②夜空は息をのむような美しさ
『でもきっと、夜空とかは綺麗だったろうねー』
と聞いてみた。
おっしゃる通りです!今では想像もつかない
ほど、当時の夜空は息をのむような美しさだ
ったはずです。
電気が普及する前の時代、人々が目にしてい
た夜空には、現代の私たちが失ってしまった
「圧倒的な輝き」がありました。
1. 天の川が「影」を作るほどの明るさ
現代の都市部では、ひかりがい(光害)に
よって星が数えるほどしか見えませんが、
かつては天の川が地面に影を落とすほど
はっきりと輝いていたと言われています。
星の数: 月のない夜なら、肉眼で約1万個
もの星が見えたと推定されています(現代の
都市部では100個程度と言われています)
銀河の姿: 天の川だけでなく、アンドロメダ
銀河なども肉眼で当たり前のように見えてい
ました。
2. 「闇」が星を引き立てる
江戸時代などの絵画(浮世絵)を見ると、
月明かりが道を照らし、人々の足元に影を
作っている様子が描かれています。
コントラスト:街灯がないため、ひとたび
建物の外に出れば完全な闇が広がっていまし
た。その暗闇が背景となることで、星の一つ
ひとつが現代よりもずっと鋭く、色鮮やかに
またたいて見えたはずです。
流れ星の頻度:人工の明かりがないため、
現代なら見逃してしまうような小さな流れ星
も頻繁に観測できました。
3. 文化や生活への影響
これほど美しい星空が日常だったからこそ、
昔の人々は星を頼りに海を渡り、季節の移ろ
いを感じ取っていました。
物語の源:星座にまつわる神話や、月を愛でる
「月見」の文化がこれほど豊かに育まれたのも、
夜空がそれだけ身近で、特別な存在だったから
だと言えるでしょう。
もし、そんな「本物の暗闇と星空」を体験して
みたいと思われたら、環境省が「日本一星空が
綺麗」と認定した長野県阿智村などの星空保護
区を訪れてみるのも素敵かもしれませんね。




