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7-19.雲取様の再訪と未知への挑戦(前編)

前話のあらすじ:小鬼人形達から、小鬼の生活や考え方、国のあり方について教えてもらい、対小鬼帝国対策の叩き台となるネタをアキは提示する気になりました。

小鬼人形達との第一回の話し合いは無事終わり、色々と思いついた事があったので、帰国を延期して、検討作業をして貰うことになった。詳しい話はケイティさんに詰めるようお願いしたから、小鬼人形さん達はこれで大丈夫。彼らとの草案作りが終わるまでは僕とお爺ちゃんも、彼らやケイティさんがいる場以外では、小鬼帝国について語らない事を約束した。


結構、繊細な話だから、草案が出来てから、各種族のメンバーを集めて検討して貰うのがいいと思う。次元門構築と直接の関係はないから、僕の権利と義務はその辺りまでになるだろうね。


まぁ、冷戦の最中に、アインシュタインをソビエトに死ぬ迄、出向させろ、みたいな話だから、きっと揉めるよねぇ。もし、出向してくるなら、あらん限りの情報を持ち帰ろうと、余計なモノがたくさん付いてくる筈。


小鬼抜きで何とかなるなら、それに越した事はないけど、こればっかりは個人の能力全振りな話で、並の天才を山盛り何十万人とか集めても意味ないからね。……辞め辞め、今から、たらればで悩んでも仕方ないんだから!





そして、雲取様との二回目の会合の日が来た。場所は前回より、ロングヒルの城塞都市からは遠いけど、その代わり、広さは四倍近くある第二演習場が舞台だ。


ヨーゲルさん達、ドワーフチームが製造を請け負った対竜用の心話補助魔法陣を中央に備えて、その周囲を囲むように浮遊する街エルフ謹製の護衛宝珠が、僕達の身を守る。


心話を始めるまでは、トラ吉さんが側に控えてくれているけど、心話の時は僕は魔法陣の中に入り、トラ吉さんは外で待機する事になる。


そして、心話だけど、初めは僕が一人で、次にお爺ちゃんが、最後は僕とお爺ちゃんが一緒に行う予定だ。


普通なら三人で心話を行うのは、自分でない存在を一人の相手として認識する通常の心話に比べると、格段に難度が上がるらしい。


自分以外の存在が、二つの心が混ざって感じられたら、それを分けて二人と認識するだけでも大変とのこと。


それでも、やってみるのは、お爺ちゃんが、僕に召喚されている関係で、僕と同じ無色透明の魔力属性を備えているから。


僕とお爺ちゃんを混ぜても、無色透明に変わりなし。それなら通常のように不定形に属性が混ざって混沌と化す事もないだろうと。


因みに苦労するのは雲取様だ。


そもそも、心を触れ合わせると、普通は自分とは異質な心に触れて、それを認識する事になる。ところが、僕の場合、肉眼で見ても存在を確認できない透明度の無限に高いガラスのようなモノ。普通の心話とは大きく異なる感覚となるとの話だ。


その辺りは言葉でいくら語っても意味がなく、できない奴はどれだけ頑張ってもできない、そういう感性的なモノらしい。


さてさて。


雲取様はどうかな?





前回と違う演習場という事もあり、お爺ちゃんと賢者さんの二人で空に誘導路を描いて、雲取様が迷わないよう配慮した。


まず、思念波と風の魔術を使った前回の対話方式で、師匠が段取りの説明と、緩和術式の実地調整を行う事になった。心話は、初心者には負担が大きいので、雲取様が疲れる前に、師匠の側の話は済ませておくとの事だ。


そのため、演習場の中には、僕とリア姉、師匠、トラ吉さん、それにお爺ちゃんと賢者さんがいる。


そこに、前回同様、とても静かに雲取様は降りてきて、体に沿わせた尻尾の上に頭を乗せて、横目でこちらを捉えた。


「お初にお目にかかる。私はアキの師匠でソフィア。今回はこちらの申し出を受けて頂けて、大変感謝している」


前方に緩和術式を展開した師匠は、堂々とした振る舞いで、まずは挨拶し、礼を述べる。


<アキの師となれば、話す機会も増えよう。それで緩和術式はうまく働いているかね?>


この距離なら、竜眼である程度は見通せているんだろうけど、やはり本人の口から聞きたいんだろうね。


「私のような老人でも、こうして前に立てているのだから、試みは成功ですかね。このあと、妖精族の賢者が術式のチューニングを並行で行いつつ、雲取様には事前に話した魔力の集束と圧縮を試みていただきたい」


<うむ。ところで、関連する話だが、鬼族の魔力活性化というモノも見てみたい。鬼族を呼べるだろうか?>


「そう言われると思い、鬼族の青年を控えさせておいたよ。セイケン殿、こっちにきておくれ。魔力活性化を雲取様に見せるからね」


師匠が声を送ると、演習場の待機部屋からセイケンが現れて、こちらまで歩いてきた。


「噂に名高い天空竜、雲取様とお会いできて光栄です。我は鬼族のセイケンと申す。急いで申し訳ないが、素のままでは、御身からの圧力がなかなか厳しい。すぐに魔力活性化をお見せするが宜しいか?」


<構わないとも。さぁ、見せてくれ>


セイケンは深く呼吸をしたけど、それだけ。


<ほぉ、それが活性化か。確かに元よりも魔力が高められておるが、減りがその分早い。そう言う技か>


「仰る通り、このようにずっと活性化するような使い方は、普通は行わない。こうして、魔術を使う瞬間だけ、活性化をする事で、魔力の消費を抑えるのが常だ」


セイケンが魔力を変化させてみせているらしい。皆は感心しているけど!僕には何も見えないので、イマイチだ。こう、活性化した瞬間、ばちばちと光るとか、体表の空気が陽炎のように揺らぐとか、何か変化があればいいんだけど。……なのでとっても地味だ。


<良く分かった。では、次は手本という事で、魔力の集束と圧縮を見せて欲しい>


「そっちは私が見せよう。まずは集束。こうして、杖の先端に、魔力を集める」


師匠が杖を構えた。うーん、見えない。


「次は圧縮だ。集めた魔力を一点に圧縮する。ここまでしないと人族の魔術は発動しないと考えておくれ」


<ふむ。では、試してみるか。……やはり駄目だな。我ら竜族には集束も圧縮もできまい>


「雲取様、それはどの天空竜でも無理何ですか?」


<そうだ。其方の師匠が見せた技は、魔力が少ないからこそできるモノだ。そうだな……前回食べたケーキ、あれはフワフワしていただろう? あれを押し固めれば小さくもできるが、岩を押し固めて小さくするのは難しい、そういう事だ>


「それは分かりやすいですね。あ、でも、そうしたら、僕も無理でしょうか?」


<無理だな。まだ、鬼族の魔力活性化の方が、可能性があろう。ところで、我が魔力活性化を試みても大丈夫か? 抑えている魔力をまず解放し、それから更に活性化するとなると、其方らには厳しいかもしれん>


確か、聞いた話だと、今でもかなり抑え気味なんだよね。それを解放するだけでも、周辺警戒している森エルフの皆さん達にも影響が出そう。


「賢者、私の声を届けておくれ。私の声が聞こえるかい? これから雲取様が抑えていた魔力を解放して、更に活性化を試すから、護符の機能を全開にして、何とか耐えな。用意ができたら、ハンドサインで教えておくれ」


師匠が、何とも無慈悲な言葉を、警戒していた森エルフの一人に届けて、彼らが一気に慌ててやり取りを始めた。


それでも五分ほどして、全員に話が通ったようで、OKのサインが返ってきた。





「ソフィは相変わらず強引だね」


リア姉が師匠の頭を撫でそうな勢いで、ニヤニヤと微笑んだ。


「はん! あれだけ距離を離しているならいい訓練になるさ。それよりも、アキ、リア、二人とも雲取様の変化に注意するんだよ。何か感じ取れれば御の字だ」


そう言いつつ、師匠は、トラ吉さんを足元に呼ぶと、全方位の多重障壁を展開した。あくまでもこの位置で耐えるみたいだ。


<では、始めるか。まずは抑えていた魔力を解放していこう。辛くなったらすぐ言うのだぞ>


そうして、雲取様はゆっくりと首を持ち上げて、体を起こすと、大きく翼を広げてみせた。


やっぱり先程までの姿勢はかなり窮屈だったみたいだね。膨れ上がった気配に触れたら、何ともスッキリして澄んだ心が感じ取れた。


というか、心? 思念波でもなく、心話でもないのに、それが感じ取れるって?


僕は思わず、リア姉の方を見た。


「驚いたね。アキ、感じ取れたかい? まだ見えないけど、この感覚が相手の魔力に触れた時のモノだ。ーーそうか。今までは単純に出力不足だったんだね」


リア姉は謎が解けて嬉しそうだけど、皆は平気なのか見てみると、それぞれ、かなり違う感じになっていた。


お爺ちゃんと賢者さんは僕達も同じで、何の問題もなし。次点で師匠とトラ吉さんが幾重にも展開された障壁のおかげか、まだ余裕があるそう。


最後にセイケンは、手で印を描いて、師匠とは異なる虹色に輝く障壁を展開していた。表情からすると、大技だったようで、展開して一息ついたって感じだ。


「雲取様、ちょっとだけど、魔力が感じ取れました。魔力を抑えるのって窮屈な感じだったんですね」


<そうだとも。狭い穴倉に体をねじ込んで息を潜めるようなモノだ。しかし、そうか。抑えなければ感じ取れるか。……ふむ。では。次は活性化を試してみるか>


雲取様は、苦労を理解してくれた相手を見つけたことが嬉しいようで、魔力から伝わる感覚も、楽しげだ。


なるほどね。魔力にこれ程までに感情が含まれるなら、魔力が透明で感知できない、というのは、かなりやり辛いことだろう。


雲取様の魔力が脈打つように変化して、強めになったり、弱まったり。そんな風に五分程試していたけど、そこで、一旦変化を止めた。


<完成形は分かるが、これはなかなか難しいな。セイケンと言ったか。其方は鬼族では魔力の使い方は巧みな方ではないか?>


「成人の儀を迎えた者は誰でも使いこなせるものではあるが、確かに私は巧みな者から数えた方が早いでしょう」


<そうであろう。ただ活性化させるだけでも難しいが、それを使う時だけ高める、それに鬼族は確か戦いながら魔術を使えるのだろう? そこまで技を磨くのは時間がかかるであろう>


そう聞くと、セイケンがとても凄い力量の持主に思えてくるね。強さがインフレし過ぎてて、全然、それがどれほどなのかわからないけど。


<では、次はアキとリア、二人の魔力の変化を見せてくれ。確か召喚されている妖精達が大量に魔術を行使し続ける事で減らすのだったな>


「そうじゃ。では、賢者よ、残りを召喚しよう。儂らだけでは大技を連発し続けんと、魔力を減らせん」


「わかった。多重召喚術式起動!」


賢者さんが朗々と声を響かせて、術式を起動すると、魔法陣が上に二枚、下側にも二枚、更に術者である賢者さんと、お爺ちゃんの下にまで複雑な文様の魔法陣が浮かび上がった。以前も見た積層型立体魔法陣とかいうタイプで、召喚される妖精と縁の深い賢者さんやお爺ちゃんも組み入れる事で、召喚効率を高めるものだ。

魔法陣から膨大な光が生み出され、囲まれた空間に収束したと思った瞬間、ポンっと音を立てて、四人の妖精さんが出現した。


「久しいな、雲取様。前回の魔力消費結果を踏まえて、アキが気を失わない程度に調整した光の花を大空に描いてみせよう。妾達の飛ぶ姿はいつでも見られる。それより二人の様子をしかと観察しておくれ」


妖精女王のシャーリスさんが、釘を刺した。


<わかっているとも。では描いてくれ>


雲取様の答えを聞き、シャーリスさん達は前回と同様、演習場の周囲に散ると、一斉に光の粒を盛大に撒きながら、上空に向かって飛び始めた。


地の部分から、太さを絞るように茎の部分を描くのは、妖精族としての美意識らしい。確かに地上から花弁まで同じ太さだと、飾り気がない感じだろうからね。


<なんとも派手に魔術を使うな。……っといかん、二人を見なくては。アキ、リア。二人とも魔力が減る以外に何か感じるものはないか?>


「いえ。減り方が前より穏やかな感じがする程度です」


「不思議な感じだね。普通の共鳴なら、共鳴相手を強く意識して、魔力の波長を合わせて、増幅しようとするものなんだ。だけど、私とアキは相手の魔力に触れようとも、合わせようともしてない。というか、魔力自体、全然感知できないから、そうしようとしてもできないんだけどさ」


僕とリア姉の言葉に、雲取様は深く頷いた。


<我の観ている二人の状態も、何とも奇妙なモノだ。二人の間で魔力の共鳴、増幅が起きているのは確かだ。無色透明なせいで極めて分かりにくいが、ここまで近い距離で、じっくり観れば、合わせ鏡のように、互いの間を行き来する魔力が殆ど減衰せずに反射を繰り返している……のだろう。ほんの僅か減衰する際に生じる揺らぎがあるから、辛うじて観えるが、無色透明の魔力自体は感知できん>


雲取様が全員に、特に師匠へと観た様子を伝えてくれた。


大空に描いている光の花は、今は茎の部分を描き終わり、これから花弁部分に手を付けるところだ。


「雲取様、二人の魔力の区別はつくだろうか? それと、以前、光の花を描いた時はリアは街エルフの国にいたんだ。二人の立ち位置を変えてみるから、位置や距離をいじる事で、何か変化があるか観て欲しい」


<いいとも。二人とも少しソフィアを中心に回ってみてくれ。それと、距離も離したり近付いたりしてみてくれ>


僕とリア姉は、雲取様の言われた通りに動いてみた。


<魔力量の違いで何か変わるか観てみよう。二人とも、今度は鬼族、セイケンの周りを歩いてみてくれ>


僕達は、セイケンが頷いてくれたのを受けて、セイケンを挟むように、彼の周囲をゆっくりと歩いて、ちょっと近付いたり離れたりもしてみた。


<これは興味深いな。魔力が無色透明な事もあるのかもしれないが、二人が並んでいても、間にソフィアがいても、セイケンがいても、そして、距離をズラしても、共鳴には何の変化も生じていない。それらはこの現象とは無関係という事だろう。それと二人の魔力は我にはまったく同一に見える。似通っているのではない。完全に同じだ>


雲取様は、とても不思議なものを観た、と感慨深げに告げた。


「雲取様、観てくれた事に感謝するよ。そろそろ、光の花も描き終えて、二人の魔力も増加に転じるだろう。その様子を観て、何かあれば教えて欲しい」


上を見ると、確かに光の線で花弁も描き終わって、妖精さん達は後は降りてくるだけだね。


<ふむ。確かに増加に転じたようだ。揺らぎが無数に踊る様は美しいが、何か規則性がある様には観えない>


そうしているうちに、上空から妖精さん達が全員降りてきた。最後、地上に降りる寸前に、一瞬だけ光の粒を周囲に盛大に撒く演出をして、ポーズを決める辺り、さすが、妖精さん達だ。


「お帰りなさい。完成した光の花を見るのは初めてですけど、確かにとても綺麗ですね」


「妾達の自信作だからのぉ。アキ、魔力の方はどうじゃ?」


「描き終わるまでは結構きつかったけど、前程じゃなかったし、いまはだいぶ回復してきたから平気だよ」


「そうか」


シャーリスさんもほっと一安心といった感じだ。


「雲取様、二人の魔力が満タンに戻ったら、それでも妖精召喚維持の減少と魔力回復が続く筈だが、何か違いがあるか注意して欲しい」


<……そうだったな。観察してみよう>


そうして、暫く雲取様の熱い視線に晒されていたけど、楽にする様言われて観察タイムは終了した。


<二人の魔力が満ちた後も、揺らぎは続いている。揺らぎは満ちるほど減っていき、今では、そうと知らなければ見逃すレベルだ>


「六人の妖精を召喚し続けていて、自然回復分と相殺、か。予想してはいても、改めて聞くと、何とも不思議な現象だね。雲取様、ご協力感謝します」


<我も観察を望んだ事。気にする事はない。ところで比較の為に、其方らの魔力共鳴を観てみたい。鬼族の合力でも良い>


「緩和術式越しでも構わないかね?」


<今、展開している障壁か。ないのが望ましい。それは観察するには少し邪魔だ>


「となると、人族だとお望みの魔導師を揃えるのは難しいね。一流の魔導師で共鳴できる程、魔力が似通っているという奴に宛てがない。セイケン殿、そちらはどうだい?」


「雲取様、我らの合力は、ロングヒルに来ている五人全員が揃わなくては難しい。あいにく、本日はこちらには私しか来ていないので、観察は後日としていただきたい」


<構わないとも。しかし、そうか。力を合わせる意味で人族達の魔力共鳴と、鬼族の合力は方法が異なるな。ソフィアよ、合力も観たいが、やはり其方らの魔導師の共鳴を観察したい。急がぬ故、探してみてくれ。人族は多い。探せば見つかるだろう>


「雲取様、一つお聞きして良いか?」


<話してみよ>


「協力していただけるのは有難いが、何故、そこまで興味を持たれるか教えていただけまいか?」


<我の勘が、この二人が起こしている現象はとても貴重なモノと告げておるのだ。全ての竜族に聞いても、この事象のような話など出てくる事はあるまい。其方らが崇める神々の降臨や、神の力を秘めた神器などより、更に更に貴重なモノだ。……アキ、リア。二人とも我の庇護下に置こう。二人とも、他の竜との間に何か起きた際には、我の庇護下にある事を伝えるのだ。諍いを避ける事もできよう>


雲取様の申し出はありがたそうだけど、何かあるんだろうか。


「雲取様、他の竜が何かしてきそうなんですか?」


<竜とて、宝は欲しがるモノなのだ。それが希少であれば、尚更だ。手に入れて何かするという訳でもないが>


「庇護下と言っても私とアキは、ここ、ロングヒルから出る事はないが、それでもよろしいのですか?」


リア姉の疑問もわかる。庇護下というなら雲取様の支配地域に行く必要が出てきたりしないか気になるところだ。


<諍いを避ける為の話だ。我の事を知らぬ竜に語っても効果はあるまい。其方らがここから動かぬのなら、その方が良い>


「ありがとうございます。御厚意感謝します」


僕とリア姉が頭を下げると、雲取様は目を細めて笑った。

ブックマークありがとうございます。執筆意欲がチャージされました。

誤字・脱字の報告ありがとうございます。自分でも、日を変えて何度も読み直してはいるんですけど、どうしても見落としてしまうので、大変助かります。

さて、雲取様との二回目の会合が始まりました。初めは軽いジャブという事で、アキ&リアの魔力共鳴に関する調査、検証を行いました。後編は、雲取様とアキが心話を行う事になります。アキも雲取様も楽しみにしていて、二人だけの話なら何の問題もないんですけどね……

次回は9月15日21時5分の投稿予定です。

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