87/94
夜が明るい。
夢を見た。
深夜、窓の外から差し込む光が明るいことに気付き布団から体を起こす。
外を見ると、空には煌々と輝く満月。その光が鮮やか過ぎて、遠くまではっきりと見えるくらい夜が明るい。
きっと、嘘なのだろう。
月の光はもっと静かな色をしている。陰影を主張する弱さしかない。
こんなに色付いた世界を映したりはしない。
月の光は、もっと死んだ色をしている。
なんて考えたところで目が覚めた。
一日中陽が沈まない季節の国があると言うけれど、そこに行けばこんな感覚になるのかな。
夢を見た。
深夜、窓の外から差し込む光が明るいことに気付き布団から体を起こす。
外を見ると、空には煌々と輝く満月。その光が鮮やか過ぎて、遠くまではっきりと見えるくらい夜が明るい。
きっと、嘘なのだろう。
月の光はもっと静かな色をしている。陰影を主張する弱さしかない。
こんなに色付いた世界を映したりはしない。
月の光は、もっと死んだ色をしている。
なんて考えたところで目が覚めた。
一日中陽が沈まない季節の国があると言うけれど、そこに行けばこんな感覚になるのかな。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。