道路行政は偉大である。
慰安旅行で海のみえる町へバスでい行く。
途中ショッピングモールみたいな規模の道の駅があり、停車。おみやげを買う。
ふと、看板に川下りとあった。
この辺りはもともと車が通れるような道がなく、川を下って交流と物流がなされていたような辺鄙な場所だったのだが、少し前に道路をぬいて観光地として整備したんだそうだ。
道路行政とは偉大である。
早速、試す。
入口に行くと、アマゾン原生林みたいなところに出て、台風後みたいな激流だった。
これ下るの?
船はと言うと、50人くらい乗れそうなクルーザーだった。
これで下るの?
ちなみに片道35円で運航中。
乗った。スピードがすごい。しかしそれ以外にも川中に岩とかが顔を出してるのをすいすい避けて、揺れもほとんどない。
どんな運転をしてるのだろうと見てみたら、やはり船。舵輪であった。
5分程度で終点まで到着。大体1kmくらい流されたようだ。……結構なスピード出てたんだな。
楽しかったが、これ集合場所にどうやって帰るのだろう。
しかし、ここは観光地の一歩手前である。抜かりなく、終点には送迎バスが出ていた。
あれ? じゃあ僕達の乗ってきた船は、どうやって戻るんだ?
確認する前に目を覚ます。




