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日雇い労働(倉庫バイト)のリアル。バイト4日目の所感

作者: 御上ナモ
掲載日:2026/03/09

 今回は趣向を変えて実際に経験しないとわからないアレコレについて書いてみる。

 守秘義務があるので具体的な商品の内容やらなんやらについては割愛させていただく。


 ではさっそく本題。


 ①宅配便の荷物の梱包材。想像以上に全部手動

 熱帯雨林みたいなサイトとかで何かしら注文をした経験は誰にもでもあるだろう。

 そして猫みたいな会社が家に配達して来た箱をあなたが開けた場面を想像していただきたい。

 何か商品名の書かれた事務的な紙がペラ一枚。

 プチプチやらくしゃくしゃになった薄紙やら、商品を包んでいるラップのような何かやら、色々なゴミが入っている筈だ。

 そしてあなたはそれをペイっと取りぞいて商品を開封する。

 ズボラな人などはかーちゃんに「あんた!そういうゴミはゴミ箱に捨てなさい!」などと言われているだろう。

 実はあのゴミ。全部手動で入れているのだ。

 人間が。人力で。

 機械もクソもない。オートメーションやらDXやらというのは他所の話である。

 俺の8時間の労働時間のうち、約9割近くはあのゴミを詰めているのである。

 少しはあの緩衝材をいたわりの目で見てはいただけないであろうか。

 少しプチプチを太陽の光に翳してみたりして、その背後にある倉庫の作業員の労苦に思いを馳せてはくれないだろうか。

 そんなことはめんどくさい、と思うだろうか。

 少なくとも俺は「知るかボケ!」と思ってゴミ箱に捨てる。


 ②日雇い労働者の人達、意外と初心者に優しい

 俺は仕事に実際に行くまで、ああいう単純作業は効率化を求めているがために新人などは嫌がられるものかな、と勝手な想像をしていた。

 実際は色々な形で助言や手助けをしてくれる。

 親切だし、優しい。

 初心者大歓迎といった感じだ。

 もちろん人手不足というのはあるだろうが、実際のところは他に人と話す機会がないためであろう。

 自分の知識を教えて、先輩ぶる、ということは本職の日雇い労働者にとって、自身の存在意義を確認する貴重な機会なのだ。

 このことに関するもっと細かい考察(のようなもの)は前前作の『日雇い労働者として1日働いてみた所感』に書いてあるので興味があればご一読いただきたい


 ③労働環境、めっちゃホワイト

 15分くらいの早上がりはデフォ。

 休憩時間も移動時間を込みで幅を持たせてくれる。

 昼休憩の他にも午前と午後にそれぞれ休憩時間がとられている。

 親の激務を見ていた自分からするとこれに加えて残業がないから、相当楽だと思った。

 もちろん時給は安いが。


 ④謎のラジオ体操のパチモン

 朝の朝礼?のような当日の流れの確認の前に、ラジオ体操を微妙にアレンジした(せいで妙にわかりにくくなった)準備運動をする。

 でかいディスプレイで映像を流すので、その通りに体を動かす。

 ラジオ体操の曲を中途半端にアレンジしているので、逆に混乱する。

 荷運び用の体の動きが入っているのは愉快だった。

 

 ⑤日雇い労働者の方々の服装

 どこの現場でもそうなのかはわからないが、俺の働いている場所は年齢層のボリュームゾーンは40歳から50歳ほど。

 髪に色を入れている人も多い。

 そして語彙が大学生のように若々しく、服装も動きやすいものであるためやっぱり妙に若々しい格好だ。

 手や顔には皺がよっており、年齢のせいか手先が震えている人も多い。

 60歳近いか、既に超えているようなおじいちゃんと仲良くなったが、彼はやたらと遊戯王の話をこちらにして来た。

 俺は「ドロー!モンスターカード!」しか知らないので適当に話を合わせたが、遊戯王と古い名作系アニメ。他にはネットで聞き齧ったような雑学以外、話題がない。

 うちの祖母は芸術に造詣が深く、色々と思索に耽る人なので近しい年代でもずいぶん違いがあるものだ、と感じた。


 まあ他にもいくつかあるが、明日も朝から働きに出るのでここで一つ区切りをつけることにする。

 明日もう1日働いたらやっと5万円。大学用のパソコンを買うにはまだ道のりは遠い……。

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