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物の化 携帯電話編


 おそらく平成26年12月11日現在。

 伊藤大二郎は、いわゆるガラパゴスケータイを使用中であるが。

 携帯電話が爆発する夢を見た。



 買い替えなくちゃなあと思いつつも面倒くさいし特に不便でもないので5年くらい使っている防水携帯。

 しかし、たび重なる酷使に耐えかね、防水カバーが破損しており、最早防水ではない。


 なのに、水の張った何故か洗濯機の底に沈んでいる。


 慌てて拾い上げるが、ショートして熱でも持ったのか、熱湯が滴り落ちる。

 そのうち、携帯の体積より多い水があふれる。

 携帯なのか瞬間湯沸かし器なのかわからなくなったところで爆発。

 

 何故か、割れた中から人型の何かが這い出てきた。

 そして空に飛んでいった。

 あれだろうか、長年使い過ぎて化けてしまったんだろうか。

 しかし、メモリのバックアップ取ってないから、連絡取れない人多数。

 もしかして、さっきの人型が、『それ』だったのか?

 今から追いかけて、捕まるだろうか。



 というところで眼が覚める。

 替え時、ということ?

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