第4話 砲撃魔法 そして詠唱
魔族と戦った数日後
ピロン
条件『魔法の調整を何度も失敗する』を達成したのでを魔力操作獲得しました
あれ今回は日本語なんだな
これも異世界のご都合主義ってやつなのか
まあいいか新しい魔法を覚える事が出来た
だけど条件って何かに失敗しないといけないのか?
最初に会った時から分かってたけど女神って意地悪だなぁ
なんて愚痴をもらしていると天罰が当たりそうだ
そんな事は置いといてさっそく試してみよう
「魔力操作」
「おっこれはすごいな」
「魔力がいろいろな形になったりする」
「なんか少し重みがあるな
魔力って質量があるのか」
「これはいろいろな所で使えるぞ」
俺も後二年で士官学校に入る事ができる
後二年間でどこまで成長できるか楽しみだな
まず俺は城下町に引っ越したので本を買うことにした
「父さん、あの本買ってちょうだい」
「ケヴィンったらしょうがないな」
俺は父さんにお願いして砲撃魔法の本を買った
家に帰って俺は買ってきた本を読んだ
ふむふむ砲撃魔法を撃てる場所があるのか
砲撃魔法は威力が強すぎて城壁などを破る時に使う
「父さん、俺ここに行きたい」
「どこだ?ってここは砲撃魔法を撃つ場所じゃないか
ケヴィンお前は砲撃魔法を持って無いだろ」
「いや父さん持ってるよ」
父さんは五分ぐらい固まってしまった
「いや待てケヴィンお前はたしかセイントバフとフレイムボムを持ってたよな
さすがに三つも魔法なんて持ってるわけ」
「持ってるっていってるじゃんいいから行こうよ」
「しょうがないな」
『砲撃魔法が撃てる店』
なんともシンプルな名前なんだ
大丈夫かこのお店
そんな事を考えている内に父さんは会計をし終わっていた
「ほら行くぞ」
俺は父さんに付いていった
何ともビックリした
店はそこら辺の家と変わらないのに中に入ると森が広がっておりその奥には城がそびえ立っていた
これも魔法なのだろうか
俺は魔法についてはまだ知らないが空間を作り出す魔法まであるとは
「ケヴィン一回フレイムボムを撃ってみろ」
今朝覚えた魔力操作を使うときだ
威力は出力魔力を最小限に抑えて範囲も一点に絞る
「フレイムボム」
俺のフレイムボムは一直線に飛んでいき木を四本貫通し燃やした
「やっぱりいつ見てもすごいな
お前のフレイムボムは」
「それじゃ次にお前が持ってるとか言う砲撃魔法を見せてくれ」
「わかったよ」
砲撃魔法には膨大な魔力と詠唱が必要だ
魔力は毎日鍛え続けているから今ではもうセイントバフは三ヶ月ほど切れていない
なので後は詠唱だけなのだが詠唱が分からない
その時ふっと頭に文字が浮かんできた
「全てを燃やし尽くす炎よ全てを飲み込む海よ全てをさらう風よ全てを照らす光よ全てを癒す聖よ全てを惑わせる闇よ全てを無に帰し今ここにある敵を滅っさん空虚」
その瞬間森や城が消え去り空間に穴が空いた
魔法を消し去ったのか
選んだのは俺だけどやばいやつ選んじまったな
だけどこの詠唱ちょっと恥ずいな
ヤバい魔力を使いすぎた
魔力は結構増えたと思ってたのに
最近俺気絶してばっかだなぁ
第四話を見てくださりありがとうございます
この詠唱も咄嗟に思いついたものですので後から見て後悔する事間違いなしです
これからも優しい目で見てください