていた。
その日も、罰として会合に立ち会っている雌竜達と交わした内容を話題に、のんびり話していたんだけど、街エルフの老人達がロングヒルに来る事を話した時、福慈様の気質が激変した。
それまでの縁側でのんびり微睡んでいるお婆ちゃんといった雰囲気から、荒れ狂う暴風雨、怒りを具現化したかのような地鳴りといった大自然の暴威其の物へ。
あまりの激変に、驚いてしまい、僕はその時、心話を打ち切ろうとは全然思い付かなかった。
<奴らが来るだって⁉︎ 一体何をしにくる⁉︎ 我らが不戦を誓ったからとて、我らの目前に現れて、五体無事でいられる等と考える程、耄碌したか⁉︎>
触れる物を全て焼き尽くす炎、その姿を見た者は死を免れないと理解させる圧倒的な暴力、逃亡すら許さぬ絶対的な意志!
正に死が、死そのものが福慈様から溢れ出ていた。
心を強く持たなければ、押し流されてしまうほどに。
嵐に翻弄される小枝のように、僕は福慈様の心が僕に戻ってくるまで、ひたすら、ただ、ただ、耐えた。
振り切れた怒れる心からは、見渡す限り、灰塵と化した景色が感じ取れた。生ける者が何一つない、死の大地。
誰もいないとわかっているのに、憤怒そのモノを叩きつけるかのように、閃光のような竜の吐息が放たれて、大地を抉って消炭へと変えた。
そんな過去の記憶。
決して消える事のない憎悪の溶岩がドロドロと歪んだ赤い色で世界を埋め尽くす。
そんな地獄のような記憶。
福慈様の過去。
消えない記憶。
◇
時間感覚も麻痺してきた頃に、漸く、福慈様は僕に意識を向けてくれた。
<アキ、お前が奴らを呼んだのかえ?>
首筋に刀を突きつけられたかのような、寸前で止められた死が、間近にある事を示す意志が僕を捉えた。
何か……何か言わないと。
<彼ら、老人の皆さんの目的は僕です! 竜族じゃありません>
呼んだ訳ではなく、彼らが彼らの意志でやってくるという認識も併せて渡した。
福慈様は、目を皿のようにして、僕の反応を見定めていたけど、暫くそうしていたら、少しずつ落ち着いてきてくれた。
<老人達の顔を教えてくれるかい。見覚えのある奴がいるかもしれない>
見覚えがあったらどうするつもりなのか、聞きたくない威圧感だけど、これは正直に渡しても大丈夫。
僕はこれまでに聞いた話からイメージした老人達の姿や態度とかを送ってみた。
<随分、あやふやな姿だね。認識を阻害する術式でも使われていたのかい?>
<いえ。そもそも僕は家族以外の街エルフというと、船長のファウストさんくらいで、後はちょっと会った事があるだけですから>
僕はミア姉から初めて、こちらに来て出会った家族やファウスト船長、それとあちこちで少しだけ接点のあった船員さんとか、人形遣いの人達とかのイメージを印象とか、その時の経験も含めて渡してみた。
福慈様はこれで全員と僕が伝えると、更に心が落ち着きを取り戻してくれた。と言うか、心が疑問で一杯だ。
<街エルフが引き篭もりと呼ばれているのは知っているけれど、同年代との繋がりもなく、老人達も、家族以外とも繋がりがないなんて、どうしたらそんな育ち方になると言うんだい?>
雲取様は、律儀に秘密を守っていてくれたんだね。嬉しいなぁ。
<福慈様を信頼して秘密を教えますね。僕がこちらにいる人達を殆ど知らないのは、こちらの世界に来てから、まだ四ヶ月程度だからなんです。僕が育ったのは、マコト文書が語る地球の世界、魔力がなく、竜も魔獣も妖精もいない、そんなところで僕は育ったんです>
僕の独白に、福慈様はとても驚き、同時に納得もされていた。
<街エルフ臭さがないのもそれなら納得だね。私の怒りを前にしても、踏み止まったのは、街エルフとして上の世代から伝えられた記憶がないのも、理由の一つかね>
先程まで大噴火中の火山のようだったけど、今はドロドロと溶岩流で山肌を染めながらも、地響きは収まってる感じかな。
つまり、まだ全然安心できないって事。
<福慈様が目の前にいたら、落ち着くまで距離を離したと思いますよ>
と言うか、天空竜が本気で相手を害そうとするなら、妖精族ほどの精度、練度はなくても、瞬間発動した魔術で相手を一瞬で潰すくらい訳ない事だから、竜族からは逃げられないと言うのは、間違いないと思う。
息を潜めて魔力を抑えて隠れていれば、ワンチャンあるか、って程度に違いない。
<感情が荒れた私の傍から逃げずにいた者なんて、数える程度だよ。……目の前にアキがいないのは良かったんだろうねぇ。街エルフの姿を眼前に捉えていたら、意識せず消し飛ばしていたかもしれない>
食べ物に向かう蝿を見たら反射的に叩き落とすような、意識する前に体が動いていた、といったレベルっぽい。
問題は、悪気はなかった、済まなかったね、と言われても、言われた街エルフは物言わぬ屍に変わり果てているという事。
<いずれ、福慈様に直接お会いできる日がきたとしても、まずは外見そっくりな人形を出す事にしますね。不幸な事故を避ける為にも>
どうせ僕の魔力は感知できないのだから、人形で真似るのは容易だろう、とも伝えた。
そんな僕の気遣いも、福慈様は予想外だったみたい。
<ほんの不注意で死ぬかもしれないと言うのに、それでも私と逢わないとは言わないんだね>
<こうして触れ合うのも何かの縁。そして、良い出会いなら、そして、直接逢える機会があるなら、その時を大切にしたいんです>
心を触れあわせていて、ちゃんと僕が本心からそう考えていると伝わるのは便利だよね。
<――竜族はね、小さい頃はまだ他の生き物とも触れ合うことはあるけれど、育てば、強過ぎる魔力のせいで、他の生き物は皆、離れていくんだよ。何か余程の理由で近付いてくる者もいるけれど、哀れな位、恐縮しててね。互いの立場の差を理解する事になる。……だから、アキの振る舞いは、とても珍しい>
福慈様も表面上はだいぶ落ち着いてきた感じだ。ほんの少し内側はまだまだ煮え滾ってる感じだけど。
そんな福慈様の気配がまた変わった。これまでが、縁側に遊びに来ていた猫を相手にしてたものとしたら、今は近所の子供がきて相手をしてあげるくらいの違いだ。
<アキは、街エルフの老人達にも思い入れはないようだから、一つ、お願いしてみようかね>
お願い? なんだろ?
<……まずは話を聞かせてください>
受ける気はあるけど、できないことも多い、そんな迷う気持ちも敢えて渡してみた。
<アキのいる地に、古い世代の街エルフ達がくる。そして、同じ地に我らの一族の若者達がいる。だから、不測の事態が起きないか、心配でね。今回の会合が無事終わるように、争い事に繋がらないようにして欲しい。どうだい?>
まるで、お駄賃をあげるから買い物に行ってきておくれ、という程度の気楽さを装ったお願いだ。
でも、このお願いの困難さは、努力目標じゃないという事。成功か失敗のどちらかしかない。
そんな事態が起こる可能性は低い。だけど、起きないと言える状況でもない。
<福慈様と同じように、老人達もまた、反射的に、竜に危害を加えるかもしれない、そう思われるのですね?>
<お互い、理性ではわかってる。それでも、気が付いたら相手を殴りつけていた、そうなっても不思議じゃないんだよ。まして、地に足をつけた状態では、私らの強みが活かせないからね。狙いやすい獲物、付け入る隙ばかり、そして若い者達は、警戒心が薄いからね>
確かに。前にお爺ちゃんにも話したように、竜の守りを抜ける武器さえあれば、機動力もなく、油断している竜は討てない相手じゃない。
僕は、竜族もまた無傷で帰らなくては会合は失敗すると考えて、広範囲を立入禁止にして、更に天空竜を信奉する森エルフ達が、周辺警戒をしている、といった今回の護衛体制をざっくり伝えてみた。
<……そこまでしてるとは驚いたよ。それなら、お願いを少し変更するかね。古い世代は、鬼族や小鬼族とも長年争っていた。だから、彼らも含めて、無事に終わって欲しい。どうだい?>
もう少し難しいお願いにしてみようか、などと、どこか楽しそうだ。
むむぅ。
<今回の誓いの儀でも、街エルフは国として、争いをなくせるよう、各国に働きかけたり、弧状列島の広い範囲で連絡が行き届くよう尽力してきました。だから、国としては今回の参加者を害するつもりはない筈です>
<それで?>
<それに、今回の誓いの儀も短期間で決まった話なので、そうそう凝った仕掛けも仕込めないでしょう。なので、もし、事故が起きるとしたら、老人の方々が手持ちの装備品でできる範囲で、つい手を出してしまう、そんなレベルの話で止まるでしょう>
<私達の一頭や二頭、血祭りに上げたとしても、まっているのは苛烈な報復だ。アキの言うように、起きるとしても、その範囲だろうね。それでどうするつもりだい?>
<この場合だと、街エルフが派遣してきた人形遣いの方々に頼るのも微妙です。老人達の方が立場が上ですから。つい手が鈍るかもしれません>
<焦らすね。そろそろどうするつもりか聞かせておくれ>
僕が打てる対策あり、だけど、先ずは状況説明から、とわかるように、手持ちカードがあるというイメージもチラつかせていたのが、気を引いたようだ。いいね。
<なので、僕が頼れる伝手で、最も信頼できる方々、妖精族に暴発に備えて貰う事にしましょう。彼らもそんなつまらない事で、今回の交流に水を差されるのは良しとしないでしょうから>
僕の提案に、福慈様は暫し思案されていた。
<私に伝わってきた話では、妖精族の魔術は規模こそ小さいが、私らのように瞬時に発動し、その技はとても洗練されていると聞いた。竜族と妖精族についてアキはどう思う?>
むぅ、また答えにくい質問を投げてきたなぁ。
妖精族に対する見解だけなら、その通りと肯定するだけで済む話なんだけど。
どう答えるか言い淀んでいると、福慈様は面白そうに、僕から伝わる迷いを楽しんだ。
<私らは、何でも一番でなければ気が済まないような狭量さは持ち合わせてない。だから、気にせず話すと良い>
それなら、正直に、と言いたくなるとこだけど、これは罠だ。言い方を間違えれば、気を損ねるだろう。
<松明の炎を消すのにはバケツ一杯の水があれば良く、燃える家を消すのなら小さな溜池一杯の水が必要です。今回、火を消す対象は数人の街エルフ。彼らの動きを制するのに、溜池一杯の水は過剰です。小さな力を消すのには、小さな力で十分、ここまでは良いでしょうか?>
<私らの力が小さき事には大き過ぎる事は理解した。小さき者の事は小さき者が対処するのが合っていよう>
苦笑しながらも同意してくれた。
<街エルフの魔術発動は、集束、圧縮、発動の三工程、妖精族は竜族と同様、発動の一工程です。更に妖精族同士で相手の発動した魔術を打ち消しあう遊びも幼少の頃から慣れ親しんでいます。そして、彼らからすれば大きな者達がどれほど工夫しても、動き出してから実際に相手に手足が届くまでに、身体のあちこちが連動して順次動くので、その動きに対応する事は容易との事です。実際、鬼族の武術に長けた者ですら、動き出そうとしただけで、足の小指に、妖精の槍を撃たれて、痛みに動きが止まった程でした>
<ほぉ。妖精族からすれば、どの種族も巨大で、その動きは鈍く見えるのだろうね>
<街エルフが選べる行動は、魔術、武術、魔導具の発動、魔導人形による攻撃といったところです。魔導具なら時間経過や予めセットしておいた状況になれば発動する真似もできますが、それは理性的な振る舞いからすれば、有り得ない選択です。そして魔導具は誤動作を防ぐ為、何らかの特定操作、魔力注入といった手順を踏まないと発動しないようにできています。魔導人形は会談中なら空間鞄に収納しているでしょう。つまり、街エルフが選べる行動は四種類のどれであっても、妖精族の瞬間発動魔術に比べれば、何工程もかかるため、割り込みは容易です>
瞬間発動の優位性は理解されているようで、妖精族が反応して割り込める事は納得してもらえたようだ。
<古い街エルフ達は多少の痛みでは動きを止めなかった。死が身体の隅々まで支配する、その時まで抗い続けた。そんな彼らが簡単に止まるモノかね?>
伝わってきた街エルフの生き様は、魔導人形達が尽きれば、魔力で、魔力が尽きれば武器で、武器が尽きれば、体術で、といったように、最後の最後まで気が抜けない相手、死兵其の物に思えた。
九分九厘死んでいても、まだ油断できない相手、それが竜族に抗い続けてきた街エルフという連中だと、福慈様は確信していた。
それは厄介極まりないね。でもそんな死兵もどき相手でも対策はある。
<魔術ならば発動起点を撃ち抜けば無力化できます。魔導具、空間鞄なら宝珠や制御用の魔法陣を撃ち抜けば同様に無力化できます。そして体術なら、身体を動かすために収縮する筋肉と、骨格を繋ぐ筋を断ち切れば、いくら筋肉を収縮させても体は動きません。操り人形の糸を断ち切るようなモノですよ>
上から糸で吊るした人形を操る様子と、その糸を断ち切れば、いくら上で手を動かしても人形は倒れたまま、という様子を伝えた。
それと、人体の構造の模式図を描いて、人は身体を動かすのに筋肉を収縮させて曲げる動作しかできず、人の動きは様々な部位の筋肉を収縮して曲げる事で可能になる様を示した。
<――そこまですれば確かに止まるだろう。しかし、人族はそこまで考え抜くモノなのかね?>
まぁ、竜族なら人だろうと鬼だろうと、ペチンと体全体を押し潰す方が簡単だ。いくら小さな力で無力化できると言っても、ハエを叩き落とすのに、片側の羽の付け根を撃ち抜いて墜落させるような真似を人がやらない、やれない、そんなとこだろうね。
<人の力は小さいので、同じ効果を得られるなら、できるだけ少ない労力でそれを為そうとします。妖精族はその考え方が顕著で、小さな力で制するのがスマートだ、とすら考えてるんです>
僕の説明に、種族差と、突き詰めた合理性、ある種の美学を感じたようで、深く感じいってくれていた。
<無力化するのに手足を捥ぎ取るよりは、筋を傷付けただけの方が、治りも早かろうね。しかし、アキは老人達を傷つける事をまるで厭わないけれど、それはなぜだい?>
はて? 妙な事を言うね?
<こちらに居る皆さんは、時間を割いて僕とお話しして理解し合おうとしてくれた大切な方々です。そんな方々を害するような真似をする輩が、よく知らない相手なら、どちらを優先するかで迷う事なんてないでしょう? まして、老人の方々を含めて僕より弱い相手なんていないんですから、遠慮せず、全力で対応しないと、そもそも止めるなんて無理です。相手がどうなってもいいなら少しは難度も下がるでしょうけど、無力化はかなりの実力差がないと難しい高等技術ですからね>
相手が子供だろうと、その手に刃物が握られているなら、甘く見てはいけない。それに腹に爆発物を巻いておいて、起爆スイッチを押すだけなら死にかけだってできるんだから。
……なんて考えを伝えたら、何故かドン引きされた。
<……種族差かねぇ。私らは余程の事がなければ、そこまでは気を回す事はないよ>
同族同士の争いは常に余力を残した範囲で行い、不利と感じたら引く。寿命が長いから、機会を改めればいいと考えるし、それは賢明な判断だ。
でも人族なら、次はもうないかもしれない、自分を捨て石にしてでも、相手をなんとかしようという自己犠牲の精神を持つ者もいる。自分の命よりも大切な何かの為に。
そして、命がチョコバーより安い、そんな地域もある。女子供に爆弾を抱かせて、敵兵に突っ込ませるような外道も沢山いる。
<そこは共感は難しいかもしれません。ですが理解は可能でしょう。僕は今回、皆が笑顔で本国に帰れる事を目指します。老人の方々は多少の怪我をするかもしれませんが、彼らとて本意ではないのですから、その程度は笑って許してくれると思います。でも面倒で大変なので、今回の集まりが終わったら、愚痴でも聞いてください>
色々気を使うし、お願いして回る事になるし、街エルフを軽視してるとか難癖付けられそうだし、面倒だなぁ、って気持ちの詰め合わせを福慈様に送りつけた。
――やっぱり、かなり引かれた。
<さて。今日は長く話したね。次は今回の結果が出るまでは、私との心話は控えておくれ。ちとやる事ができたからね>
福慈様の気配からして嫌われた感じじゃないけど、なんだろ?
<やる事ですか?>
<今後、アキや小さい種族と接点を持つ者達に、気を付けるよう、申し渡すんだよ。相手の大切な側に入る事、仕方ないと切り捨てられる側に入らない事の大切さを説くのさ。アキは弧状列島に住う者が手を取り合う事を目指しているのだろう?>
<はい。その方が色々といいと思いますから>
<そうなれば、その和を乱す者なら、例え竜族でも手を抜くつもりはない、そうじゃないかい?>
僕がどう答えるか理解した上での確認だね。
<特別扱いは、全体を腐らせますからね。賛同者を募って相応の対応をしましょうと、皆さんにお願いします>
賛同してくれる竜族も多いと思うので、一部の跳ね返りをどうにかするのに、手が足りないということはないと思う、と伝えた。そうなる可能性が高いだろうなぁ、程度の見込みだけど。
<……怖いね>
天災其の物と言える老竜から、そんな評価を戴くなんて予想してなかった。
<僕は人形すら遣えない、半人前の子供ですよ?>
ほら、怖くない。……まぁ、福慈様が言いたい事はそうじゃないとわかってるけどね。
<アキの願いが、皆の願いに繋がるなら、諸王とて、その言に手を貸すだろう。そんな、多くの人を惹きつけ、力を集める者を、小さき者達は英雄と呼ぶ。私らは強い、それは事実だけどね、英雄の事は決して軽視しない。そして、英雄にはある種の敬意も払うんだよ。さぁ、話は終わりだ。良い知らせを期待しているよ>
福慈様は、鬼王レイゼンさんを山盛りにしたような覇気を纏わせて、心話を打ち切った。
……いつもの倦怠感とか、寝惚けた感じは強い意志にねじ伏せられたっぽい。精神の在り方でかなりの無理が効く種族だからかな。
なんか、色々と動きそう。そんな気がした。
ブックマークありがとうございます。執筆意欲がチャージされました。
さて、今回は福慈様との心話でしたが、充満していたガスに最後の火花が飛んだような事態になってしまいました。何とか凌ぎましたが、福慈様から面倒なお願いも貰ってしまい、更に英雄認定までされてしまった感じです。アキからすれば、英雄らしい英雄なら小鬼皇帝ユリウスや、鬼王レイゼンあたりを挙げるとこでしょうけどね。
次回の投稿はニ月二日(日)二十一時五分の予定です。