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白驟雨

作者: 武田道子

白驟雨



天が空を裂き

滝のように雨が乾いた大地に

生き水を与えた

秋は掃き寄せられた枯れ葉のように

あちらこちらに身を寄せ

過ぎ去るものたちの寂しさを噛み締めている



生きる者たちの最期を見届け

生きたものたちの輝かしい栄光の季節が

かくも美しく潔く洗われていく姿を

悲しくも尊き生きざまを

胸にしっかりと抱きしめて



大地を激しく打つ

打っても 打っても

大地は頑として動かない

美しいものたちを守るために

上部がどんなに傷ついても

しっかりと宿る命のために


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― 新着の感想 ―
[良い点] 雨と大地のこと、命のこと、何億年もくりかえしてきたであろう、自然の営みを、詩にしてゆくことは、詩人の大切な役割だと思います。私も書いてみたいと思いました。生きていると、少しずつ、道に迷って…
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