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6-7.魔導甲冑兵vs鬼人形(後編)

前話までのあらすじ:魔導甲冑兵のことを良く知らない市民のために、普通の兵士と何が違うのか、他の兵科と比較することで、いいとこどりのような特殊な兵科であることを説明しました。まぁ、鎧を着てない人並みに素早く動けて、重装甲兵並みに重い一撃を、鎧を着てない人のような手数で放てて、しかも全身を鎧で覆っているので盾も不要、という兵科と、それはもうお金もかかって、維持費も泣けてくるエリート達なんですが、逆に言えばその程度の兵科とも言えます。

『皆さん、落ち着いたでしょうか。それでは鬼族と言っても実際に見た事がない方も多いので、まず、今、左手に持っている扉のように大きな盾、こちらについてお見せしましょう』


アナウンスの声と共に、五人の重装甲兵さんが両手剣(ツヴァイハンダー)を持って登場した。


鬼人形がゆっくり姿勢を低くして、扉盾を前面に構える。それだけで彼の巨体は殆どが隠されてしまった。


『乱戦を想定した重装備の鬼族は、この様に扉盾を構えて、一気に距離を詰めてきます。至近距離で鬼族と戦うのは悪夢としか言いようがありません。この大きな盾の守りがどれ程か、ご覧ください』


アナウンスが終わるのと同時に、重装甲兵達がタイミングを合わせて、一斉に武器を構えて、突撃していき、猿叫と同時に、突進の勢いを上乗せした両手剣(ツヴァイハンダー)の振り下ろしを扉盾に叩きつけた。


耳が痛くなるような衝突音が響く。けれど鬼人形の構えはまったく揺るがない。

微動だにしない扉盾に叩きつけた事で、重装甲兵の皆さんもかなり腕が痺れたらしい。武器を持って退場する様子から見ても、かなり痛そうだ。


『この様に、正面からの攻撃は意味がありません。では、次は槍兵の皆さんに、長槍を用いて、盾を持たない側から攻撃して貰いましょう。これからお見せするのは盾を用いた攻撃です。皆さん、一瞬の技ですので、見逃さないようにご注意下さい』


今度は長さ三メートル程の槍を持った兵士の皆さんが現れた。やはり人数は五人。

彼らは攻め手から見て左側、扉盾を持たない側に横一列で並ぶと、走り込みながら一斉に槍を突き入れた。


全ての穂先が鬼人形の胴を目掛けて迫る。


そして、当たる寸前、槍が伸び切る前、最も力が込められたタイミングで、鬼人形が盾を使った技を魅せた。


彼は姿勢を低く半歩だけ後ろに下がると、左手に持った扉盾を正面に回し、槍の穂先が当たるタイミングに合わせて左肩を当てつつ、一気に踏み込んだのだ。


盾攻撃(シールドバッシュ)という技だと思う。ただ、その技が放たれた瞬間、堅木が無理矢理へし折られる嫌な音が響いた。


見れば、兵士達の突き出した槍が全て途中から折れて、ただの短い棒に成り果ててしまっていた。


『これが盾を用いた槍折りの絶技です。この技は槍兵が必殺の気を込めて突き出した槍が、最も力を込められたタイミングに合わせて、真正面から盾を叩きつける事で、槍の柄はしなる事も、引く事も出来ず、折られる技との事です』


鬼族の頑丈な鎧を貫こうと、全力の力を込めて放った突き。それを盾で防ぐのでも、逸らすのでもなく、敢えて正面から受けて武器ごと相手の心をへし折る……そんな技なんだろう。


正に鬼族に相応しい技だ。


市民席を観ると、誰もが声も出さず、鬼人形の姿を凝視していた。目を逸らす事が恐ろしくて出来ないのかもしれない。


『鬼族の持つ巨大な盾、それは防具でもあり、武器でもある。それがお分かり頂けた事でしょう。次にお見せするのは、鬼族が用いる定番の武器、鉄棍です。細く見えますが、我々、人族が使う槍より太く、頑丈でとても重い武器です。鬼族も刀を使いますが、集団戦で用いるのは、ほぼ鉄棍です。それは何故か。十分な威力と長さ、そして頑丈さがあるからです。刃物と違い、刃毀れを気にすることなく、敵の振るう刀剣に対して叩きつけられる利点は、鬼族の凄まじい腕力があるからこそ真価を発揮します。……では、皆さん、標的人形が用意できましたので、どうなるかご覧ください』


アナウンスさんが市民の反応を伺いつつ、ゆっくり説明している間に、全身鎧を着せて塔盾(タワーシールド)を持たされた人形達が三人並んで設置された。芯には立木が仕込まれているようで、がっちり固定されている。


……どうするのか。


鬼人形は扉盾の裏側から、鉄棍を取り出すと、盾に沿わせるように垂直に構えた。


彼は、標的人形まで三メートルくらいまで無造作に近づくと、体を左に少し捻り、体を沈み込ませつつ一歩踏み出して、右腕を一閃! 握られた長さ二メートルほどの鉄棍が、標的人形達の横から叩きつけられて、僅かな抵抗さえ許されず、薙ぎ倒された。


耳を覆いたくなる様な大気を押し割る轟音と、交通事故の様な打撃音が観客達の顔を叩く。


固定していた筈の立木は根元から千切れ、標的人形達の鎧も、塔盾(タワーシールド)も紙細工の様に捻じ曲がって、打ち捨てられた。


其れだけの衝撃を受けても、鉄棍に歪みは見られない。


沈黙が痛い。


『……これが、鬼族の振るう武器、鉄棍の威力です。敵の構えた武器や盾、そして鎧ごと全てを破壊するこの武器の恐ろしさをご理解いただけたことでしょう。皆さんの鬼族への理解が深まりましたので、それではこれから魔導甲冑兵達と鬼人形の演習を行います。彼らは専門の訓練を積んでいます。万一の場合に備えて、街エルフ提供の護符も装備していますので、ご安心下さい。――っと、ここで鬼族の方からお話があるそうです。皆さん、鬼族の方々の方をご覧下さい』


魔導甲冑兵が八人、鬼人形と対峙し、これから演習というところで、割り込みが入った。予定外の出来事っぽいけど、アナウンスの人は慌てず騒がず、人々の意識を誘導してみせた。熟練の技だね。上手いものだ。





隣の陣幕から、一人の鬼族がゆっくりと立ち上がったのが見えた。平服を着ていて、鬼人形ほど上半身がマッチョな感じではないせいか、さほど恐ろしくは感じられない。

額にあるツノと、彫りの深い顔つきが見えるけど、なかなかのイケメンだと思う。


彼は人々の注目が集まったのを確認すると、口を開いた。


「此度の演習に参加させて頂いている鬼族の代表、セイケンと申す。我々の急な申し出を快諾していただけた事にまずは感謝したい。今後、この地で私を見かける事があらば、ぜひ気軽に話しかけて欲しい。話し合い、心を通わせる事ができる隣人である事への理解が双方で進めば、きっと未来は今より明るいものとなるだろう」


大声を出している訳でもないのに、彼の低く響く声は、会場の隅々までよく届く。不思議に思ったのに気付いたのか、ケイティさんが、彼が声を運ぶ魔術を行使したことを教えてくれた。人族と違い、天然の杖であるツノがあるので、鬼族の魔術発動はとてもスムーズなのだ、とのこと。


話し慣れているようで、彼の言葉はとても聴き取りやすい。


「さて、彼は鬼族を模した魔導人形との事だが、先ずはその練り上げられた武の高みに対して敬意を称したい」


セイケンさんの言葉に、鬼人形さんも軽く一礼して応えた。本物の鬼族からそう言って貰えたことは、彼にとっても誇らしいことなのだろう。


「鬼族と人族はこれまで、争い続けてきたが、近年は争いをせず、互いの生き様を尊重するに至った。今すぐではないにせよ、いずれは大きな危機を前に手を取り合い、肩を並べて戦う、そんな時が来るかもしれない。だからこそ、誤解を持たれないよう、誠意を持って説明しておきたい」


市民席の人達を見ると、鬼人形の試技に恐怖を浮かべていた表情がだいぶ変わってきていた。落ち着いた声で話す鬼族の青年が、言葉の通じない魔獣などではなく、言葉を交わすことができる相手だと理解できたからだろう。


「鬼族は確かに人族より体が大きく、振るえる魔力もまた大きい。そのまま戦っても、それなりには強いがそれだけだ。市民が訓練を経て兵士となる様に、鬼族もまた、多くの訓練を経て兵士となる事に違いはない」


生れながら強いのではなく、人のように訓練を積んで腕を磨く。当たり前の事だけど、市民の皆さんには新鮮な内容に聞こえたようだ。鬼は怖い、化け物、死そのもの、そんなイメージで意識が止まっていたのだろう。


「そして、武を練り上げ、名が響く程の強者もまた、果てしない研鑽の果てに辿り着くものだ。彼は、私から見ても、十分な研鑽を積んだ強者だ。その認識を忘れないでいて欲しい」


演習場に立つ鬼人形は別格、鬼族から見ても強者と改めて伝えられた事で、恐怖に凝り固まっていた意識が多少なりとも変わるきっかけになったようだ。


「最後に、普通の鬼族は、午後に私が演習でお見せするが、あまりの落差にがっかりしないでくれれば幸いだ」


彼が最後に笑顔で告げた事で、場の緊張が溶けた。それくらい力みのない自然な笑顔で、釣られて僕も笑顔になったくらいだ。


彼の落ち着いた語り口に感銘を受けて、僕は拍手をした。それだけ意味のある演説だったと思ったから。


そんな真似をすれば、彼の注意を引くのは当然で、こちらに向けた彼と視線が合ったので、僕の気持ちが伝わるように、笑顔を向けて拍手をしてみた。


……奇妙なモノを見たといった表情を彼が浮かべたのは勘違いではないと思う。


失礼な。


ちょっとだけムッとした気持ちを表情に込めたら、彼はバツが悪そうに視線を外した。


そして、僕の拍手を受けてか、ボツボツと賛同した人達の拍手が続き、彼は一礼して腰を下ろした。





鬼族のセイケンさんが話を終えたので、改めて、アナウンスさんが説明を始めた。まずは演習の状況説明だ。


『撤退戦の殿(しんがり)を任された鬼族に軍が足止めされてしまった。被害も大きいが、魔術を多用して疲弊した鬼族の手練れを討ち取れるまたと無い機会でもある。そこで、魔導甲冑兵達を集中投入して、可能であれば討ち取る事を狙う。相手が撤退しても深追いしない。魔導甲冑兵達は損害を受けないことを優先。鬼族側もまた、足止めを優先し、被害を抑えつつ戦いを長引かせて、できれば自らも撤退するといった状況です。では演習始め!』


扉盾を持ち、鉄棍を握った鬼人形の姿勢はあくまでも自然体。くるなら迎え撃つ、といった雰囲気だ。


それに対して、陣形を組んだ魔導甲冑兵の皆さんは、自らを奮い立たせるように、両手剣(ツヴァイハンダー)を構えて、少しずつ間合いを詰めていくけど、見ているこちらまで呼吸を止める程の緊張感に満ちている。


八人居ても、数的優位などという戯言が出てくる事はない。其れだけの圧倒的な力量差がそこにはあった。


無理もない。剣道を齧った事がある人ならわかる事だが、僅かな身長差、リーチの差ですら、攻防に大きな影響を与えるのだ。僅か五センチ、十センチでもそれだ。


なのに、鬼族とは身長差と腕のリーチ差だけで軽く一メートルを超えてしまう。更に得物の鉄棍は、両手剣(ツヴァイハンダー)よりもずっと長く、互いの間合いの差は二メートル程にも達する。


そして、腕力はといえば、人族の全身を掛けた力を片手で跳ね除けるほどの差がある。


近接戦闘の覚えがある者ほど、彼我の絶望的な差を理解できてしまう。


その為、魔導甲冑兵達の包囲網はなかなか縮まらない。手に持つ両手剣(ツヴァイハンダー)が届く遥かな手前なのに、そこから更に一歩を踏み出さない、いや、踏み出せなかった。


何故なら、そこはもう鬼人形の鉄棍が襲いくる一足一刀の間合いなのだ。




そして、鬼人形が僅かに体を動かし、視線を向け、鉄棍を動かす事で、間合いが誘導されている事に、魔導甲冑兵達が気が付いた時には全てが遅かった。


「行くぞ」


鬼人形に対して半弧を描くように対峙していた魔導甲冑兵達。そんな彼らに対して、鬼人形が選んだ技は盾攻撃(シールドバッシュ)

左端の三人を巻き込むように、横向きに構えた扉盾が一気に迫り、魔導甲冑兵達は一瞬、出遅れたものの、敢えて自ら後ろに飛んで、空中で扉盾を受けて、更にそれを蹴り飛ばす事で、衝撃を上手く散らす事に成功した。


代わりに三人は派手に吹き飛ばされていくが、着地直前に鎧に仕込んだ呪紋を発動して勢いを相殺して、地面に叩きつけられる事なく降り立った。


側面を晒した鬼人形に対して、残り五人は好機とばかりに猿叫をあげて一気に斬り込んでいく。


そんな彼らに鬼人形がみせた視線は、理解できる者には、優しさと労わりが見て取れた事だろう。


何故なら、軽く捻られた態勢と、左側に構えられた鉄棍の構えは、試技で見せたものと同じ。


つまり、鉄棍による一閃だ!


鬼人形は更に一歩踏み込むと、同時に右手を大きく前方に向けて振り切った。


試技の時と僅かに違うのは、少し低い位置から斜め上方に向けて振り抜かれた事。


空気を割り進む鉄棍の旋風が横一列を薙ぎ払った。


魔導甲冑兵が見せた反応は三つに分かれた。


間合いが近過ぎて回避が間に合わず、両手剣(ツヴァイハンダー)の腹に肩を当てて鉄棍の打撃に抗おうとした者。彼はピンボールの球のように跳ね飛ばされていった。激突の瞬間、護符が展開した魔法陣が見えたので、衝撃の大半は肩代わりされた事だろう。


二人は鎧に仕込まれた呪紋を発動させて、鉄棍の軌道を超えて宙を舞った。更に僅かな時間、空中に仮初めの障壁を展開して、空を蹴り、上方から襲い掛かる。


残る二人は体勢を低くして鉄棍の軌道の下側に入り込んで、一気に間合いを詰めて行った。


この時、空から、あるいは地から鉄棍の広過ぎる間合いを詰めて斬りかかろうとする魔導甲冑兵達は勝利を確信したかもしれない。


……ただ、彼らの目にも、鬼人形が次に見せた振る舞いには虚を突かれた。


鬼人形は左手の盾を体に引き寄せ、振り上げた右手の鉄棍も垂直に立てつつやはり体に引き寄せると、薙ぎ払いの勢いを維持するどころか、回転軸に対して盾と鉄棍を寄せる事で、更に鋭く回ってみせた。


前方の敵に対して一瞬とは言え、背を見せる行為。更に盾も鉄棍も体に引き寄せた事で、振るう自由を捨てる事になった。


意図せずになったのなら、死に体と言えよう。


しかし、高い力量を持つ者は背後の敵も気配で察知するという。ならば、鬼人形がそれをできぬ訳がない。


彼は一瞬の無防備さと引き換えに、右側に振り上げた鉄棍を、勢いを増したまま、再び左側に構える事に成功した。


そして、それは今まさに斬りつけようとする魔導甲冑兵達に対して、避けようのない一撃がセットされた事に他ならない。


鬼人形が再び放った鉄棍の一閃は、魔導甲冑兵達への見事なカウンターとなった。





仕留めるのではなく、薙ぎ払って、相手に打撃を与えつつ距離を取る。鬼人形が二回目に放った一閃は、そんな一撃だった。


高さの異なる四人を一振りで捉えたため、その攻撃は体の中心線からはずれたものとなっており、それが魔導甲冑兵達を救った。

無様に転がりながらも、致命傷を避けるどころか、護符の発動もする事なく、その一撃を生き延びたのだ。


全身土だらけになったり、両手剣(ツヴァイハンダー)が折れて身代わりとなったりはしたが。


鬼人形が大きく後ろに飛んで間合いを離し、倒れていた魔導甲冑兵達が、腰につけた小型の空間鞄から、新たに両手剣(ツヴァイハンダー)を取り出して構えたところで、アナウンスが割り込みをかけた。


『そこまで! そこまでです! ほんの一呼吸ほどの間の攻防でしたが、彼らの高い練度と、強さを観る事が出来ました。皆さん、彼らに惜しみない拍手をお送りください』


アナウンスが演技の終了を告げた事で、魔導甲冑兵達も、鬼人形も武器を収めて並ぶと、皆に一礼した。


隣の鬼族達の陣幕から一際大きな拍手が響き渡り、遅れてロングヒルのお偉方や市民席の方からも拍手が鳴り響いた。勿論、街エルフの方だって負けてはいない。というか、護衛や警備をしている魔導人形の皆さんまで拍手に加わっている。


おかげで、午前に行う演目の最後は大変盛り上がることとなった。


『それと今の攻防は何があったかわからなかった方も多かったと思います。再現幻影を表示しながら、解説しますので、皆さん、大型幻影に注目してください。まず――』


アナウンスの人が僅か三秒ほどで終わった演習がいかに凄かったのか、市民の皆さんにもわかるように解説を始めた。


互いにジリジリと間合いを詰めている時も、様々な駆け引きが行われているとわかり、市民席のざわつきは止まることはない。


だけど、それは鬼人形が初めに現れた時のような恐怖によるものではなく、高い技量の応酬をして見せた者達への驚きと賞賛によるもの。


空気が変わってくれて、本当に良かった。


隣を見れば、エリーもすっかり脱力して、良かったと呟いてる。かなり緊張していたようだ。下手をすれば大怪我という危険な演目だったのだから無理もない。


こうして、色々あったけれど、何とかロングヒルの兵士による午前の演目は無事、終える事ができた。


後はお昼休みを挟んで、街エルフ、鬼族、妖精族の公開演技(エキシビジョン)で終了だ。

考えると不安だらけだけど、午前中も何とかなったんだから、きっと午後も大丈夫。


今はお昼ご飯に集中する事にしよう。アイリーンさんがお弁当を用意してくれている筈だからね。どんなお弁当か楽しみだ。


ブックマークありがとうございます。執筆意欲がチャージされました。

令和最初の投稿となりました。今後も週2回の投稿ペースを守っていきますので、のんびりお付き合いください。


午前の部その5「魔導甲冑兵vs鬼人形」の後編ということで、鬼人形の強さを如何なく発揮して見せた演目となりました。……何せ鬼族達も来ているので、鬼人形が沢山の両手剣で串刺し、みたいな演出を選択する訳にも行かず。スタッフ達もどう魅せるか悩んだようです。

僅か数秒のやり取りとなりましたが、緊迫した戦いの雰囲気が表現できていたでしょうか?

ちなみに演習ということで、実は鬼人形(鬼族)はこれでも将棋で言えば、飛車角落ちくらいのハンデ戦をやってます。何せ、本来なら鬼族は杖の代わりにツノがあるので、構えることなく、近接戦をしながら魔術を併用してくるのですから。

そういった「普通の鬼族」は午後の公開演技エキシビジョンで魅せることになります。

次回の投稿は、五月五日(日)二十一時五分です。


<補足1>

投稿と関係ない内容は活動報告のほうに書いてますので、興味がありましたらご覧ください。


<補足2>

あと、良かったなと思ったら、下(宣伝画像の下)にある「小説家になろう 勝手にランキング」のリンクをクリックして投票していただけましたら幸いです。


前のほうのページに載っているおかげで、訪問者が増えてとても良い状態です。

6ページ目とかだったりすると、そもそも一日に訪問者(OUT)が数名増加といったとこですから。

息の長い応援よろしくお願いします。(二週間程度でポイントが初期化されるので……)


 ※2019年05月01日(水)にポイントが初期化されました。

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『彼女を助けようと異世界に来たのに、彼女がいないってどーいうこと!?』を読んでいただきありがとうございます。
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