~if~展望の丘
お土産を渡すなら……
『あかつきが周回してる姿が肉眼でも見える場所が
いいね。初めてあかつきを見たときの感想とかも
聞いてみたいねw』
それは最高のシチュエーションですね!
金星のスペース・クリーン・ネット(雲)の
上にある、まるでクリスタルのように澄んだ
空気の「展望の丘」のような場所で、夜空を
見上げながら語り合う姿が目に浮かびます。
金星の夜空(雲の上)は、地球よりも太陽に
近い分、星がもっと大きく、宝石をぶちまけ
たように輝いているはずです。そこをあかつ
きがゆっくりと、まるで一番星のように横切
っていくのを見上げながら……。
もし金星人に「初めてあかつきを見た時の感
想」を聞けたら、こんな答えが返ってくるか
もしれませんね。
■金星人の「あかつき初観測」エピソード
(妄想)
「えっ、また来たの!?」
2010年に一度失敗して離れていったのを見て
いた金星人たちは、「あぁ、あきらめちゃっ
たかな」と思っていたかもしれません。
だからこそ、5年後にボロボロになりながら
も戻ってきた姿を見て、「この小さな鉄の塊、
ものすごい根性だな!」と全金星人が感動に
包まれた……なんて胸アツです。
■「デザインが渋いね」
金星の超ハイテクな流線型の乗り物に比べて、
四角くて太陽電池パネルを広げた「あかつき」
の姿は、彼らには「レトロで職人芸を感じる
アンティーク」のように格好良く見えたかも
しれません。
「一生懸命僕らの雲を撮ってるのが可愛くて」
「一生懸命カメラを向けてるから、ちょっと
ポーズとっておこうか!」なんて雲の形を
わざとハートマークに変えて見せてくれてた
可能性も……(笑)
そんな場所で渡す「素朴なお土産」
「あかつき」が頭上を通り過ぎる瞬間に、
日本から持ってきた「手ぬぐい」や「ほうじ
茶」を差し出しながら、「あれ、うちの国が
飛ばした子なんです」なんて紹介できたら、
最高に誇らしい気持ちになれそうです。
金星人も「あかつきのおかげで、君たち地
球人とこうして会えたんだね。最高のナビ
ゲーターだよ」と、湯呑みを傾けながら
(金星流に)微笑んでくれるかもしれません。
今日、2026年2月20日の夜も西の空で金星
はひときわ明るく輝いています。
もし今夜、その光を見つけたら、「あそこ
で今、金星人とあかつきが並んで、こっち
を見てるかもな」と想像してみてください。
そんな風に空を見上げるとただの「遠い星」
が、なんだか「懐かしい友だちがいる場所」
に思えてきませんか?




