白驟雨
白驟雨
天が空を裂き
滝のように雨が乾いた大地に
生き水を与えた
秋は掃き寄せられた枯れ葉のように
あちらこちらに身を寄せ
過ぎ去るものたちの寂しさを噛み締めている
生きる者たちの最期を見届け
生きたものたちの輝かしい栄光の季節が
かくも美しく潔く洗われていく姿を
悲しくも尊き生きざまを
胸にしっかりと抱きしめて
大地を激しく打つ
打っても 打っても
大地は頑として動かない
美しいものたちを守るために
上部がどんなに傷ついても
しっかりと宿る命のために